【青赤マジック】 [編集]マジックを指定した革命チェンジを持つ、《芸魔隠狐 カラクリバーシ》と《芸魔王将 カクメイジン》の性能の高さに着目した、リソースクリーチャーと踏み倒し先呪文を共存させて攻め手を確保したデッキ。 DM23-RP3が発売された9月16日当日のチームcsではメンバー3人が同じデッキを使用して優勝している[1]など、早くも実績を残している。 概要 [編集]DM23-RP3で登場した革命チェンジのギミックを利用し、クリーチャーを展開したりアンタップして連続攻撃することでワンショットキルを狙うデッキ。
主要カード [編集]
候補カード [編集]コスト4以下のマジック・クリーチャー [編集]
コスト5以上のマジック・クリーチャー [編集]
マジック・ツインパクト [編集]
呪文 [編集]
その他クリーチャー・ツインパクト [編集]
主要カード以外の革命チェンジ [編集]
このデッキの回し方 [編集]基本的には2ターン目に《AQvibrato》等の軽量マジック獣を立て、3ターン目に《氷柱と炎弧の決断》の手札交換を2回使用してキーカードを揃える。もしくは3ターン目にすぐ殴れる《灼熱の演奏 テスタ・ロッサ》や《プラチナ・ワルスラS》、《アシスター・Mogi林檎》からの《Napo獅子-Vi無粋》や《強瀾怒闘 キューブリック》から《芸魔隠狐 カラクリバーシ》や《芸魔王将 カクメイジン》に革命チェンジすることが前提条件。 その後《♪音速で 本番中に チューニング》や《瞬閃と疾駆と双撃の決断》でアンタップしつつ後続を増やしていく。 《芸魔王将 カクメイジン》の場合、同時に《「本日のラッキーナンバー!」》などを挟むことでS・トリガーを防ぐこともできるため、ワンショットの性能はより向上する。 長所 [編集]必要なパーツはそれなりに多いが、全体的に水文明のドローと火文明の手札交換によって手札に必要なパーツを引き込めるので、安定して革命チェンジに繋ぐことができる。 これまで環境で活躍した3ターンキルデッキと異なり、ただ3ターンキルを実現するだけなら3ターン目にマナを使う必要はない。そういったところからも、溜める動きやドローソースを挟むことがしやすい。 横展開すれば【青黒魔導具】の除去が追いつかなくなるぐらいには展開力もある。 最速のリーサルターンは3ターン目と非常に早く、弱点のハンデスやメタクリーチャーも機能する前にゲームを終わらせることができてしまう。2コストウィニーの採用枚数次第では《氷柱と炎弧の決断》と《瞬閃と疾駆と双撃の決断》での打点形成と《芸魔王将 カクメイジン》でのスピードアタッカー化を活かして様々な角度からリーサルを組むことができ、ウィニーを活かしたその勝ち筋の広さは往年の【白青赤ドギラゴン剣】のようである。 仮に先にブロッカーやメタを出されても《歌舞音愛 ヒメカット/♪蛙の子 遭えるの何処?好きと謂ひて》等の除去や《氷柱と炎弧の決断》のプリン効果で大方無力化してしまえる。 その上、一度走り出してしまえば《瞬閃と疾駆と双撃の決断》によりさらに後続を増やすことができ、G・ストライクを踏んでもトドメまで持っていくことができる。 これ程の対カウンター性能と最速3ターン目にダイレクトアタックまで届く速度を併せ持つのが最大の強みと言えるだろう。 短所 [編集]最大の短所は全体的に《芸魔隠狐 カラクリバーシ》への依存度が高い点。引くのが遅れた場合には動きが大きく制限される。 3ターンキルを目指すデッキにしては多色カードの枚数がかなり多く、多色事故の可能性が比較的高い。そのため、本来呪文ロックで有利に立ち回れるはずの【アカシック3】との対面ですら、先攻を取られると多色事故の隙に走り切られる場合もある。 デッキ内のパワーラインが非常に低い。パワー1000または2000のクリーチャーが大半を占める上にキーカードである《芸魔隠狐 カラクリバーシ》もパワー4000と討ち取られ易く、チェンジ元を軽量除去で徹底的に潰してくる相手に苦戦しがち。 《芸魔王将 カクメイジン》の効果発動はブレイクの前であるため、ブロック等で攻撃が通らなければそもそも発動すらしない。そのためブロッカーを出されると処理または停止させる手間を強いられる。《光牙忍ハヤブサマル》で不意に止められてしまう事も不味い。 クリーチャーによるカウンターへの対策は《「本日のラッキーナンバー!」》や《単騎連射 マグナム》といった殿堂入りカード主体な上、《カクメイジン》や《カラクリバーシ》で繋がる《「本日のラッキーナンバー!」》が優先されがち。受け札のコストが3種類以上不揃いな相手には苦戦を強いられる。また、どちらかが盾落ちしているとフィニッシュが不安定化する。
