メガ・ラスト・バースト [編集]
メガ・ラスト・バースト(このクリーチャーが離れて、手札、マナゾーン、または墓地に置かれた時、このカードの呪文側をコストを支払わずに唱えてもよい。) |
DM23-SD3で登場したキーワード能力。
調律師ピーカプ R 火文明 (4) |
クリーチャー:マジック・マシン・イーター 4000 |
スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない) |
メガ・ラスト・バースト(このクリーチャーが離れて、手札、マナゾーン、または墓地に置かれた時、このカードの呪文側をコストを支払わずに唱えてもよい) |
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♪音速で 本番中に チューニング R 火文明 (3) |
呪文:マジック・ソング |
このターン、自分のクリーチャー1体に「スピードアタッカー」を与える。そのクリーチャーのこのターン最初の攻撃の終わりにアンタップする。 |
ラスト・バーストの能力に加え、手札とマナゾーンに置かれた場合でも呪文側を踏み倒せる。同弾で復活した革命チェンジとはデザイナーズコンボであり、スーサイドの手間なく能動的に誘発させられる。
カードの形態はラスト・バーストから変化はなく、境界線の左下にカミナリマークがある。仮面のような紋章もデザインは変わったが引き続き描かれている。
実際のゲームではラスト・バーストの上位互換として扱える。擬似的な除去耐性として相手の動きを牽制したり、従来通りスーサイドコンボに組み込んだりとその用途は広い。なお、使用は任意なので《母なる星域》でマナ送りしたらセルフランデスになってしまった、などということは起こらない。
- 単に「離れた時」ではなく、移動先のゾーンが限定されている。よって一覧に書かれていない超次元送り、シールド送り、山札送りには無力。非公開ゾーンはともかく、超次元ゾーンからも唱えられないことには注意したい。
- これはメガ・ラスト・バーストが、スマッシュ・バーストのように呪文側のトークンを生成する能力ではなく、あくまで自身を呪文として唱える能力(後述)であるからと考えられる。例えば《「無情」の極 シャングリラ》のように無作為に山札に置かれる除去を受けた場合、このカードを適切に使用できない。
メガ・ラスト・バーストに関する効果を持ったカード [編集]
裁定 [編集]
- バウンス、マナ送りにされてメガ・ラスト・バーストする際、唱えたあとで墓地に置かれる。
- この性質上、革命チェンジで入れ替えても使えるのは一度きり。出し直して再び革命チェンジさせたりは出来ない。
- 《超神星マーキュリー・ギガブリザード》などで打ち消された場合も、そのまま墓地に送られると思われる。
- この裁定により、ラスト・バーストに当時存在していた矛盾点が解決された。必然的に墓地からしか唱えないラスト・バーストも、原理的には「墓地から唱えて墓地にとどまる」ことでメガ・ラスト・バーストとなんら変わりなかったのだと思われる。
- メガ・ラスト・バーストの解決前に、もう一度ゾーン移動していたら、移動先のゾーン名に関係なく詠唱不可となる。追跡処理は行わない。
- メガ・ラスト・バーストが誘発するゾーンは、バトルゾーンである。したがって、進化元としてカードがある状態で手札、マナゾーン、墓地いずれかに置かれても誘発しないし、《あたりポンの助》などでクリーチャーの能力が無視されていたらトリガーもしない。一方で、事前の使用宣言も不要。
- 使用宣言はしない一方で、離れた先のゾーンから更に移動してしまった場合は追跡処理しないため、メガ・ラスト・バーストが処理できなくなる。そのため、《陰謀と計略の手》などでハンデスする際はバウンスしたメガ・ラスト・バースト持ちを公開しつつ無作為に選んでハンデスする必要がある。
開発秘話 [編集]
- デュエチューブで明かされた話によると、開発段階ではどのゾーンに移動しても誘発するデザインであったが、テストプレイですぐにルール的な問題が出たので製品版の形になったという。参考
参考 [編集]
公式Q&A
Q.「メガ・ラスト・バースト」とはなんですか?
A.「メガ・ラスト・バースト」を能力に持つクリーチャーがバトルゾーンを離れて、手札、マナゾーン、または墓地に置かれた時、そのカードの呪文側をコストを支払わずに唱えられる能力です。
手札やマナゾーンから呪文側を唱えた場合は、その後墓地に置きます。
ただし、「メガ・ラスト・バースト」を持つカードがバトルゾーンのカードの下に置かれていたり、カードの上に置かれている封印そのものだった場合、能力が無視されるため、それが離れて手札やマナゾーン、墓地に置かれても「メガ・ラスト・バースト」は使えません。
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| | (総合ルール 200.3)
| - 200.3.
