フリーズ(キーワード能力) [編集]

フリーズ(このクリーチャーが相手プレイヤーを攻撃してブロックされなかった時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、タップしてもよい。そのクリーチャーは、次の相手のターンのはじめにアンタップされない)

DM-37で登場した能力
H・ソウルM・ソウルの両方に属するクリーチャー特有のキーワード能力

相手プレイヤーを攻撃してブロックされなかった時、相手のクリーチャー1体をタップし、さらに次の相手のターンのはじめアンタップを封じる。

電磁黙示(でんじもくじ)マジェスティック・スター C 光/水文明 (4)
クリーチャー:サイバーロード/ライトブリンガー 3000
H・ソウル
M・ソウル
このクリーチャーはブロックされない。
フリーズ(このクリーチャーが相手プレイヤーを攻撃してブロックされなかった時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、タップしてもよい。そのクリーチャーは、次の相手のターンのはじめにアンタップされない)

《驚愕の化身》から細々と続いてきた「アンタップ封じ」の流れを汲む能力。そこにタップが内蔵されたことによって、汎用性が高まった。

普通にタップキルにも使えるので、腐ることが少ないのも利点。通常のタップよりも持続時間が長いため、殴り返しし損なっても次のターン攻撃を確実に防ぐことができる。

さすがに相手クリーチャーを固めるより除去した方が手っ取り早くはあるのだが、《デーモン・ハンド》《地獄門デス・ゲート》などの破壊する除去に比べるとマナコストが軽めに設定されており、より手軽な妨害の手段として重宝される。

ルール [編集]

ターン開始ステップ全域でアンタップしない状態を施すのではなく、ターン起因処理でのアンタップだけを禁止する効果である。

Q.相手の、下にカードが7枚ありタップ状態の《DARK MATERIAL COMPLEX》がバトルゾーンにいる状況です。
自分は《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》を「P侵略」で出し、その「出た時」の能力によって《DARK MATERIAL COMPLEX》が次の相手のターンのはじめにアンタップしなくなりました。
次の相手のターンのはじめに、相手は《DARK MATERIAL COMPLEX》の「自分のターンのはじめに」の能力で下に8枚目のカードを重ねましたが、《DARK MATERIAL COMPLEX》は「下に8枚目のカードが置かれた時」の能力でアンタップしますか?
類似例:《天装 カガヤキ・ミガタメ》《隻眼ノ裁キ》
A.はい、アンタップします。
《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》などによる、次の相手のターンのはじめにアンタップしないという効果は、ターン起因処理によるアンタップのみを禁止します。
《DARK MATERIAL COMPLEX》は自身の効果でアンタップするため、《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》の効果に関係なくアンタップします。
引用元(2024.3.13)

フリーズ能力を持つカード [編集]

参考 [編集]

フリーズ(俗称) [編集]

エピソード1以降に登場した能力の俗称。
バトルゾーンにある相手のクリーチャータップし、そのクリーチャーを次の相手のターンのはじめにアンタップさせない』能力全般を指す。
また、これらの効果を受けてタップされ、アンタップできないでいる状態を指すこともある。

誘発条件以外は能力のフリーズと同じであることから用いられるようになった語。
この能力を持つクリーチャーは、上記フリーズと同じく、文明を中心に存在し、僅かだがで持つ者も存在する。
上記フリーズと区別するため、「凍結」と呼ぶ者もいる。フリーズを日本語にしただけであるが、同じタカラトミーのTCGであるWIXOSSではキーワード能力[1]となっている。

開発部内でも使われている俗称である[2]

マジェスティック・サンダー UC 光文明 (2)
呪文
S・トリガー
バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、タップする。そのクリーチャーは、次の相手のターンのはじめにアンタップされない。
氷結カッチ・コチーン UC 水文明 (4)
クリーチャー:グレートメカオー/ハンター 3000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、タップしてもよい。そのクリーチャーは、次の相手のターンのはじめにアンタップされない。

条件は各カードによってバラバラだが、コスト論では1体につきおよそ2マナ程度であり、かなり手軽に使える。

その威力は上記のとおりであり、タップキルに使える他、攻撃ブロックをしばらくの間封じることができる。フィールドアドバンテージを奪うにはかなり有効な手段と言え、除去の苦手な文明デッキでは重宝される。

S・トリガーを持つ場合の防御札、例えば《聖歌の聖堂ゾディアック》で持っているならもちろん優秀だが、実は「攻撃もブロックもできない」の下位互換に近いことには注意。具体的に攻撃中の《超戦龍覇 モルトNEXT》《第七神帝サハスラーラ》を考えてみると、それらにフリーズを当てても同じターンにアンタップしてしまい再攻撃を許してしまう。攻撃前の《ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》などもフリーズでは1回だけ起き上がってしまい完全に攻撃を止めることはできない。

水文明は光文明の友好色にしてカラーパイのライバルとして知られているが、この部分でも後れを取っている。

  • 『デュエル・マスターズ 十王篇フルコンプリートBOOK』ではフリーズを「長時間タップ」と表現している。

主な擬似フリーズ能力を持つカード [編集]

デュエル・マスターズ プレイスでは [編集]

俗称の「フリーズ」状態だと、クリーチャーが電撃を帯びたようなエフェクトを持つようになる。実質的に同じ処理の《ブルース・ガー》のデメリットも同じエフェクトが流用されている。

ただし、仮にその状態であってもタップ状態でなければエフェクトは表示されない。見た目の問題だけで実際には「フリーズ」予約は正しく記憶されているので勘違いしないように。

  • 《超戦龍覇 モルトNEXT》龍マナ武装で「攻撃の後」アンタップされるとする。攻撃中、S・トリガーなどでフリーズの継続的効果を与えられれば[3]アンタップ前にはビリビリエフェクトは付くが、付いた後にアンタップするとそのエフェクトは消えてしまう。もちろん効果が消えたわけではなく、ここで同じターンにもう一度攻撃してタップ状態になると再びビリビリとなり、次の自身のターン開始ステップにはアンタップできない。

デュエプレでは相手バトルゾーンにエレメントが7個埋まっている状態でオールフリーズさせれば、実質進化クリーチャー以外の召喚ロックしている状態になるためTCGより強力な能力である。進化元が1体の進化クリーチャーはタップを引き継ぐため召喚からcipなどを使えても打点にはならない。《母なる大地》《龍脈術 落城の計》のような味方のエレメントを減らせる非エレメントを使うか、進化V以上を出すことでようやく強引に盤面の数を減らして盤面ロックから抜け出すことができる。

参考 [編集]