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次元流の豪力 C 自然文明 (5) |
クリーチャー:ビーストフォーク/エイリアン 2000 |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、コスト6以下の光、火、自然いずれかのサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。 |
cipでコスト6以下の光、火、自然いずれかのサイキック・クリーチャーを1体呼び出す。
5マナという軽さに対し、呼び出せるサイキック・クリーチャーの種類が多い。
特に呼び出されるサイキック・クリーチャーの例として、次のカードが挙げられる。
状況に応じた柔軟な動きをすることが可能であり、使い勝手が非常に良い。
自身のスペックこそ高くないが、それを十二分に補う高い汎用性を持ち、一種の万能カードとしてコントロール・ビートダウン問わず様々なデッキタイプで使用された。
《超次元フェアリー・ホール》と違ってこちらはクリーチャーの為、自然の得意とするクリーチャー系のコスト踏み倒しに対応し易かったのも大きい。
エピソード1環境では定番サイキックリクルーターとして活躍し、【ラムダビート】や【黒緑超次元】といったビートダウンを中心に活躍。
それらのデッキでは一刻も早く5マナ貯めてこのクリーチャーから《勝利のリュウセイ・カイザー》を立てるのが定番のパターンであった。エピソード1当時、【ギフトミランダ】が先攻を取って3ターン目にこのクリーチャーを召喚できれば、《勝利のリュウセイ・カイザー》がS・トリガーで除去されない限りほぼ勝ち確であった。
5マナで《勝利のリュウセイ・カイザー》を立てながら横にパワー2000のクリーチャーを残せる動きの強さ、多種多様なサイキック・クリーチャーを出すことが出来る汎用性、《フェアリー・ギフト》とのあまりの相性の良さが祟ったため、2012年8月11日付けで殿堂入りが決定。その後同じく《勝利のリュウセイ・カイザー》を横に立てられる《カモン・ピッピー》がリペアとして使われたが、2013年6月22日付けでそちらも殿堂入りとなった。【シューゲイザーワンショット】ではそれぞれ殿堂入りのこちらか《カモン・ピッピー》を4ターン目に召喚できるかどうかが早期ワンショットの成否に関わるほどであった。
殿堂入り以降は汎用サイキックリクルーターとして使われた。【カイザー「刃鬼」】などのビッグマナ、【ミラクルとミステリーの扉】のような中量級以下のクリーチャーがメインデッキに入っていると困るデッキにも使われる辺りに、このクリーチャーの汎用性の程が窺えた。
DMR-13発売で《龍覇 サソリス》が登場したことなどにより【緑単サソリス】が確立してからは、《サソリス》とのコンボによって合計で最大17コスト分のカードを展開できた点、自然単色カードの中で唯一《勝利のリュウセイ・カイザー》を呼べる汎用性などから、殿堂入りしているにもかかわらず一層の活躍を見せた。最終的に2016年9月15日付でプレミアム殿堂が決定した。
《青銅の鎧》や《大勇者「ふたつ牙」》など、《次元流の豪力》以前にも強力なクリーチャーを無数に輩出していたビーストフォークであるが、プレミアム殿堂のカードが出るのはこれが初めてで、単色のコモンからも初。なおエイリアンからは《鎧亜戦隊ディス・マジシャン》に続いて史上2例目で、コモン自体からも2例目。
サイキックの優位性の低下などもあってか、2022年7月1日付で殿堂入りになり1枚だけ使用可能になった。
殿堂復帰後の実績は皆無。そもそもオリジナルでは採用の意義がほぼなく、アドバンスでも《フェアリー・ギフト》が殿堂入りなため《カモン・ピッピー》と5枚体制にしても3ターン目に《勝利のリュウセイ・カイザー》を出して圧力をかける【ギフトミランダ】の再現性がないのが痛い。
2024年3月11日付で殿堂解除。
しかし、超高速化した現在では5マナ支払っての素出しや、《邪帝斧 ボアロアックス》での呼び出しから《勝利のリュウセイ・カイザー》を呼び出している場合ではない。
