アビス・レボリューション環境 [編集]
《ダンディ・ナスオ》を筆頭にパワーカードが消滅。
しかし、《絶望神サガ》には規制が入らなかった為、環境が大きく変わることは無かった。
新戦力カード [編集]
概要 [編集]
目ぼしい新規カードはアーマードシナジーに拘らずに採用でき、かつエレメント指定除去付きクリーチャーである《ザーク・砲・ピッチ》や旧型マッドネスである《メテオキャノン・ドラゴン》程度。
同日に開催された公認グランプリでは【ライオネル.Star】が優勝【絶望神サガループ】が準優勝を飾った他、【赤黒バイク】や【モルトNEXT】も活躍を見せた。
【絶望神サガループ】の下に【赤黒バイク】と【モルトNEXT】が食らいつく環境の構図はこの時期に端を発したと言える。
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概要 [編集]
《首領竜 ゴルファンタジスタ》や《チアスカーレット アカネ》、《楽球の妖精》、《配球の超人/記録的剛球》などのジャイアントの登場により、【チアスカーレット アカネ】の基盤が確立。
《楽球の妖精》は【赤緑“逆悪襲”ブランド】でも需要を得ている。
《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》はクリーチャー面のメタ性能から、色の合うあらゆるデッキに居場所を見つけ、特に【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】や【鬼羅.Star】の流行に一役買った。
メクレイドは、その最大値が「8」であると思われ、《首領竜 ゴルファンタジスタ》や《深淵の螺穿 ラゼル=ズバイラル》などあからさまにコスト8に早出しが有効なクリーチャーが登場している。
デザイン通りその種族デッキで使われるものもいれば、《ブレイン・スラッシュ》経由で【5色ザーディクリカ】に取り入れられるものもいた。
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概要 [編集]
《ドアノッカ=ノアドッカ/「…開けるか?」》の登場により、【絶望神サガループ】が遂に速攻対策を獲得。【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】相手でも小型メタクリーチャーを処理しやすくなった。
【絶望神サガループ】が環境上位デッキの中で頭一つ抜けた対応力を得ることになり、遂に一強環境が開始した。
【黒単アビスロイヤル】としては《ドアノッカ=ノアドッカ/「…開けるか?」》の他に《フットレス=トレース/「力が欲しいか?」》を獲得。
クリーチャー面と呪文面の両方で《アビスベル=ジャシン帝》の早期召喚に貢献できる点が強く、大会上位入賞実績が多数報告された。
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概要 [編集]
【白単メカ・メクレイド】は後のDM23-RP2期に一定の完成点に到達するが、この構築済みデッキはその基礎を作り上げることに一役買うことになる。
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概要 [編集]
諸々の強化パーツによって【白単メカ・メクレイド】や【チアスカーレット アカネ】、【赤単アーマード・メクレイド】がそこそこ健闘。
【赤黒邪王門】と相性の良い《謀遠 テレスコ=テレス》により、【赤黒テレスコ=テレス】が襲来。
DM23-RP2の新規としては特に《♪なぜ離れ どこへ行くのか 君は今》、付録カードだが《深淵の文暴具 ケシカス=カース》の活躍が目覚ましく、【絶望神サガループ】対策として登場から瞬く間に色の合うデッキ全般に採用されるようになった。
他には、コスト8の「メクレイドの当たり獣」や《ブレイン・スラッシュ》の蘇生先として、《Kl'avia Tune》などが【5色ザーディクリカ】に採用された。
しかしながら引き続き【絶望神サガループ】を中心とした環境が続き、それに対抗できる【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】、【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】、【我我我ブランド】などの、ループより先に倒しきるか、対抗して一斉攻撃までコントロールし切る手段を持つデッキ達の対立構造となった。
