《ブレイン・スラッシュ》 [編集]

ブレイン・スラッシュ R 水/闇文明 (6)
呪文
S・トリガー
次のうちいずれか1つを選ぶ。自分のクリーチャーまたはタマシードの中に水と闇があれば、両方選んでもよい。
▶カードを3枚引き、自分の手札を1枚捨てる。
▶コスト8以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。

DM22-EX2で登場した/呪文

3ドロー1ディスカードコスト8以下リアニメイトの2つのモードを持ち、S・トリガー唱えられる。
さらに場にあるクリーチャータマシードによって文明が揃えば両方のモードを選べる。
上のモードで捨てたカードをそのまま下のモードでリアニメイト出来るデザインになっている。

条件を満たさない場合、手札補充については《ブレイン・タイフーン》《サイバー・ブック》と変わらないので極力リアニメイトを選びたい。

リアニメイトの性能に関しては《襲来、鬼札王国!》と良い勝負と言える。
あちらはコスト踏み倒しメタを潰しつつリアニメイト出来る事もあるのに対して、こちらは墓地が無くても大型クリーチャーをリアニメイト出来る可能性がある。

ブレインであるため、《遣宮使 ネオンクス》のサポートを受けられる。
《ブレイン・スラッシュ》の効果でも《ネオンクス》を出せるため相性は良い。

青黒と優秀である。

1体で2モード両方を選べるようにしてくれる青黒のクリーチャーの中でも《龍素記号wD サイクルペディア》との相性は最高の一言。ただでさえマナカーブが5→6と繋がる上に、そちらで増幅すれば6ドロー2墓地肥やし8コスト以下2体リアニメイトという爆発的なアドバンテージを得られる。2体同時にリアニメイトできる場合、【白青黒ギャラクシールド】であれば《マーシャル・クロウラー》+《光霊姫アレフティナ》【5色ユニバース】なら《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》+《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》、他にも《メテヲシャワァ・ヲヲロラシアタァ》+《究極銀河ユニバース》といった手段があり、それこそフィニッシュ手段にはまるで困らない。

ルール [編集]

おそらく、モードについて対戦相手に言いがかりをつけるトラブルが多発したためか、『デュエル・マスターズ 競技イベント運営ルール』が更新された。https://dm.takaratomy.co.jp/rule/rulechange/316650/

(前略)
これらの能力を、選択肢をすべて選ぶための条件を満たしている状況で解決する際、選択肢を選ぶプレイヤーがどの選択肢を選んだか相手に伝えておらず、かつ選択肢の一番上の効果から解決しはじめた場合、選択肢をすべて選んだものとしてゲームを進行する。
(後略)

《ブレイン・スラッシュ》だと、両方選べる条件を満たしている際には、相手に何も言わなくても3ドロー1ディスカードを始めた時点でリアニメイト効果まで使う(強制なので言いがかりの余地がない)ことになった。そうでなくてもループなどで何度も使用される機会があり、そのたびにモードを宣言するという手間が省けるようになったといえる。
ただし、意図的に上の選択肢だけ使いたい場合は、正確に相手に伝える必要が生まれたので注意したい。

逆に、意図的に下の選択肢だけ使いたい場合は相手に伝える必要はない。

(前略)
どの選択肢を選んだか相手に伝えておらず、かつ選択肢の一番上以外の効果から解決しはじめた場合、選択肢のうち、解決しはじめた効果のみを選んだものとして扱う。
(後略)

環境において [編集]

DMGP2022』成績上位者とDMPランキング2022年下期上位者合計32人を対象とした「DM最強位決定戦」(アドバンス&オリジナル)で3位入賞した【クイーンサイクル】に投入されていた。フィニッシャーの《クイーン・アマテラス》《龍素記号wD サイクルペディア》両方が蘇生圏内に収まっている上、最悪《マナ・クライシス》《フォース・アゲイン》盾落ちマナ落ちしてもこのカードで適当にクリーチャーを釣り上げてビートダウンするだけで強力。

【青黒緑有象夢造】でも《CRYMAX ジャオウガ》を早出したり、【5色ザーディクリカ】でも一定の実績を残している。
《灰燼と天門の儀式》よりも優先されるデッキもかなり確認されている。
単体での防御性能は《灰燼と天門の儀式》より劣るが《聖魔連結王 ドルファディロム》を始めとする強力な除去持ちで補えるので問題ない。

2023年5月頃には4枚積み型の【5色ザーディクリカ】まで開発され、オリジナルのチャンピオンシップで2週連続優勝の実績を残した。その結果、【5色ザーディクリカ】においては4枚積みが当然となった。
《ブレイン・スラッシュ》が4枚入っているという前提となれば、cipを使い終わった《天災 デドダム》を放置してバトルゾーンに水と闇がある状態が危険という意味であり、《デドダム》がデコイになってくれることも期待できる。

《龍風混成 ザーディクリカ》を2体、3体と連鎖するのにも好都合で、それらを連鎖しつつ《聖魔連結王 ドルファディロム》で相手を一掃し、後続再展開による追撃も諸々のEXライフシールドで牽制して大体勝てるというパターンも少なくない。これを採用することでデッキ掘削能力が格段と上がるため、《CRYMAX ジャオウガ》が1枚から2枚の採用の【5色ザーディクリカ】でも無理なく早期に掘り当てて4ターンキルを狙いやすい。

DM23-SP1期のオリジナルではこれを4枚積みした【星龍ライベルモット】がチャンピオンシップ優勝を果たした。《聖魔連結王 ドルファディロム》《CRYMAX ジャオウガ》を高速展開してワンショットする型であったが、多色によるマナタップインが命取りになりかねないデッキに4枚積みされる辺りに、そのカードパワーの程が窺い知れよう。

《戦略のD・H アツト》採用型の【青黒緑ゼーロベン】でも採用されるが、S・トリガーとして捲れるかどうか運任せのこちらよりも、《秩序の意志》の方が手札に抱えられる分だけ狙って使用しやすい。

2024年4月に入るとこのカードを搭載した【5色蒼龍】が流行する。デッキ名こそ《蒼龍の大地》に譲っているが環境的に通りの良い《聖魔連結王 ドルファディロム》を早期着地させて盤面を制圧したり、《砕慄接続 グレイトフル・ベン》《Disアイ・チョイス》と組み合わせて莫大なリソースを確保したりと中盤の核となっており、実質的なメインカードと扱う者もいるほどの活躍を見せている。

DM24-RP2期にはこれを軸の1つとして採用した【白青黒超光喜サイクル】なるデッキが結果を出している(62人参加、オリジナル、3位入賞)。

他のカード・デッキとの相性 [編集]

その他 [編集]

サイクル [編集]

闇と、他文明で使われていた共通ワードを含む多色呪文。S・トリガー持ちで、モードと条件付きでそれの同時選択ができる。
また、イラストは過去カードのオマージュになっている。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]