《アクアン》 [編集]
《アストラル・リーフ》無き後のメタゲームの中心を担い、その後も《無双竜機ボルバルザーク》などの強豪カードと渡り合ってきた実力者である。 山札の上から5枚を表向きにし、光と闇のカードをすべて手札に加えられる。さすがに5枚すべてというわけにはいかないが、デッキビルディングを工夫すればコスト論を上回る手札補充が可能。 光か闇あるいは両方のカードと、マナとして必要な水のカードのデッキ内での比を3:1ほどにすることで、ほぼ確実に3枚から4枚の手札補充ができる爆発力を持っている。 4マナで3枚引く《サイバー・ブレイン》が長い間プレミアム殿堂になっており完全解除まで11年の時が必要だった事を考えると、そのスペックは恐るべきものがあり、4ターン目にこのカードを召喚されると一気にハンドアドバンテージ差が開く。1コストあたり最大1.25枚というコストパフォーマンスは後の《T・T・T》の1.0枚をも凌ぐと聞けばその凄さが分かるだろう。
同じような手札補充カードの中でかつて白眉の性能と言われていた《ストリーミング・チューター》と比べても、引けるカードの色こそ違えど1マナ軽く、さらに2000のクリーチャーが付くというリリースされた時点では破格のスペックである。 本来の役割は手札補充だが、外れたカードが墓地に落ちることを活かし、《ダイヤモンド・ブリザード》や各種返霊持ちと組む使い方もある。 《アーテル・ゴルギーニ》はこのクリーチャーからマナカーブが繋がり、墓地に落ちた《終斗の閃き マトリクス》《蒼狼の大王 イザナギテラス》などをリアニメイトできる。また、このクリーチャー自体も《アーテル》のリアニメイト範囲に収まる。 ルール [編集]環境において [編集]実はDM-04当初はそれほど期待されていなかった。というのも、《サイバー・ブレイン》《ストリーミング・シェイパー》《アストラル・リーフ》といったドローソースで十分と見られており、墓地利用カードも少なかった上に進化元としての価値も低かった(当時存在していたサイバーロード指定の進化は実用外の《エンペラー・アクア》のみ)ためである。ところが、聖拳編になると多色カードが登場したことで文明参照が安定するようになり、オーバースペックなドローソースの多くが殿堂入りし、一流カードの仲間入りを果たした。 登場以来、速攻型の【アクアンブラック】、【準黒単】、コントロール型の【アクアンホワイト】、【アクアンホワイトブラック】などの強力なデッキの中核となってきた。聖拳編で水のマナとしても使える闇、光とのレインボーカードが登場すると、さらにデッキ内の引けるカードの比率が上がって使いやすくなった。登場初期の環境では準バニラのファッティであってもこのカードで回収できるだけで十分採用に値し、そのことからこのカードの影響力が分かるだろう。 黎明期の【ボルバル】はこのカードが入らないことが最大の欠点の1つとまで言われた。 2005年3月15日より殿堂入りカードに指定された。ところが「1枚になってしまったことで、かえって4ターン目に使えるかどうかの運ゲー感が強まってしまった」との声もあった。かつての《サイバー・ブレイン》と同じく、余りに強力な手札補充はそれを引けるかどうかで勝敗が大きく左右されるためミラーマッチでは運ゲーのような展開になりやすかった。 殿堂入り後、転生編から極神編にかけては【ボルメテウスコントロール】や【ヘブンズ・ゲート】、【イニシエート】を中心に利用された。 戦国編では【ナイト】や【マルコビート】を中心に使われた。ここに来て、種族が重要視されるようになったということである。 プレミアム殿堂以前最後の活躍は覚醒編における【白青黒超次元】、【ハイドロ・ハリケーン】、【ヴィルジニアリアニメイト】での使用実績である。 2011年1月15日より、《サイバー・ブレイン》と共についにプレミアム殿堂入り。白青黒のデッキにはほぼ確実に採用され続けてきた彼も、コレクションの中で11年間の隠居生活を送ることとなった。 プレミアム殿堂から11年ほどが経過した王来MAX環境においては、度重なる環境の高速化により4ターン目にドローのみを行うことの評価が大幅に落ちている。 殿堂入りへの復帰直後は【白青赤鬼羅.Star】や【白青黒ギャラクシールド】で活躍。特に後者では同じく殿堂入りの《凄惨なる牙 パラノーマル》を探すための札としての性質がある。だが1枚制限のハンデと《飛ベル津バサ「曲通風」》の存在が大きく、殿堂復帰直後に一瞬使われただけであまり見かけなくなった。DMBD-21・DMBD-22期になると、これを入れた【4色ロマノグリラ天門】が優勝を果たしており、【5色マッド・デッド・ウッド】でも結果を残している。【青黒タマシードハンデス】で使われることも。 ゴッド・オブ・アビスに入ると【青黒緑ゼーロベン】に投入されるケースも見られるようになった。 【絶望神サガループ】が環境に進出すると、偶に膠着状態を打破するリソースの鬼として使われるケースも見られるように。 だが【絶望神サガループ】消滅後は、《♪なぜ離れ どこへ行くのか 君は今》や《T・T・T》などの高い汎用性を誇るドローソースに押され、あまり見かけなくなった。【ヘブンズ・ゲート】系統でも《支配の精霊ペルフェクト/ギャラクシー・チャージャー》や《巨大設計図》の後塵を拝することが多くなった。 王道篇では【アーテルマトリクスループ】と【白青天門】が主な居場所。
漫画での活躍 [編集]
その他 [編集]
デュエル・マスターズ プレイスでは [編集]
DMPP-02で実装。スーパーレアに昇格。能力が強制かつ表向きにできる枚数(手札に加えられる最大枚数)が3枚に減少され弱体化。 多色が存在しない第2弾まででは【アクアンホワイト】【アクアンホワイトブラック】【アクアンブラック】の軸として使われていた。多色がリリースされてからはその3つ以外のカラー(青黒赤で闇/火の多色カードを手札に加えるなど)での使い方も登場している。 対戦中の公開ゾーンのカードを度外視した手札補充の確率は確率表を参照。
計算上は、32枚以上のとき90%以上の確率で2枚以上の手札補充ができることになる。
その他 [編集]
関連カード [編集]
フレーバーテキスト [編集]
収録セット [編集]デュエル・マスターズ [編集]
デュエル・マスターズ プレイス [編集]参考 [編集]タグ:
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