《バロン・ゴーヤマ》 [編集]

バロン・ゴーヤマ VR 自然文明 (5)
クリーチャー:ワイルド・ベジーズ 5000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札を見る。その中からカードを1枚選んで自分のマナゾーンに置いてもよい。そうした場合、カードを1枚自分のマナゾーンから墓地に置き、《バロン・ゴーヤマ》以外の進化ではないワイルド・ベジーズを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。その後、山札をシャッフルする。
※殿堂入り

DM-27で登場したワイルド・ベジーズ

《ダンディ・ナスオ》と同じマナゾーン操作能力を持ち、ワイルド・ベジーズマナゾーンからコスト踏み倒しする能力が追加された。

自身の能力ワイルド・ベジーズ山札から持ってこられるのでまず不発はない。
これを考えるとある意味マナゾーンカード1枚と引き換えにワイルド・ベジーズリクルートする能力とも言える。

強力な能力ではあるが、進化クリーチャーが呼び出せないのはややネックだろう。
ちなみに踏み倒しは強制ワイルド・ベジーズを出すとマナが一枚減ってしまうので、次のターンの進行に支障が出ないようにしたい。もっとも、マナ加速持ちも多いのでリカバリーはしやすい。

いろいろと呼び出す候補はあるが、ワイルド・ベジーズはどれも軽めで劇的な効果は望みにくい。やはり連鎖的にサーチ可能な《グレイト・カクタス》が筆頭候補。
他には【ドリアンロックロマノフ】などのコンボデッキにおいて、《ロイヤル・ドリアン》の呼び出しに使ったり、《アラゴト・ムスビ》を出すことによってマナを減らさずに使いまわすこともできる。能力こそ地味だが唯一W・ブレイカーを持ち《邪帝斧 ボアロアックス》龍解補助となる《ブルーザー・クヌーギ》も有力な選択肢と言える。

ワイルド・ベジーズは今後も増えていきそうな種族なので将来性はある。ワイルド・ベジーズ種族デッキならほぼ必須カードだろう。

環境において [編集]

強力な能力だが《ダンディ・ナスオ》に比べてコストが重いため、活躍の場は少なかった。
《ダンディ・ナスオ》の殿堂入り後は【ロマネスクリアニメイト】等で代用されるかに思われたが、コストの違いが大きく、そもそも《インフェルノ・サイン》殿堂入りしていたため、あまり使われなかった。

エピソード2にてワイルド・ベジーズがプッシュされると、大きく株が上がる。ワイルド・ベジーズが場に2体以上いる状態から、このカードを出して《グレイト・カクタス》リクルートし、《味頭領ドン・グリル》サーチすればG・ゼロ条件を達成するため、一気に攻勢をかけることができる。《グレイト・カクタス》から《ゴーヤマ》をサーチ可能な点も強力で、種族デッキのメインエンジンを担った。以降、【ワイルド・ベジーズ】は強力な地雷デッキとして活躍し続けた。

その後【緑単ループ】の登場により、いよいよサーチ手段として開花。
気になるコスト踏み倒しメタ《掘師の銀》で退かせるので運用性は非常に良い。殿堂入りカードが増えるほど【緑単ループ】では重要性が増したカードであり、《ベイB ジャック》プレミアム殿堂により【緑単ループ】環境から姿を消して以降も【緑単サソリス】では依然として使用されている。

その後、超天篇環境【ネイチャーループ】が成立すると、そちらの主要パーツとして活躍。【ネイチャーループ】は環境を荒らすほどの活躍はしていなかったが、【緑単ループ】革命ファイナルから新章デュエル・マスターズにかけての環境を延々と荒らしたことを考慮されてか、その派生デッキで活躍するこのカードも2020年1月1日付で殿堂入りとなった。
ただ、このカードの場合はサーチカードであり、これが無事であれば同時に殿堂入りとなった《侵革目 パラスラプト》もサーチすれば済むことになってしまうため、そう考えると納得の殿堂入りである。

その他 [編集]

  • 元となった野菜はゴーヤだろう。苦い食べ物として有名で、ニガウリとも呼ばれる。ゴーヤは沖縄の方言で、正式な和名はツルレイシ。また、バロン(Baron)とは男爵のこと。

デュエル・マスターズ プレイスでは [編集]

バロン・ゴーヤマ VR 自然文明 (5)
クリーチャー:ワイルド・ベジーズ 5000
バトルゾーンに出た時、自分の山札の上から5枚を見る。その中からカード1枚をマナゾーンに置いてもよい。そうした場合、自分のマナゾーンからカード1枚を墓地に置き、《バロン・ゴーヤマ》以外の進化ではないワイルド・ベジーズ1枚をバトルゾーンに出す。その後、残りをランダムな順番で山札の一番下に置く。

DMPP-18で実装。

山札を見て1枚選ぶ効果は、山札上から5枚を見てその中から1枚選ぶ効果に変更され、残りを山札下にランダムで置くようになった。

  • 能力処理の順番は、山札からマナブースト→マナゾーンから墓地送り→マナゾーンから踏み倒しである。間違って踏み倒したいクリーチャーを墓地送りしないように注意。
  • TCGでのルールではマナゾーンに置くカードを選べさえすれば、実際にマナゾーンに置けなくても、「そうした場合」以降の処理を実行することができる。しかしデュエプレでは、《デュエマの鬼!キクチ師範代》の能力などにより、山札からマナゾーンにカードを置けなかった場合、後続の処理を実行することができない。
    • 2023年4月上旬にサポートに問い合わせたところ不具合とのことである。ただ、2023年10月中旬時点で改善されていない。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

収録セット [編集]

デュエル・マスターズ [編集]

デュエル・マスターズ プレイス [編集]

参考 [編集]


[1] 表面の特性を参照する置換効果を優先して適用するために表面を公開することはできる。