《フェアリー・ミラクル》 [編集]
山札の上から1枚をマナゾーンに置き、マナゾーンに5つの文明が揃っていればさらに1枚を置ける。 【5色フェアリー・ミラクル】の根幹であり、ここから《龍仙ロマネスク》等の6マナの強力なカードにアクセスしてデュエルを有利に進められる。 安定してマナブーストを決めるため、デッキ構築の段階から2〜3枚のカードで5色が揃うようにしたい。多色カード、できれば《偽りの王 ヴィルヘルム》や《ニコル・ボーラス》や《最終龍覇 グレンモルト》や《怒流牙 サイゾウミスト》などの3色カードを多めに採用するといいだろう。 また、《薫風妖精コートニー》等の自分のマナを5色化するカードと併用すれば、確実に2枚のマナブーストを決めることができる。 3ターン目の2ブーストが成立した場合、必然的に《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》のスーパーS・バック条件を満たすのも見逃せない。ブーストの隙を補う防御札を構えることができるため、そちらの登場以降速攻相手にはこのカードが決まるかどうかで戦局が大きく左右されるようになった。 ルール [編集]
環境において [編集]発売後、3→6のジャンプアップを1枚で可能にする当時では唯一無二のカードとして頭角を現し、【5色フェアリー・ミラクル】を成立させた。 その後、類似能力の《獅子王の遺跡》が登場すると、初期はこのカードと併用されていたものの、あちらの「5色は必要ないが多色のカードが少ないと機能し辛い(=単色のカードの枚数はなるべく抑えたい)」という特徴から、デッキによっては単色のこのカードを外し、あちらにマナブーストを一任するケースが見られるようになった。以降《フェアリー・ミラクル》も入る入らない関係なしに【5色コントロール】(フィニッシャーしだいでは【5色ジョリー】等)と呼ばれることが多くなり、【5色フェアリー・ミラクル】という呼称は一気に死語に近づいた。 さらに《天災 デドダム》が登場した頃になると、【5色コントロール】やそれに準ずるデッキが《獅子王の遺跡》と《天災 デドダム》の最大8枚体制(所謂「デドダム獅子王基盤」)とすることがざらになったため、ますます不採用となり、よしんば採用されても9枚目以降の初動に甘んじることが多くなった。これで3→6と繋がなくとも、《天災 デドダム》で3→5と繋いでから《“魔神轟怒”万軍投》を唱えて十分重量級マナドライブでアドバンテージを取れるのも大きい。 しかし、DMRP-17環境になると、【青黒緑デッドダムド】や【鬼羅.Star】をはじめとする《奇天烈 シャッフ》等で4ターン目に呪文を封じてくるデッキが増加し《獅子王の遺跡》を唱えられなくなる場面が増えたため、コストが軽くそれらに間に合うこちらがオリジナルを中心に再注目され、2021年のゴールデンウィークにこれを使った型の【5色コントロール】が主流化。王来篇で3色カードが多数追加されたことで、2ターン目に全文明を揃えやすくなったのも大きい。マナ基盤の充実により、最初の1ブーストでマナゾーンに加わったカードで5文明が揃うことを期待して、唱える前に5文明全てが揃っていない状態で唱えることも現実的な戦略となった。この頃のフィニッシャーのコストは高くて9マナ程度であり、《獅子王の遺跡》を使う程の激しいマナブーストが必要ない点も無視できない。 ただ遅くとも王来MAXに入ると、実際のプレイング上は《天災 デドダム》を3ターン目に召喚するために緑単色カードとしてマナチャージすることが目立つようになった。 DM22-RP1期もやはり、アドバンスの【5色グレンモルト】、オリジナルの【5色ザーディクリカ】共に早期決着が基本であるため、《獅子王の遺跡》ほどのマナブースト力は必要なく、複数マナブーストがこれ単採用の型が主流である。 2023年に入ると墓地利用系がそこそこ環境に多くなったため《お清めシャラップ》の方が刺さりやすく、【5色ザーディクリカ】においては2枚から3枚に削るケースも散見されるようになった。それでも【5色グレンモルト】では早期決着のために役立つため依然として4枚積みされる。 DM22-RP1期時点では9枚目の初動マナブーストとして1枚積みに留めるケースもそこそこ見られるように。DM23-SP1期時点の構築ではマナ基盤の都合上簡単には5色が揃わず、不採用がザラに。 【絶望神サガループ】の現役時代はそちらへのメタカードになる《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》に押しのけられるケースが激増していたが、【絶望神サガループ】消滅後は採用枠を取り戻すケースもよく見られるようになった。 《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》が殿堂入りに指定されると2024年3月11日新殿堂の正式施行前に予行演習的に、コスト踏み倒し呪文への依存度を下げてこちらによる地道なマナブーストの比重を上げた型の【5色ザーディクリカ】が比較的増加。 その後DM24-RP1発売辺りからメジャー格に復帰した【5色蒼龍】そちらに4枚積みされるケースがざらになり、オリジナルでよく見かけるようになった上に、アドバンスでもそこそここのカードの姿が見られた。この時点から数えて約16年前のコスト3マナブーストが環境次第で基盤の中軸を担う時点で、潜在能力は折り紙付きである。 5色の揃え方 [編集]基本的にこのカードを使うデッキは単色カードの枚数が自然文明を除きかなり少ない傾向にあるため、できれば2ターン目までのマナチャージで5色を揃えたい。その為によく使われる組み合わせを以下に示す。
その他 [編集]
デュエル・マスターズ プレイスでは [編集]
DMPP-09で実装。レアリティがアンコモンになり、《フェアリー・ミラクル》で増やしたマナはそのターン使えなくなった。 カードの効果そのものは弱体化したとはいえ、デュエプレでは文明の解放というシステム上多色カードが使いやすくなっているため、総合的にはむしろ強化されているともいえる。このカードを使う場合は必然的に多色カードが多いデッキになるため、疑似タップインは大きな弱体化ではない。 3ターン目に2ブーストに成功すれば、4ターン目の時点で手札が全部多色だったとしても、コスト5のカードをプレイすることができる。
関連カード [編集]
フレーバーテキスト [編集]
収録セット [編集]デュエル・マスターズ [編集]
デュエル・マスターズ プレイス [編集]
参考 [編集]タグ:
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