SSS級(トリプルエスきゅう)天災(ディザスター) デッドダムド》 [編集]

SSS級天災 デッドダムド P(SR) 水/闇/自然文明 (8)
進化クリーチャー:トリニティ・コマンド/S級侵略者 11000
進化:水、闇、または自然いずれかのクリーチャー1体の上に置く。
SSS級侵略[天災]:水、闇、または自然のコマンド(自分の水、闇、または自然のコマンドが攻撃する時、バトルゾーン、自分の手札、墓地、マナゾーンにあるこのカードをその上に重ねてもよい)
W・ブレイカー
このクリーチャーを別のクリーチャーの上に重ねた時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の墓地かマナゾーンに置く、または手札に戻す。

DMBD-10で登場した//自然トリニティ・コマンド/S級侵略者進化クリーチャー

3つの文明と4つのゾーンに対応したSSS級侵略[天災]と、クリーチャーの上に重ねた時に破壊マナ送りバウンスのいずれかの除去を行う能力を持つ。

このカードがバトルゾーン、自分の手札墓地マナゾーンにある限り、自分の自然コマンドは全てアタックトリガー除去を行えるようなもの。加えて相手からの除去にも強く、山札送りシールド送りされない限りすぐにバトルゾーンに戻って来ることができる。
封印されればSSS級侵略[天災]が使えなくなるが、このクリーチャーが入るデッキではコマンドだらけな筈。すぐに外すことができる為あまり脅威ではない。

また、3色のためマナ基盤としても優秀で、マナゾーンから侵略ができることもあり、序盤から安心してマナゾーンに置ける。
墓地からの侵略が可能なことから《サイバー・チューン》などの手札交換ディスカードにもできる。
基本的に先に回収が必要とされるマナゾーン墓地に置いてある状態でも、必要に応じてバトルゾーンに飛んでいけるのは何よりの魅力。cip能力などで仕事を終えたはずのコマンドがいきなり除去を飛ばしてくるクリーチャーに化ける可能性がチラつくのは大きなプレッシャーとなり得る。

除去に関しても、3つの方法から選ぶことができるので、pigを発動されたくない場合はマナ送り、相手のマナも増やしたくない場合はバウンスを選ぶなどケースバイケースな除去ができる。

また、バトルゾーンからの侵略は元々バトルゾーンにあるクリーチャーであるため、《洗脳センノー》などをはじめとしたコスト踏み倒しメタの影響を受けずに除去を行いつつ打点を増やす事が出来るのも魅力。

パワー11000と単純な殴り返しにはほぼ苦労しないラインであるのも魅力。《超戦龍覇 モルトNEXT》《“罰怒”ブランド》といった環境でよく見るフィニッシャーとのバトルに強いのは加点要素。より大きいのはこれを採用するような青黒緑系のデッキにとって苦手寄りなデッキである【我我我ブランド】によく入る《“罰怒”ブランド》にバトルで勝てる点であろう。

手札はもちろん超次元ゾーンを除く公開ゾーンならどこからでも侵略できるため《禁断機関 VV-8》禁断機動と相性が良い。

ルール [編集]

  • 《SSS級天災 デッドダムド》の能力でバトルゾーンのクリーチャー・オブジェクトを墓地に置こうとすることは「破壊」である。そのため「破壊される時」「破壊された時」両方がトリガーする。
    • 「破壊」と「カードを墓地に置く」の関係は「破壊」ページを参照のこと。
  • バトルゾーンからバトルゾーンに侵略した場合、「バトルゾーンに出た」扱いにはならないため、封印を外すことはできない。
  • 《時空工兵タイムチェンジャー》の能力で、このクリーチャーの下にクリーチャーを置いても、クリーチャーの上に重ねたことにならないため、除去は行えない(※暫定回答)。
  • 当然と言えば当然なのだが、タマシードから進化した時にも、クリーチャーの上に重ねたことにならないため、除去は行えない。

環境において [編集]

