【シールドプリズン】 [編集]デッキの殆どをS・トリガー持ちのシールド追加で構成したライブラリアウトデッキ。 2022年2月にデュエマ妄想構築録 vol.44-1 ~火単許すまじ!シールド・プリズン!!~で公式がレシピを公開している。 その基盤が確立・周知されて以降は、ただ単に殴るだけの【トリガービート】が立ち位置をなくしてしまっている。しかしブロック構築などでは極端な例では「《呪われし悪魔のミッシツ》は使用できないが《終止の時計 ザ・ミュート》は使用できる」の状況のように基盤カードの都合で【トリガービート】のほうが環境の立ち位置が良くなるケースはある。
似たような構築に【トリガービート】が挙げられるが、あちらが積極的に攻めるデッキであるのに対し、こちらはあまり攻めには回らず守りを固めるデッキであり、S・トリガーの割合もこちらの方が高い。 ネタデッキにも思えるが、性質上、盤面制圧やビートダウンに対して圧倒的に強く、試合の締めをワンショットで終えるハンデスデッキにも手札0状態でありながら裏目を残す。 また、《幸弓の精霊龍 ペガサレム》や《ハピネス・ベル》といった一時的なシールド追加もこのデッキでは比較的扱いやすい。 S・トリガーでは無いが、シノビと組み合わせるケースもある。 当然だが、マナ加速や手札補充も使えるのは使ってしまいたい。除去が扱えれば相手のメタクリーチャーの行動を抑止しやすくなるので便利。 中には《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》型も存在する。S・トリガーや《頂上の精霊 ミラクルスZ》などの超次元召喚サイキック、《闇参謀グラン・ギニョール》のムゲンクライムなど様々な角度から封印外しができる。 主要カード [編集]シールド追加(全てS・トリガー) [編集]
山札回復 [編集]
サポートカード [編集]
超次元の候補 [編集]
超GRゾーンの候補 [編集]
その他 [編集]このデッキの戦い方・弱点 [編集]序盤は多色カードをマナゾーンに置いて、中盤以降の手打ちに備えておこう。 その性質上、コストが高いカードが多く積まれるためすぐには動けない。また、妨害手段や攻撃手段も貧弱で、相手のしたい行動をほとんど素通ししてしまう。 反面、シールド追加を持つS・トリガーが豊富に積まれているため、S・トリガーに対するケア手段を持たないビートダウン相手には殆ど間違いなく勝つことができる。【白黒赤ファイアー・バード】ですら《コッコ・武・ルピア》や《鎧機天 シロフェシー》を積まない限り大体受け切れると聞けばその凄さが分かるだろう。しかし逆に言えばメタや山札回復で身動きが取れなくなるため、《コッコ・武・ルピア》や《鎧機天 シロフェシー》を1枚積みしただけの【白黒赤ファイアー・バード】にあっさり踏み潰されるなど、銀の弾丸一つで簡単に相性を捻じ曲げられやすい。 また、注意点として《護天!銀河MAX》などで表向きのシールド追加を行う際、山札回復用のカードを置かないように注意しなければならない。 デッキの性質上、制限時間ギリギリの長期戦になりやすい。相手の投了も期待しづらく、道連れ狙いで時間切れによる両者敗北を狙われることさえある。競技ルールにより故意の遅延は禁止されているが、いちゃもんの余地を減らすためにも自分の手番は早く終わらせることを心掛けたい。 環境において [編集]それまで知る人ぞ知るデッキで、にわかに信じがたい動きをする上に使用者が少ない事から、実在そのものが疑われていた。アドバンスを中心に何度か上位入賞報告はされたが、実態が【トリガービート】であったり完全なライブラリアウト構築ではなかったりした。 だがしかし『全国大会2023』開始前にカードショップ経営者筋の動画で【逆アポロ】なる名称の型が宣伝され、上位入賞はしなかったが実際に『全国大会2023』で使われたことを機に徐々に知名度が上がり、オリジナル、アドバンス共に、【逆アポロ】の上位入賞の報告が度々されている。 