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卍 新世壊 卍 VR 水文明 (2) |
無月フィールド |
自分の魔導具を持つ呪文を唱えた時、唱えた後で墓地に置くかわりに、このフィールドの下に置いてカードを1枚引いてもよい。 |
自分の魔導具またはドルスザクを持つ呪文を唱えられなくする能力を無視する。 |
無月の門99:自分のターンの終わりに、このフィールドの下に4枚以上カードがあれば、ゲーム中で一度、水のコスト99以下の呪文を1枚、自分の手札または墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。 |
月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍 SR 水文明 (99) |
呪文:ドルスザク |
ドルスザクを4体まで、自分の手札または墓地からコストを支払わずに召喚してもよい。 |
このターンの後で、自分のターンをもう一度行う。 |
《卍 新世壊 卍》 | 核。無月の門99で《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》を唱える。魔導具とドルスザクへの呪文ロックを無視 |
《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》 | 核。ドルスザクを展開し、追加ターンを得る |
《卍 ギ・ルーギリン 卍/卍獄ブレイン》 | 味方にアンブロッカブルを付与。呪文側は低コストのドロー |
《凶鬼卍号 メラヴォルガル》 | 互いのシールドをブレイク |
《卍月 ガ・リュザーク 卍/卍・獄・殺》 | 相手のマナをロック。呪文側は条件付きS・トリガー |
《ガル・ラガンザーク》 | 夢幻無月の門。ブロッカーとアンタッチャブルを持つコスト踏み倒しメタ |
《異端流し オニカマス》 | コスト踏み倒しメタ |
《Wave All ウェイボール》 | 《卍 新世壊 卍》を引けなかった時のサブプラン |
《ローズ・キャッスル》 | 【青黒退化】の《死神術士デスマーチ》や、【我我我ブランド】の1コストクリーチャーなどの対策。全ての相手のクリーチャーのパワーを-1000する。 |
《ストリーミング・シェイパー》※ | 大量手札補充しつつ、ドルスザクを墓地に落とす |
《ゴゴゴ・Cho絶・ラッシュ》 | 《ガ・リュミーズ》を捨てれば実質全体除去 |
《零分後の世界》 | 《ゴゴゴ・Cho絶・ラッシュ》と似たような能力だが、除去したクリーチャーは手札に。 |
《MEGATOON・ドッカンデイヤー》※ | 貯め込んだ手札から打点増強 |
《お届け!スタートデッキ》 | 何としても2ターン目に《卍 新世壊 卍》をプレイしたいなら |
《月下旋壊 ド・リュミーズ》※ | 実質的にノーコストかつ最大ノーディスカード3ドローの呪文 |
《“魔神轟怒”ブランド》 | 条件付きスピードアタッカー |
《ソニーソニック》 | |
《王子》 | 《MEGATOON・ドッカンデイヤー》の効果で大量にGR召喚したときにGRクリーチャーの上に進化して攻撃する。 |
最初は《卍 新世壊 卍》を場に出すために、ドローカードやサーチカードを使って《卍 新世壊 卍》を手札に加える。
《卍 新世壊 卍》を用意する前は除去呪文と《卍 ギ・ルーギリン 卍》を戦力として凌ぐ。
《卍 新世壊 卍》を場に出した後は、無月の門99の条件を満たすために魔導具呪文を唱えていきつつ、《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》から展開するドルスザクも準備する。
無月の門99の準備が整ったら、《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》を唱えてドルスザクを展開して殴り勝つ。
低コストの手札補充呪文が豊富な為、コンボパーツを揃えるのは容易。
《卍 新世壊 卍》の効果で呪文ロックを無効化できる。相手の呪文ロックを無効化できるカードは珍しく、このカード自体を除去する方法も限られているので自分の動きを妨害されづらいメリットがある。
《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》による踏み倒しは召喚扱いなので《異端流し オニカマス》を無視することができる。召喚扱いの踏み倒しにも反応するコスト踏み倒しメタは事前にバウンスすれば問題ない。
