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アビスベル=覇=ロード OR 闇/自然文明 (7) |
クリーチャー:アビスロイヤル 11000 |
革命チェンジ:コスト5以上のアビス |
自分のアビスすべてに「マッハファイター」を与える。 |
W・ブレイカー |
自分のターンの終わりに、コスト6以下のアビス・クリーチャーを1体、自分の墓地またはマナゾーンから出してもよい。 |
各ターン、相手のクリーチャーがはじめて攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。 |
ドミー=ゾー R 闇文明 (5) |
クリーチャー:アビスロイヤル 6000 |
アビスラッシュ:このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。そうしたら、このターン、このクリーチャーはプレイヤーを攻撃でき、ターンの終わりに山札の下に置かれる。 |
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする) |
このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から5枚を墓地に置いてもよい。 |
「倒したいか?」 R 自然文明 (2) |
呪文:アビスへの誘い |
自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。 |
ア:エヌ:マクア SR 自然文明 (5) |
クリーチャー:ヴェールアビス 6000 |
マッハファイター |
W・ブレイカー |
このクリーチャーが出た時、次のうちいずれか1つを選ぶ。 |
▶自分の山札の上から2枚を、タップしてマナゾーンに置く。その後、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻す。 |
▶プレイヤーを1人選ぶ。そのプレイヤーは、自身の墓地をシャッフルし、山札の下に置く。 |
▶相手は、自身のコスト5以下の、クリーチャーではないエレメントをすべてマナゾーンに置く。 |
邪幽 ジャガイスト VIC 闇文明 (5) |
クリーチャー:アビスドラゴン 9000 |
ブロッカー |
W・ブレイカー |
このクリーチャーが出た時、自分の手札を2枚捨ててもよい。そうしたら、アビス・メクレイド5する。 |
各ターンに一度、自分の山札からクリーチャーが出た時、そのクリーチャーのコスト以下のアビス・クリーチャーを1体、自分の墓地から出してもよい。そのターン、そのアビスは相手プレイヤーを攻撃でき、そのターン中に攻撃したら、ターンの終わりに山札の下に置く。 |
《アビスベル=覇=ロード》 | コスト5以上のアビスを条件とした革命チェンジ アビスにマッハファイターを付与 ターン終了時にコスト6以下のアビスを墓地/マナゾーンから1体踏み倒す 各ターン最初の攻撃をこのカードに攻撃誘導 |
《ア:エヌ:マクア》 | 2マナブースト後1マナ回収or墓地リセットor相手のコスト5以下の非クリーチャーをすべてマナ送り マッハファイターで革命チェンジ元にも |
《ドミー=ゾー/「倒したいか?」》 | cipで5枚墓地肥やしW・ブレイカー&アビスラッシュ シンプルなコスト2マナブースト |
《フェアリー・Re:ライフ》 | マナブースト兼受け札 |
《配球の超人/記録的剛球》 | cipで1体強制でマナ送り/シンプルなコスト2マナブースト |
《フェアリー・ライフ》 | 《記録的剛球》と選択 |
《悪魔妖精ベラドンナ》 | cipで自壊しハンデスかマナブーストかの選択 |
《大地門ライフ・ゲート》 | 相手のクリーチャー1体をマナに送り、除去したクリーチャーのコスト未満の非進化クリーチャーをマナゾーンから踏み倒すS・トリガー |
《ダーク・ライフ》 | 2枚見てマナブースト&墓地肥やし |
《フェアリー・ギフト》※ | 召喚コスト最大3軽減 |
《深淵なる大地》 | G・ストライク。アビス対象の《母なる大地》。強力なcip持ちを出し直したい時にも有効 |
《七王無き宮殿》 | 多色カードを全てピーピングハンデス。【青赤マジック】等をより意識したい時の選択肢 |
《秩序の意志》 | S・バック。封印&間接的な墓地肥やし |