また【絶望神サガループ】対策のために、【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】では《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》に加えて《お清めトラップ》の追加採用が見られ、【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】では《パーリ騎士の心絵》、【我我我ブランド】では《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》と《U・S・A・BRELLA》の採用が多く見られた。
【絶望神サガループ】に対抗するためにはある程度採用カードを歪めてでも、墓地利用メタあるいは着地置換効果のコスト踏み倒しメタを採用しなければ勝負の土俵にも立てない状況であり、所謂フルパワー構築は実質不可能となった。
上記に挙げた対抗デッキらは、自身の勝ち筋を極力歪めずにメタカードを採用出来たために環境で活躍できていたが、デッキビルディングの段階でフルパワー構築を封じ、対策を強いるサガループの凶悪さが窺い知れる。
これらの影響で、【黒単アビスロイヤル】などの墓地に依存するデッキは、サガ対策で採用された各種メタカードの巻き添えを受け環境からほぼ姿を消し、他にもサガループが最速で決まる3ターン目までに倒しきるか、何かしらサガループの妨害が出来ないデッキタイプは、軒並み立ち位置が厳しい状況が続いた。
【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】や【青黒緑有象夢造】では、《ウェイボール <バイロン.Star>》と《アクア・スラッシュ》のコンビが再発見された。
相手をハンデスで止めつつ、不用意な攻撃を行わずにドロー出来るのはこれが唯一無二の組み合わせであり、マッドネスを貫通する利点も合わせて恐れられるように。
パーツが揃うのが遅くとも、《キユリのASMラジオ》で纏めて踏み倒せば問題ない。
新戦力カード [編集]
概要 [編集]
【白赤アーマード・サムライ】、【メクレイド刃鬼】が成立し、環境に進出した。
特に【白赤アーマード・サムライ】はサイキック・クロスギアを利用できるためオリジナルよりも構築の幅が広く、ワンショット能力もリソース稼ぎ能力も高いデッキであり、注目株と言えた。
とはいえ、両者ともに【絶望神サガループ】に速度負けしている上に対抗策がほぼ無く、2番手以降に甘んじている。
《「必然」の頂 リュウセイ/「オレの勝利だオフコース!」》はウィニー焼きとしての採用が見られる。色の合うデッキでは広く採用され、【絶望神サガループ】にも取り込んだ型が見られる。
同様に《飛翔龍 5000VT》もウィニー対策として確立。水単色ということで入るデッキが非常に多く、初週では水入りのデッキならほぼ全てのデッキに採用されていると言えるほどのシェアを誇っていた。
しかし、あまりに流行し過ぎたためにメタ枠として《キャディ・ビートル》を投入するデッキが増加。初週以降は流石にあらゆるデッキが採用している、というレベルでは無くなっているが、それでも多くのデッキに採用されるパワーカードとしてのポジションを確立した。
新戦力カード [編集]
概要 [編集]
新規カードはいずれも強力だが、抜きんでて優秀なのは《Disコットン&Disケラサス》。
今後の多色デッキの肝として《天災 デドダム》や《フェアリー・ミラクル》、《獅子王の遺跡》などと枠を争うだろう。
《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》が登場当日から早速【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】で結果を残した。
この頃になるとアドバンス大会の少なさもあってか【絶望神サガループ】の入賞数が5割を占める程になる。
《絶望神サガ》の殿堂入りにより、【絶望神サガループ】が事実上消滅。
合わせて《神の試練》も殿堂入りしたが、環境としては【青魔導具】で1枚投入する型が専らなので被害は比較的軽微。
一方で殿堂解除された《勝利宣言 鬼丸「覇」》が環境復帰。【メクレイド刃鬼】や【黒ガイアッシュ覇道】、【白ガイアッシュ覇道】で早速結果を残した。ただ、《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》が5枚目以降に押しのけられると思いきや、《勝利宣言 鬼丸「覇」》と同格か、あるいは《勝利宣言 鬼丸「覇」》の方が5枚目以降になる運用が目立つようになった。
【絶望神サガループ】に締め付けられていた【キリコチェイングラスパー】や【カリヤドネループ】も、【絶望神サガループ】の消滅から早々に環境へ復帰した。【絶望神サガループ】の消滅だけで【我我我ブランド】を始めとした多くのデッキにおいてフルパワー構築が再びよく見掛けられるようになったことからも、【絶望神サガループ】消滅の影響が分かるだろう。
実際に《サガ》殿堂入り直後は上述のデッキを含め【白赤アーマード・サムライ】や【オールデリート】等多様なデッキが環境入り。中でも入賞数が頭ひとつ抜けていたのは《サガ》全盛期にも圧倒的カードパワーと人気で二番手につけていた【モルトNEXT】であった。
