光牙忍(こうがにん)ハヤブサマル》 [編集]

光牙忍ハヤブサマル C 光文明 (3)
クリーチャー:ガーディアン/シノビ 3000
ニンジャ・ストライク4(相手のクリーチャーが攻撃またはブロックした時、自分のマナゾーンにカードが4枚以上あり、その攻撃中に「ニンジャ・ストライク」能力を使っていなければ、このシノビをコストを支払わずに召喚してもよい。そのターンの終わりに、このシノビを自分の山札の下に置く)
このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、自分のクリーチャー1体に「ブロッカー」を与える。(「ブロッカー」を持つクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をそのクリーチャーに変更してもよい)
※殿堂入り

DM-29で登場したガーディアン/シノビ

ニンジャ・ストライクコスト踏み倒しが可能であり、cipで自分のクリーチャー1体をブロッカーにする。
数あるシノビの中でも屈指の汎用性を誇る強力なカードである。

ニンジャ・ストライク4により、4マナ貯まり次第コスト踏み倒し召喚できる。相手の攻撃時に突然現れて味方1体をブロッカーにする。

基本的には《ハヤブサマル》自体をブロッカーにして相手の攻撃を防ぐために扱われる。パワー3000までならばバトル破壊可能。
チャンプブロックになってしまっても、マナコスト無しで防御できるのでテンポアドバンテージを失わずに済む。

自分の大型クリーチャーブロッカーにして相手を返り討ちにすることも可能。
特に《時空の火焔ボルシャック・ドラゴン》《紅蓮の怒 鬼流院 刃》など、バトルに勝った時にトリガーする能力を持つカードとは相性がいい。

ニンジャ・ストライクのタイミング上、《クリティカル・ブレード》《超爆デュエル・ファイアー》などのブロッカー除去にほとんど引っかからないのは優秀な点である。

さらに、ニンジャ・ストライク召喚時にマナゾーン文明は参照しないので、このカード以外にを全く使っていないデッキでも問題なく使用する事ができる。
ブロッカーは基本的に腐りにくいカードであり、それが実質ノーコストで出せるのは非常に使いやすい。

ビートダウン相手に悩まされているようならば、とりあえずこのカードを投入するだけでもそれなりの対策となる。

終盤の接戦ではこのカード1枚で命運が分かれることがあるため、相手の手札が1枚でもあるならばこのカードの存在を警戒するべきである。

ゲームにおいて [編集]

環境において [編集]

登場後、入りのコントロールデッキを中心に、【速攻】対策として多くのデッキに投入された。

2011年1月15日より殿堂入り【マッドロマノフワンショット】を中心に様々なデッキで守備やコンボに使われていたが、殿堂入りにより使いづらくなった。同時期に《威牙の幻ハンゾウ》殿堂入りし、ニンジャ・ストライクによる防御は《光牙王機ゼロカゲ》《斬隠テンサイ・ジャニット》《威牙忍ヤミノザンジ》などと併用していくことになった。

革命編環境【レッドゾーン】が猛威を振るっていた頃は引けるかどうかで勝負を分ける防御札として重宝した。《轟く侵略 レッドゾーン》の変則火力で先置きのブロッカーは処理されてしまうため、《轟く侵略 レッドゾーン》の火力を解決してからニンジャ・ストライクバトルゾーンに出るこのカードは他では真似できない役割を備えていた。

革命編での革命0トリガー革命ファイナルでの《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》新章デュエル・マスターズでのニンジャ・ストライクの強化など手札からの防御手段のバリエーションも増えていき、必ずしも防御をこのカードに依存しなくてもよくなったが、それでもなお環境の一線で活躍を続けた。特に新章デュエル・マスターズ環境ではギリギリの打点で攻めるデッキが多く、1ショットキルを耐えれば1ショットキルで返せる【モルト NEXT】のようなデッキに挿されるケースも見られた。ドラゴンではない単純な防御札であるにもかかわらずドラゴンシナジーを最大限活用するデッキに採用される辺り、このカードの汎用性の程が分かるだろう。【緑単ループ】《未来設計図》が積極的に使われたのは、このクリーチャーがサーチ対象に収まるというのも理由としてあった。

ところが超天篇環境では《「本日のラッキーナンバー!」》《終末の時計 ザ・クロック》GRクリーチャーなどを封じるために「3」を宣言されることが増え、《ジェイ-SHOCKER》コスト3をJトルネードされることも多かったため、このカードも巻き添えを喰らい相対的に弱体化。さらに大量GR召喚による過剰打点を武器とするデッキが増えた結果、1体止めたところで意味のないケースも目立つようになった。《ウォズレックの審問》ピーピングハンデスで狙われることもあり、この時期の環境からは姿を消した。

