破界秘伝(はかいひでん)ナッシング・ゼロ》 [編集]

破界秘伝ナッシング・ゼロ R 無色 (7)
呪文
アタック・チャンス:無色クリーチャー
自分の山札の上から3枚をすべてのプレイヤーに見せる。こうして見せた無色カード1枚につき、このターン、バトルゾーンにある自分のクリーチャー1体はシールドをさらに1枚ブレイクする。見せたカードはすべて、好きな順序で山札の上か下のどちらかに戻す。

DMX-13で登場した無色呪文

アタック・チャンス無色クリーチャーと、自分の山札の上から3枚を表にして、出た無色カードの数だけ自分のクリーチャー1体のブレイク数を増加させる能力を持つ。

スリリング・スリー無色カード」と言った趣の条件でブレイク数を増加させることから、《フレミングジェット・ドラゴン》を思い出させる呪文
無色主体のデッキでは一撃通せば高確率で相手シールドを半壊以上に追い込めるため非常に強力。見せた3枚のカードも好きな順で山札の上山札の下に積み込めるので、次ターンのプランも立てやすい。

テクニックなど [編集]

環境において [編集]

初登場時は、無色クリーチャーゼニスアンノウンといった重量級のクリーチャーが多くを占め、無色メインでデッキを組むこと自体が困難だった。そのためアタック・チャンスコスト踏み倒し出来ると言えど、不確定要素が多い条件の割に得られる効果がブレイク数増加のみ、ゼニスで撃つなら《天頂秘伝ゼニス・レクイエム》の劣化、それ以外でも《カンクロウ・ブラスター》など他の優秀な強化カードと比べ見劣りが目立つと低評価だった。

だがエピソード3に入りDMR-10にて《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》が、DMR-11にて《神豚 ブータンPOP》《トンギヌスの槍》が登場。中速の無色ビートダウン【ブータンビート】として形になると、その評価は見直された。

その後、DMRP-01にて新たな無色クリーチャー集団ジョーカーズが登場すると評価が急変。
ジョーカーズが登場した当初の新章デュエル・マスターズ環境では、どのクリーチャーからでも1ショットキルを開始できる奇襲性、《ジョリー・ザ・ジョニー》との相性の良さから【ジョーカーズ】においてほぼ必須レベルのカードとなった。しかし、《ジョリー・ザ・ジョニー》《閃光の守護者ホーリー》《終末の時計 ザ・クロック》などのS・トリガー獣に止められると、返しのターンに負けてしまうという展開が対戦で多発し、弱点が露呈してしまう。また、《超特Q ダンガンオー》で十分打点が形成できること、単純に枠が取れないこと、これありきでデッキを組むと手札事故が怖いことなどから、徐々に採用はまばらになっていった。大量ブレイクによる急襲を防げるデッキは少なかったとはいえ、ブレイク後に何かしらのアクションを起こせるデッキは少なくなかったため、さほどの脅威にはならなかった。

2018年3月1日よりこのカードは殿堂入りとなることが決定。しかし、環境の変遷によって【ジョーカーズ】はコントロール軸での運用が主体となっており、《ジョリー・ザ・ジョニー》フィニッシャーとした【ジョーカーズ】が環境に食い込めなかった事実もあって、このカードの殿堂入りを疑問視する者も多かった。

後に登場した《希望のジョー星》によってヒット率を100%にすることができるので、強力な相方が生まれたと言える。

DMEX-14期には相手の《希望のジョー星》友情コンボを決めるための札として【赤青ドギラゴン閃】に投入されるケースが見られるようになった。《水晶の記録 ゼノシャーク》を絡めればサーチには困らない上に、《希望のジョー星》を逆利用することで革命チェンジが封じられていても順当なところで4ターンキルができる。それだけ《希望のジョー星》がメタゲーム上に跋扈しているという表れでもある。

その後《希望のジョー星》殿堂入りとなり、無色【ジョーカーズ】の優位性の低下か、2022年7月1日付で殿堂解除。
しかし、《飛ベル津バサ「曲通風」》という天敵が解除時点で既に登場しているので油断ならない。

カードイラスト・フレーバーテキストなどについて [編集]

アニメ・漫画での活躍 [編集]

  • アニメ、漫画では共に切札 ジョー《ジョリー・ザ・ジョニー》との必殺コンボ「マスター・オール・ブレイク」で使用している。
    • 漫画では巨大なドラゴンの絵を詰め込まれたデッキーが生み出した1枚として登場しており、《自然星人》ボルツとのデュエマで使用しどちらも勝利に導いた。
    • アニメでは第14話のおまけコーナーで登場。寝ているデッキーにジョーが読んでいたヨロヨロコミック(元ネタは言うまでもなく「コロコロコミック」)の7月号を食べさせることで生み出した。このカードを使ってシャチョーとのデュエマを一撃で勝利を決めた。
      おまけコーナーでの登場となったのは、おそらくアニメ本編で使うとすぐに決着がついてしまい、時間が余ってしまうからだと思われる。

その他 [編集]

  • 余談だが、無色のカードでは初の殿堂入りである。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]