《アストラル・リーフ》 [編集]
DM-04で登場した初代進化サイバー・ウイルス。 サイバー・ウィルスの進化元を要求するとはいえ、わずか2マナで3枚ドローできる進化クリーチャー。 1マナの進化元には《マリン・フラワー》《T・アナーゴ》《アロマの海幻》がおり、最速2ターン目に3枚手札補充しながら殴り始めることができる。2ターン目に出せる進化元にも《「流星の雫」》《アストラルの海幻》などがおり、選択肢は十分。 《タイム3 シド》《ミラクル1 ドレミ24》のような軽量革命チェンジとの相性もよい。ドローによって引き込みつつ、手札に戻ったこのクリーチャーをもう1度召喚すれば再び同じ動きを行うことができる。1枚目の《リーフ》が次の《リーフ》を呼び込むことで連鎖的に猛烈なアドバンテージを得られる。 単体ではカードパワーの低い進化元をデッキに複数枚採用しなければならないことが欠点だろう。溢れんばかりの手札が得られるものの、バトルゾーンでの主導権を得るのが難しくなってしまう。 基本セット時代のカードゆえ、進化元が革命編以降の主流となった文明(+特殊種族)指定ではなく、サイバー・ウィルスに限定されているのも難点。他の進化クリーチャーにもいえるが、特定の進化元とセットで使わなければならない以上事故の可能性が付き纏う。 ドローしながら殴っていける進化クリーチャーには《プラチナ・ワルスラS》《マニフェスト <マルコ.Star>》などがおり、それらと比較される。デッキの安定性を高めるために併用してもいいだろう。 かつては環境で名を馳せたカードではあるが、インフレの激化とともに欠点も目立ちはじめ環境での活躍は遠のいている。だが、2マナで3枚ドローというスペックの強みは未だ健在のため、うまくデッキを組んでやりたい。 環境において [編集]DM-04で登場すると、瞬く間に【リーフ青単】が基本セット環境のトップに君臨する。自然のブーストを入れた【トリガーターボ】など派生デッキも生まれ、続く闘魂編環境でも環境を荒らし回った。 登場した基本セット環境から殿堂入りされた闘魂編環境までの間、その理不尽なまでの強力さでメタゲームの中心に居座り続けていたカードである。 基本的に進化クリーチャーは進化元となるクリーチャーをディスアドバンテージにしてバトルゾーンに召喚されるため、多少なりともコストに対してオーバースペックにデザインされているが、《アストラル・リーフ》はそれを余りあるほどのスペックを備えている。 2マナ(と特定のフィールドアドバンテージに重ねることによるハンドアドバンテージ−1)という代償に対して、 4000というパワーもいやらしく、先攻で出されると後攻のプレイヤーが出せる2マナでパワー3000のブロッカーでは踏み越えられてしまった。 何よりこのカードと同じエキスパンションに1マナの進化元の《マリン・フラワー》が存在したことがこのカードの隆盛を助長したと言える。 闘魂編で登場した《エグゼズ・ワイバーン》は、このクリーチャーを殴り返すために生み出されたといってもよい。しかし、ドローはされてしまうので根本的な対策とはいいがたかった。 DM-07では《メビウス・チャージャー》が登場。最速ペースで召喚したこれに《メビウス・チャージャー》を撃ち、序盤から爆発的に手札とマナを増やす【ターボメビウス】が作られた。同弾では《呪紋の化身》も登場しており、マナと手札を伸ばして物量とロックに任せてワンショットする【トリガーターボ】も成立して結果を残した。 当時の大会ではほとんどの参加者がリーフ系統のデッキで挑むという状況であり、そのあまりに驚異的な性能を危惧され、2004年3月15日に殿堂入りとなった。進化クリーチャーとしては初の殿堂入り。 殿堂入りした後はしばらく鳴りを潜めていたが、神化編になると【サイバー青単】で採用された。運よく引けたならば《マリン・フラワー》や《フォーチュン・ボール》などから進化して、ドローしつつ攻め込むことができた。中でも《パラダイス・アロマ》からコスト0で進化する流れは凶悪だった。 エピソード2になると、【サイバー青単】の主力はサイバーロードからしか進化できない《エンペラー・ベーシックーン》となった。それぞれ進化元が違うので、併用する場合には各種族の比率などを慎重に調整する必要があった。 