《凶鬼卍号 メラヴォルガル》によって出た相手のS・トリガー獣は、運次第で自分がS・トリガーで唱えた《ゴゴゴ・Cho絶・ラッシュ》で処理することが可能。そうすることで、相手の手札と自分のシールドの状況によっては1ショットキルに失敗しても返しのターンに殴り切られにくい。
【青黒退化】/【青黒緑退化】の必勝パターンである《竜魔神王バルカディア・NEX》と《禁断竜王 Vol-Val-8》の組み合わせに対しても魔導具呪文S・トリガーによる防御で抵抗できる。特に《堕呪 ギャプドゥ》のスーパー・ボーナスは最高のカウンター。そこまで極端な例でなくとも、《堕呪 カージグリ》でも捲れれば上々で、リソース系のウィニーのダイレクトアタックなら《堕呪 ザフィヴォ》や《堕呪 シュノドゥ》程度でも防げる。
小型水魔導具にフル投入クラスのテンプレカードが無いため、デッキの微調整が楽で、ある意味自由度が高い。
《卍 新世壊 卍》を早期にバトルゾーンに出すことが出来なかった場合、劣勢に陥りがち。
ドルスザクの展開を《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》に任せてしまっていたり、デッキの大半が呪文なので、ゲームを決めきれるほどクリーチャーを展開できない場合もある。
《卍 新世壊 卍》がキーカードであることから、カード指定除去には滅法弱い。除去された《卍 新世壊 卍》を回収する手段はないため、これは致命的な弱点である。《種デスティニー》程度の軽量除去でも容易にどかされてしまう。
また、ゲーム展開が早い【速攻】などには不利になる場合が多い。《卍 新世壊 卍》を出せたとしても無月の門99の条件を満たす前に負けてしまう場合がある。
《拷問ロスト・マインド》などの大型ハンデスを採用しているデッキに対しても不利になる場合がある。ドローカードは多めに採用されてはいるが、墓地から呪文を回収する手段に乏しい。
《Dの牢閣 メメント守神宮》にも弱い。敵軍総ブロッカー化はもとより、追加ターン取得後のターン初めにDスイッチを起動されるとほぼそのまま相手にターンを返す羽目になる。幸い、現在《Dの牢閣 メメント守神宮》は殿堂入りだが。
成立からしばらくは可も不可もない評価であったが、DMBD-10の発売により【青黒緑デッドダムド】が成立すると立場が一変。そちらに速度で勝てる上に《無修羅デジルムカデ》すらもダイレクトアタック要員さえ事前に立てておけば《凶鬼卍号 メラヴォルガル》のブレイクによってケアできることから、環境の2番手に名前が挙がった。
ただし、運次第では《超奇天烈 ギャブル》によって《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》を逆利用されるので、絶対的有利とは言い切れない。
『超CSIII in 山形』においては決勝ラウンド進出者128人中15人が使用と、使用率2位を記録。優勝したプレイヤーもこのデッキを使用していた。
この活躍から《熱血龍 メッタギルス》や《龍脈術 落城の計》が再評価され、多くのデッキが露骨にカード指定除去でこのデッキにメタを張るようになった。
ただ、DMRP-11期あたりから【ミッツァイル】系統にデッキのシェアを奪われ、若干勢いが衰えた。
DMEX-08で《堕呪 ゾメンザン》と《お届け!スタートデッキ》を獲得して強化された。
《堕呪 ゾメンザン》登場まで魔導具呪文の最低コストは2であったが、1コスト魔導具呪文の登場により、3マナで《堕呪 ゾメンザン》+他の魔導具呪文、4マナで魔導具呪文2枚の計4枚を唱えられるようになり、2ターン目に《卍 新世壊 卍》を設置できれば4ターン目に無月の門99を使用できるという強化を受けた。
《お届け!スタートデッキ》はカードの種類を問わないサーチ呪文であり、1ターン目1マナの状態で撃つことで2コストの《卍 新世壊 卍》のサーチが可能。《堕呪 ゾメンザン》の軽さを活かせる2ターン目《卍 新世壊 卍》展開のサポートとして採用されることがある。
DMEX-08発売から1ヶ月が経過した頃、【バーンメアジョーカーズ】など受け札のあついデッキに対応した《奇天烈 シャッフ》型がチャンピオンシップ4位以内入賞を果たす結果を残した。
DMRP-15で《∞龍 ゲンムエンペラー》が登場すると、呪文の空打ちまでは《∞龍 ゲンムエンペラー》による規制を受けず《卍 新世壊 卍》の無月の門99使用に支障が出ないこと、踏み倒し候補である呪文やドルスザクが《∞龍 ゲンムエンペラー》で規制されるコスト帯ではないことから、相対的に立場が向上した。
DMRP-17期になると、【鬼羅.Star】や【青黒緑デッドダムド】によく使われる《奇天烈 シャッフ》が事実上効かないデッキであることから、アドバンス・オリジナルを問わずとみに入賞数が増加。特にオリジナルの場合、2021年のゴールデンウィークの相場では《全能ゼンノー》2枚をシングルカードで購入できる程度の予算があれば十分組めるほど構築費用が安く、安く組めることが周知されて使用者が増えたことから入賞数が増えたのかもしれない。