《アーテル・ゴルギーニ》 | パワー低下、墓地肥やし、リアニメイトの中から2回使える上に耐性持ちのブロッカー |
《絶望と反魂と滅殺の決断》 | セルフハンデス、パワー低下、リアニメイトから2回使えるパーフェクト呪文。墓地から使える |
《Dの牢閣 メメント守神宮》※ | ファッティデッキと相性の良いS・トリガー持ちフィールド |
《無双恐皇ガラムタ》※ | 攻撃したターン中S・トリガーを完全封殺。《ヤバーダン=ロウ》のアタックトリガーで出す事で即座に効果を使える |
《聖魔連結王 ドルファディロム》 | 相手の単色呪文を封殺し、cip及びEXライフ消費時に相手の単色獣を全滅。 《ヤバーダン=ロウ》の蘇生効果前提だが、単色主体のデッキやミラーマッチ相手に強くなる。 |
《清浄のカルマ インカ/オキヨメ・水晶チャージャー》 | 手札以外メタ/墓地リセット&水晶チャージャー |
《マナ・クライシス》 | ランデスで強引に時間稼ぎ |
《深淵の逆転撃》 | 逆転撃:闇3。敵獣1体のパワーを-無限。手撃ちもしやすい手軽な除去手段 |
《修羅の死神フミシュナ/「この先は修羅の道ぞ」》 | cipで1枚ランダムハンデスを放つブロッカー。各ターンに1度、相手のディスカードに反応して1ドロー/水文明だがバウンスorドローを計2回行うS・トリガー |
《復活の祈祷師ザビ・ミラ》 | アドバンス用。詳しくはページ下部にて |
《鬼寄せの術》 | コスト5以上の中量級の早期着地に |
《百鬼の邪王門》 | 防御札。他の《百鬼の邪王門》を使うデッキとは異なり、鬼エンドを能動的に使うことはまれ |
《ネオ・ボルシャック・ドラゴン/ボルシャックゾーン》 | 2ターン目初動兼火文明枠 |
《イカリノアブラニ火ヲツケロ》 | コスト6以下を手札から踏み倒し、相手と効果バトルさせるが、出したクリーチャーのコストが自分のマナゾーンより多ければ自壊 |
《天体妖精エスメル/「お茶はいかがですか?」》 | 2マナでシールドからマナブースト/ささやかな防御札 |
《奇石 トランキー/アイ・オブ・ザ・タイガー》 | ブロッカーに自分のターンの終わりに、このクリーチャーをアンタップする能力付与/《ジャガイスト》早出し専用機 |
《百威と族絆の決断》 | 手札からコスト5以下のクリーチャーを2体踏み倒せる |
序盤は《「倒したいか?」》や《喰土邪覇》など軽量マナブースト呪文を使って、早期に5コストのアビスに繋げる。
《「力が欲しいか?」》のアビス・メクレイド5や《フェアリー・ギフト》を利用すれば最速3ターン目に5コストのアビスを出すこともできて強力である。
5マナまで貯まったら状況に応じた5コストのアビスを出すことで盤面を制圧していく。特に《邪幽 ジャガイスト》の効果で盤面に複数のアビスを並べる動きが強力であり、《謀遠 テレスコ=テレス》を複数体並べてリソースの差を広げる、《ア:エヌ:マクア》の効果で序盤にマナに埋めた《アビスベル=覇=ロード》を回収しそのまま《覇=ロード》へ革命チェンジさせるなど多彩な動き方ができる。
《邪幽 ジャガイスト》や《覇=ロード》の効果で盤面に十分な数のクリーチャーが並んだら、《テレスコ=テレス》複数体の継続ハンデスで手札を完全に枯らしつつ《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》や《フットレス=トレース》等打点の低いクリーチャーで1枚ブレイク→ターンエンドを繰り返し、相手に困難なトップ解決を強いた状態で安全に削っていきフィニッシュする。もしくは、そのままワンショットを狙う。
《ジャガイスト》殿堂入り後は《ホルン=ストロン》や《ティンパニ=シンバリー》等のヨビニオンを駆使して《マーダン=ロウ》や《悪魔妖精ベラドンナ》を呼び出し、《テレスコ=テレス》や《修羅の死神フミシュナ》も交えてリソース差を広げつつコントロールする。
アビスラッシュと革命チェンジの性質が非常に良く噛み合っており、墓地から召喚して即座に殴れるチェンジ元から入れ替わりつつ、ターン終了時のデッキボトム行きを回避しつつ手札から再利用できる。
《邪幽 ジャガイスト》と《謀遠 テレスコ=テレス》の組み合わせによる制圧力は【テレスコ邪王門】で証明済みであるが、そこに《アビスベル=覇=ロード》が加わる事によってマナゾーンからも展開コンボを始動する事が可能となり、より柔軟な動きを取れる様になった。
