《ヘル・スラッシュ》 [編集]

ヘル・スラッシュ UC 闇文明 (8)
呪文
相手の山札を見る。その中から3枚選び、持ち主の墓地に置いてもよい。その後、相手は自分自身の山札をシャッフルする。
※プレミアム殿堂

DM-06で登場した呪文

相手の山札を確認し、好きなカード3枚を墓地に送ってしまう。

直接的なアドバンテージには結びつかないものの、数ある呪文の中でも屈指の凶悪な性質を持つカード
プレミアム殿堂施行で禁止化されるまで、ありとあらゆるライブラリアウトデッキで数多くのプレイヤーに使用されてきた。

8コストと相当の重さだが、このカードが使用されていた闘魂編環境極神編環境インフレの進んだ後の時代に比べ低速の環境であり、一度ある程度相手をコントロールしてしまえば十分に撃てる機会はあった。
様々な使い回しエンジンを駆使して何度も唱えられ、2~3回詠唱できれば相手の山札から対抗手段を奪ってボロボロにできた。
あとはのらりくらりとコントロールしてライブラリアウトを待つだけである。

同時に山札確認も可能であり、ピンポイントにカードを抜きつつ、相手のデッキ構成を把握できたのも強み。
シングル戦はもちろんのこと、3回勝負のマッチ戦では2戦目以降を行う上での大きな情報アドバンテージを得ることができた。

山札破壊デッキに限らず、様々なコントロールデッキで中盤以降のからめ手として使われることもあった。特に【ボルバル】に対して撃てば、ほぼ全ての《ボルバルザーク》を消し、同時に枚数も把握してしまえたので、事実上のエンドカードとして機能することもできた。山札の枚数自体がそれほど削れなくともフィニッシャーが吹っ飛べば十分という考えで、ライブラリアウト呪文をこれ1枚しか採用しない【除去コントロール】も珍しくなかった。

  • 「相手の山札見る」という点に関して色々とトラブルの多かったカードでもある。効果の都合上、数十枚のカードを確認しなければならないことから遅延行為ととられかねない状況が生まれたり、山札の扱い方によっては相手が気分を害することになったりしたほか、シャッフル絡みの問題なども生まれていた。
  • 基本的に中身を見ることができない山札から次に引けるカードに期待することは、カードゲームの楽しみの一つである。不利な状況であっても、今引き1枚からキーカードが引けて逆転につながることは多々ある(漫画にもそのようなシーンがたくさん描かれている)。相手の山札からキーカードを抜き取ることは、そのような楽しみを奪ってしまうと言える。

使用されていた代表的なデッキタイプ [編集]

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

  • DM-06
    骨を斬らせて、心を断つ。

収録セット [編集]

参考 [編集]