青魔導具(あおまどうぐ) [編集]

概要 [編集]

DMRP-08で登場した《卍 新世壊 卍》《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》を軸にした、魔導具呪文のデッキ。

デッキの半分以上は魔導具呪文が採用されており、《卍 新世壊 卍》の持つ無月の門99から《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》を唱えてドルスザクを展開する。そのデッキタイプの特異性から、得手不得手が大きく分かれており、環境に左右されやすいデッキの典型。

デッキ成立当初は【新世壊ガ・リュミーズ】と呼ばれていた。

卍 新世壊 卍 VR 水文明 (2)
無月フィールド
自分の魔導具を持つ呪文を唱えた時、唱えた後で墓地に置くかわりに、このフィールドの下に置いてカードを1枚引いてもよい。
自分の魔導具またはドルスザクを持つ呪文を唱えられなくする能力を無視する。
無月の門99:自分のターンの終わりに、このフィールドの下に4枚以上カードがあれば、ゲーム中で一度、水のコスト99以下の呪文を1枚、自分の手札または墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。
月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍 SR 水文明 (99)
呪文:ドルスザク
ドルスザクを4体まで、自分の手札または墓地からコストを支払わずに召喚してもよい。
このターンの後で、自分のターンをもう一度行う。

主要カード [編集]

魔導具の候補 [編集]

ドルスザクの候補 [編集]

《卍 ギ・ルーギリン 卍/卍獄ブレイン》味方にアンブロッカブルを付与。呪文側は低コストのドロー
《凶鬼卍号 メラヴォルガル》互いのシールドブレイク
《卍月 ガ・リュザーク 卍/卍・獄・殺》相手のマナロック。呪文側は条件付きS・トリガー
《卍月 ガ・リュザーク 卍/「すべて見えているぞ!」》相手のマナロック。呪文側は攻撃とブロックを制限するS・トリガー
《ガル・ラガンザーク》夢幻無月の門ブロッカーアンタッチャブルを持つ着地置換型コスト踏み倒しメタ
《「無月」の頂 $スザーク$》無月の門・絶持ちのゼニスドルスザク。《卍 新世壊 卍》が引けない際のサブプランとしても
《頂上混成 ガリュディアス・モモミーズ'22》墓地にクリーチャー以外が4枚以上で召喚コスト90減少、光ではない呪文をロック、自ターン終了時にクリーチャーを1体手札から出す

その他候補カード [編集]

《終末の時計 ザ・クロック》どのタイミングで引いても確実にターンを強制終了するS・トリガー
《異端流し オニカマス》コスト踏み倒しメタ
《Wave All ウェイボール》《卍 新世壊 卍》を引けなかった時のサブプラン
《ローズ・キャッスル》【青黒退化】《死神術士デスマーチ》や、【我我我ブランド】の1コストクリーチャーなどの対策。
全ての相手のクリーチャーのパワーを-1000する。
《ストリーミング・シェイパー》大量手札補充。回収できなかったドルスザク墓地に落ちて無駄がない
《ゴゴゴ・Cho絶・ラッシュ》《ガ・リュミーズ》を捨てれば実質全体除去
《零分後の世界》《ゴゴゴ・Cho絶・ラッシュ》と似たような能力だが、除去したクリーチャーは手札に。
《MEGATOON・ドッカンデイヤー》貯め込んだ手札から打点増強
《お届け!スタートデッキ》何としても2ターン目に《卍 新世壊 卍》をプレイしたいなら
《月下旋壊 ド・リュミーズ》実質的にノーコストかつ最大ノーディスカード3ドローの呪文。《ガル・ラガンザーク》《$スザーク》の下準備にも
《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》クリーチャー面はほぼオマケ/宣言コストの召喚詠唱ロック
《龍素記号Xf クローチェ・フオーコ》山札回復リセットによる墓地利用メタ
《ポクチンちん》とはブロッカーG・ゼロで差別化
《B.F.F. モーメント》《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》を選ばずに除去できる
《ア・ストラ・センサー》《ガリュミーズ》や各種魔道具呪文を探しに行ける
《神の試練》ライブラリアウトのケアや、《ブラッドゥ》と合わせて追加ターンループ
《好詠音愛 クロカミ》ジャストダイバー 呪文コスト軽減&唱えるたびにプリン効果
《Dの天災 海底研究所》進化ケア
《「心」の頂天 プロフェシー》コスト7以上のアンノウンゼニスからの革命チェンジcipでコスト7以下無色以外のエレメント全破壊
《$スザーク$》で攻撃する時に

超GRゾーン [編集]

このデッキの回し方 [編集]

最初は《卍 新世壊 卍》を場に出すために、ドローカードサーチカードを使って《卍 新世壊 卍》を手札に加える。
《卍 新世壊 卍》を用意する前は除去呪文と各種ドルスザクを戦力として凌ぐ。
《卍 新世壊 卍》を場に出した後は、無月の門99の条件を満たすために魔導具呪文を唱えていきつつ、《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》から展開するドルスザクも準備する。
無月の門99の準備が整ったら、《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》を唱えてドルスザクを展開して殴り勝つ。