また、同時期のオリジナルで流行していた青黒赤基盤の【テスタ・ロッサ】も《零龍》と《煉獄の悪魔龍 フォーエバー・オカルト》を引っ提げアドバンス環境に進出。
8月4週のアドバンスのチャンピオンシップ上位入賞率を見ると、【白赤アーマード・サムライ】が1位、【モルトNEXT】が2位で両者ともベスト4入賞全デッキ中16.1%の入賞率であり、概ね【白赤アーマード・サムライ】と【モルトNEXT】の2強構造となっていた。
しかし、8月5週から9月初週末にかけてはこれらのビートダウンの台頭により、特に【モルトNEXT】に強い【ナウ・オア・ネバーループ】や【オールデリート】が流行。これらが週間入賞率トップを飾ることとなる。
新戦力カード [編集]
概要 [編集]
9月第2平日から9月第2週末にかけては、チャンピオンシップ上位入賞母数36にして実に20種類以上のデッキが入賞を記録する群雄割拠の環境となっていた。
入賞数1位は【青赤緑モルトNEXT】、2位は【バイク】(【赤黒バイク】・【青黒赤バイク】)、3位は【グラスパーループ】(【緑単グラスパー】、【青黒緑グラスパー】)。入賞数中位には【ナウ・オア・ネバーループ】、【オールデリート】、【青黒闇王ゼーロ】などの、【モルトNEXT】に強いコンボデッキが位置していた。
新戦力カード [編集]
・《芸魔王将 カクメイジン》
・《同期の妖精/ド浮きの動悸》
・《アビスベル=覇=ロード》
・《ア:エヌ:マクア》
・《Napo獅子-Vi無粋/♪オレの歌 聞けよ聞かなきゃ 殴り合い》
・《五番龍 レイクポーチャー ParZero》
・《アーテル・ゴルギーニ》
・《芸魔隠狐 カラクリバーシ》
・《ピース・盾・ルピア》
・《ポッピ・冠・ラッキー》
・《オ:ドユニワ/喰土邪覇》
概要 [編集]
DM23-RP3発売直後の週では、群雄割拠の様相を呈したオリジナルとは対照的に、開催数の少なさも相まってアドバンスならではのGR召喚を取り入れた【青赤マジック】の登場等はあったものの圧倒的人気とデッキパワーを誇る【モルトNEXT】中心のメタゲームからは大きく動くことはなかった。
特に9月最終週は開催数が極端に少なく統計が取れない程の事態となっていた。
10月からはアドバンスチャンピオンシップのプロモーション・カード配布が強化された結果、開催数が回復。
10月初週はトップの【モルトNEXT】(入賞率18.9%)に【青赤マジック】(入賞率13.5%)と【白ガイアッシュ覇道】(入賞率10.8%)が続くという結果となった。
【ガイアッシュ覇道】の増加の要因としては、優秀な水単色ドラゴンの《五番龍 レイクポーチャー ParZero》の追加や《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》が刺さる【青赤マジック】の登場が大きい。
次週では【赤黒バイク】系統(19.0%)がトップに立ち、それに【青赤マジック】(14.3%)が続くという速攻が流行した週となった。
それに対抗するべく【白ガイアッシュ覇道】(9.5%)や【ナウ・オア・ネバーループ】(9.5%)も台頭。
これらの速攻や苦手な【ネバーループ】の増加で【モルトNEXT】の入賞率は9.5%にまで減少した。
また、オリジナルでトップを誇る【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】も大型チャンピオンシップで準優勝する等存在感を示しており、DM23-EX2発売前にして【モルトNEXT】の牙城が崩れたと言えるだろう。
DM23-EX2期(発売日 2023年10月21日) [編集]
新戦力カード [編集]
概要 [編集]
DM23-EX2発売直後は新弾発売直後特有の混沌とした環境もあって、パワーの高い【青赤マジック】と【モルトNEXT】が入賞数トップに立った。
入賞数は4位にとどまったものの、特に《邪帝斧 デッドアックス》と《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》を獲得した【白ガイアッシュ覇道】の強化は目覚ましく、今後のアドバンス環境のトップになるだろうと目されていた。
しかし、次週になると【ムザルミ天門】が台頭し入賞数トップに君臨。【白ガイアッシュ覇道】は入賞数を伸ばしたが2位に留まる結果となった。
前環境の覇者だった【モルトNEXT】は従来有利だった【白ガイアッシュ覇道】に五分程度まで追い付かれたことや苦手な【ヘブンズ・ゲート】系統の台頭が響き入賞数は3.9%にまで転落。一旦環境トップから退く形となった。
以降DM23-EX2期終了までの間、概ね【ムザルミ天門】、【白ガイアッシュ覇道】、【青赤マジック】、【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】の四強構造であった。