また《覇=ロード》の効果で自軍アビス全てがマッハファイターを得るため、手札だけに留まらず相手の場にも多大な被害をもたらす事ができる。
《ジャガイスト》によって大量のブロッカーが並ぶのは勿論の事、《覇=ロード》が各ターン1回の攻撃誘導までも持ち合わせている。《テレスコ=テレス》の継続ハンデスも相まって一度展開を決めれば相手にとって突破は非常に困難となる。
自然のマナブースト戦術を取り入れた事で、これまで扱いが難しかったコスト5以上の大型アビスも無理なく扱える様になった。さらに《覇=ロード》自体も素出しで全ての能力が問題無く機能するため、メタカードでの対策を狙う相手にはブーストからの素出しで対応してやるのも一つの手である。
《ア:エヌ:マクア》がコスト5以下の非クリーチャーエレメントを対象とした全体除去を持つため、それらを多用する【白赤アーマード・サムライ】や《最終龍覇 グレンモルト》等に強く刺さる。それ以外の場合でも《覇=ロード》をマナから回収しつつマッハファイターで即座に革命チェンジ可能。
《異端流し オニカマス》に対しても、自慢のマッハファイター戦術で打ち取れる他、メクレイドは召喚扱いなので規制されないなど、非常に強固といって良い。そのためこのデッキは、通常のコスト踏み倒しが増えると環境での立ち位置が良くなる《異端流し オニカマス》にある程度比例した活躍を見せると言える。
《大地門ライフ・ゲート》を使用可能となった事で、相手の《地封龍 ギャイア》で詰むといった事態に陥りにくくなった。【アポロヌス】を相手取る場合でも、上手く行くと相手ターン中にマナゾーンの《ジャガイスト》が起動しかねない。
パワー6000以上のクリーチャーが大半を占めるため、本来展開系デッキの天敵となる《飛翔龍 5000VT》もまるで刺さらない。
《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》のピーピングハンデスや《謀遠 テレスコ=テレス》の継続ハンデスといった質の良いハンデスを早い段階から乱発できるため、多くのキーカードを抱える必要のある【青赤マジック】に有利。妨害系呪文も基本的にツインパクトのため《マーダン=ロウ》等で落とせば問題無く、パワーラインも貧弱なので手札と場を徹底的に枯らしてブロッカー軍団と《アビスベル=覇=ロード》で封殺可能。
《アビスベル=覇=ロード》を使っての盤面処理は《アーテル・ゴルギーニ》の展開力にも追いつくほどである。
こうした汎用性の高さから、【速攻】以外の大抵のデッキに万遍なく対処できると言える。
真っ先に挙げられる弱点は受けの薄さだろう。一応回ってしまえば低くはないパワーのブロッカー軍団と《アビスベル=覇=ロード》で壁を築くことは可能ではあるが、メクレイドの関係上デッキをコスト4~5のアビスで固めることになり、受け札はかなり限定されてしまう。そのため、受け札が《フェアリー・Re:ライフ》のG・ストライク4枚のみになるケースも珍しくなく、3ターンキルを狙う速攻は不得手。
また、相手がクリーチャーを展開しないタイプのデッキである場合、妨害手段が《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》や《謀遠 テレスコ=テレス》等のハンデスや《ア:エヌ:マクア》の墓地リセット程度のためやや心許ない。
加えて相手のクリーチャーがいなければ革命チェンジのためには相手プレイヤーに攻撃せざるをえないため、出した直後の《アビスベル=覇=ロード》をS・トリガーで打ち抜かれるリスクもあって、総じて一部のコンボデッキを筆頭とした盤面戦を挑まないデッキにはやや苦しい。
各種メタクリーチャーがそこそこ刺さり、コスト指定除去などの高パワークリーチャーに有効な除去が無い場合、あるいはあっても採用枚数が少なく手札に安定して引っ張り込みづらい構築の場合、《デスマッチ・ビートル》で詰む場合もある。《ボン・キゴマイム》はこちらのマッハファイターやアビスラッシュを完全に無効化し、除去や革命チェンジによる奇襲を阻害してきて厄介。あまつさえ、こちらが大量踏み倒しで溜めるプランを取ろうものなら、大量ドローによるアドバンテージまで稼いでくる。
パワー12000以上のクリーチャーを多用するデッキ相手だとバトルゾーンの制圧が困難となる。《ド:ノラテップ》や《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》等のスレイヤー、《邪闘 シス》や《漆黒の深淵 ジャシン帝》といった除去持ちを適宜飛ばして対応する必要がある。