発売直後からこのカードと《天災 デドダム》《虹速 ザ・ヴェルデ》が「カードパワーの高いコマンド」という点に着目し、《S級宇宙 アダムスキー》《禁断機関 VV-8》を擁する【青黒緑デッドダムド】が確立される。CSでは優勝・準優勝の報告が上がっており、環境第1位に躍り出た。やはり、侵略の幅広さと確定除去で手軽に相手のテンポアドバンテージを削ぐ地力の高さは侮れないということだろう。
また、お供の《天災 デドダム》《蒼き団長 ドギラゴン剣》ファイナル革命で最大2体呼び出せるコスト帯である事から《蒼き団長 ドギラゴン剣》をタッチした型の【青黒緑デッドダムド】も見られるようになった。また、《悪魔妖精ベラドンナ》《天災 デドダム》、このカードが投入された【5色ドギラゴン剣】が登場し、その型のデッキのDMBD-09DMBD-10期におけるチャンピオンシップ4位以内入賞がいくつか報告されている。そちらのデッキにはこのカードへの侵略元を意識せずとも多く採用できる点も功を成したのだろう。
さらに同時期には、《S級原始 サンマックス》を中核とした【赤緑サンマックス】が環境第2位の座に就いたため、革命編以来の侵略が環境を支配する形になった。しかし、【ミッツァイル】の台頭等による環境の変化から、「たまに見るデッキ」程度に落ち着く。詳細は【青黒緑デッドダムド】を参照。

除去封印を外しただけでも十分仕事は完遂しているため、侵略によりコスト踏み倒しメタに引っかかって山札の下に戻されたりしても大した痛手にはならなず、手打ちのしにくさもほとんどデメリットにならなかった。
デッキの色を無理してこのカード合わせる必要性も無いため、多くのデッキに採用を検討することが可能である。多色である利点はオマケに捉えてもよく、今までのまたは自然単色侵略デッキにこのクリーチャーをそのまま入れたとしても、それが問題になる事は少ない。

十王篇環境でも実力は衰えず、持ち前の除去力により、フィーチャーされた新能力フシギバースムゲンクライムアバレチェーンオシオキムーンなどの場に残ることで発揮される能力を(特定のコンボを除いて)否定する形になった。

王来篇環境に入ると、【青黒赤緑ヴァイカー】にも採用されるようになった。

2021年8月下旬の環境では、アドバンスにおける【5色グレンモルト】【5色ザーディクリカ】の打点補強兼除去要員として使われるようになった。「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力を持つ扱いではないため、《地封龍 ギャイア》対策にも最適。《聖魔連結王 ドルファディロム》で退かしそびれた多色クリーチャーへの対処としても優秀。DMRP-20期あたりから《百族の長 プチョヘンザ》採用型の【5色ザーディクリカ】が増えると、除去の波状攻撃で少しずつ増えてきた【ヘブンズ・ゲート】系統への対処が楽になった。単色枠を多く取り過ぎてマナ基盤が怪しい場合は、3枚以上投入することも。

アビス・レボリューション環境ではすっかり専用デッキは影を潜めており、5色青黒緑基盤といった《天災 デドダム》が入るコントロール系統に汎用除去として1枚から2枚挿されるケースが主流。そんな中でDM23-RP2最終週のアドバンスでは、これを入れたコマンド基盤折衷型の【青黒緑デリート】が3位入賞している。DM23-EX3期には《虹速 ザ・ヴェルデ》とこれをタッチして除去力を高めた型の【青黒COMPLEXコントロール】が流行。

DM24-RP1期にはこれをミラーマッチでのロック対策として1枚積みした型の【ムザルミ天門】がチャンピオンシップで結果を出した(アドバンス、36人参加、優勝)。

【青黒緑キリコチェイングラスパー】《エンペラー・キリコ》の邪魔にならない除去として1枚程度挿される場合がある。

DM24-RP3に成立した【青黒緑マルル】では《天災 デドダム》《ヨビニオン・マルル》リクルートするのが基本プランであり、《マルル》が引けない時も《デドダム》手打ちプランがあるので《デドダム》がほぼほぼ場に出る。初動ブースト+マルル+デドダムで山札を5枚掘るのでどこかで拾いやすく、単純に基本プランの強化となる。ただ、このデッキは多色チャージできるタイミングが1ターン目にしかなく可能な限り単色を増やしたいのと、元々除去手段には困っていないため、時々採用される程度となっている。

その他 [編集]

  • 以前までは、退化の際の再構築において、例えば、上から1枚目と2枚目がこのカード、3枚目が《虹速 ザ・ヴェルデ》の場合、再構築の際に《虹速 ザ・ヴェルデ》を進化元にしたこのカードとして残すことも、進化クリーチャーの重ねられていない《虹速 ザ・ヴェルデ》として残すこともできるというルールだったため、後者を選び比較的簡単にこのカードを墓地に退避させるというテクニックが存在した。が、現在では再構築のルール変更によりできなくなっている。
  • 名前の由来は「デッドゾーン」+「アダムスキー」+「サンマッ」を合わせ「ダムド=忌まわしきもの」とかけたものか。