DMBD-16以降は《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》が登場し、《希望のジョー星》対策に採用するデッキが急増。
《卍 新世壊 卍》も除去対象に入ってしまう為、現在では向かい風となっている。
DMRP-20期には《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》と《“必駆”蛮触礼亞》のセットで詰めの性能を高めた型がオリジナルのチャンピオンシップ優勝を果たした。
2022年1月1日より適用の殿堂レギュレーションにおいて、《希望のジョー星》が殿堂入りしたことで、相対的に《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》の重要度が低下。さらに《“龍装”チュリス》が殿堂入りしたことによって環境が若干低速化したことで、《卍 新世壊 卍》が破壊されたり無月の門99の起動前に倒される事が少なくなった結果、再び環境に姿を現し始めた。呪文ロックを無効化する機構が【JO退化】の主力である《アルカディアス・モモキング》に強いのも増加した一因である。
DMEX-18期にはマナ基盤にキング・セルを取り入れた型が結果を残した。キング・セルのおかげで火のカードのプレイが安定するのである。
DMSD-20・DMSD-21期には色の合う《裏斬隠 カクシ・レシピ》を【我我我ブランド】対策として2枚投入した型がオリジナルのチャンピオンシップを準優勝をしている。
DMRP-22に激増した【青黒緑ハンデス】に対してリソースで余裕を保てること、カード指定除去が環境にかなり少なくなったこと、《ガル・ラガンザーク》が覿面に通ることなど、環境に対する相性が極めて良いため、この頃のオリジナル環境で【白青赤鬼羅.Star】、【グルメ墓地ソース】と共にトップメタに立った。この頃の環境ではデッキパワーこそ然程ではないが、最も重視すべきなのはその不利を覆すほど《ガル・ラガンザーク》の環境での有効性が高いということである。
《時の法皇 ミラダンテXII》※ | フィニッシャー |
《斬隠蒼頭龍バイケン》 | マッドネス、必須の革命チェンジ元 |
《音精 ラフルル》☒ | 強力無比な呪文ロック。手札交換によって引き込もう |
《ソー☆ギョッ》 | マッドネス起動、打点補強 |
デッキが成立した同じDMRP-08期に発祥。同期のチャンピオンシップで4位入賞して話題になった。
通常の構築を《斬隠蒼頭龍バイケン》のマッドネス起動、そこからなる《時の法皇 ミラダンテXII》への革命チェンジに寄せたもの。
呪文ロック対策がされているこのデッキはディスカード呪文を封じられにくいが、《「本日のラッキーナンバー!」》によって召喚を伴うコスト踏み倒しを封じられると比較的脆い。
《世界の果て ターミネーター》の山札圧縮で《水上第九院 シャコガイル》のエクストラウィンを確実に発動するデッキタイプ。このコンボは《水上第九院 シャコガイル》登場時点からすでに考案されていたが、DMBD-11・DMBD-12期にチャンピオンシップ4位入賞を果たして話題になった。
通常通り無月の門99を発動することを目指すが、発動したら唱える水の呪文が《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》ではなく《イッツ・ショータイム》である点から、普通の【青魔導具】と異なる。
《水上第九院 シャコガイル》 | フィニッシャー |
《世界の果て ターミネーター》 | 山札圧縮の要 |
《イッツ・ショータイム》 | コスト踏み倒し手段 |
《正体不明》 | クリーチャーを好きなだけ手札から踏み倒し |
《終末の時計 ザ・クロック》 | 相手のコスト踏み倒しメタ能力の解決を打ち切り |
この順にcipを解決すれば自分の山札が5枚以下の状態で相手のターンを迎えることが出来るため、《シャコガイル》の置換効果によるエクストラウィンに持ち込むことができる。
相手のコスト踏み倒しメタをケアしたい場合は《終末の時計 ザ・クロック》を挟めばよい。
なぜ《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》を使わないかというと、そちらは《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》などのドラゴンメタに引っ掛かるからである。