クリーチャーのコストが5に偏っているため《奇天烈 シャッフ》や《♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》には要注意。コスト5を宣言されるだけでブロッカー軍団の大半があっけなく沈黙してしまう。また革命チェンジ持ち以外のクリーチャーは単色なので、《聖魔連結王 ドルファディロム》にも弱く、ついでに呪文も止められる。
主に《邪幽 ジャガイスト》→《ドミー=ゾー》の流れで山札を酷使しがちなため、アドバンスの【モルトNEXT】との対面では勝負を長引かせると《伝説の禁断 ドキンダムX》の全体封印でライブラリアウトすることも。
【白緑巨大天門】のような手札が溢れるほど手に入るデッキはハンデスの有効性が薄いため苦手である。《∞龍 ゲンムエンペラー》もこちらのデッキにとっては即死級のロックなので、油断ならない。
多くの弱点を抱えていながらもDMGP2023-2ndではベスト128進出者中13人使用と予選実績3位と好成績。
DM23-EX2期には墓地肥やしとマナブーストで大型に繫ぎ、《暗黒の怨草士 クロユ・レシア》でスピードアタッカー化して一気にワンショットしたり《水上第九院 シャコガイル》で安全に勝ちに行ったりする【青黒赤緑アビス】なる派生型が136人規模のオリジナルのチャンピオンシップで優勝しており、アビスという種族を中心としていながらかなりの拡張性を持つデッキとして知られてきている。
2023年12月初頭には、《奇石 トランキー/アイ・オブ・ザ・タイガー》や《天体妖精エスメル/「お茶はいかがですか?」》の光を足し、新世界王の○○で光マナを補強した【白黒緑アビス】なる派生形が結果を出している。同月上旬の内に《極閃呪文「バリスパーク」》を入れた型も結果を残している。【白黒緑アビス】は《奇石 トランキー/アイ・オブ・ザ・タイガー》を早出し手段に採用してはいるもののマナが伸びるので、黒赤構築のアビスデッキが早出し手段をプレイしたきりになりがちなのに比べて後が続きやすい。
『ジュニア グランプリ2023』では参加者271人中19人使用と使用率3位。
DM23-RP4で《エリー=ザ=ダーティ》、《機深天 クロフェシー》を獲得。
DM23-RP4発売直後には、《流星のガイアッシュ・カイザー》、《飛翔龍 5000VT》、《ブラキオ龍樹》を採用した【青黒緑アビス】なる派生型がオリジナルのチャンピオンシップで準優勝。
2023年のクリスマスシーズンには《メガ・マグマ・ドラゴン》型の【黒赤緑アビス】も結果を出した。《メガ・マグマ・ドラゴン》にそれほどコスト踏み倒しメタへの対策札として依存しておらず、着地置換効果方式のコスト軽減メタなどに止められて機能しなくても致命打にならないため採用されたのだろう。
2024年1月中旬には、1位から3位までが【黒緑アビス】、4位が【黒赤緑アビス】と、【黒緑アビス】系統が上位を総なめしたチャンピオンシップが確認された。
DM23-BD4・DM23-BD5・DM23-BD6・DM23-BD7発売2日目、ミラーマッチに強い《マナ・クライシス》4枚積み型がオリジナルのチャンピオンシップ(ただし実測参加者41人規模)で準優勝。
『超CSⅥ in福岡』ベスト128進出者の中に6人残っており、【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】、【黒単アビスロイヤル】と並んで予選実績6位タイ。しかしベスト8は逃している。
『超CSⅥ in群馬』ベスト128進出者の中に3人残っており、【ブレスラチェイン】と並んで予選実績9位タイ。
DM23-EX3で《邪騎 スベルニル/「我が愛馬よ!!」》を獲得。
長らく環境では3〜4番手に位置していたが、2024年3月11日の殿堂入りにより不利対面だった【アカシック3】や【青黒魔導具】等が軒並み弱体化したため評価が急上昇し、殿堂入り直後の週の入賞数でトップに躍り出る。
また、《深淵なる大地》や《アビスベル=ジャシン帝》を採用し、触れられる領域を増やした型が入賞し注目を集めた。
『全国大会2023』ではベスト8に1人残っている。予選のアドバンス使用デッキとして《キャディ・ビートル》を入れた型が確認され、以降アドバンスでのパーツとして流行。