長所 [編集]

コスト手札補充呪文が豊富な為、コンボパーツを揃えるのは容易。《卍 新世壊 卍》以外は墓地にあっても問題ないため、コンボデッキにしてはハンデスへの耐性がかなり高い上に、更に《卍 新世壊 卍》の効果で呪文ロックを無効化でき、このカード自体を除去する方法も限られているのでとにかく自分の動きを妨害されづらい。

また、《卍 新世壊 卍》が引けなくとも、《ガル・ラガンザーク》《「無月」の頂 $スザーク$》によるコントロールプランによってかなりの時間を稼ぐことができる。

《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》による踏み倒し召喚扱いなので《異端流し オニカマス》を無視することができる。召喚扱いの踏み倒しにも反応するコスト踏み倒しメタは事前にバウンスすれば問題ない。

《凶鬼卍号 メラヴォルガル》によって出た相手のS・トリガー獣は、運次第で自分がS・トリガーで唱えた《ゴゴゴ・Cho絶・ラッシュ》で処理することが可能。そうすることで、相手の手札と自分のシールドの状況によっては1ショットキルに失敗しても返しのターンに殴り切られにくい。

小型魔導具にフル投入クラスのテンプレカードが無いため、デッキの微調整が楽で、ある意味自由度が高い。

短所 [編集]

《卍 新世壊 卍》に依存したデッキのため、早期にバトルゾーンに出すことが出来なかった場合、劣勢に陥りがち。

また、同様の理由で《卍 新世壊 卍》を除去できるカード指定除去には滅法弱い。除去された《卍 新世壊 卍》を直接回収する手段はないため、これは致命的な弱点である。《種デスティニー》程度の軽量除去でも容易にどかされてしまう。

呪文コスト加重は直接呪文の詠唱を禁止している訳ではないため、《卍 新世壊 卍》では防げない。

そして、コンボデッキの宿命か、ゲーム展開が早い【速攻】などには不利になる場合が多い。《卍 新世壊 卍》を出せたとしても無月の門99の条件を満たす前に負けてしまう場合がある。
《拷問ロスト・マインド》などの大型ハンデスを採用しているデッキに対しても不利になる場合がある。ドローカードは多めに採用されてはいるが、墓地から呪文を回収する手段に乏しい。

《Dの牢閣 メメント守神宮》にも弱い。敵軍総ブロッカー化はもとより、追加ターン取得後のターン初めにDスイッチを起動されるとほぼそのまま相手にターンを返す羽目になる。幸い、現在《Dの牢閣 メメント守神宮》は殿堂入りだが。

しかし、この《卍 新世壊 卍》への依存度が高いという短所は《ガル・ラガンザーク》等の優秀なドルスザクの登場により幾分かは解消されている。詳しくは後述。

【ゼニスザーク青魔導具(あおまどうぐ) [編集]

DM22-EX1で新規獲得した《「無月」の頂 $スザーク$》を主軸とした型。
これまでの主要ドルスザクであった《凶鬼卍号 メラヴォルガル》《卍 ギ・ルーギリン 卍/卍獄ブレイン》等を全抜きし、《ゼニスザーク》と《ガル・ラガンザーク》に特化する事で長期戦型のコントロール軸デッキへと変化させた。

「無月」の頂 $スザーク$ SR 闇文明 (10)
クリーチャー:ドルスザク/マフィ・ギャング/ゼニス 15000
無月の門・絶:各ターンの終わりに、自分の魔導具をバトルゾーンまたは墓地から合計6つ選び、このクリーチャーを自分の手札または墓地からそれら6枚の上にコストを支払わずに召喚してもよい。
T・ブレイカー
このクリーチャーが召喚によって出た時または攻撃する時、相手のクリーチャーを1体破壊し、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
相手の墓地に、どこからでもカードが置かれた時、カードを1枚引いてもよい。

主要ドルスザク [編集]

《「無月」の頂 $スザーク$》核。無月の門・絶召喚時or攻撃時に1体破壊&ランダムハンデス。相手の墓地が増える毎にドロー
《ガル・ラガンザーク》核。夢幻無月の門ブロッカーアンタッチャブルを持つ着地置換型コスト踏み倒しメタ

その他主要カード [編集]

《神の試練》更なるエクストラターンを得つつライブラリアウトをケア。《ウキドゥ》+《ブラッドゥ》でLOループも可能
《der'Zen Mondo/♪必殺で つわものどもが 夢の跡》
《CRYMAX ジャオウガ》ワンショット時のフィニッシャー。場のカード3枚を犠牲に除去耐性や敗北回避が可能。
《希望のジョー星》フィニッシュ補助。全カードを無色化し、文明参照の効果を台無しにする
自分の無月の門99にも影響が及ぶため、発動する前に《エアヴォ》で戻す必要がある。
《好詠音愛 クロカミ》ジャストダイバー呪文を1コスト軽減&唱えるたびにプリン効果
2コスト魔導具が全て《ゾメンザン》の上位互換と化し、LOループのハードルを下げる

