《【(いま)すぐ】うわっ…相手(あいて)攻撃(こうげき)()めすぎ…?【クリック】》 [編集]

【今すぐ】うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?【クリック】 UC 水文明 (7)
呪文:チームウェイブ
S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
次の自分のターンのはじめまで、相手のコスト5以下のクリーチャーは、攻撃もブロックもできない。
この呪文がどこからでも自分の墓地に置かれた時、自分の墓地をシャッフルし、山札の一番下に置いてもよい。

DMEX-14で登場したチームウェイブ呪文

コスト5以下の相手クリーチャー攻撃ブロックを禁じるS・トリガー呪文で、このカードがどこからでも墓地に置かれた時山札を回復できる。唱えることでも山札の回復が可能。唱えた呪文墓地に置かれるためである。

攻撃を止めるためのS・トリガーとしては《テック団の波壊Go!》《終末の時計 ザ・クロック》など定番のS・トリガーに例外的な状況[1]を除き性能で劣る。
山札回復が必要でないならそちらで良いのでぜひ活かしたい。

  • 一応ブロックを禁止する能力も持っているがほぼ関係ない。

山札回復任意であるため、墓地リセットしたくない時は無理に行う必要も無い。そのため、墓地利用を行うデッキライブラリアウト回避のために採用しても序盤の墓地肥やしの邪魔にならない。

墓地に置かれることで山札回復ができるカードには、すでに《永遠の少女 ワカメチャ》《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》があるが、このカードは防御用S・トリガーを兼ねているためデッキスペースを節約できるのが長所。

  • 防御札として見た場合、GRクリーチャーの大半をこのカード1枚で止められる点が優秀。GR召喚主体のデッキに対しては一定の防御性能が期待できる。

上記の類似の能力を持ったカードと同様、《偶発と弾幕の要塞》と相性が良い。特に、このカードはクリーチャーでないため《偶発と弾幕の要塞》でめくれても火力に支障がない点が優秀(従来山札回復に使用されてきた《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》には《偶発と弾幕の要塞》でめくれた時の火力が8000で固定されてしまうという弱点があった)。山札回復が任意である点も含め、【弾幕ガ・リュザーク】との相性は非常によい。

ルール [編集]

  • 攻撃できなくする効果は、唱えた時点で場にいたクリーチャー全てに、「コスト5以下なら攻撃もブロックもできない」継続的効果を与える効果である。
    • この呪文を唱えた後に出たコスト5以下のクリーチャーは、攻撃またはブロックすることができる。
    • 効果の対象となったクリーチャー進化などでコストが変わった場合、進化後のコストのみを参照する。
      そのコストによって、攻撃できなかったクリーチャーが攻撃できるようになる場合も、攻撃できたクリーチャーが攻撃できなくなる場合もある。
  • この呪文を唱え終わった後に、墓地に置かれた場合でも山札回復は誘発する。

その他 [編集]

  • 十王篇1ブロック環境、超・十マーク2ブロック構築環境では待望の実用的な山札回復カード《ドラグ変怪》対策となる。
  • 元ネタは、現実の転職サイトtypeのネット広告に使われてネット上で大流行したキャッチフレーズ「うわっ…私の年収、低すぎ…?」。汎用性の高い語呂と広告の印象的な写真から、ネット上における一種のネタとして定着した。カードイラストに描かれた《珊瑚妖精キユリ》が口を抑えながら驚愕する様子も、その広告の画像が元になっている。
  • イラストでは《キユリ》の動画にニコニコ動画風のコメントが流れている様子が描かれている。

アニメにおいて [編集]

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

  • 2つ目の能力について

Q.自分のターン中、自分は《【今すぐ】うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?【クリック】》を唱えました。次の相手のターン中に出た、相手のコスト5以下の「スピードアタッカー」能力を持つクリーチャーは、攻撃できますか?
A.はい、攻撃できます。《【今すぐ】うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?【クリック】》の効果は、唱えた時点でバトルゾーンにいるクリーチャーのみに適用されます。
新たにバトルゾーンに出たクリーチャーには影響を及ぼしません。
引用元(2021.2.19)

  • 3つ目の能力について

Q.自分の《怒流牙 佐助の超人》の「出た時」の能力で《【今すぐ】うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?【クリック】》を捨てて、その後マナゾーンに置きました。この「墓地に置かれた時」の能力は、解決できますか?
A.はい、解決できます。呪文能力にある誘発型能力も、墓地に置いた時点でトリガーし、解決します。

+  (総合ルール 603.2)

引用元(2021.2.19)

Q.相手の《光神龍スペル・デル・フィン》がバトルゾーンにいる状況です。自分の《【今すぐ】うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?【クリック】》が、唱える以外の方法で墓地に置かれました。この「墓地に置かれた時」の能力は解決できますか?
A.はい、解決できます。《光神龍スペル・デル・フィン》は呪文を唱えることを禁止しますが、このカードのが持つような、唱えずにトリガーする能力を禁止することはできません。
引用元(2021.2.19)


[1] 《テック団の波壊Go!》と違って《ロッキーロック》の離れたときの効果を使わせず、《禁断〜封印されしX〜》を解放させない。《終末の時計 ザ・クロック》と違ってアンタップ状態の《グレイト“S-駆”》アビスラッシュで出てきたクリーチャーを除去できる。
[2] ちょうど黎明期の【デ・スザーク】《革命の裁門》2枚を使い回して自分だけ山札回復してライブラリアウトを狙うデッキだったのと同じ構図である。《追憶人形ラビリピト》,《卍月 ガ・リュザーク 卍/卍・獄・殺》,《堕魔 ドゥポイズ》の3枚を使い回すことで毎ターンオールハンデスとマナのロックが可能だったため決まれば勝ちやすく、新章デュエル・マスターズ環境ではよく見かけた。《裁門》は新規の魔導具が増え、デッキリストが洗練されていく過程で抜けたが《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》の採用という形で特殊勝利ギミックは残っている。現代の構築戦において「殴らず勝てる」ことがどれほど大きな意味を持っているか、端的に表しているエピソードと言える。