DM24-RP1で《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》、《超化秘伝アビスアサルト》、《邪魂の王道 ジャシン帝》を獲得。
特に《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》の活躍は目覚ましく、変に踏み倒し前提のクリーチャーを採用せずとも《アビスベル=覇=ロード》や《邪闘 シス》などコスト6〜7を出すだけでも十分。人によっては《配球の超人/記録的剛球》や《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》の初動呪文をクリーチャーとして再利用するギミックが見られる。
DM24-RP1発売日には《百発人形マグナム》を使ってアビス・メクレイドをループさせ、《「すべてを見通す眼だ」》でフィニッシュする型が74人規模のオリジナルのチャンピオンシップで準優勝。
2024年6月中旬には、《超神星DOOM・ドラゲリオン》で《水上第九院 シャコガイル》を呼び出し、《深淵の怖豪 キャッシュ=キャラッシュ》でエクストラウィンを補助する型が結果を出した(43人参加、準優勝)。
DM24-RP2で《深淵の瘴炉 インシネ=ロウ》、《霊淵 ヒドアノッカ=ノアドッカ》を獲得。
『超CSⅦ in横浜』(オリジナルでの3人1チーム戦)では予選突破のベスト128の384人中11人が使用と予選実績8位。
2024年8月17日殿堂レギュレーション改訂直前には、完全ハイランダー型が32人参加のオリジナルのチャンピオンシップで準優勝。あくまで《邪幽 ジャガイスト》が殿堂入りで1枚になった場合の試験的運用と思われるが、アビスのカードプールの豊富さをうかがわせる実績と言える。
そちらの型には通常のアビス系統のデッキには入らない《ノラディ:ド:スルーザ》や《流星のガイアッシュ・カイザー》も投入されていた。
2024年8月17日で《邪幽 ジャガイスト》が殿堂入り。新殿堂施行開始直後には余った枠に《深淵の瘴炉 インシネ=ロウ》を挿してコントロール色を強めた型が見られた。同月末辺りからは、さらに《邪幽 ジャガイスト》をカットし、《悪魔妖精ベラドンナ》を4枚積みした型が流行。
DM24-RP3で《深淵の逆転撃》、《ホルン=ストロン》、《ティンパニ=シンバリー》を獲得。特に《ティンパニ=シンバリー》の登場はその後の再浮上をもたらした。
DM24-BD4で《修羅の死神フミシュナ/「この先は修羅の道ぞ」》を獲得。
DM24-BD3・DM24-BD4期時点では《ティンパニ=シンバリー》で《悪魔妖精ベラドンナ》を確定呼び出ししつつ、自壊戦術と《絶望と反魂と滅殺の決断》により墓地をリソース化する型が流行。【白青黒マーシャル】のような手札のリソースと進化元が重要となるコンボデッキに対しては、ハンデスと除去で粘り強く戦える。この頃になると、一部では《ノラディ:ド:スルーザ》を中盤の繋ぎ役となるハンデスとして使いつつ、あわよくばアビス・メクレイド8で超出力を狙う型も見られた。
ところが《真気楼と誠偽感の決断》が登場すると一気に窮地に立たされた。有力対策札である《七王無き宮殿》がメクレイドの濁りになる他、3ターン目辺りに《七王無き宮殿》を唱えているとそもそもデッキの速度が足りなくなりやすくなるためである。また、DM25-RP1期時点では目ぼしいカウンター封じが《魔天降臨》程度しかなく、しかも《魔天降臨》で大規模ランデスを行った後でもシールドからの捲り運次第ではこのデッキ自体油断ならない。
DMGP2024-1st(チーム戦)優勝
(25) ■クリーチャー | |||
4 | 《邪幽 ジャガイスト》 | 闇 | |
4 | 《謀遠 テレスコ=テレス》 | 闇 | |
4 | 《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》 | 闇 | |
3 | 《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》 | 闇 | |
1 | 《邪闘 シス》 | 闇 | |
4 | 《ア:エヌ:マクア》 | 自然 | |
1 | 《とこしえの超人》 | 自然 | |
4 | 《アビスベル=覇=ロード》 | 闇/自然 | |