【アビス】に対しては黒単、黒緑どちらの型においても明確に不利。チェンジ元を《漆黒の深淵 ジャシン帝》や《「…開けるか?」》、《「……誰を呼びたい?」》等で潰された所に《ウォズレックの審問》や《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》、《謀遠 テレスコ=テレス》といったハンデスを叩き込まれると辛い。黒緑型に至っては《アビスベル=覇=ロード》の攻撃誘導と《邪幽 ジャガイスト》からの《テレスコ》+《ジャガイスト》大量増殖で蓋をされると詰みである。 踏み倒しメタも一応乗り越える事は難しくないものの、出されるとテンポロスはどうしても避けられない。一手遅れたところにハンデスや呪文メタを刺されると致命的になりやすい。 踏み倒しを乱発するため、《流星のガイアッシュ・カイザー》をほぼ確実に誘発させてしまう所が難点。踏み倒しをしたターンに勝てれば問題ないが、《カラクリバーシ》を繋ぎとして使うプレイングに大きなリスクが生まれるため要求値が上がってしまう。 エレメント指定除去こそ備わっているががタマシードを根本からロックする機構はないため、【白青赤ライオネル.Star】にワンショットを凌がれて不覚を取る場合もある。 ほぼ環境で見ないカードだが、《ローズ・キャッスル》は展開の要である《AQvibrato》と《灼熱の演奏 テスタ・ロッサ》が常在型能力で溶かされてしまう。バトルゾーンに発生源を置いていないのでエレメント除去でも対処不可。 環境において [編集]登場から各地のチャンピオンシップで結果を残し9月3週目の統計では途中参戦ながら解禁初週にして入賞率5位(5.8%)を記録。少しずつシェアを伸ばし、解禁4週目の10月初週末から第2平日には入賞率2位(10.6%)まで上り詰めた。 DMGP2023-2ndでもベスト128進出者中17人使用と、29人使用で予選実績1位の【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】に次いで予選実績2位。本戦でもベスト8と3位に1人ずつ残った。 山札掘削能力のおかげで1枚積み枠を増やしても十分回る。実際、DM23-BD2・DM23-BD3発売直前には、1枚積み9種類の構築がオリジナルで3位入賞。 『ジュニア グランプリ2023』では参加者271人中17人使用と使用率4位。カイザブロックD4進出デッキに輝いている。 『超CSⅥ in福岡』では3位に入賞。ベスト8にも1人残っていた。ベスト128進出者実績は、31人使用で使用率1位。 2024年1月の終わりには、《ディライト・ディフェンス》や《S・S・S》、《ゴルパガーニ-A7/ダウンフォース・サーキュラー》を採用し、防御性能と詰め性能を高めた【白青赤マジック】なる派生型がオリジナルのチャンピオンシップで3位入賞(ただし実測参加人数25人)。 『超CSⅥ in群馬』にはベスト4とベスト8に各1人残った。予選実績はベスト128進出者中17人使用と、使用率3位を記録。ほぼ同時期に開催された512チーム規模のチーム戦のオリジナルのチャンピオンシップでは3人中2人がこのデッキを使用したチームが優勝。 多数の活躍を見せたためか、このデッキのフィニッシュの一端を担う《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》が2024年3月11日にプレミアム殿堂入り。 ワンショット時のS・トリガー呪文ケアに関しては、実際の採用率は低いが《ファイナル・ストップ》でリペア可能である。使用率の低さは、コスト4が《芸魔隠狐 カラクリバーシ》では詠唱不可能で、《芸魔王将 カクメイジン》でも「自分のマナゾーンの枚数以下のコスト」の関係でスムーズではない事情がある。 『全国大会2023』ではオリジナルの使用デッキとして使用率2位となる参加者48人中7人使用を記録(【マジック】括りで集計)。3位に1人、他にベスト8に3人残っている。もし《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》が殿堂入りのままであればこれよりさらに高い実績を残し、『全国大会2023』が【青赤マジック】一色となっていた公算が極めて高いため、結果的には『全国大会2023』の環境のバランスを保つためにも《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》をプレミアム殿堂に指定して正解であったと言える。 尚、同大会には《芸魔隠狐 カラクリバーシ》で唱えられる上に《芸魔王将 カクメイジン》でも3ターン目に詠唱できることから、《五郎丸コミュニケーション》を1枚積みしたレシピが見られた。そちらはベスト8入賞している。【COMPLEX】や【ヘブンズ・ゲート】との対面で3ターン目にリーサルを組みつつ《単騎連射 マグナム》を着地させれば勝ったも同然なためである。この影響で、この大会終了後のオリジナルのチャンピオンシップで《五郎丸コミュニケーション》型が入賞するなどした。 DM24-RP1で《楽識神官 プレジール》を獲得。 DM24-RP1期になると、ミラーマッチ対策として《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》を2枚程度積んだ型が散見されるように。 