革命ファイナルで登場した革命チェンジとは抜群の相性を誇る。召喚酔いしないクリーチャーなので即座に革命チェンジが出来る上に、手札に戻れば複数回にわたって強力なcipを使いまわすことができる。 DMR-23には、「水単色」「進化」「3ドロー」という類似点がある《プラチナ・ワルスラS》が登場。《プラチナ・ワルスラS》の方がコストが1重いが、進化元の緩さとビート性能の高さにおいては《リーフ》を上回っており、2018年7月14日から殿堂入りとなる。 《リーフ》の方は、環境において手札の量より質が求められる傾向が強くなったためか、2019年1月21日付けで殿堂解除となった。 しかし、殿堂入りしている間に《ルナ・コスモビュー》、《絶海の虎将 ティガウォック》、《ヘビー級ヘビー》など、相性の良いカードも増えているので、構築次第では活躍が見込めるだろう。 超天篇ではジョーカーズから2コストで3枚のハンドアドバンテージを得る《スッポンジトム》が登場。しかし、そちらは進化クリーチャーではなく、しかもアタックトリガーなので、即効性では依然こちらが上回っている。 その他 [編集]
デュエル・マスターズ プレイスでは [編集]
DMPP-02で収録。スーパーレアに昇格し、3ドローがデュエプレ全体の変更に合わせ、強制となっている。 パワーも3000に低下しており、《鎮圧の使徒サリエス》などのコスト2のブロッカーや、《奇襲兵ブルレイザー》でも相打ちされるようになった。 このカードの最大の相棒である《マリン・フラワー》は収録されていないため、《エレガント・ランプ》などのコスト2のサイバー・ウイルスから繋げて3ターン目に召喚することになる。《翡翠樹》など、一方的に討ち取れてしまうコスト3のブロッカーの召喚が間に合うようになっている。 このように、TCG版から大きく弱体化したが、その強さは健在で《リーフ》を軸に各色の強みを取り込んだ様々なデッキが出現した。詳細は【アストラル・リーフ】 (デュエプレ)を参照。ランクマッチでも高い採用率を誇っていたが、TCG版のように他のデッキタイプを駆逐するような事態にはならなかった。前述の調整がうまくいった結果だと言えるだろう。 次弾のDMPP-03では、TCG版から能力が変更された《ダイヤモンド・ブリザード》が登場した。《ブリザード》の方が進化元や自身のパワーが高く、手札補充後に使用可能マナを生み出すことによりさらなる展開ができることから、進化を使った速攻デッキのエースという立場を早々と降りることとなった。《リーフ》は次の《リーフ》や進化元以外も手札に加えられることを生かして、水入りデッキのドローソースとして採用されている。 DMPP-06では上述の通りTCGにて併用された《パラダイス・アロマ》及び《メビウス・チャージャー》が実装されたが、《アロマ》のG・ゼロ条件がTCG版よりも厳しくなったため、2ターン目の《リーフ》召喚はやはりできないままである。 DMPP-09期では進化元に《猛菌恐皇ビューティシャン》を獲得。コントロールデッキである【リーフメビウス】として環境に顔を出した。
DMPP-12期は、4ターン目に手札を充実させつつ《爆進ガブラ・ハンド》を爆進ダブルで使えるため、緑抜きコントロールデッキが開発された。通称【リーフコン】。進化元としては《ツクモ・スパーク》を獲得。デメリットを即座に打ち消せる。 DMPP-13では、《エレガント・ランプ》の上位互換である《キュート・ウィスパー》を獲得した。New Divisionでは《エレガント・ランプ》も《バブル・ランプ》も使えなかったので、バニラとはいえ採用候補に挙がる。《猛菌恐皇ビューティシャン》を2ターン目に召喚するのはもったいないので、最速の進化元には《キュート・ウィスパー》、4マナ溜まってO・ドライブ使用後の進化元に《猛菌恐皇ビューティシャン》の形で併用して使い分けることになるだろう。 関連カード [編集]フレーバーテキスト [編集]
収録セット [編集]デュエル・マスターズ [編集]
デュエル・マスターズ プレイス [編集]
参考 [編集]タグ:
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