ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード [編集]
総合ルール100.5に登場する用語。
その名の通り、ゲームを始める際にバトルゾーンに置かれるカードのこと。
両面カードは、どちらの面を表向きにして置くかの指示がある。
一覧 [編集]
2022年現在では、以下の4セットを指す。
個別のルール [編集]
上の決まりは総合ルールではどれがそのカードに該当するのか明示されていない問題がある。
一応、過去の公式サイトやデュエル・マスターズ 競技イベント運営ルール、デュエル・マスターズ 公式デッキシートで暗黙的にそのルールが適用されている。
ルール [編集]
- 上記のセットのうち、1つのデッキに投入できるのはいずれか1セットまでである。(ただし、カード自体にはその様なルールが書かれていないので注意。)
- 先攻1ターン目が始まる前にバトルゾーンに置かれる。したがって、各プレイヤーのそれぞれの1ターン目の時点で「そのカードが自分のターンのはじめから続けてバトルゾーンにある」という条件を満たすため、召喚酔いせずに戦うことができる。
経緯 [編集]
当初、このカテゴリはルールとして明確に存在せず、《禁断〜封印されしX〜》、《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》は発売と同時に殿堂入りカードとして制定されることで、それぞれデッキに1セットずつしか入れられないようになっていた[1]。
しかしこのルール下では、例えば《禁断〜封印されしX〜》、《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》を同じデッキに投入したり、殿堂ゼロデュエルにおいて複数枚投入したりすることができた。
2019年12月12日に、《滅亡の起源 零無》の登場に合わせ、新たに「ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード」という特別なカテゴリと、それに対するルールが制定された。これについては以下のような要因が推測できる。
- 殿堂ゼロデュエルにおいて、4セットの《滅亡の起源 零無》を投入して組まれたデッキに環境を支配されてしまうことを危惧されたため(詳しくはこちら)。
- ゲーム開始時から《禁断〜封印されしX〜》、《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》、《滅亡の起源 零無》がバトルゾーンに並んでしまうと、スペースを沢山取ってしまい、物理的に問題が発生してしまうことを防ぐため。
- 特に殿堂ゼロデュエルでは、上述のように4セットの《滅亡の起源 零無》によって環境が支配されると、対戦のたびにゲーム開始時から、相手と自分併せてバトルゾーンに40枚(《零無》1枚+零龍星雲4枚×8セット)のカードが置かれるという珍妙な光景を目にすることになる。
- 《零無》の「零龍星雲をリンクさせる」という動作が、複数枚の零龍星雲を用いることができた時の処理が煩雑になるため。
- 最初からリンクされている《FORBIDDEN STAR》と違い、まずバトルゾーンに出してからリンクさせる《零無》は、同じ種類の零龍星雲を複数枚リンクさせられるのか、できたとしてそれで零龍卍誕は可能なのかなど、様々な憶測、混乱を呼ぶ原因になっていた。
上の理由から、これらのカードに対してかけられていた殿堂入りはほぼ意味をなさなくなっている。しかし、《滅亡の起源 零無》もまた登場と同時に殿堂入りに指定されている。
どちらかと言うと、ルールをよく知らない初心者がデッキに入れすぎないようにする為の配慮としてだろう。
ルール改定からおよそ2年半が経ち、2022年7月1日付で上記3種(3セット)のカードは殿堂解除された。
ちなみに《Forbidden New Year》は殿堂ゼロデュエルでも使えない使用禁止カードに指定されていて、対戦環境に影響はない。とはいえ、このルールが策定されたことで、1ターン目に召喚酔いしていないT・ブレイカーが最大4体並ぶというバランスブレイカーができなくなる弱体化にはなった。
その他 [編集]
参考 [編集]
デッキへの含め方については、各々で独自の特殊ルールを持っていた