【ジョバンニスコール】 [編集]《天雷王機ジョバンニX世》の効果を利用し、毎ターン《ドリル・スコール》を打ち続けるデッキ。登場した当初は主に白青赤で組まれていたが、このデッキがトップメタ入りした革命ファイナル環境においては、赤白の2色で安定性を高めた構築が主流であった。 現在は、《天雷王機ジョバンニX世》がプレミアム殿堂に指定されたことで殿堂レギュレーションでの構築は不可能。
主要カード [編集]
候補カード [編集]
デッキの回し方 [編集]戦略は単純かつ強力。
これだけである。極端な話だと《天雷王機ジョバンニX世》と《ドリル・スコール》がそれぞれ4枚ずつ、《クルトの気合釣り》を2枚程用意できればデッキとして構築可能。 一度《ドリル・スコール》を撃ってから《天雷王機ジョバンニX世》を出せば、相手が2マナしか溜まっていない状況からでもロック可能。その場合自分のマナもコンボ始動時点で拘束されるため、その事を意識した構築をしたい。 天敵である《光波の守護者テルス・ルース》を繰り返し除去できる《火炎流星弾》も投入しておきたい。《火炎流星弾》はマナにすれば《ドリル・スコール》のタネにもなるので無駄がない。 環境において [編集]長らく地雷として潜伏していたが、公認グランプリ「デュエル・マスターズ グランプリ-3rd」において、安定性重視で初動がやや遅めか一撃奪取のようなコスト軽減が主流でマナブーストの少なくなった革命ファイナル環境の裏をかき、全く同じデッキを握った14人中5人がベスト64に進出という快挙を遂げた。メタゲームとの相性もあり、以降メタゲームの一角として活躍した。 コンセプトとなる《天雷王機ジョバンニX世》や《ドリル・スコール》などは再録が一度もされていない上に、主要カードもほとんどが絶版であったため、当時のエキスパンションの売上に貢献する事は無かった。また、2〜3ターン目には既にロックが成立し得る質の悪さの為か、コンセプトである《天雷王機ジョバンニX世》が2017年2月26日にプレミアム殿堂となる事が発表され、このデッキタイプは消滅を余儀なくされた。 加速度的に考察が進んだきっかけとしては、DMX-22で登場した《オリオティス・ジャッジ》の存在が大きい。それまで白赤で盤面のファッティに触れる手段は《アポカリプス・デイ》などごく限られており、【ジョバンニスコール】に採用できるものなど皆無と言っても良かったが、ここにきて防御札にもなる全体除去を突然貰った。 5枚目以降として《制御の翼 オリオティス》も取り込み、この【オリオティスコントロール】とでも言うべきプランは、その後の殿堂ゼロデュエルまで続く【ジョバンニスコール】の標準装備として浸透していった。 また、コスト3以下のマナブーストを10枚程度採用することでこのデッキの天敵になるはずだった【緑単サソリス】にDMR-18で登場した《メガ・マグマ・ドラゴン》が劇的に刺さり、他対面のように完封とまではいかずとも五分の勝負ができていた。 このように怒涛の新規カードによって「決まれば強い」程度のコンボから「決まらなくても強い」「3ターン目にパーツが揃ったら実質エクストラウィン」なコントロールにデッキの本質が変わってしまい、結果としてあっさり規制された。 余談だが、《天雷王機ジョバンニX世》のプレミアム殿堂直前に使われていた《超次元ムシャ・ホール》入りの型がこのデッキの最終形態で、殿堂ゼロデュエルでも主流とされる。 【モルトNEXT】の《フェアリーの火の子祭》対策やミラーマッチ用の打点として《爆鏡 ヒビキ》が採用されることもあった。 殿堂ゼロデュエルでは [編集]トップメタの【絶望神サガループ】や各色《DARK MATERIAL COMPLEX》、白が入るデッキならどこにでも湧く《音奏 プーンギ》に不利が付くため、最上位争いに参加できる素養はない。 しかし、無対策の相手を一方的に蹂躙できる点は革命ファイナル当時そのままであり、新章デュエル・マスターズ以降に登場したパワーカードを採用した型が一定の成績を残している。 なお、【ジャックメイカー】の対策デッキとしても注目されたことがあるが、そちらに寄せすぎると必然的に除去呪文まみれの構築になり、《音奏 プーンギ》や《奇天烈 シャッフ》が一層重くなるため、どの程度意識するかはプレイヤーの好みが別れる。
サンプルデッキ [編集]「デュエル・マスターズ グランプリ-3rd」14人使用中ベスト64入り5人
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