このデッキの回し方 [編集]

最初の動き方は大きく2つに分けられる。
1つは従来通り、《卍 新世壊 卍》からの《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》詠唱を狙う方法。
ただしこの型の場合は《「無月」の頂 $スザーク$》又は《ガル・ラガンザーク》を場に出してからが本番であるため、たとえ出せる数が少ない場合でも1体でも出るならば初回の《ガ・リュミーズ》は早々に使用した方が良い。
2ターン目までに《卍 新世壊 卍》を引けて尚且つ速度的にも余裕がある場合はこちらを狙う。

そしてもう1つは、敢えて最初から《卍 新世壊 卍》を展開せずに墓地へ魔導具を溜めて無月の門・絶夢幻無月の門での降臨を狙う方法。
《堕呪 バレッドゥ》《堕呪 ウキドゥ》といった墓地肥やしが可能な魔導具呪文を2ターン目から積極的に使用する事で、《ガル・ラガンザーク》は3ターン前後、《ゼニスザーク》ならば4ターン前後での登場を目指す。
《卍 新世壊 卍》を引けなかった場合は勿論の事、革命チェンジ等で踏み倒しを多用するデッキや【絶望神サガループ】等の早期にループへ突入するデッキに対しては、こちらの方法で《ガル・ラガンザーク》の早期着地を狙う方が確実。

いずれかの方法で《ゼニスザーク》の着地まで辿り着いたら、《ゼニスザーク》の破壊+ハンデス効果による妨害とドロー効果によるリソース確保&山札掘削を織り交ぜて相手をコントロールしつつ2枚目以降の《卍 新世壊 卍》完成や《神の試練》の効果で連続エクストラターンを確保し、適宜並べたドルスザクでワンショットキルに持ち込んだり、《堕呪 ブラッドゥ》《神の試練》《堕呪 ウキドゥ》を使い回して相手をライブラリアウトさせ勝利する。

ライブラリアウトループの手順(《神の試練》殿堂入り後の方法) [編集]

先に《神の試練》で山札0枚&LO回避の状況を作り、墓地に《堕呪 ウキドゥ》《凶鬼98号 ガシャゴン/堕呪 ブラッドゥ》《堕呪 ゴンパドゥ》・《神の試練》が各1枚ずつの計4枚のみ、手札に《凶鬼98号 ガシャゴン/堕呪 ブラッドゥ》・《堕呪 ゴンパドゥ》が1枚ずつ存在する状態からループ開始。

1.手札の《堕呪 ブラッドゥ》を自分に唱え、墓地の《ウキドゥ》・《ガシャゴン/ブラッドゥ》・《ゴンパドゥ》・《神の試練》を山札へ戻して1枚ドロー。
この時点で自分の山札が残り3枚、墓地には先程使用した《ガシャゴン/ブラッドゥ》が1枚。手札には《ブラッドゥ》でドローした《ウキドゥ》or《ガシャゴン/ブラッドゥ》or《ゴンパドゥ》or《神の試練》の内いずれか1枚と《ゴンパドゥ》が1枚。

2.手札の《堕呪 ゴンパドゥ》を唱え、残り3枚の山札を見て《神の試練》を回収。
(1.での《ブラッドゥ》1ドロー効果で既に《神の試練》を引けていた場合は任意のカードを1枚回収。)
この時点で自分の山札が残り2枚、墓地には《ガシャゴン/ブラッドゥ》・《ゴンパドゥ》が各1枚。手札には《神の試練》1枚と《ウキドゥ》or《ガシャゴン/ブラッドゥ》or《ゴンパドゥ》の内いずれか1枚。

3.手札の《神の試練》を唱え、残り2枚の山札を全て開示し手札へ加える。《神の試練》効果でエクストラターン獲得。
この時点で山札0枚、墓地に《ガシャゴン/ブラッドゥ》・《ゴンパドゥ》・《神の試練》が各1枚、手札に《ウキドゥ》・《ガシャゴン/ブラッドゥ》・《ゴンパドゥ》が各1枚。

4.手札の《堕呪 ウキドゥ》を相手に唱え、見たシールドを墓地へ置かせて山札の上から1枚補充させる。
この時点で山札0枚、墓地に《ウキドゥ》・《ガシャゴン/ブラッドゥ》・《ゴンパドゥ》・《神の試練》が各1枚、手札に《ガシャゴン/ブラッドゥ》・《ゴンパドゥ》が各1枚。

5.ターンエンド。エクストラターンを開始し、再び1.へ戻る。

以上の手順を相手の山札が0枚になるまで行う。
そのままループを試みた場合は計11マナと膨大な数のマナが必要であるが、自分のバトルゾーンに《好詠音愛 クロカミ》が1体でも居れば7マナでループ可能となる。
ただし、2体目以降の《クロカミ》を立てたとしてもループに必要なマナは1軽減されるのみである[1]