デュエル・マスターズ プレイスでは [編集]

DMPP-27時点ではカードとしては登場していないが、同弾収録の《天才のビッグアンサー》フレーバーテキストでその存在が言及されている。
こちらの世界でも結局開発が間に合わなかったようだが、「禁断の力をも抑え込める」性能を持っていただろうことが再び言及されている。

関連カード [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

Q.2枚の《SSS級天災 デッドダムド》が重なったクリーチャーがいます。次に他の闇のコマンドが攻撃した時、その2枚重なった《SSS級天災 デッドダムド》を両方侵略させることができますか?
A.いいえ、侵略は攻撃する時にすべて宣言しなければなりません。2枚重なっている《SSS級天災 デッドダムド》のうち下の《SSS級天災 デッドダムド》は進化元として無視されているので、侵略を宣言することができません。
引用元(2019.8.8)

Q.自分の《悪撃縫合 ドルゲペイン》が攻撃する時、自分は手札から《SSS級天災 デッドダムド》の「SSS級侵略 [天災]」の宣言をしました。《悪撃縫合 ドルゲペイン》の「攻撃する時」の能力でカードを2枚引き、その宣言した《SSS級天災 デッドダムド》を捨てた場合、自分はそれを墓地から《悪撃縫合 ドルゲペイン》の上に重ねられますか?
類似例:《S級不死 デッドゾーン》
A.いいえ、重ねられません。手札から「侵略」の使用を宣言した《SSS級天災 デッドダムド》が解決の前に他のゾーンへ移動した場合、それは以前のゾーンでの状態を継続しません。「侵略」の宣言をしていても、能力の解決はできません。

+  (総合ルール 400.5)

引用元(2021.6.25)

Q.自分の《サイバー・B・フィッシュα》《天災 デドダム》《虹速 ザ・ヴェルデ》がいる状況で、自分は《SSS級天災 デッドダムド》を召喚し、《天災 デドダム》の上に重ねました。これにより「ジャストダイバー」がトリガーし、その効果が《SSS級天災 デッドダムド》に付与されています。
その後、《虹速 ザ・ヴェルデ》が攻撃する時、《天災 デドダム》の上にある《SSS級天災 デッドダムド》の「SSS級侵略 [天災]」を使い、《虹速 ザ・ヴェルデ》の上に重ねたのですが、《虹速 ザ・ヴェルデ》の上に重ねた《SSS級天災 デッドダムド》には「ジャストダイバー」の効果が付与されたままですか?
A.はい、別のクリーチャーの上へ移動した場合も、「ジャストダイバー」の効果は付与されたままです。
「SSS級侵略 [天災]」などで、進化クリーチャーのカードのみが他のクリーチャーの上に重なった際、進化クリーチャーに与えられていた効果が、新たに重なったクリーチャーと、再構築で残った進化元のクリーチャーの両方に引き継がれます。
今回の場合、「SSS級侵略 [天災]」によって《虹速 ザ・ヴェルデ》の上に重なった《SSS級天災 デッドダムド》と、再構築で残った《天災 デドダム》の両方が、「ジャストダイバー」によって選ばれず、攻撃されなくなります。
引用元(2022.02.18)

Q.自分の《EVE-鬼MAX》がバトルゾーンにいる状況で、自分の《ジャスミンの地版》が進化元にある《オウ禍武斗 <サンマ.Star>》が相手を攻撃した際、《SSS級天災 デッドダムド》の「侵略」の宣言をしました。
先に《EVE-鬼MAX》の「自分のクリーチャーが相手を攻撃する時」の能力によって《オウ禍武斗 <サンマ.Star>》が相手のクリーチャーとバトルし、バトルの結果破壊され、「スター進化」の置換効果で《ジャスミンの地版》が残ったのですが、その上に「侵略」を宣言していた《SSS級天災 デッドダムド》を重ねられますか?
A.はい、《ジャスミンの地版》のように、残ったタマシードが水、闇、自然いずれかのタマシードで、「シンカライズ」を持っていれば、その上に《SSS級天災 デッドダムド》を重ねられます。
ただし、一度タマシードになっているので、その攻撃は中止になりますし、タマシードの上に置いても「このクリーチャーを別のクリーチャーの上に重ねた時」の能力はトリガーしません。
引用元(2022.6.24)