(10) ■ツインパクト | |||
4 | 《フットレス=トレース/「力が欲しいか?」》 | 闇 | |
4 | 《ドミー=ゾー/「倒したいか?」》 | 闇/自然 | |
2 | 《配球の超人/記録的剛球》 | 自然 | |
(5) ■呪文その他 | |||
1 | 《フェアリー・ギフト》 | 自然 | |
4 | 《フェアリー・Re:ライフ》 | 自然 |
クリーチャーが2体以上いる状態で《復活の祈祷師ザビ・ミラ》を出し、《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》を呼び出すアドバンス限定アーキタイプ。『DMGP2024-1st』にて《覇=ロード》抜きの構築が結果を残してからは必ずしも《覇=ロード》が入るとは限らなくなってきた。
復活の祈祷師ザビ・ミラ SR 闇文明 (8) |
クリーチャー:デーモン・コマンド/エイリアン 9000 |
W・ブレイカー |
このクリーチャーが出た時、自分の他のクリーチャーを好きな数破壊する。こうして破壊したクリーチャー1体につき、コスト6以下のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンから出してもよい。 |
(ゲーム開始時、サイキック・クリーチャーは山札には含めず、自身の超次元ゾーンに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、そこに戻す) |
勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th UC 光/水/闇/火/自然文明 (15) |
サイキック・スーパー・クリーチャー:デーモン・コマンド・ドラゴン 15000 |
T・ブレイカー |
このクリーチャーが攻撃する時、クリーチャーを合計3体まで、自分の手札、マナゾーン、または墓地から出す。 |
自分の他のクリーチャーに「ブロッカー」、「ジャストダイバー」、「スレイヤー」、「スピードアタッカー」、「マッハファイター」を与える。 |
覚醒リンク前⇒《頂上の王龍 ヴィル・ド・テラ》(上)/《頂上の精霊 ミラクルスZ》(中)/《頂上龍素 サイクリタ》(下) |
《復活の祈祷師ザビ・ミラ》 | 《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》で出せる 《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》のパーツを並べる |
《頂上の王龍 ヴィル・ド・テラ》 | 《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》のパーツ |
《頂上の精霊 ミラクルスZ》 | |
《頂上龍素 サイクリタ》 | |
《蒼き覚醒 ドギラゴンX》 | P革命チェンジで《邪幽 ジャガイスト》等の打点を増強 |
《時空の禁断 レッドゾーンX》 | 《復活の祈祷師ザビ・ミラ》からP侵略 |
通常は【黒緑アビス】と同じ。
《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》のアタックトリガーなどで《復活の祈祷師ザビ・ミラ》を出し、《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》を呼び出す。【黒緑アビス】の展開力では《復活の祈祷師ザビ・ミラ》のコストとなる破壊先のクリーチャーを用意するのは容易であるため、すぐに《ヴォルグ・イソレイト6th》を出せるだろう。
跡はスピードアタッカーとジャストダイバーを得たクリーチャーらで殴って勝利する。
また、複数の《復活の祈祷師ザビ・ミラ》を用意してループする型も存在している。
『DMGP2024-1st』Day1個人戦(アドバンス)優勝の実績を残した。予選ではベスト128進出者中10人使用と実績5位。
