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呪紋のカルマ インカ R 自然文明 (4) |
クリーチャー:オラクル/スノーフェアリー 3000 |
自分のターン中、相手はクリーチャーを召喚できない。 |
《呪紋の化身》のリメイク版。そちらと比べサイズが小さくなっており、自分のターン中のみではあるがクリーチャーの召喚を封じることができる。
これにはGR召喚も含まれる。
S・トリガー、S・バック、ニンジャ・ストライクは召喚扱いなので、それらの使用を防ぐことができる。
よく使われる《アクア・サーファー》や《終末の時計 ザ・クロック》、《光牙忍ハヤブサマル》などを対策できるので、ビートダウンにはあった能力である。
ただし、クリーチャー以外には効果がない点には注意。呪文のS・トリガーや、クロスギアのS・トリガーXを防ぐことはできない。
また、《マーシャル・クイーン》等による相手ターン中のS・トリガー獣の召喚は防げなくなっている。
《ドンドン吸い込むナウ》や《ミステリー・キューブ》を防げなくなっているのは痛いが、突然の《アクア・サーファー》等を防げる強さは本家と変わらない。
自然入りのビートダウンデッキに採用できるだろう。【スノーフェアリー】では文句無しのフィニッシャーとして採用されている。
元々S・トリガー対策の中ではかなり有能なカードであり、エピソード3環境では【ヒラメキドレーン】におけるカウンター封じとして使われた。ただ当時はS・トリガー獣が後年より充実していなかったため、現実には《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》で十分なことも多かった。また、《光姫聖霊ガブリエラ》での防御をアテにして、ソリティアをいったん中断してターンを1回返さないとこのクリーチャーの召喚にまで手が回らないこともざらであった。それでも、早期にブロッカーを並べられると難儀しやすい【シューゲイザーワンショット】との対面の場合、【ヒラメキドレーン】側は《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》に加えてこれを立てるために大胆にターンを渡すことがあった。
エピソード3環境の場合どちらかというと【シューゲイザーワンショット】での活躍が主体で、そちらのデッキの展開力を考えれば無理なく呼び出すことができた。
ドラゴン・サーガ環境ではデュエルマスターズ全国大会2014『デュエマ甲子園』日本一決定戦4位入賞の【緑単サソリス】に2枚投入されたという実績をすでに作っていた。
革命編では《凶殺皇 デス・ハンズ》や《閃光の守護者ホーリー》といった「過去の定番S・トリガー呪文の枠すら奪いかねないような強力なS・トリガー獣」が多数登場しており、相対的に活躍の場が多くなっていた。
《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》などの強力なS・バックやニンジャ・ストライクすらも防げ、相手の《邪帝遺跡 ボアロパゴス》がカウンター要員として全くの無力になる点も注目すべき点である。逆にこちらの《邪帝斧 ボアロアックス》や《神聖麒 シューゲイザー》で簡単に出せるコストである点もポイントであった。
後にDMD-27にてアウトレイジの《単騎連射 マグナム》が登場。あちらは自分のターン中に相手がクリーチャーをコスト踏み倒しすると直接墓地送りになる。召喚以外も封じられる上にコストが1低いため、やや肩身が狭くなってしまっていた。ただどちらかというとあちらがオーバースペック気味なだけで、こちらの能力も充分に強力なので、種族や文明の違いで差別化は可能。
2017年10月頃の使用宣言に関する裁定変更によって、クリーチャーのS・トリガーやS・バックの使用宣言そのものは許してしまう《単騎連射 マグナム》との明確な差別点が生まれた。
コストが偶数なので《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》で踏み倒すのにも都合がよく、【チェイングラスパーループ】が1ショットキルのプランを取る際のカウンター封じとして利用することもできる。これを入れた構築は実際DMRP-03期のチャンピオンシップで優勝するなど結果を残している。
その《単騎連射 マグナム》は2018年3月1日付けで殿堂入りが決定した。元々文明違いの上位互換がいたとはいえ差別化は容易な部類のクリーチャーだったので相対的には立場がかなり向上したと言える。
超天篇では《スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘》、《ジョリー・ザ・ジョルネード》などのGR召喚付きカウンター札へ対処できることから再評価された。2020年1月1日の殿堂レギュレーション改訂の影響でDMEX-08発売直前に【BUNBUN・ヴァイカー】が環境入りすると、色の合う無制限カウンター封じとして出番を貰った。
王来篇環境に入ると【5色グレンモルト】で《邪帝斧 ボアロアックス》から呼び出すためのカウンター封じとして稀に使われるケースが見られた。文明のおかげで《単騎連射 マグナム》と差別化するに至ったと言える。
《禁断竜秘伝エターナルプレミアムズ》の登場で場に出しやすくなったのも強み。
【緑単オービーメイカー】が発祥すると、スノーフェアリーであることを重視されてそちらにカウンター封じとして採用されるようになった。
【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】や【青黒緑ザビ・ミラ】にクリーチャーによるカウンターを封じる手段として採用される場合が稀にある。もっとも、同じような用途なら1コストと各種マナブーストとのくっつきが良い上に序盤のマナブーストや相手に対する牽制に使えて汎用性が高い《ベイB セガーレ》の方が基本的には優先されるが。
【シールドプリズン】が流行すると、スノーフェアリー絡みのデッキの一部の型で対策札として採用されるようになった。