卯年の園上者(ラバースター) アルラパン》 [編集]

卯年の園上者 アルラパン C 火文明 (2)
クリーチャー:マジック・アウトレイジ 2023
このクリーチャーが出た時、自分の手札を1枚捨ててもよい。そうしたら、このターン、このクリーチャーに「スピードアタッカー」を与える。(「スピードアタッカー」を持つクリーチャーは召喚酔いしない)

DM23-RP4で登場したマジック・アウトレイジ

「西暦バニラ」の系譜かつ2017年以降の「干支バニラ」の命名ルールを守る1枚だが、それらと比べるとバニラではなくなっているを通り越して高パフォーマンスの能力持ちクリーチャーに変貌している。

任意で1ディスカードするだけで2コストスピードアタッカーとして運用でき、《Disパイロン》のほぼ上位互換[1]。そのうえパワーは実質的に2000と2500の中間にあり、パワー2000までなら一方的にバトルで勝てる。

召喚酔いしないマジックなので、手札消費は荒くなるが、最速2ターン目から革命チェンジを狙っていける。
しかも手札の1捨てが任意なため、2ターン目「コスト2のマジック・クリーチャー」目的でポン置き→3ターン目《氷柱と炎弧の決断》の鉄板の動きのn枚目以降としても使える。

環境において [編集]

理論上【青赤マジック】で2ターンキルを実現できる可能性があった[2]カードではあったが、《灼熱の演奏 テスタ・ロッサ》ディスカードすら慎重に使う必要があるほどの手札が重要なそちらのデッキでは、当然というべきか2ターン目から手札を捨てながら始動するのは現実的ではなく、そちらでの活躍は少ない。

3ターン目以降の運用だと、ディスカード不要のスピードアタッカー持ちマジック《武打!rAsh&ルピア》《一期音愛 カーリー》も存在し、《卯年の園上者 アルラパン》以外を採用したほうが手札管理が楽。

寧ろ5枚目以降の《襲撃者 「鎧」ドライブ》として【我我我ブランド】で使われるのがメイン。ミラーマッチでは1コストウィニー殴り返しには困らない。

それでも、《氷柱と炎弧の決断》【青赤マジック】の標準装備になるにつれて、《氷柱と炎弧の決断》での呼び出し先の増量として1枚積みされるケースが散見されるようになった。これは《氷柱と炎弧の決断》を連打すれば手札には困らないためである。
当然、先にそちらを唱えることで手札が回せるというロジックのため、2ターン目に《アルラパン》を走らせて革命チェンジするのは無理な話だろう。

超CSⅥ in福岡』ベスト8構築、『超CSⅥ in群馬』3位構築にも顔を出しており、決して弱いカードではない。

その他 [編集]

  • 余談だが、2017年から2022年の「干支バニラ」は該当する干支の前年12月発売の商品に収録されていた。
    このカードが収録されたDM23-RP4は卯年である2023年の年末に発売されており、新年祝いにはかなり遅刻してしまっている。
  • 歴代の干支バニラは車関係がカード名に使われているため、スズキ・アルトラパンが元ネタか。「Lapin(ラパン)」はフランス語でうさぎという意味。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

  • DM23-RP4
    COMPLEXが倒されたことで、ジャシン復活からの戦いには一区切りがついた。結果としてジャシンの力で超獣世界は救われた形になったが、なぜジャシンはCOMPLEXと戦わなければならなかったのか?そして、COMPLEXとは何だったのか?次回「邪神の戦い」!

収録セット [編集]

参考 [編集]


[1] そちらのマナ武装は、赤単や準赤単には達成不可なので度外視してある。
[2] 実際には2ターン目にはマナゾーンにカードが2枚しかなく、「自分のマナゾーンの枚数以下のコストを持つ呪文」の《芸魔王将 カクメイジン》が基本的に《瞬閃と疾駆と双撃の決断》が唱えられないという重大な欠陥を抱える。途中にコスト3以下クリーチャーの踏み倒しやコスト2以下呪文を唱える段階でマナを伸ばせばその問題を回避できるが、自然文明のカードは【青赤マジック】には入らない。また、既存の構築のままでも《芸魔隠狐 カラクリバーシ》から芸魔隠狐 カラクリバーシに再度チェンジして、《瞬閃と疾駆と双撃の決断》を何枚も唱え続ければ2ターンキルは可能である。