Day1個人戦環境では【青赤マジック】や【赤黒バイク】といったビートダウン系が多く、そちらとの対面では後攻を取った場合、相手の3ターン目までの動きを耐えれば、ブレイクによって増えた手札と後攻の初期手札アドバンテージを活かして3ターン目の《「力が欲しいか?」》からの《邪幽 ジャガイスト》複数体出しに繋げることできる。実際、優勝者も決勝戦2本目で【青赤マジック】の攻撃に乗じて後攻3ターン目に同様の動きを決めて一挙6体の盤面を作り、そのままブロッカーで相手の攻撃を止めてから後攻4ターン目にさらに打点を追加して《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》から《復活の祈祷師ザビ・ミラ》を呼び出し、《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》でスピードアタッカーとジャストダイバーを付与して過剰打点で圧殺した。優勝レシピのフィニッシャーとしては《無双恐皇ガラムタ》]が採用されていた。
因みにこのレシピに隠し味として採用されていた《極魔王殿 ウェルカム・ヘル》は、《頂上接続 ムザルミ=ブーゴ1st》のcipを《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》で横取りした際に呼び出すことができ、その後から《∞龍 ゲンムエンペラー》などの厄介なロック持ちが出ても《極・魔壊王 デスゴロス》に龍解することで返せる。
Day2の3人1チーム戦(オリジナル)では、本戦進出の64チーム192人中57人が使用と予選実績1位。ベスト4の4チーム12人中5人が使用し、ベスト4使用実績1位。優勝チーム、3位チームに各1人使用者がおり、4位のチームは3人全員が使用。ベスト8にも1人残った。
アドバンス・オリジナル共に《とこしえの超人》が往時より少なかったため、このような手札以外全盛環境の復活が訪れたのは必然であった。
DMGP2024-1st終了後には、《復活の祈祷師ザビ・ミラ》+《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》を決めてから《ラルド・ワースピーダ/H.D.2.》のクリーチャー側を延々と出し入れし、ラスト・バーストで呪文側の効果を無限に相手に宛がう型が確認された。また、流石に無対策は危険なため、グランプリ後のオリジナルではミラーマッチ対策として《とこしえの超人》をフィニッシャー運用で1枚積みするケースも見られるようになった。《頂上接続 ムザルミ=ブーゴ1st》のcipを《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》で横取りした際に呼び出すことができるドラグハートとしては、《最前戦 XX 幕府》という選択肢も見られるようになったが、そちらはフォートレスなので《∞龍 ゲンムエンペラー》や《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》でロックされない。《魔の革命 デス・ザ・ロスト》、《マキシマムザ亮君(暴天覚醒MAXIMUM神羅曼象)》など様々な呼び出し先に注目が集まり、中には《ガチャダマン》を採用し、無限に《ツタンメカーネン》を出し入れしてライブラリアウトを狙う型まであった。
2024年5月中旬では、《勝利のヴォルグ・サンダー》を相手の防御札に反応させることでワンショットを凌がれた際の保険を掛ける型が見られた。《勝利のヴォルグ・サンダー》が2体並べば、大体のデッキは凌いでも反撃まではできなくなる。
また、《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》の自壊と再建築を繰り返して《不敗のダイハード・リュウセイ》によるシールド焼却で詰める型も見られた。《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》でのスレイヤー、マッハファイター付与で相手の盤面は壊滅し、シールド焼却で手札は増えないはずなので、何らかの手札誘発で1ターンを凌いでも《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》で作った諸々のスレイヤーブロッカーで耐えられるはずであるし、何らかのオールタップでブロッカー軍団を返されても《不敗のダイハード・リュウセイ》の敗北回避という奥の手がある。
6月に入ると既にアドバンスでは《死海竜ガロウズ・デビルドラゴン》型が主流化し、殿堂入りかつメインデッキに入れなければならず、《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》とちぐはぐな関係の《無双恐皇ガラムタ》型は既に退潮していた。