【4色万軍投】 [編集]光抜き4色で組まれる《“魔神轟怒”万軍投》と重量級マナドライブを軸としたデッキの総称。5色で組まれる派生形もある。 重量級マナドライブデッキとしてはかつての【4色ドッカンデイヤー】の系譜を継いでいる。
主要カード [編集]候補カード [編集]
超GRゾーン [編集]長所 [編集]メインデッキの潤滑油の枠を圧縮しているため、その分防御札を厚く取れる。 クリーチャーが横並びするので、雑に《“魔神轟怒”万軍投》を連打するだけでも6打点が揃う。つまり、メインフィニッシャーへの依存度が低い。終盤に10体以上のクリーチャーが並ぶことがザラであり、《神の試練》で追加ターンを取ってワンショット失敗時の保険を掛けつつ総攻撃するだけで案外何とかなることもしばしば。 状況次第で《神の試練》や《BAKUOOON・ミッツァイル》を使ってループができる。そうしたループで無限ターンを狙って相手の《禁断〜封印されしX〜》の封印を《イデア・パラドックス》で剥がし、《伝説の禁断 ドキンダムX》を最後に《闇参謀グラン・ギニョール》で退かすという手もある。 短所 [編集]《“魔神轟怒”万軍投》が引けないと弱く、手札事故が怖い。 GRメタ、特に《U・S・A・BRELLA》が苦手。 《13番目の計画》を考慮しなければ火単色マナが通常の構築ではメインデッキに6、7枚程度しか用意できないため、マナチャージの際に気を付けないといざという時に《“魔神轟怒”万軍投》を唱える火マナが無いということも。闇マナも同様にシビアである。 通常はフィニッシュに5ターン以上かかる上にデッキ構成上ブロッカーもほとんど採用しないため、《とこしえの超人》などの手札以外メタで縛らないと速度で押されることも。《カット 丙-二式》や《絶望と反魂と滅殺の決断》の手に負えない速度のコンボデッキも苦手。 調子に乗って山札を掘り進めると相手の《ロスト・Re:ソウル》や《魔の革命 デス・ザ・ロスト》といったオールハンデスで詰みクラスの打撃を受けることも。山札の掘り進め具合によっては山札に解答が残っているかどうかも怪しくなる。 【4色万軍投ジョリー】 [編集]《“魔神轟怒”万軍投》と重量級マナドライブでアドバンテージを稼ぎ、《斬罪 シ蔑ザンド》などを活かして除去し、最後に《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》でフィニッシュするという内容。 【4色万軍投刃鬼】 [編集]【カイザー「刃鬼」】を重量級マナドライブや自壊マナドライブによるアドバンテージ獲得に寄せた型。 身も蓋も無い言い方をすると、《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》を召喚するまでもなく《サザン・エー》や《天啓 CX-20》でのドローで引き当てた《勝利宣言 鬼丸「覇」》でごり押しして勝てることもそこそこある。 【4色万軍投モモキング】 [編集]DMEX-12期に確立された型。 主要カード [編集]候補カード [編集]
【4色万軍投ギャイア】 [編集]2021年12月末にチャンピオンシップベスト4入賞を果たしたデッキタイプ。《とこしえの超人》、《フェアリー・Re:ライフ》、《地龍神の魔陣》、《天災 デドダム》各4枚という怒涛の初動16枚体制で再現性を極限まで高め、早期の《地封龍 ギャイア》着地を狙う。 【4色万軍投ミッツァイル】 [編集]DMEX-18末期に流行した型。重量級マナドライブや自壊マナドライブでリソースを稼ぎ、《BAKUOOON・ミッツァイル》でのワンショットを狙う。カウンター封じには《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》と《時の法皇 ミラダンテXII》を利用。 環境において [編集]2020年7月1日殿堂レギュレーション改訂の影響で相対的に《“魔神轟怒”万軍投》が強化されたことを受けて、【4色万軍投ジョリー】が作られた。やはり《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》自体が重いため2020年7月1日殿堂レギュレーション改訂からしばらく使われただけにとどまり、DMEX-12が発売して2週間近く経つと環境から姿を消した。 十王篇環境では【4色万軍投モモキング】が活躍。 DMEX-18末期に【4色万軍投ミッツァイル】 が流行 《龍月 ドラグ・スザーク/龍・獄・殺》登場後はそちらをGR召喚手段の1つに使った型が浸透。《流星のガイアッシュ・カイザー》のコスト軽減を使えば1マナ+4体タップで召喚できるため、マナと盤面が予めある程度用意されていれば芋づる式に出て来る。 2022年10月下旬には、派生形となる【4色万軍投Vol-Val-8】がチャンピオンシップ準優勝を果たした。膠着状態を2枚積みの《禁断竜王 Vol-Val-8》で打破するという寸法である。 同年12月に入ると《闇参謀グラン・ギニョール》を採用した型が散見されるようになった。わずか2コストでバウンス、墓地肥やし+墓地回収のうちどちらか1つを選ぶことができ、《BAKUOOON・ミッツァイル》の破壊コストが1体残るというのが強力。果ては《CRYMAX ジャオウガ》で雑に攻める型まで見られるように。《CRYMAX ジャオウガ》の鬼S-MAX進化による除去耐性や敗北回避はGR召喚による大量展開とも相性が良く、簡単に言えばワンショットに失敗しても《一王二命三眼槍》を3~4枚抱えているのと大体同じである。 2023年1月中旬には《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》と《CRYMAX ジャオウガ》をそれぞれ1枚積み枠として採用した型がチャンピオンシップ準優勝を果たしている。徐々に《神の試練》型も目立つようになった。 『DMGP2022』成績上位者とDMPランキング2022年下期上位者合計32人を対象とした「DM最強位決定戦」(アドバンス&オリジナル)では優勝者が使用。《Volzeos-Balamord》採用型の5色構築であった。予選では使用率3位タイとなる参加者31人中4人が【万軍投】を使用。 『DMGP2023-1st』Day1(アドバンス)では【万軍投】括りで予選通過者128人中7人使用と予選使用率6位タイを記録(同率には【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】)。 《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》に関しては、《龍月 ドラグ・スザーク/龍・獄・殺》や《闇参謀グラン・ギニョール》などのムゲンクライムと組み合わせ、安全に追加ターンをもぎ取るという使い方もできる。何ならタップしていさえすれば、《BAKUOOON・ミッツァイル》で巻き込んだ瞬間追加ターン獲得が確定する。構築が洗練されるにつれ、《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》を殿堂入りとなった《神の試練》の事実上の増量枠として運用し、フィニッシュを他のカードに任せた構築も見られるように。 DM23-BD4・DM23-BD5・DM23-BD6・DM23-BD7期には、ドラゴン基盤対策の《「鎮魂」の頂 ベートーベン・ソレムニス》をフィニッシャーの1つとした型がチャンピオンシップ3位入賞(ただし実測参加者32人)。 DM24-RP1で《百威と族絆の決断》を獲得。これにより、《百威と族絆の決断》と《聖魔連結王 ドルファディロム》の光を足した【5色万軍投】という派生型の入賞も見られるようになった。 サンプルレシピ [編集]2023年3月4日(DM22-EX2期)
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