最終週では【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】の勢力が大きくオリジナルと合わせて入賞数トップに君臨した。
新戦力カード [編集]
再録のみでなし
概要 [編集]
初週は【モルトNEXT】が入賞数トップを奪還(16.0%)。従来の青赤緑型から《禁断竜王 Vol-Val-8》をカットし、《地封龍 ギャイア》や《「必然」の頂 リュウセイ/「オレの勝利だオフコース!」》を積んだタイプが多数を占めた。
そしてその次に【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】(14.9%)、【ムザルミ天門】(13.8%)、【白ガイアッシュ覇道】(12.8%)、【青赤マジック】(10.6%)とアドバンス環境の常連が続く形となった。
DM23-RP4期(発売日 2023年12月16日) [編集]
新戦力カード [編集]
概要 [編集]
DM23-RP4発売直後、《DARK MATERIAL COMPLEX》が【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】や【白黒メカ】に入ったレシピが入賞。
また【赤緑ボルシャック】には《竜皇神 ボルシャック・バクテラス》、【白黒メカ】には《ドラン・ゴル・ゲルス/豪龍の記憶》、【チアスカーレット アカネ】には《超重竜 ゴルファンタジスタ》などの新パーツが入り、本格的に環境入りを果たす。
12月最終週は年の瀬ということもありチャンピオンシップ開催数が減少。満足な統計データが取れない。
新戦力カード [編集]
概要 [編集]
新規カードは1枚ずつしか収録されてないため、有用性の高い物が価格の暴騰を引き起こした。
中でも《友情地龍 ルピア・ターン》と《邪光魔縛 ネロマノフ=ルドルフI世》はマナ回収が強力で複数積みされる事態が多発。
《アカシック・A/「アサルト!やっちまいな!」》や《ブルー・インパルス/「真実を見極めよ、ジョニー!」》もメタカード兼、S・トリガーとしては最上級の性能なので高い需要を誇っている。
新戦力カード [編集]
概要 [編集]
DM23-EX3発売直後には《終斗なる牙 パラノーマル》入りの【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】が結果を出した。
《偽りの希望 鬼丸「終斗」》は【赤黒バイク】/【青黒赤バイク】に採用されている。
《偽りの名 ドルーシ》は【シールドプリズン】におけるアドバンテージの塊であり、専用デッキで採用されている。
《水晶の王 ゴスペル》は専用デッキの【白青赤ゴスペル】や【ゴスペルデリート】が一定の活躍を果たしている。
下述の新殿堂施行直前では、概ね【白黒赤ルドルフドルマゲドン】、【ムザルミ天門】、【赤黒バイク】/【青黒赤バイク】、【青赤マジック】の四強構造と言える。
殿堂レギュレーション(施行日 2024年3月11日) [編集]
《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》のプレミアム殿堂により【青赤マジック】は《ファイナル・ストップ》をリペアに取り入れることになった。【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】は《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》本体の殿堂入りにより逆にリソース基盤を活かして《オンソク童子 <ターボ.鬼>》からのソニック・コマンドへの侵略によるビートダウンを軸とするようになったが、アドバンスでは流石に力不足となった。【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】も2枚目以降の《幻緑の双月/母なる星域》を失ったことで以降は厳しい立場となった。【アカシック3】も2枚目以降の《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》を失い、リペアが《巨大設計図》範囲外の《激烈元気モーニンジョー》であるため、4ターンキルの安定性が低下。
新殿堂施行以降も【白黒赤ルドルフドルマゲドン】、【ムザルミ天門】、【赤黒バイク】/【青黒赤バイク】、【青赤マジック】の四強構造は変わらない。
3月末の集計では【ドルマゲドンX】系統が3週連続入賞数1位を記録。
『全国大会2023』では予選ラウンドのアドバンスでの使用者が参加者48人中1位が【ムザルミ天門】の13人、2位が【青赤マジック】の7人、同率3位が【卍夜】、【白黒赤ルドルフドルマゲドン】の各5人であった。
主流デッキ(通常環境) [編集]
参考 [編集]