《アクアン》 [編集]
《アストラル・リーフ》無き後のメタゲームの中心を担い、その後も《無双竜機ボルバルザーク》などの強豪カードと渡り合ってきた実力者である。 山札の上から5枚を表向きにし、光と闇のカードをすべて手札に加えられる。さすがに5枚確定というわけにはいかないが、デッキビルディングを工夫すればコスト論を上回る手札補充が可能。 光か闇あるいは両方のカードと、マナとして必要な水のカードのデッキ内での比を3:1ほどにすることで、ほぼ確実に3枚から4枚の手札補充ができる爆発力を持っている。 このcipを参考に登場に至った《ストリーミング・チューター》と比べても、手札補充できる文明の違いからデッキタイプはまるで異なるというのは置いといて「クリーチャーは残らない」「プレイに必要な支払いが1マナ多い」という大幅弱体化を施してもなおかつて白眉の性能と言われていた。 本来の役割は手札補充だが、外れたカードが墓地に落ちることを活かし、《ダイヤモンド・ブリザード》や各種返霊持ちと組む使い方もある。 《アーテル・ゴルギーニ》はこのクリーチャーからマナカーブが繋がり、墓地に落ちた《終斗の閃き マトリクス》《蒼狼の大王 イザナギテラス》などをリアニメイトできる。また、このクリーチャー自体も《アーテル》のリアニメイト範囲に収まる。 2025年3月10日を以て殿堂解除となった。《理想と平和の決断》や《T・T・T》など、手札補充に対するコスト論が時代と共に下がってきており、ようやく時代がこのカードに追いついたと言える。 プレミアム殿堂だった時期では「水マナになる、山札の光または闇であるカード」は必然的に多色カードで、イコールそのチャージがタップインということがデッキビルディングのネックだった。しかしこの殿堂解除の時期には《新世界王の創造》や《邪脳の魔法陣》のように光または闇の多色でありながら、チャージしても疑似アンタップインというカードが登場しており、召喚する際の色事故問題を対策できる追い風要素もある。 《サイバー・ブレイン》との比較 [編集]殿堂施行の日付のまとめは以下の通り
初登場から殿堂入りまでの期間だけは《サイバー・ブレイン》より遅れたものの、それ以外ではすべて《サイバー・ブレイン》を上回るスピード規制&スローリー解除となっていることがわかる。 呪文とクリーチャーの差、確実に3枚手札に移動させるのと不確実だが合計で5枚公開領域を広げることの危険さが如実に表れているとも言える。 ルール [編集]環境において [編集]実はDM-04当初はそれほど期待されていなかった。というのも、《サイバー・ブレイン》《ストリーミング・シェイパー》《アストラル・リーフ》といったドローソースで十分と見られており、墓地利用カードも少なかった上に進化元としての価値も《エンペラー・アクア》しか先が居なかったため低かった。ところが、聖拳編になると多色カードが登場したことで文明参照が安定するようになり、オーバースペックなドローソースの多くが殿堂入りし、一流カードの仲間入りを果たした。 登場以来、速攻型の【アクアンブラック】、【準黒単】、コントロール型の【アクアンホワイト】、【アクアンホワイトブラック】などの強力なデッキの中核となってきた。聖拳編で水のマナとしても使える闇、光とのレインボーカードが登場すると、さらにデッキ内の引けるカードの比率が上がって使いやすくなった。登場初期の環境では準バニラのファッティであってもこのカードで回収できるだけで十分採用に値し、そのことからこのカードの影響力が分かるだろう。 黎明期の【ボルバル】はこのカードが入らないことが最大の欠点の1つとまで言われた。 2005年3月15日より殿堂入りカードに指定された。ところが「1枚になってしまったことで、かえって4ターン目に使えるかどうかの運ゲー感が強まってしまった」との声もあった。かつての《サイバー・ブレイン》と同じく、余りに強力な手札補充はそれを引けるかどうかで勝敗が大きく左右されるためミラーマッチでは運ゲーのような展開になりやすかった。 殿堂入り後、転生編から極神編にかけては【ボルメテウスコントロール】や【ヘブンズ・ゲート】、【イニシエート】を中心に利用された。 戦国編では【ナイト】や【マルコビート】を中心に使われた。ここに来て、種族が重要視されるようになったということである。 プレミアム殿堂以前最後の活躍は覚醒編における【白青黒超次元】、【ハイドロ・ハリケーン】、【ヴィルジニアリアニメイト】での使用実績である。 2011年1月15日より、《サイバー・ブレイン》と共についにプレミアム殿堂入り。白青黒のデッキにはほぼ確実に採用され続けてきた彼も、コレクションの中で11年間の隠居生活を送ることとなった。 プレミアム殿堂から11年ほどが経過した王来MAX環境においては、度重なる環境の高速化により4ターン目にドローのみを行うことの評価が大幅に落ちている。 殿堂入りへの復帰直後は【白青赤鬼羅.Star】や【白青黒ギャラクシールド】で活躍。特に後者では同じく殿堂入りの《凄惨なる牙 パラノーマル》を探すための札としての性質がある。だが1枚制限のハンデと《飛ベル津バサ「曲通風」》の存在が大きく、殿堂復帰直後に一瞬使われただけであまり見かけなくなった。DMBD-21・DMBD-22期になると、これを入れた【4色ロマノグリラ天門】が優勝を果たしており、【5色マッド・デッド・ウッド】でも結果を残している。【青黒タマシードハンデス】で使われることも。 ゴッド・オブ・アビスに入ると【青黒緑ゼーロベン】に投入されるケースも見られるようになった。 【絶望神サガループ】が環境に進出すると、偶に膠着状態を打破するリソースの鬼として使われるケースも見られるように。 だが【絶望神サガループ】消滅後は、《♪なぜ離れ どこへ行くのか 君は今》や《T・T・T》などの高い汎用性を誇るドローソースに押され、あまり見かけなくなった。【ヘブンズ・ゲート】系統でも《支配の精霊ペルフェクト/ギャラクシー・チャージャー》や《巨大設計図》の後塵を拝することが多くなった。 王道篇では【アーテルマトリクスループ】と【白青天門】が主な居場所だったが、【アーテルマトリクスループ】の消滅と《理想と平和の決断》の登場により、次第に競技シーンからフェードアウトしていった。 直近でほぼ使われていなかったことなどからインフレに追いつかれたことが認められたか、2025年3月10日付で殿堂解除。 殿堂解除直後は試用期間ということもあってか【青黒デスパペット】や【白青天門】で4枚積みもあったが、DM24-EX4発売から1週間後頃になると「無くとも困らないし、寧ろあると枠潰しになる」といった理由から不採用もざらになった。
漫画での活躍 [編集]
その他 [編集]
デュエル・マスターズ プレイスでは [編集]
DMPP-02で実装。スーパーレアに昇格。能力が強制かつ表向きにできる枚数(手札に加えられる最大枚数)が3枚に減少され弱体化。 多色が存在しない第2弾まででは【アクアンホワイト】【アクアンホワイトブラック】【アクアンブラック】の軸として使われていた。多色がリリースされてからはその3つ以外のカラー(青黒赤で闇/火の多色カードを手札に加えるなど)での使い方も登場している。 対戦中の公開ゾーンのカードを度外視した手札補充の確率は確率表を参照。
計算上は、32枚以上のとき90%以上の確率で2枚以上の手札補充ができることになる。
関連カード [編集]
フレーバーテキスト [編集]
収録セット [編集]デュエル・マスターズ [編集]
デュエル・マスターズ プレイス [編集]参考 [編集]タグ:
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