長所 [編集]

長期戦を見据えたコントロール軸に仕上がった事で、以前まで最大の弱点であった「《卍 新世壊 卍》を最速展開できなかった、または途中で除去された場合の立ち回りの弱さ」をほぼ完全に克服。《ガル・ラガンザーク》《「無月」の頂 $スザーク$》の両者共夢幻無月の門無月の門・絶での降臨が可能であるため、普通に墓地へ魔導具を溜める動きでも立ち回りに衰えが生じにくい。
同時に、《ゼニスザーク》も《ガル・ラガンザーク》も単体で特化した強さを持つため、これらを1~2体出すためだけに《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》を早々に発動しても全く痛手とならない。

《「無月」の頂 $スザーク$》着地後は破壊+ハンデスによる妨害と相手の墓地が増える度にドローする能力で圧倒的なリソース差をつける事が可能。その気になれば《卍 新世壊 卍》が無くとも山札をいとも簡単に掘り尽くしてしまう。
またその関係上、デッキに1~2枚程度採用しているカードも盾落ちしていない限り勝手に引き込んでしまう。

墓地に魔導具を溜めるプランが現実的となった事で、《卍 新世壊 卍》の完成を急ぐ必要が無くなったのも利点の1つ。ある程度下に魔導具を埋めてある状況ならば、むしろ《卍 新世壊 卍》を除去された方が墓地に魔導具が落ちてより強く立ち回れる事すら有り得てしまう程である。

《神の試練》が使用可能となったおかげでライブラリアウトを恐れずに《ゼニスザーク》のドロー効果をガンガン使用できる。最後に《神の試練》で山札を0枚にすればエクストラターンを獲得できる上、《伝説の禁断 ドキンダムX》《秩序の意志》による封印もまるで脅威にならない。

ワンショット時は《CRYMAX ジャオウガ》が光る。登場時のシールド焼却と攻撃時の破壊+2枚ハンデスで安全に勝ちに行ける他、鬼S-MAX進化特有の除去耐性&敗北回避に《卍 新世壊 卍》や各種ドルスザクの下に置いた魔導具も使用できるため、最終的には4~5回程の除去耐性や敗北回避が可能となる上に無月の門・絶で勝手に再補充される。
また受けの強いデッキが相手でも上述のLOループを利用して一方的に勝つプランも取れる。

墓地リセット魔導具の《堕呪 ブラッドゥ》から強力なコスト踏み倒しメタ《ガル・ラガンザーク》へ早期に繋げられる関係上、どちらにも脆弱な【青黒緑ハンデス有象夢造】【絶望神サガループ】に対しても強気に出られる。
また【サガループ】対面で先攻2ターン目に《卍 新世壊 卍》を展開した場合でも、3ターン目に《堕呪 ブラッドゥ》と《堕呪 ゾメンザン》でループ始動を妨害しつつ2枚埋め、4ターン目にコスト2の魔導具呪文を2枚使用すれば無月の門99を起動可能。

呪文のコストを1軽減する《好詠音愛 クロカミ》を出しておくと、コスト2の魔導具呪文全てが効果を盛りまくった《堕呪 ゾメンザン》と化す。《クロカミ》自体がジャストダイバーで場持ちが良いだけでなく呪文の使用1回につき敵獣1体にプリン効果を放つため、自分は大幅に動きやすくなり、逆に相手はまともに動くことさえままならなくなる。本来であれば1ループにつき11マナもかかる《神の試練》殿堂入り後のLOループを一転して7マナで起動できる様になる他、2ターン目に《卍 新世壊 卍》展開、3ターン目に《クロカミ》と繋ぐと、次のターンに2コスト魔導具呪文を一気に4枚使用し無月の門99起動まで駆け抜けられる。

短所 [編集]

デッキの回し方が大幅に変化した事で、デッキ自体の使用難易度も以前より高まってしまっている。
最初に取れる選択肢が増えたが、逆に言えば初動の選択肢を間違えると中々融通が利かず以降の立ち回り方に多大な影響が及んでしまう。
少なくとも2ターン目までには《卍 新世壊 卍》の完成 or 夢幻無月の門又は無月の門・絶発動を見据えた墓地肥やしのいずれを優先するか決めておき、中途半端に優先順位を変えない様注意しなければならない。

1~2枚採用のカードが増えた関係上盾落ちが手痛く、手札の維持も大変。フィニッシュまでの道筋を見据えた取捨選択の判断も非常に重要となってくる。

相変わらず【速攻】は苦手な部類。長期戦を見据えた分フィニッシュまでの速度も遅くなっているため、従来型よりも不利な部分がある。

《ガル・ラガンザーク》《凶鬼98号 ガシャゴン/堕呪 ブラッドゥ》といった多色カードも多用するため、思わぬ色事故には注意。

《∞龍 ゲンムエンペラー》には要注意。万が一山札0枚の状態で出されると《神の試練》のLO回避効果が消滅し、即座に敗北となってしまう。

《好詠音愛 クロカミ》を採用する場合、3コスト以上の魔導具呪文がノイズとなってしまう。特に除去範囲が優秀かつ気軽に撃てる《堕呪 カージグリ》を採用し辛くなる点が痛い。同時にマナゾーンのを含まないカードも自身の動きを阻害する要因となりかねないため、置くタイミングに注意。

