七王無き宮殿(ガウェロスト・マインド) [編集]

七王無き宮殿 UC 闇文明 (4)
呪文
相手は自身の手札を見せ、その中の多色カードをすべて捨てる。

DMRP-22で登場した呪文

相手の手札をすべて見たうえで相手に自身の多色カードをすべて捨てさせる能力を持つ。

王来篇環境開始から常に環境に居座り続けた【5色コントロール】系統や優秀な多色ドラゴン満載の【白青赤緑ドラグナー】などのドラゴン基盤デッキなどに対するメタカードとして機能する。

特に革命チェンジニンジャ・ストライク鬼エンドなどの手札誘発の多くに刺さる

多色を一切採用しないデッキ相手には当然ながら腐る。しかしその場合も単色なのでマナに置きやすい。

ただし、呪文なのでメタカードの影響は受けやすい。特に《マインド・リセット》で事前に狙い撃ちにされれば手も足も出ない。

また、先に《拷問ロスト・マインド》を撃った方が相手の《拷問ロスト・マインド》を落とせる関係と異なり、こちらを撃っても相手の《七王無き宮殿》は落とせない。

多色マッドネスには弱く、特に《時の秘術師 ミラクルスター》は天敵。捨てさせた多色呪文をまとめて回収されてしまう。

環境において [編集]

登場からそれまで《拷問ロスト・マインド》を採用していたデッキ全般で採用されるようになった。【5色コントロール】系統などのコントロール対面の場合、ハンデス量だけ見れば《拷問ロスト・マインド》と大差ない場合が多いため、両者を墳墓避け感覚で採用することもあった。これが入っていると匂わせるだけで多色デッキ側のプレイングを多色を初手からマナチャージする方向に誘導できるため、そういう意味でも4枚積みする必要性が薄いのである。

このカードの登場から徐々に【赤緑タマシードアポロヌス】【青タッチ黒魔導具スコーラー】といった多色カードを殆ど使わないデッキオリジナルの上位に躍り出るなど、このカードの影響が如実に表れていると言える。

2022年10月頃になると当初ほどは見られなくなったが、【黒ガイアッシュ覇道】に【ガイアッシュ覇道】系統や【青黒赤緑邪王門】への対策として依然として使われている。DM22-EX1発売直前から【赤黒バクロ法師】に投入されるケースが増加。

2023年2月頃には【青黒緑キリコグラスパー】に投入されることが多くなった。

【絶望神サガループ】消滅後のアビス・レボリューション環境では【黒単アビスロイヤル】【我我我ブランド】【赤緑アポロヌス】などの多色を全く、あるいは殆ど使わないデッキがそれなりにあり、腐る対面がそこそこ多いため一部の【4色ディスペクター】で見かけられる程度となった。このシリーズ終盤には【青赤マジック】のように3ターンキルが安定しやすいデッキなどマナブーストを絡めなければそもそも間に合わないデッキ、【青黒COMPLEXコントロール】のように刺さりが悪い上に運よく刺さってもゲーム運びの根幹が揺るがないデッキも目立つ。

その他 [編集]

  • フレーバーテキストでは闇の七王、改め龍の九王が十八王になったことが示唆されているが、王来MAXでは、少なくとも龍の歴史の九王は全員故人でありもはや『七王』ないしは『九王』の体を成していない(そしてその事実こそがこのカード名の由来でもある)はずのため、経緯や時系列などは不明。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

  • 能力について

Q.《七王無き宮殿》の効果は、相手の手札にあるクリーチャー側が光、呪文側が水のツインパクトカードも捨てられますか?
A.はい、捨てられます。ツインパクトカードは、片側がそれぞれ1つの文明しか持っていないとしても、両側を合わせた時に2文明以上あれば、多色カードとして扱います。
引用元(2022.6.24)