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煉獄邪神M・R・C・ロマノフ SR 闇/火文明 (20) |
進化クリーチャー:ゴッド/ダークロード/ナイト 17000 |
墓地進化GV-墓地の闇または火のクリーチャー3枚 |
このクリーチャーの召喚コストは、すべての墓地にあるカード1枚につき1少なくなる。ただし、コストは1より少なくならず、かつこのクリーチャーの持つ文明の数より少なくならない。 |
メテオバーンX:攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを3枚まで墓地に置いてもよい。そうした場合、自分の墓地からコスト6以下の闇または火の呪文を超探索し、こうして墓地に置いたカード1枚につき1枚、コストを支払わずに唱える。その後、その呪文を唱えた順番で自分の山札の一番下に置く。 |
T・ブレイカー |
DMPP-15で登場した闇/火のゴッド/ダークロード/ナイトの進化クリーチャー。
超探索を持ち、墓地から最大3枚もの呪文を唱えられるT・ブレイカー。
カードのマナコストは20と非常に重たいが、メテオバーンの候補を探す過程で実質コストはかなり少なくなる。
《魔光蟲ヴィルジニア卿》でコスト踏み倒しが可能。
素のコストが全く別のカードと干渉しないレベルのため《カラフル・ダンス》などの効果処理でも役立つが、《超次元エクストラ・ホール》で戻されやすい弱点にもなる。尤も後者は《邪眼銃士ディミトリ卿》があれば即座に墓地に戻せる。
一度に呪文を3枚唱えられる強力さは《暗黒皇グレイテスト・シーザー》や《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》を考えれば分かりやすい。
バトルゾーンで働く誘発型能力、クリーチャーや呪文の単発的効果で墓地肥やしを行う。
DMPP-15の墓地利用メタは、TCG版のように常在型能力でのメタは存在せず、殲滅返霊や《お清めトラップ》のように単発的効果しかないので、《埋葬虫ベリアル・ワーム》が生き残っている限り墓地の枚数が復帰できる可能性は高い。
墓地リセットが採用されてない相手となら、このクリーチャーの着地時は墓地にカードが山ほど落ちているので、唱える呪文に困る場面は無いだろう。
弱点としては、自分の墓地にクリーチャーや呪文がないと何もできないこと。特に、進化元となるクリーチャーが必要数存在していなければ出すことすらできない。《魔光蟲ヴィルジニア卿》は踏み倒すための《M・R・C・ロマノフ》1枚と、他に闇か火のクリーチャー3枚が必要である。
リーサルを目指すために採用した呪文が墓地リセットで運悪く消されているという状態にも気をつけたい。
同時に2枚唱えるだけでも《魔弾 ベター・トゥモロー》や《煉獄と魔弾の印》などを駆使することでバトルゾーンが空でも即死打点を組むことができる。いわんや3枚唱えることができるなら様々なコンボを決めつつ即死打点になる。一例として超次元呪文と《キリモミ・スラッシュ》で全員をスピードアタッカーにするなど。
登場弾のDMPP-15でも、ゲームオリジナルカードの《邪眼銃士ディミトリ卿》やTCG版から使い勝手が上方修正された《埋葬虫ベリアル・ワーム》があったため、相手のリーサルを妨害しつつ墓地肥やしをするという基盤が出来上がっていた。
結局のところ、自身のサイズの大きさに加え、出たターン中に追加で最大18マナもアクションを起こせる事実から、何をやらせても強いデッキになる。
初期は《魔弾 ベター・トゥモロー》入りが多く見られたが、別に色が合ってないその呪文を使わなくても十分勝てることが判明し、次第にほとんど緑入りは見られなくなった。
ただし、数少ない弱点である墓地利用メタを、単発使用だけでなく回収して乱発できる《超次元ドラヴィタ・ホール》と《お清めトラップ》のセットが入る【白黒緑超次元】に活躍が抑えられていた。
ちなみに、もう一つの弱点である呪文ロックは15弾New Divisionでは重量級進化クリーチャーの《悪魔神王バルカディアス》と覚醒困難な《龍圧の覚醒者ヴァーミリオン・ドラヴィタ》、多色呪文は許してしまう《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》しかなく、対策にはあまり間に合わなかった。
というより、軽めのクリーチャーにしてそれらにも除去を行える《邪眼獣ヤミノオーダー》があるせいで、呪文ロックを立てても数ターンしか保たないこともザラである。
DMPP-16では、苦手な相手だった【白黒緑超次元】が、New Divisionのカードプール更新で《天雷の導士アヴァラルド公》などを失い、従来型は失速した。