従来との最大の違いとして、ワンショット時は普通に相手シールドへ攻撃する形となっている。そのため相手の《終末の時計 ザ・クロック》を引いてしまうと無月の門99発動のタイミングが訪れず1ターン消費してしまうのは大きな弱体化点である。

【青黒魔導具】 [編集]

2023年8月11日殿堂レギュレーション改訂を経て、《堕∞魔 ヴォゲンム》→《「無月」の頂 $スザーク$》の流れに特化し、《卍 新世壊 卍》《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》を不採用とするこのタイプが成立。《卍 新世壊 卍》を使えない時の動きを最大化した構築と言える。

堕∞魔 ヴォゲンム R 闇文明 (4)
クリーチャー:マフィ・ギャング/デーモン・コマンド/魔導具 13000
T・ブレイカー
自分のターンの終わりに、自分の山札の上から13枚を墓地に置く。

主要魔導具 [編集]

《堕∞魔 ヴォゲンム》大量墓地肥やしの要
《堕魔 ドゥポイズ》無月の門再利用戦術の要

その他主要カード [編集]

このデッキの回し方 [編集]

サーチや手札交換で準備を整えてから一刻も早く《堕∞魔 ヴォゲンム》を着地させ、そのターン終了時に《「無月」の頂 $スザーク$》を無月の門・絶で出す。

打点が揃ったらプレイヤーへの攻撃を始める。無理にワンショットに拘らず、防御札を敢えて途中で踏んでおいて、それがクリーチャーであれば処理しよう。あとはコントロールしながらダイレクトアタックを狙うだけである。

運良く殿堂入りの《神の試練》《堕∞魔 ヴォゲンム》で墓地に落ちなかった場合は、頃合いを見てそちらで追加ターンを狙ってフィニッシュするのが手。

早期に《神の試練》で追加ターンを狙うなら、《堕呪 ブラッドゥ》で山札枚数を調節するという手がある。

長所 [編集]

《堕魔 ドゥポイズ》《秩序の意志》などのおかげで、それまで【青魔導具】が苦手としていた速攻ビートダウン対面にも強い。

《堕∞魔 ヴォゲンム》で一気に墓地を13枚も肥やすため、墓地リセットは無意味と言っても過言ではない。大量墓地肥やしのおかげで《「無月」の頂 $スザーク$》が2体一気に並ぶ展開もざらである。

《堕魔 ドゥポイズ》《絶望と反魂と滅殺の決断》《「無月」の頂 $スザーク$》を使った能動的な除去もあって、ある程度溜める動きを取ることが多い【白赤アーマード・サムライ】には有利。

短所 [編集]

特定の状況では、墓地利用メタで詰むことがある。例えば、除去系のカードが軒並み墓地に置かれていて手札も枯れている状況で《墓標の封じ 遥典》で蓋をされると、そのまま身動きが取れずに負けることも。

基本的に防御札が単色呪文しか存在しないため、《聖魔連結王 ドルファディロム》等の呪文メタ1体で受けが完全崩壊する。《卍 新世壊 卍》を採用できない構築となった分、そちらの呪文メタ無効効果を失ったのは最大の痛手である。

打点形成が基本的に無月の門ありきなので、手札事故によって《堕∞魔 ヴォゲンム》が引けない展開も若干厳しい。

当然ながら、山札の枚数が14枚以下の時に《堕∞魔 ヴォゲンム》が起動するとそのターンでLOによる敗北が確定してしまう。《ゼニスザーク》は勿論の事、序盤からも《堕呪 バレッドゥ》《堕呪 ゴンパドゥ》等で山札を削るため、残り枚数は常に気に掛けておく必要がある。

環境において(【青魔導具】【ゼニスザーク青魔導具】【青黒魔導具】を統合) [編集]

成立からしばらくは可も不可もない評価であったが、DMBD-10の発売により【青黒緑デッドダムド】が成立すると立場が一変。そちらに速度で勝てる上に《無修羅デジルムカデ》すらもダイレクトアタック要員さえ事前に立てておけば《凶鬼卍号 メラヴォルガル》のブレイクによってケアできることから、環境の2番手に名前が挙がった。
ただし、運次第では《超奇天烈 ギャブル》によって《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》を逆利用されるので、絶対的有利とは言い切れない。
超CSIII in 山形』においては決勝ラウンド進出者128人中15人が使用と、使用率2位を記録。優勝したプレイヤーもこのデッキを使用していた。