  • 4つ目の能力について

Q.自分の自然のコマンドが攻撃する時、墓地とマナゾーンから別々の《SSS級天災 デッドダムド》を侵略させました。2枚目の《SSS級天災 デッドダムド》は別のクリーチャーの上に重ねたことになりますか?
Aはい。名前が同じであっても、もともとが別のクリーチャーなので効果は発動します。
引用元(2019.8.8)

Q.《轟破天九十九語》《SSS級天災 デッドダムド》をバトルゾーンに出した時、「重ねた時」の能力は使えますか?
A.いいえ、使えません。
引用元(2020.2.26)

Q.相手の《地封龍 ギャイア》がバトルゾーンにいる状況で、自分の《SSS級天災 デッドダムド》をバトルゾーンに出す際に、マナゾーンに置かれますか?
A.バトルゾーンに出ます。《SSS級天災 デッドダムド》の能力のように、「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」でテキストが始まっていない場合、《地封龍 ギャイア》の置換効果は適用されません。
引用元(2020.12.15)

Q.相手の封印の付いた《禁断〜封印されしX〜》がある状況です。自分の《天災 デドダム》が攻撃する時、自分は《超奇天烈 ギャブル》《SSS級天災 デッドダムド》の2枚を「侵略」能力の宣言をして、《天災 デドダム》の上に重ねました。《超奇天烈 ギャブル》の「出た時」の能力で、相手の《テック団の波壊Go!》を唱えて「バトルゾーンにある相手のコスト5以下のカードをすべて、持ち主の手札に戻す。」を選び、《禁断〜封印されしX〜》に付いている封印をすべて手札に戻しました。「禁断解放」した《伝説の禁断 ドキンダムX》《SSS級天災 デッドダムド》の「出た時」の能力で選べますか?
A.いいえ、選べません。相手の《禁断〜封印されしX〜》が「禁断解放」するのは、自分の《SSS級天災 デッドダムド》の「出た時」の能力が解決された後です。《SSS級天災 デッドダムド》の「出た時」能力を解決する時点では、封印の付いていない《禁断〜封印されしX〜》なので、選べません。

+  (総合ルール 603.3)

引用元(2021.2.5)

Q.バトルゾーンに相手の《リツイーギョ #桜 #満開》がいます。自分は《虹速 ザ・ヴェルデ》を召喚し、《リツイーギョ #桜 #満開》を攻撃した際に《SSS級天災 デッドダムド》2枚の「SSS級侵略 [天災]」の使用を宣言しました。
1枚目の《SSS級天災 デッドダムド》の「重ねた時」の能力で《リツイーギョ #桜 #満開》を破壊してから、2枚目の《SSS級天災 デッドダムド》の「侵略」を解決できますか?
A.はい、できます。1枚目の《SSS級天災 デッドダムド》の「SSS級侵略 [天災]」を解決して《虹速 ザ・ヴェルデ》の上に重ねた後、その「重ねた時」の能力と2枚目の《SSS級天災 デッドダムド》の「SSS級侵略 [天災]」は好きな順番で解決できます。
引用元(2021.9.22)

Q.自分の《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》がバトルゾーンにいる状況です。相手が《SSS級天災 デッドダムド》を「SSS級侵略 [天災]」でバトルゾーンのクリーチャーの上から別のクリーチャーの上に重ねた場合、「このクリーチャーを別のクリーチャーの上に重ねた時」の能力はトリガーしますか?
A.はい、トリガーします。カードがバトルゾーンからバトルゾーンへ移動しても、出たことにはなりません。出てトリガーしているわけではないので、「このクリーチャーを別のクリーチャーの上に重ねた時」の能力に対して《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》の置換効果は適用できません。
引用元(2021.11.19)

Q.自分の《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》がバトルゾーンにいる状況です。相手が《SSS級天災 デッドダムド》を「SSS級侵略 [天災]」で手札、墓地、マナゾーンからクリーチャーの上に重ねた場合、「このクリーチャーを別のクリーチャーの上に重ねた時」の能力はトリガーしますか?
A.いいえ、トリガーしません。バトルゾーン以外のゾーンから《SSS級天災 デッドダムド》をクリーチャーの上に重ねた場合、この《SSS級天災 デッドダムド》はバトルゾーンに出たことになります。出てトリガーする能力ですので、「このクリーチャーを別のクリーチャーの上に重ねた時」の能力に対して《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》の置換効果が適用され、能力はトリガーしません。
引用元(2021.11.19)