【M・R・C・ロマノフ】はこの弾でも主要カードを失わず、それどころか自主的に墓地進化のサポートになる《死海秘宝ザビ・デモナ》や《特攻人形ジェニー》、《地獄門デス・ゲート》や《スーパー炎獄スクラッパー》といった新規呪文、超次元ゾーンに入れて役立つ《ブーストグレンオー》や《ガイアール・カイザー》……と強化点がいくつもあり、トップクラスのデッキとして活躍している。
この16弾で追加されたカードを利用した新たな対策の例として、以下のようなものがある。
DMPP-16期での活躍から、《魔光蟲ヴィルジニア卿》がDP殿堂に指定された。これによりデッキは確実に弱体化したが、それでも【M・R・C・ロマノフ】は同環境トップメタのひとつとして活躍は続いている。
DMPP-17〜DMPP-19ごろは、露骨に墓地肥やしが妨害されたり、その他のデッキが【M・R・C・ロマノフ】のデッキパワーに追いついてきた側面から、握り得なデッキではなくなった。それでも最大値は高いままなので散発的に大会で結果は残している。
DMPP-20では、一般的な【M・R・C・ロマノフ】では天敵となる《暴走龍 5000GT》が登場した。防御の要である小型ブロッカーと《邪眼獣ヤミノオーダー》、すべての新規サイキックがロックされ、採用呪文でもパワー不問の《地獄門デス・ゲート》ではタップ中の《5000GT》を倒すことができない。相手に《5000GT》を出されるか、《終末の時計 ザ・クロック》を後ろ盾にされダメージレースでの敗北が確定するかがタイムリミットとなる。
煉獄邪神M・R・C・ロマノフ SR 闇/火文明 (20) |
進化クリーチャー:ゴッド/ダークロード/ナイト 17000 |
すべての墓地にあるカードの数だけ、このクリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは1以下にはならない。 |
墓地進化GV-闇または火のクリーチャーを3体自分の墓地から選び、このクリーチャーをその上に重ねつつ出す。 |
メテオバーン:このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを3枚まで、墓地に置いてもよい。こうして墓地に置いたカード1枚につき、闇または火の、コスト6以下の呪文を1枚自分の墓地からコストを支払わずに唱え、山札の下に置く。 |
T・ブレイカー |
DMPCD-03で登場。
デュエプレでの超探索が通常のカード選択へと変更になっている。
デュエプレ版と大きな性能の差はないが、火と闇のコスト6以下の呪文もTCG版では圧倒的なカードプールのため、期待できる破壊力はこちらのほうがはるかに上。
《灰燼と天門の儀式》や《襲来、鬼札王国!》から《聖魔連結王 ドルファディロム》や《CRYMAX ジャオウガ》と言ったゲームエンドへ導く強力な後続を呼び寄せたり、《“魔神轟怒”万軍投》や《超次元バサラ・ホール》等を駆使して外部ゾーンからクリーチャーを並べたりと選択肢が豊富。
また、一度に3枚唱えられるので組み合わせ次第で更に呪文の威力を高める事も出来、例えば《邪王極限怒号掌》と《絶望と反魂と滅殺の決断》を同時に唱える事で、前者で相手が選ばなかった分を後者のハンデスやパワー低下で追い詰めればどちらを選んでも相手は立ち直れなくなる。
メテオバーンで呪文を使うので、クリーチャー主体の【墓地ソース】とは相性が良くないが、ツインパクトや《龍頭星雲人/零誕祭》といったカードで殴り込みをかけられるか。
デュエプレとは異なり、《ボーンおどり・チャージャー》や《プライマル・スクリーム》といった墓地肥やし手段自体が、ツインパクト版を採用することで進化元にも使えるため、構築難易度がかなり緩和されている。
圧倒的なカードプールから多くの戦略が考えられる反面、コスト軽減或いは踏み倒しで出すことが基本になる為多くのメタに引っ掛かりやすいという弱点がある。
このカードが登場する時期に活躍している《若き大長老 アプル》などメタ対策も考慮した上で構築したい。《ポクチンちん》、《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》のような手軽な墓地リセットも存在するため、今までの墓地利用デッキと同じようにこれらのメタには注意したい。
【青黒赤緑邪王門】が膠着状態に陥った時のための打開札として1枚積みするのも1つの手。使い終わったかハンデスで落とされた《百鬼の邪王門》を一気にありったけ発射して畳み掛けることが可能。
また、墓地に大量にカードを必要とするクリーチャーのノウハウもそのまま流用できる。《煉獄邪神M・R・C・ロマノフ》は2色なので最低召喚コストは2という部分に注意は必要であるが、《ジョルジュ・バタイユ》+《超神星DOOM・ドラゲリオン》の基盤を参考にすれば高速大量墓地肥やしから進化速攻も狙える。