十王篇に入ると、キリフダッシュのメタとして注目される。キリフダッシュするターンはメインステップにカードを使わないことが多いため、キリフダッシュ使用のためのブレイクを《ハヤブサマル》で妨害できればまるまる1ターンを無に帰すといっても過言ではないアドバンテージを稼ぐことが可能。

DMSP-02期のオリジナル環境では、【ドギラゴン閃】系列が激増したことから、ミラーマッチにおける打点ずらしとして投入が散見されるようになった。サーチを行う型も多い上に速度もアドバンスより低速であり、ニンジャ・ストライクの条件を満たすこと、殿堂入りのハンデを補うことは比較的容易。コスト踏み倒しメタでのコントロールプランの中で今引きすることも十分ある。

しかし王来篇環境 (オリジナル)終盤になると《轟く革命 レッドギラゾーン》が環境に増え、このクリーチャーによる防御が役に立たない場面が目立つようになった。
ゴッド・オブ・アビス環境でも過剰打点デッキやループデッキが多く、これ1枚程度ではどうにもならないケースが目立った。それでも【青黒緑DOOM・ドラゲリオン】では、《ライフプラン・Re:チャージャー》《天災 デドダム》をテンプレで採用している関係上、オマケ程度にピン挿しされることが多かった。

アビス・レボリューション環境では【絶望神サガループ】が環境を支配し、防御札として意味をなさないケースが激増。そこまで極端な対面でないにしろ、青黒緑基盤にブロックされない《極楽鳥》が広く使われ、そちらにブロッカーとして無視されるケースも目立つように。

それでも、【絶望神サガループ】の消滅後は新たな仮想敵である《芸魔王将 カクメイジン》などの登場により防御系のスーパーサブとして再びポツポツと使われるようになった。DM23-EX2発売初週に結果を残した青緑ループワンショット型の【アカシック3】では、本来コンボパーツ回収用の《クリスタル・メモリー》で回収し、【アポロヌス】対面の1ショットキルを凌ぐ札としての活躍が見られた。2023年11月に入ると、山札掘削の機構があって尚且つデッキスピードが中速かそれより遅いデッキ全般に広く採用されるようになった。

《邪帝斧 デッドアックス》対策としても優秀。高パワーの味方をブロッカー化することでそちらのバトル勝利時能力を防げる上に、よしんばバトルに勝利されても単色のこのクリーチャーチャンプブロックした場合は自然の強豪ドラグハートより格の落ちる傾向にあるドラグハート呼び出しで妥協させることができる。

その他 [編集]

  • 召喚するのに文明を必要とせず、手札にあればいいので、屈指の汎用性を持つ。その汎用性の高さでどんなデッキにも入ることから、このカードを確定枠としている事が多い人からは「デッキの枚数は実質39枚」「デュエマデッキは39枚」と評される事がある。もちろん汎用性が高いからと言ってどんなデッキにも必ず入るわけではないが、ドロー手札交換サーチを積極的に行うデッキでは、一考に入れたい1枚。
    • その一方4枚使える状態だとこのカードのケアの為だけに最大4打点揃える必要がある上に幅広いデッキに採用できる為このカード1枚のためだけにゲームの難解化や環境の歪みを招きかねない存在であり、殿堂解除するとデッキの固定化や対処法を考える必要がある等使う側使われる側両方に悪影響を齎すために今後も殿堂解除の可能性は低いと考えられている。「幅広いデッキに入る」という汎用カードの功罪を現したカードといえる。
  • タカラトミー社員の松浦元気は、就職前に当時サンダースという名前でデュエマプレイヤーとして活躍していた時代に「残り1枚に何を入れるか考えて寝不足になるくらいならハヤブサマル入れてとっとと寝ろ」という格言を残している。
  • DMX-12再録された際には、MODE→CHANGE仕様となって登場。b枠のフォイルカードで当たりにくく、入手は難しい。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

  • 2つ目の能力について

Q.《Dの劇場 テンダネス・エスセーキ》のDスイッチを発動したこのターン、相手が「ニンジャ・ストライク」で《光牙忍ハヤブサマル》を出しました。《光牙忍ハヤブサマル》はブロックできますか?
A.はい、ブロックすることできます。
引用元(2020.7.17)

Q.相手は《夢罪放免》を唱えて、自分はこのターン2回ブロックした状況です。相手のクリーチャーが自分を攻撃した時、自分は《光牙忍ハヤブサマル》を「ニンジャ・ストライク」能力で召喚し、自身に「ブロッカー」を与えました。この《光牙忍ハヤブサマル》はブロックできますか?
類似例:《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 〜土を割る逆瀧〜》の呪文側
A.いいえ、ブロックできません。《夢罪放免》は唱えた後に出たクリーチャーにも影響を与えます。

+  (総合ルール 110.2)

引用元(2020.12.15)