鬼火と魍魎の決断(パーフェクト・オーガロード) [編集]

鬼火と魍魎の決断 SR 闇/火文明 (5)
呪文
この呪文を、[火/闇(4)]を支払い、自分のシールドを1つ墓地に置いて唱えてもよい。
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
▶相手のコスト3以下のエレメントを1つ選び、破壊する。
▶コスト3以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。このターン、そのクリーチャーに「スピードアタッカー」を与える。
▶相手は自身の手札を1枚選び、捨てる。

DM24-RP3で登場した/パーフェクト呪文

モードは相手のコスト3以下エレメント破壊、コスト3以下のクリーチャーをリアニメイト+スピードアタッカー付与、そして相手にセルフハンデスとなっており、シールドを1つ墓地に置くことでコスト4で唱えられる。

注目すべきはリアニメイトハンデス

リアニメイトはコスト以外の条件がなく自由度が高い上にスピードアタッカーも付与できるため、アタックトリガーが優秀なクリーチャーと組み合わせると強力だろう。条件付きだが《霊淵 ゴツンマ=ダンマ》《漆黒の深淵 ジャシン帝》辺りがわかりやすい。
他にも《ハンプティ・ルピア》リアニメイトしつつセルフハンデスさせることでピーピングハンデスの威力を底上げするなどが考えられる。

退化戦術でも引き継ぎでスピードアタッカーが活用できる。【白青赤退化】【白赤緑退化】と同じく特殊進化+《白騎士の精霊HEAVEN・キッド》の組み合わせで出すことで、非進化クリーチャーを退化先に選定した場合も召喚酔いを持たない状態でバトルゾーンに再構築される。大味だがワールド・ブレイカー残しとSA状態の《HEAVEN・キッド》でリーサルである。

何気に代替コスト墓地送りしたシールドからもリアニメイト対象を選べる。

セルフハンデスを2回選択したときの効果は、ナイト・マジック発動《魔弾バレット・バイス》になる。
事前準備なしで2ハンデス叩き込めるため使い勝手はこちらが上ではあるが、代替コストが必要になったことや多色になったこと、何よりマッドネスが強化されているからこそ許されたのだろう[1]

エレメント除去に関しては、それだけを目的にするならばに限定してもこのカードと同等以上のことができて取り回しの良いカードが存在しているため、リアニメイトを邪魔するメタを焼きたい時などに選ぶと良いだろう。

【赤黒バイク】【青黒赤バイク】の汎用枠としても利用価値がある。コスト踏み倒しメタ除去しながらコスト3侵略元を着地させる動きが強力。あらかじめ侵略で攻めている場合、ブレイクによって相手に与えた手札を刈り取るという役割も与えることができる。

シールドを墓地における都合上、《復活の儀》《墓地の儀》を満たす呪文としても有用である。

細部は異なるが《絶望と反魂と滅殺の決断》墳墓避け感覚で使ってもいい味が出る。

環境において [編集]

登場から【赤黒バイク】【ガイアハザード退化】【青黒赤マーシャル】【白黒赤ファイアー・バード】などでの入賞事例こそあるが、あまり活躍できておらず環境には定着していない。

というのも、DM24-EX2期時点で言うと、単発的なセルフハンデスがマッドネスで対策される今日日ではあまり強くなく、受け重視の風潮の中でシールド1枚を犠牲にするのも痛い。継戦力を考えると1コスト上だとしても自己墓地詠唱が付いた《絶望と反魂と滅殺の決断》の方に分がある。

サイクル [編集]

DMRP-22以降に登場した、友好色または敵対色2色なパーフェクト呪文サイクル(数字は登場順)。条件付きで自身のマナコストコスト軽減するまたは免除(=S・トリガー付与)、あるいは代替コストで唱えることができる能力も持つ。

  1. 《闘争と成長の決断》
  2. 《邪杯と魔術の決断》
  3. 《熱線と照射の決断》
  4. 《荒廃と豊穣の決断》
  5. 《幻想と伝承の決断》
  6. 《禁呪と聖句の決断》
  7. 《氷柱と炎弧の決断》
  8. 《百威と族絆の決断》
  9. 《理想と平和の決断》
  10. 《鬼火と魍魎の決断》

関連カード [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


[1] 余談だが海外版の《デモニック・バイス》は、2005年10月に《Cranium Clamp》として登場しており、そのカードは闇単色・コスト4・2枚相手にセルフハンデスさせる呪文である。