- 特性は無視される事があります。
- 200.3a
- 進化などによってカードの下に置かれているカードは通常のゲーム中は特性が無視されています。ただし、カードを指定する場合、特性は参照されます。カード以外を指定する場合は参照されません。
例:光と水文明を持つクリーチャーの上に進化した水のクリーチャーは水のクリーチャーであり、パワーも種族も下のカードから影響されません。ただし、《テック団の波壊 Go!》の効果を受けた場合、下のカードもコストを参照し、適正であれば効果を受けます。 例:《卍月 ガ・リュザーク 卍》の無月の門・絶は魔導具を参照しているため、《卍 デ・スザーク 卍》の下にあるカードは参照できません。
- 200.3b
- 封印の特性は確認できません。封印をカード指定する場合、コストは0で、他の特性がないカードとして扱います。
- 200.3c
- 両面カードをカード指定する場合、表になっている面を参照します。
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引用元(2023.9.8)
Q.自分の手札が1枚だけの状況で、相手は《陰謀と計略の手》を唱えて自分の「メガ・ラスト・バースト」を持つクリーチャーを手札に戻しました。
手札に戻した後、手札を捨てる処理はどうやって行いますか?
A.手札に戻した「メガ・ラスト・バースト」を持つクリーチャーが同一のカードであることを示すためにも、手札に戻した「メガ・ラスト・バースト」を持つクリーチャーは効果の処理が終わるまで表向きにする必要があります。
例えば《踊戯音愛 パステル》の「メガ・ラスト・バースト」がトリガーしている場合、《踊戯音愛 パステル》は手札で表向きにしたまま、相手は《踊戯音愛 パステル》を含めた自分の手札をランダムに1枚選び、捨てます。この際、表向きになっていた《踊戯音愛 パステル》が捨てられてしまった場合は《踊戯音愛 パステル》の「メガ・ラスト・バースト」は使えません。
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| | (競技イベント運営ルール 4.7)
| 4.7 見ないで選ぶ
見ないで選ぶとは、あるゾーンにあるカードを、それぞれの区別ができない状態にし、その中から指定枚数のカードを選ぶことである。見ないでカードを選ぶ際、そのゾーンにあるカードの一部が表向きになっているなどして物理的に区別できる場合、プレイヤーはそのカードが他のカードと区別できない状態で、カードを選ぶ必要がある。
例: ターン・プレイヤーのクリーチャーが攻撃した時、ターン・プレイヤーは《龍装者 バルチュリス》の効果の使用を宣言した。その後、攻撃クリーチャーによるシールドのブレイクの際に、非ターン・プレイヤーが「S・トリガー」で《ゴースト・タッチ》を使用した。上記のように、選べるカードの一部が表向きになっている場合でも、表向きのカードはそのままで、他のカードと区別できないようにしてカードを選ぶ必要がある。こういった状況での処置の一例を以下に示す。
処置例: ターン・プレイヤーは、効果の使用を宣言した《龍装者 バルチュリス》を表向きにしたまま、手札を非ターン・プレイヤーに見せないようシャッフルし、手で覆い隠す。その後、非ターン・プレイヤーは上から何番目のカードを選ぶかを決定し、選ばれたカードを《ゴースト・タッチ》の効果で捨てる。なお、この際に何らかの理由で物理的にカードを覆い隠せないなど、見ないで選ぶ処置の実行が困難である場合は、ジャッジや主催者にその補助を依頼してもよい。
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引用元(2023.9.8)
Q.自分の手札が1枚もない状況で、相手は《陰謀と計略の手》を唱えて自分の「メガ・ラスト・バースト」を持つクリーチャーを手札に戻しました。
手札に戻したクリーチャーはそのまま捨てられて墓地に置かれますが、その後「メガ・ラスト・バースト」を使えますか?
A.いいえ、使えません。
「メガ・ラスト・バースト」は、トリガーした時にあったゾーンから再度移動してしまった場合は使えません。今回の場合、手札に移動して能力がトリガーした後、墓地に再度移動してしまっているので、使えません。
引用元(2023.9.8)
Q.相手の《若き大長老 アプル》がバトルゾーンにいる状況です。
自分の「メガ・ラスト・バースト」を持つクリーチャーが手札、マナゾーン、または墓地に置かれた時、その呪文側を唱えられますか?
A.手札に移動した場合のみ、唱えられます。
「メガ・ラスト・バースト」は移動先のゾーンで解決されます。マナゾーン、墓地に置かれた場合、そこから呪文を唱えようとするので、《若き大長老 アプル》の効果で唱えられません。
引用元(2023.10.11)
Q.自分の《暴徒-da-bummer》が2体バトルゾーンにいる状況です。
自分のツインパクト・クリーチャーが破壊された際、そのクリーチャーの「メガ・ラスト・バースト」を2回使えますか?
A.いいえ、1回しか使えません。
1回目の「メガ・ラスト・バースト」を解決した結果、保留状態になったことで与えられていた効果を失うため、2回目の「メガ・ラスト・バースト」は不発になります。
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| | (総合ルール 409.1d)
| - 409.1d
- 保留状態になったカードが保留状態ではなくなった後、そのカードは、保留状態になる前に与えられていた効果を失います。
例 : 「このターン、自分の墓地から使ってもよい」という効果が与えられたカードを自分の墓地から使用した結果、そのカードが再度墓地に置かれた場合、それをもう一度使うことはできません。 例2: 《蛇手の親分ゴエモンキー!》の効果を与えられたクリーチャーをマナゾーンから召喚した際、そのクリーチャーが《獣軍隊 ヤドック》の置換効果でマナゾーンにとどまった場合、そのクリーチャーを再度マナゾーンから召喚することはできません。
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引用元(2023.12.15)