この活躍から《熱血龍 メッタギルス》《龍脈術 落城の計》が再評価され、多くのデッキが露骨にカード指定除去でこのデッキメタを張るようになった。

ただ、DMRP-11期あたりから【ミッツァイル】系統にデッキのシェアを奪われ、若干勢いが衰えた。

DMEX-08《堕呪 ゾメンザン》《お届け!スタートデッキ》を獲得して強化された。
《堕呪 ゾメンザン》登場まで魔導具呪文の最低コストは2であったが、1コスト魔導具呪文の登場により、3マナで《堕呪 ゾメンザン》+他の魔導具呪文、4マナで魔導具呪文2枚の計4枚を唱えられるようになり、2ターン目に《卍 新世壊 卍》を設置できれば4ターン目に無月の門99を使用できるという強化を受けた。
《お届け!スタートデッキ》はカードの種類を問わないサーチ呪文であり、1ターン目1マナの状態で撃つことで2コストの《卍 新世壊 卍》のサーチが可能。《堕呪 ゾメンザン》の軽さを活かせる2ターン目《卍 新世壊 卍》展開のサポートとして採用されることがある。

DMEX-08発売から1ヶ月が経過した頃、【バーンメアジョーカーズ】など受け札の厚いデッキに対応した《奇天烈 シャッフ》型がチャンピオンシップ4位以内入賞を果たす結果を残した。

DMRP-15《∞龍 ゲンムエンペラー》が登場すると、呪文の空打ちまでは《∞龍 ゲンムエンペラー》による規制を受けず《卍 新世壊 卍》無月の門99使用に支障が出ないこと、踏み倒し候補である呪文やドルスザクが《∞龍 ゲンムエンペラー》で規制されるコスト帯ではないことから、相対的に立場が向上した。

DMRP-17期になると、【鬼羅.Star】【青黒緑デッドダムド】によく使われる《奇天烈 シャッフ》が事実上効かないデッキであることから、アドバンスオリジナルを問わずとみに入賞数が増加。特にオリジナルの場合、2021年のゴールデンウィークの相場では《全能ゼンノー》2枚をシングルカードで購入できる程度の予算があれば十分組めるほど構築費用が安く、安く組めることが周知されて使用者が増えたことから入賞数が増えたのかもしれない。

DMBD-16以降は《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》が登場し、《希望のジョー星》対策に採用するデッキが急増。
《卍 新世壊 卍》も除去対象に入ってしまう為、現在では向かい風となっている。

DMRP-20期には《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》《“必駆”蛮触礼亞》のセットで詰めの性能を高めた型がオリジナルチャンピオンシップ優勝を果たした。

2022年1月1日より適用の殿堂レギュレーションにおいて、《希望のジョー星》殿堂入りしたことで、相対的に《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》の重要度が低下。さらに《“龍装”チュリス》が殿堂入りしたことによって環境が若干低速化したことで、《卍 新世壊 卍》が破壊されたり無月の門99の起動前に倒される事が少なくなった結果、再び環境に姿を現し始めた。呪文ロックを無効化する機構が【JO退化】の主力である《アルカディアス・モモキング》に強いのも増加した一因である。

DMEX-18期にはマナ基盤キング・セルを取り入れた型が結果を残した。キング・セルのおかげでカードプレイが安定するのである。

DMSD-20DMSD-21期にはの合う《裏斬隠 カクシ・レシピ》【我我我ブランド】対策として2枚投入した型がオリジナルのチャンピオンシップを準優勝をしている。

DMRP-22に激増した【青黒緑ハンデス有象夢造】に対してリソースで余裕を保てること、カード指定除去が環境にかなり少なくなったこと、《ガル・ラガンザーク》が覿面に通ることなど、環境に対する相性が極めて良いため、この頃のオリジナル環境で【白青赤鬼羅.Star】【グルメ墓地ソース】と共にトップメタに立った。この頃の環境ではデッキパワーこそ然程ではないが、最も重視すべきなのはその不利を覆すほど《ガル・ラガンザーク》の環境での有効性が高いということである。

その後殿堂入りによる環境の変化で【青黒緑ハンデス有象夢造】が更に勢力を拡大したことにより、それに強いこのデッキも入賞数を伸ばし、ある時期ではCS入賞数2位にランクイン。その勢いのまま、公認グランプリ2022(オリジナル)にて優勝を果たす快挙を成し遂げた。ベスト128にも予選突破デッキ中7位の6人を送り出している[2]

DM22-EX1では《「無月」の頂 $スザーク$》を獲得。その強力なリソース差を付ける能力により《ガル・ラガンザーク》と合わせて《卍 新世壊 卍》に頼らないゲームメイクが安定するようになり、いよいよカード指定除去で大した被害を受けなくなったため、コントロールとしてのデッキパワーが格段に上昇した。この頃になると《凶鬼卍号 メラヴォルガル》《卍 ギ・ルーギリン 卍/卍獄ブレイン》も不採用がざらとなり、主要ドルスザクは上記2体にほぼ完全特化する形が主流となった。→【ゼニスザーク青魔導具】
圧倒的な有利対面の場合はワンショットに拘らず打点を出しながら《ガル・ラガンザーク》でビートダウンすることも。
この頃になると展開力とリソース確保力が大幅に増したこともあり、《神の試練》《希望のジョー星》といった魔導具でもドルスザクでもないコントロール札を投入する型も増加している。

