大勇者(だいゆうしゃ)鎖風車(チェーン・ストーム)」》 [編集]

大勇者「鎖風車」 R 自然文明 (4)
進化クリーチャー:ビーストフォーク 6000
進化−自分のビーストフォーク1体の上に置く。
W・ブレイカー
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のマナゾーンでタップされているカードをすべて自分の手札に戻す。
※殿堂入り

DM-10で登場した進化ビーストフォーク

大胆なマナ回収能力を持つ中型W・ブレイカー

普通に使えば自分のマナを最低4枚は減らしてしまい、自殺行為となる。
丁度4マナたまった所で出すとマナゾーンリセットされてしまうので、純粋なアタッカーとしての運用は難しい。

しかし、マナブースト能力を持つ軽量ビーストフォーク達は進化元になるので抜群に相性が良く、《青銅の鎧》などで意図せずマナゾーンに落ちたカード回収したり、終盤に余ってしまったマナを無駄なく活用できる。
これは【マナソース】など、自然を使う【クリーチャーコントロール】では重要な戦略の一つとなっている。

W・ブレイカーも持っており、自身の打点が十分に高いのもポイント。
なお、このクリーチャーターンの初めに召喚した場合、そのターンだけに限れば使用可能な残りマナ数は減らないので、進化速攻トドメを刺すときはデメリットは気にならない。

やや融通が利かないが、ある種自然版の《ミスティック・クリエーション》と考えて使うと良いだろう。過剰なマナブーストを行うデッキでこそ輝くカードである。

他のカード・デッキとの相性 [編集]

環境において [編集]

極神編環境では【オットー&ドッコイ】に使われた。

上述の通り非常に癖の強いカードだったが、カードプールの増加に伴い【緑単ループ】デッキでの採用が増え始めた。《S級原始 サンマッド》バトルゾーンクリーチャーマナ送りにする効果と、このクリーチャーの大量マナ回収効果を組み合わせる事で、バトルゾーンマナゾーンにあるカードを自由自在に行き来させることを可能とする。

コスト軽減と組み合わせれば、回収する枚数を調節できる。【緑単ループ】では、《神秘の集う遺跡 エウル=ブッカ》《遺跡類神秘目 レジル=エウル=ブッカ》)のコスト軽減任意効果)を利用して、回収するカード枚数を調節するというテクニックも使われている。

回収とうまく付き合えば打点としても利用価値があり、《獣軍隊 ヤドック》込みでのワンショットに使うケースも十分あった。

元々は【緑単ループ】が原因で殿堂入りした《蛇手の親分ゴエモンキー!》リペア策として注目されたカード。一度場を展開させてしまえば、《ベイB ジャック》によってマナは確保できてしまうので、仮にマナゾーンが空になってしまってもメインステップの継続に窮することはなくなる、というのが当初の着眼点だった。

これを踏まえて、2017年7月8日より殿堂入りが決定。進化クリーチャーとしても《S級原始 サンマッド》と同時で9例目の殿堂入り。クリエイターズ・レターvol.18続編ではループデッキをテーマとした告知がなされており、その文面からはデュエマの対戦ゲームとして性質を損なうループを規制する意味での殿堂改訂であったことが窺える。

ちなみに同時に殿堂入りした《アラゴト・ムスビ》《S級原始 サンマッド》に比べるといささか疑惑の殿堂入りである。「DMGP-4th」での最高成績は《フィーバー・ナッツ》型が3位に対し、《「鎖風車」》型はベスト16。また、各地のCSでは6月時点で《フィーバー・ナッツ》型がすでに主流になっており、《原始 サンナップ》入りでも《「鎖風車」》は殿堂入り前から1枚積みで使っているプレイヤーもいた。
《ベイB ジャック》プレミアム殿堂後はさらに過剰警戒の感が強まったが、カード開発の障害になるためなのか今のところ殿堂解除されていない。

その他 [編集]

  • このカードが登場から殿堂入りまでに要した期間は13年1か月。後に《黒神龍ブライゼナーガ》が14年8か月という記録を樹立するまで史上最長であった。
  • 集めにくい大型弾のレアという立ち位置かつ、未再録のまま長期間絶版となっており、長らく入手が困難であった。
    のちにDMX-22で12年半越しの再録を果たした。以前よりかは入手しやすくなったが、いかんせん収録数の多い弾なのでやはり入手には結構骨が折れる。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]