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歌舞音愛 ヒメカット R 水文明 (2) |
クリーチャー:マジック・マーメイド 2000 |
マジック・フレンド・バースト(このクリーチャーが出た時、自分の他のマジック・クリーチャーを1体タップしてもよい。そうしたら、このクリーチャーの呪文側を、バトルゾーンに置いたままコストを支払わずに唱える。) |
相手のターン中、相手がそのターンで2枚目以降のカードを引いた時、自分もカードを1枚引いてもよい。 |
♪蛙の子 遭えるの何処?好きと謂ひて R 水文明 (4) |
呪文:マジック・ソング |
相手のエレメントを2つまで選び、持ち主の手札に戻す。 |
DM23-RP2で登場した水のマジック・マーメイドと水のマジック・ソング呪文のツインパクト。
cipで自軍のマジック・クリーチャーを1体に任意でタップすることで呪文面をバトルゾーンに置いたままコスト踏み倒しするマジック・フレンド・バーストを持つ。
その上に、相手のターン中限定だが、相手がそのターン2枚目以降のカードを引くごとに1ドローできる能力を持つ。
《コマンダー・テクノバスター》を、非ターン・プレイヤー中限定&ドローステップ不可で、超軽量化したといった具合。
任意なのでドローによる自滅の恐れもない。
呪文面は相手限定でバウンスによる2エレメント指定除去ができ、除去できる数も選べる任意能力。フレンド・バーストで使う事でたった2マナで2バウンスという驚異の性能となる。
基本的にドロー能力は【白青赤鬼羅.Star】のように有限にドローを繰り返すデッキとの対面で有効。除去もその種の展開系デッキにある程度刺さるが、相手の展開力次第ではフレンド・バーストによる除去で間に合わないことも。
肝心のフレンド・バーストだが、ジャストダイバーの《アシスター・Mogi林檎》や相手クリーチャー全部を出たターン中攻撃不能にする《ボン・キゴマイム》がマジックとして存在するため、適性は抜群。《SC龍飛→SC風流》存在下で呪文面を唱え、そこからクリーチャー面でフレンド・バーストにより《SC龍飛→SC風流》をタップすれば、相手のエレメントを一気に4枚除去できる。《有象夢造》や《キユリのASMラジオ》といった複数展開系の呪文でフレンド・バースト元を補充したりフレンド・バースト元と共に出すの1つの手。
【青赤マジック】では、DM23-RP4で標準装備となった《氷柱と炎弧の決断》から手札からのコスト2以下エレメント踏み倒しで呼び出せる特徴もある。
《氷柱と炎弧》で手札が潤沢になった後なら、《瞬閃と疾駆と双撃の決断》で《ヒメカット》踏み倒して《ヒメカット》をスピードアタッカー→横のマジック・クリーチャーをフレンド・バーストから唱え着地置換効果をどかす→SA《ヒメカット》で《芸魔隠狐 カラクリバーシ》にチェンジという立ち回りも現実的に起こる。
フレンド・バースト抜きにした呪文側は、まともに使うと《知識と流転と時空の決断》での除去特化モード、あるいは《♪目には青葉 テレポーテーション 初がつお》に劣るが、その点は《AQ NETWORK》や《極智呪文「ゼンブレイン」》などで疑似的にS・トリガーとして使えるようにすれば十分機能するだろう。
アドバンスでは【4色万軍投】のように有限で大量ドローするデッキや《龍素記号wD サイクルペディア》でのドロー呪文増幅などへの対策として【青黒赤緑邪王門】に挿される場合がある。
オリジナルでも【青黒緑有象夢造】のような手札が資本のデッキに使われることがある上に、【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】の素出しプランのサポートとしてこのカードの手札補充が利用されることもある。これを使った【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】の場合、採用枚数を加減しないと手札でだぶつきがちな《∞龍 ゲンムエンペラー》を、採用枚数を抑えながら安定して早期に引っ張り込める上に、最悪溢れるほど手に入れることもできる手札で後続を供給できることを盾にウィニーでごり押しするプランも取れる。《とこしえの超人》や《ベイB セガーレ》のような1コストのコスト踏み倒しメタを乱暴に消費する動きが許容できるようにしてくれるのも優秀。
【絶望神サガループ】の手札交換呪文基盤や【青魔導具】のドローソース基盤に対してもその性能を発揮しやすい。
特に【青魔導具】対策としては、クリーチャー面でのメタ能力でのドローも然ることながら、マジック・フレンド・バーストによるエレメント除去が優秀。これ1枚でそれまで【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】にとって微不利だった【青魔導具】を微有利以上の相手として見ることができるようになったと言える。
程無くして仮想敵の1つである【絶望神サガループ】が消滅すると、往時ほどの採用率ではなくなった。それでも、手札交換を重用する【テスタ・ロッサ】など新たな仮想敵は手に入れており、刺さる場面は依然としてそれなりにある状況。
【青赤マジック】が発祥すると、ミラーマッチ対策として程無く利用されるようになった。だがこの頃になると【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】ではクリーチャー面がより高い攻撃性を持つ《同期の妖精/ド浮きの動悸》が優先されるようになった。【黒単アビスロイヤル】や【黒緑アビスロイヤル】のようにドローによらずアドバンテージを稼ぐデッキ、【白赤アーマード・サムライ】前の段階で除去を飛ばすデッキなど、腐る対面も目立つようになった。
《アーテル・ゴルギーニ》とは好相性で、墓地からのコスト踏み倒しなので山札からのコスト踏み倒しである《キユリのASMラジオ》と異なり2体一気に狙って出すことができ、マジック・フレンド・バースト2連発で4面除去ができる。【我我我ブランド】の貯めるプランに対して有効である。
DM23-EX2期では【青赤マジック】のみが居場所。最速でマジック・フレンド・バーストを発動すると《AQvibrato》を寝かせてしまうため革命チェンジに繋がらないものの、クリーチャーを複数体出せているならメインステップに相手の置物型メタエレメントをどかしながら攻撃ステップに入れる。また、使い切りの呪文ではなくバトルゾーンにクリーチャーが残るため、バウンスしたそれらを出し直しされても物量でダイレクトアタックするのをちらつかせることができる。
当然だが、クリーチャーが残るというメリットの裏には相手の《飛翔龍 5000VT》の軽減元を出しているデメリットの裏返しでもある。的確に状況を読んで使用していきたい。
【白緑巨大天門】のようにドロー扱いの手札補充がそれなりにあるデッキに対してもそこそこ有効ではある。
【青赤マジック】では最初汎用除去枠として1枚積みがメインであったが、徐々に2枚、3枚と増え、DM23-RP4が発売される頃には2tクリーチャー召喚3t《氷柱と炎弧の決断》手札交換の立ち回りでも腐らないということで4枚採用になった。《氷柱と炎弧の決断》がS・トリガー化した状態で2体呼び出せば、2体のマジック・フレンド・バーストで一気に4面除去に化けるのも大きい。ミラーマッチでは相手の見切り発車を耐えればこれで大量の手札を稼いでやりたい放題できる。タップコストが必要とはいえ実質コスト2の2面除去というのも優秀で、このおかげで生半可なメタカードは【青赤マジック】には通用しない。
王道篇環境 (オリジナル)で【青単カクラリコ】が流行すると、そちらにもリソース確保手段としてまとまった数投入されるケースが見られるようになった。
DM23-RP2のフレンド・バーストサイクル。レアリティは全てレア。