【絶望神サガループ】が環境に進出すると、そちらに対して《ガル・ラガンザーク》《堕呪 ブラッドゥ》によって明確に有利に立てるデッキとして地位を上げた。《堕呪 ブラッドゥ》で《神の試練》をループさせ、《堕呪 ウキドゥ》を延々と使うことで安全かつ手堅くフィニッシュできるようになった。

DMGP2022』成績上位者とDMPランキング2022年下期上位者合計32人を対象とした「DM最強位決定戦」(アドバンス&オリジナル)では予選のアドバンスで参加者31人中6人が使用。オリジナルでも2人使用していたが、決勝トーナメント進出の8人には残らなかった。

2023年3月20日付で《ガル・ラガンザーク》が殿堂入り。2枚目以降の《ガル・ラガンザーク》を失ったことで猶予を稼ぎにくくなった。
しかし、《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》で妨害力を、《ゴゴゴ・Cho絶・ラッシュ》で防御力をリペアしたり、《堕∞魔 ヴォゲンム》で出力を上げたりすることで環境に留まることに成功。

DMGP2023-1st』Day1(アドバンス)では予選通過者128人中5人使用と【青黒赤緑邪王門】と共に予選使用率9位タイを記録。
Day2(オリジナル)では予選通過者128人中9名(使用率4位タイ)を記録、最終的に準優勝という結果となり、前回のGPに続き大きな戦果をあげ、《ガル・ラガンザーク》殿堂入りをものともしない活躍を見せた。

DM23-SP1期辺りになると対【絶望神サガループ】におけるプレイングが成熟した影響か、《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》を2枚積みに留めた構築が目立つように。

5月4週時点では《凶鬼98号 ガシャゴン/堕呪 ブラッドゥ》とそこそこの速度、無限ターンを狙える最高出力のおかげもあってか、どの型の【絶望神サガループ】系統にも微有利である。だが一方で【我我我ブランド】が苦手であり、あまりそちらに厚くし過ぎると今度は【絶望神サガループ】系統への勝率が疑わしくなる。DM23-RP2発売前最終週末辺りになるとカード指定除去に対して2枚目以降を使えるようにか、《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》を2枚から3枚に増量した型が一般化。DM23-RP2期時点では相変わらず《神の試練》での無限ターンを活かして《堕呪 ウキドゥ》で安全に勝ちに行く型が主流。

超CSV in 新潟』(オリジナル)では予選通過128人15人が使用と、予選実績4位を記録。しかしベスト8進出は逃している。

超CSV in 大阪』(オリジナル)では3位入賞を記録。

DM23-EX1初週のオリジナルでは、《流星のガイアッシュ・カイザー》を2枚入れた型がチャンピオンシップ3位入賞を果たした。

【絶望神サガループ】が消滅するとそれまで必須であった《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》の採用が激減し、代わりに《堕呪 ボックドゥ》の採用が主流化。《堕∞魔 ヴォゲンム》型の流行も再燃し、これまでの構築をベースに《ヴォゲンム》を組み込んだタイプが基本だが、そちらを軸とした新型の【青黒魔導具】も環境に進出。

エレメント除去カード指定除去の増加を乗り越える手段が開拓されたこともあり、8月4週のオリジナルでは上位入賞率1位を記録。

2023年の8月の終わりごろには、《神の試練》を不採用とした代わりに、《Dの機関 オール・フォー・ワン》《水上第九院 シャコガイル》を呼び出す型の【青黒魔導具】も確認された。

DM23-SD3発売前には《堕∞魔 ヴォゲンム》での大量墓地肥やし1枚積みした《卍月 ガ・リュザーク 卍》にアクセスする型の【青黒魔導具】が見掛けられるようになった。DM23-SD3発売直後には《堕魔 ジグス★ガルビ》を盤面補強、《ガル・ラガンザーク》夢幻無月の門誘発剤に使った型も見られた。

DM23-RP3期辺りになると、【黒単アビスロイヤル】【白赤アーマード・サムライ】のような中速ビートダウンワンショット始動までに5ターン程度かかることも多く、メクレイドではない普通のコスト踏み倒しには《ガル・ラガンザーク》が刺さるため、4ターン目に《堕魔 ジグス★ガルビ》《ガル・ラガンザーク》を呼び出しさえすればその後の展開が楽になる状況となった。従来の《卍 新世壊 卍》型も1枚積みになった《神の試練》への依存度を下げられるということで、依然として高いシェアを誇る。また、今弾で《好詠音愛 クロカミ》を獲得し、コスト軽減された2コストの魔導具を4回唱えることで、《堕呪 ゾメンザン》に依存せずとも4ターン目に《卍 新世壊 卍》を起動できるようになった。環境では《ゾメンザン》と一緒に2枚程度採用したデッキが多く見られたが、《クロカミ》を主軸として他を2コストの魔導具で固めた型も存在した。その他にも《堕魔 ザンバリー》を2枚程度投入して少ないマナで無月の門系能力を使えるようにすることで、1ターンの密度を上げた型も散見された。9月末には《卍 デ・スザーク 卍》を2枚入れた【青黒魔導具】が110人規模のオリジナルのチャンピオンシップで4位入賞。