『DMGP2024-1st』Day2の3人1チーム戦(オリジナル)では、本戦進出の64チーム192人中33人が使用と予選実績2位。ベスト4の4チーム12人中3人が使用し、ベスト4使用実績は【5色蒼龍】と並んで2位。優勝チームにも1人使用者がいた。3位のチームは2人が使用。優勝チームの使用者は《楽識神官 プレジール》を1枚採用していた。変わった構築としては、同日ベスト64の《超奇天烈 ベガスダラー》2枚採用型があり、【白緑巨大天門】なら《巨大設計図》4枚を除くメインデッキの9割が当たりのケースが殆どなので、安定して盤面を返せる。【黒緑アビス】も7割程度が当たりなので、運は絡むが逆転に役立つ。 グランプリ終了後も勢いは止まらず、オリジナルのチャンピオンシップではベスト4に3人残った事例が何例も報告されている。2024年の5月の真ん中辺りには、参加者25人のオリジナルのチャンピオンシップだが、ベスト4をこのデッキが独占した。5月4週の入賞実績集計では、入賞率30.5%で入賞数1位を記録しており、入賞率19.2%で入賞率2位を記録した【アビス】を引き離すなど、圧倒的一強と表現して良い状況となっている。6月初頭には参加者55人のオリジナルのチャンピオンシップでベスト4を独占した。5月最終週から6月初頭の集計では入賞率30.4%で入賞数2週連続1位かつ30%超えを記録。6月第1平日から第2週末までの集計では入賞率26.6%と連続入賞率30%超えは2週でストップしたが、依然1位をキープ。これで入賞数1位は6週連続となった。 DM24-RP2発売日には《オリオティス・ジャッジ》や《攻守の天秤》、《T・T・T》の光を足し、《ファイナル・ストップ》を3枚まで増量した【白青赤マジック】なる亜種が128人参加のオリジナルのチャンピオンシップで優勝。発売2日目には《理想と平和の決断》型の【白青赤マジック】も見られた(オリジナル、120人参加、3位)。この【白青赤マジック】は【青赤マジック】より後ろ寄せで、丁度【白青赤ゴスペル】のようなニュアンスを持つ。《攻守の天秤》に関しては、タッチで投入した【青赤マジック】も一部で根強い。 『ジュニア グランプリ2024』ではベスト32進出者中2人使用と予選実績6位。しかしD4賞は逃した。 『超CSⅦ in横浜』(オリジナルでの3人1チーム戦)では4位入賞のチームが1面使用。ベスト4進出チーム12人中1人が使用と、【白青天門】と並んでベスト4実績5位タイ。予選突破のベスト128の384人中20人が使用と予選実績6位。 2024年8月17日付で《瞬閃と疾駆と双撃の決断》が殿堂入り。幸い【白青赤マジック】は無傷であり、《瞬閃と疾駆と双撃の決断》の殿堂入り直後にリペアとして入賞報告が為された。 9月の中頃には、後述の2ブロック構築のようなマナブースト型が結果を出していた(オリジナル、64人参加、3位)。《グレート・流星弾》を4枚、《無双と竜機の伝説》を1枚採用するなど、そうした点でも変則的であった。 しかし対抗馬となる中速ビートダウンである【白黒赤ファイアー・バード】や【白緑ドリームメイト】がDM24-EX2の発売を機に環境に進出すると、一転して苦境に立たされた。その後【白青黒マーシャル】の進出によって水系の[手札]]リソースと速度を武器とするデッキとしても立場を悪くした。
【青赤禁断マジック】 [編集]《伝説の禁断 ドキンダムX》を投入したアドバンスレギュレーション専用構築。
このデッキの回し方 [編集]オリジナルフォーマットと基本的な動きは同じ。 環境において [編集]オリジナルフォーマットと同様、DM23-RP3発売直後から入賞数を伸ばす。 《MANGANO-CASTLE!》を押し込み用の打点を形成するための札として1枚程度採用している型もある。《灼熱の演奏 テスタ・ロッサ》や、《卯年の園上者 アルラパン》、革命チェンジ持ちのマジックで火のクリーチャーを出したカウントを稼げば、ワンチャンスで《“魔神轟怒”ブランド》の超天フィーバーも発動できる。 『全国大会2023』では予選ラウンドに使用されたアドバンスのデッキとして【マジック】括りで48人中8人使用と使用率2位を記録。決勝ラウンド3位入賞者も予選で使用。 『DMGP2024-1st』Day1個人戦(アドバンス)では準優勝の実績を残している。予選ではベスト128進出者中18人使用と本戦進出実績3位。 2024年ゴールデンウィーク中には517人参加規模のチャンピオンシップで優勝と準優勝を果たしている。 DM24-RP2発売直前からミラーマッチ対策として墓地利用メタと《イオの伝道師ガガ・パックン》の呼び出し重視で《超次元エクストラ・ホール》を採用した型が流行。
DM23-RP3ごろから成立した敵対色2色の文明シャッフル種族デッキ [編集]
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