環境進出初期のアドバンスでは《闇参謀グラン・ギニョール》や《熊田すず》などを採用した《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》型が主流の1つであった。当時は《頂上の精霊 ミラクルスZ》や《闇参謀グラン・ギニョール》を《S級宇宙 アダムスキー》に侵略させる型もあった。 DM23-BD7で《偽衒学者の交渉》を獲得。《聖闘の精霊龍 セイント・カイザー/ライブラ・シールド》と合わせてS・トリガーだけで強制シールド追加を8枚積み出来るようになりライブラリアウトプランが強化された。 DM24-RP1で《百威と族絆の決断》を獲得。 2024年7月上旬には、《ホワイト・スワン》を4枚採用した【超光喜 エルボロム】折衷型を3面採用したチームが170チーム参加のオリジナルのチャンピオンシップを優勝している。中旬にはコンセプト的に同様の型だが、《超光喜 エルボロム》の採用を見送った代わりに《機怪人形ガチャック2》や《理想と平和の決断》が採用され、フィニッシャーに《MAX・ザ・ジョニー》が投入されるなど細部が異なる型が個人戦で結果を出した(オリジナル、59人参加、準優勝)。これらの型は《ホワイト・スワン》を軸とするため【白青黒スワン】と呼ばれる。 DM24-EX1発売前最終週末には、【逆アポロ】に《黒神龍ブライゼナーガ》と《復活の祈祷師ザビ・ミラ》で能動的に動くプランを加えた【逆逆アポロ】なる構築も確認された(38人参加、アドバンス、優勝)。 DM24-EX1期にはオリジナルで《悪魔聖霊フンボルト》を1枚積みした型が結果を出した(64人参加、優勝)。また、この頃には《百威と族絆の決断》や《Dの爆撃 ランチャー・ゲバラベース》、《調和と繁栄の罠》が投入された白青緑が開拓された。シールド追加や《百威と族絆の決断》でのエレメント呼び出し機構を《光霊姫アレフティナ》でのフィニッシュに活かした型も散見される。頃合いを見て《CRYMAX ジャオウガ》+αで雑殴りする型も。 『超CSⅦ in横浜』(オリジナルでの3人1チーム戦)では【白青黒スワン】括りで予選突破のベスト128の384人中10人が使用と予選実績9位。 DM24-RP3で《アクア・ギャクテンポインター》、《プリンセス・パーティ ~シラハの絆~》を獲得。【シールドプリズン】なら呪文統一にしてもデッキとして成立するため《ギャクテンポインター》ループや《∞龍 ゲンムエンペラー》踏み倒しをフィニッシャーに据えた型が開発されていたが、《ギャクテンポインター》のエラッタにより前提から崩壊した。 《プリンセス・パーティ ~シラハの絆~》は主に2ブロック構築用だが、一部ではオリジナルに単純な除去として入る。無限に耐久してマナチャージを繰り返すこのデッキにおいてはコスト5など安いものである。 DM24-EX2で《スゴ腕プロミキサー》を獲得。単純に《ホワイト・スワン》の嵩増しになる。《スゴ腕プロミキサー》を3枚投入した型が早速DM24-EX2発売日のオリジナルの151人参加のチャンピオンシップを優勝。 『DMGP2024-2nd』Day1のアドバンス部門では【逆アポロ】括りで予選突破のベスト128進出者が2人。 このデッキの存在は型落ちしたカードがこのデッキへの対策として再び脚光を浴びるきっかけにもなっており、【青黒緑マルル】に《終末縫合王 ミカドレオ》が入るようになったり、アドバンスの【白黒赤ファイアー・バード】に《ハイドラ・ギルザウルス》が入るようになったり【白赤緑ドリームボルシャック】に《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》が入るようになったりが、その好例である。 DM24-BD4で《魔城の死神エルガイザ/「ようこそ、我が魔城へ」》を獲得。呪文面が無条件で盾追加+オールタップという強化版《AND・スパーク》。クリーチャー面が《スゴ腕プロミキサー》を妨害してしまう事だけ欠点。 参考 [編集]
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