DMGP2023-2ndでもベスト128進出者中11人使用で【赤緑アポロヌス】【ブレスラチェイン】と共に予選実績4位タイ。ベスト8には2人残ったが、決勝戦は【青黒魔導具】同士の対戦で、この時点で【青黒魔導具】の優勝が決定。因みに【青魔導具】は【グラスパー】と同率で予選実績7位タイの5人使用。

DM23-EX2で新たな大型ドルスザクである《頂上混成 ガリュディアス・モモミーズ'22》《卍月 ガ・リュザーク 卍/卍・獄・殺》の後継である《卍月 ガ・リュザーク 卍/「すべて見えているぞ!」》を獲得。すぐに直前までの【青黒魔導具】の1枚積み枠であった《卍月 ガ・リュザーク 卍/卍・獄・殺》の枠を奪う事例が見られたが、そもそも単色であるという差別化点から《卍月 ガ・リュザーク 卍/卍・獄・殺》を引き続き使う型もそれなりにある。また、《「無月」の頂 $スザーク$》の枚数を抑えて、代わりに《ガリュディアス・モモミーズ'22》を採用した【青魔導具】もチャンピオンシップで入賞を果たしている。

サンプルレシピ [編集]

戦績:「デュエル・マスターズ グランプリ2022 Day1 オリジナル」優勝・入賞

魔導具(まどうぐ)ミラダンテ】 [編集]

主要カード [編集]

《時の法皇 ミラダンテXII》フィニッシャー
《斬隠蒼頭龍バイケン》マッドネス、必須の革命チェンジ
《音精 ラフルル》強力無比な呪文ロック手札交換によって引き込もう
《ソー☆ギョッ》マッドネス起動、打点補強

デッキが成立した同じDMRP-08期に発祥。同期のチャンピオンシップで4位入賞して話題になった。

通常の構築を《斬隠蒼頭龍バイケン》のマッドネス起動、そこからなる《時の法皇 ミラダンテXII》への革命チェンジに寄せたもの。

呪文ロック対策がされているこのデッキはディスカード呪文を封じられにくいが、《「本日のラッキーナンバー!」》によって召喚を伴うコスト踏み倒しを封じられると比較的脆い。

【ターミネーターシャコガイル】 [編集]

《世界の果て ターミネーター》山札圧縮《水上第九院 シャコガイル》のエクストラウィンを確実に発動するデッキタイプ。このコンボは《水上第九院 シャコガイル》登場時点からすでに考案されていたが、DMBD-11DMBD-12期にチャンピオンシップ4位入賞を果たして話題になった。

通常通り無月の門99を発動することを目指すが、発動したら唱える水の呪文が《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》ではなく《イッツ・ショータイム》である点から、普通の【青魔導具】と異なる。

主要カード [編集]

候補カード [編集]

このデッキの回し方 [編集]

  1. 無月の門99を発動。《イッツ・ショータイム》を唱える。
  2. 《イッツ・ショータイム》《正体不明》を踏み倒す。
  3. 《正体不明》のコスト踏み倒しを解決。《水上第九院 シャコガイル》《世界の果て ターミネーター》を踏み倒す。
    1. 《シャコガイル》の能力「自分の墓地にあるカードをすべて山札に加え、シャッフルする」が待機。
    2. 《ターミネーター》の能力「自分の山札を下から5枚を残してすべて墓地に置く」が待機。
  4. 《シャコガイル》の能力を解決。墓地リセット
  5. 《ターミネーター》の能力を解決。山札残り5枚。

この順にcipを解決すれば自分の山札が5枚以下の状態で相手のターンを迎えることが出来るため、《シャコガイル》の置換効果によるエクストラウィンに持ち込むことができる。

相手のコスト踏み倒しメタをケアしたい場合は《終末の時計 ザ・クロック》を挟めばよい。

なぜ《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》を使わないかというと、そちらは《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》などのドラゴンメタに引っ掛かるからである。

参考 [編集]


[1] 《堕呪 ウキドゥ》《堕呪 ブラッドゥ》《堕呪 ゴンパドゥ》は《クロカミ》1体で最低値まで下がり、2体目以降は《神の試練》しか軽減されないため。
[2] 公式発表上は7位に【青黒緑ハンデス有象夢造】(6人)がランクインしているが、2位(10人)を記録した【青黒緑CRYMAXジャオウガ】構成が類似するため合算して考えることもできるとの見解が示されている。そのため、公式発表上【青魔導具】は使用率8位だが、ここでは合算して順位を1つ繰り上げるものとする。参考