そもそも《時空の禁断 レッドゾーンX》や《時空の鼓動 ブラックX》のようにインフレしたサイキックを差し置いてまで、《勝利のリュウセイ・カイザー》などの呼び出し先を超次元ゾーンに置くスペースが無い環境となっており、近年では苦境が続いている。
ただ、ビーストフォークはエピソード2やドラゴン・サーガ、十王篇など数年おきにフィーチャーされてきた歴史があるので、再浮上の可能性はある。
DMPP-16で実装。能力に変更はなく、レアリティがベリーレアになった。入手することで、《タイタンの大地ジオ・ザ・マン》が付いてくる。
TCGでプレミアム殿堂を経験したカードが無調整で実装されるのは、DMPP-06の《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》に続く2例目。
ただし、このカードが殿堂入りした直接的な原因である《勝利のリュウセイ・カイザー》はコスト増加で呼び出せない点が最大の弱体化要素である。
さらにデュエプレではTCG版と違い、バトルゾーンに出しておけるクリーチャーやクロスギアの数に上限がある。そのためcip使用後にパワー2000の事実上のバニラが残ってしまう点がデメリットとなる場面もあるだろう。
間接的な強化点としては、TCG版よりコストが下がった《時空のガガ・シリウス》を新たに呼び出せるようになった。TCG版の候補には居なかったシンプルにパワーの高いブロッカーであり、任意のループ覚醒によるアンブロッカブル化も含め、取れる選択肢の幅が増えるだろう。
《龍聖大河・L・デストラーデ》が持つ踏み倒し能力の強化で、それと組ませた連鎖付与時の出力も大きく上がっている。
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DMPP-16では《タイタンの大地ジオ・ザ・マン》を呼び出せる《超次元フェアリー・ホール》との選択カードといった具合だった。
DMPP-17では《光器セイント・アヴェ・マリア》を呼び出せるため、《豪遊!セイント・シャン・メリー》を目指す白緑ハンターのデッキで《予言者ヨーデル・ワイス》の5枚目以降で使われていた。
また、この時点で2打点の《流星のフォーエバー・カイザー》を出せるようになり、ビートダウン要員としてこのあたりで下地が整ってきた。
DMPS-08の発売で2種目となる2打点の《魂の大番長「四つ牙」》を獲得。
正確な時期は不明だが、《次元流の豪力》で出せるクリーチャーの質が上がるにつれて《龍聖大河・L・デストラーデ》とのシナジーが注目される。
コスト5の《次元流の豪力》を呼び水に、コスト6のサイキック・クリーチャー→コスト5の《次元流の豪力》→コスト6のサイキック・クリーチャーと連鎖で事実上自身より上のコストにアクセスできることから地雷ビートダウン(《大神砕グレイトフル・ライフ》型の派生)として使われることもあった。
ところが、DMPP-17〜DMPP-18では《超次元リュウセイ・ホール》と出したい範囲がかぶっていることもあり、《次元流の豪力》を優先するデッキはかなり少なくなってしまった。
超次元ゾーンには《リュウセイ・ホール》に関与しない《タイタンの大地ジオ・ザ・マン》は入れたくないという事情と、汎用的なマナ回収に《超次元ホワイトグリーン・ホール》が登場して《ジオ・ザ・マン》とそれを呼ぶ《次元流の豪力》がデッキのノイズになる。
DMPP-19では呪文を多く使いながら《聖隷王ガガ・アルカディアス》への回答に乏しい【ウェディング・ゲート】や【カイザー「刃鬼」】の台頭で、呪文を使わずに盤面にエイリアンを確保できるという部分に需要を得た。エイリアン軸でも同様で《ガガ・アルカディアス》の進化元にできるという理由から《超次元リュウセイ・ホール》や《予言者ヨーデル・ワイス》よりも優先する理由となる。
DMR-01で登場した、cipで超次元ゾーンからサイキック・クリーチャーを呼び出すことができるクリーチャー。《悪魔神ザビ・イプシロン》以外、名前の冠詞には「流」の字が入る。