【白黒メカ】 [編集]

白黒デッキカラーとして組まれ、メカによる革命チェンジ戦術を軸としたデッキ

厳密にはDM23-RP3《千羽忍革 ボジソワカ》からデザイナーズコンボが提示されていたが、特に力を手に入れたのはDM23-RP4から。

ドラン・ゴル・ゲルス VR 光/闇文明 (5)
クリーチャー:メカ・エンジェル・コマンド 4500
革命チェンジ:メカ
このクリーチャーが出た時、自分のシールドを1つブレイクしてもよい。その後、コスト3以下のメカを1枚、自分の手札から出してもよい。
メガ・ラスト・バースト(このクリーチャーが離れて、手札、マナゾーン、または墓地に置かれた時、このカードの呪文側をコストを支払わずに唱えてもよい)
豪龍の記憶 VR 光文明 (5)
呪文:メカ・デル・テック
自分の山札の上から1枚をシールド化する。次の自分のターンのはじめまで、そのシールドに「S・トリガー」を与える。

主要カード [編集]

《ドラン・ゴル・ゲルス/豪龍の記憶》キーカード。最速2ターン目に着地しつつ、3以下→5ルートと5→7ルートの革命チェンジを平行することが出来る。
《聖カオスマントラ》ニンジャ・チェンジcipオールタップ 《ドラン・ゴル・ゲルス》のメガ・ラスト・バーストニンジャ・チェンジで能動的に相手ターン中に使える
《獲銀月 ペトローバ》出たターン離れないブロッカー ハイパー化シールド追加&手札から踏み倒し 《94nm4》と合わせて大量展開

候補カード [編集]

コスト3以下のメカ [編集]

《忍式の聖沌 y4kk0》コスト1のメカ・チェンジ元
《星姫械 エルナドンナ》ターン1で自身以外に疑似エスケープ
《星姫械 マリハダル/レプリカ・オークション》大量展開メタ
《ヴェネラック-F5》不正メタ 除去されてもフリーズで相手を止められる
《星姫械 シリエス》手頃な置きドロー
《忍鎖の聖沌 94nm4》アタックトリガーシールド追加&シールド追加でメカメクレイド5
《クーソクゼーシキ》や《豪龍の記憶》等相手ターン中もシールド追加が可能
《警鐘の聖沌 n4rc0》単発サーチ
《悪魔右機 フリル》シールド送りでメタ除去
《忍爪の聖沌 k491》S・トリガー・プラス
《瞑カオスマントラ》味方のタップドロー
相手ターンに離れるとコスト4以下のクリーチャー踏み倒し
《金天使 クローネ・ゴルギーニ》ハイパーエナジーで最小のエンジェル・コマンド。1体フリーズ
《光器アメリア》2コストでシールド追加。次の自分のターンのはじめシールド回収
《タンクリオ-L8》自壊で原則使い捨てコスト軽減 2→5と3ターン目に《アーテル》を召喚できる
《アシステスト・アルデッド》条件付き1ドロー、コスト軽減ウルトラ・セイバー 3→5と4ターン目に《アーテル》
《パトファール-P4/サイレント・サイレン》クリーチャー側は2コストで離れない付与/呪文側はシンプルにありがたいS・トリガー

コスト4以上のメカ [編集]

《レディゴ・カリ・ゲルス》《フリル》と同じく除去だが任意かつ「他のクリーチャー」指定
《鎧機天 シロフェシー》コスト5以下を呪文ロックしてビート
《ドラン・ゴルギーニ》cipで2体フリーズシビルカウント達成の必要はあるが耐性付与も優秀
《ルベル・ゴルギーニ》能力たくさん。出しておけば相手の《CRYMAX ジャオウガ》強制で選ぶためカウンターでシールド送り
《シェケダン・ドメチアーレ》リソースを回復した後、コスト軽減により大量展開が可能。シビルカウント達成でフィニッシャーにもなれる
《聖沌大忍者 クーソクゼーシキ》S・トリガー・プラス&メカのS・トリガー
《トライシェルビ-P6》メクレイド要員
《星姫械 ミモザスター/招光呪文「メカミング」》初動の手札調整
《ゴルパガーニ-A7/ダウンフォース・サーキュラー》メカ・デル・ステラにブロッカーを付与
/次の自分のターン開始ステップまで自分のクリーチャーに離れないを付与。
ニンジャ・チェンジの入れ替え元として使用できなくなる点に注意
《ウィリデ・ゴル・ゲルス》相手のクリーチャーが3体以上でS・トリガー獣化 こちらのシールドが相手より多ければ(2)で召喚
相手ターン中に相手が何かしらのカードを使った際に1ドローし、そのコスト以下のクリーチャーを手札から踏み倒す
《金天使 ドル・ゴルギーニ》ハイパーエナジーで素出し可能な確定除去持ちS・トリガー
《金天使 エン・ゴルギーニ》ハイパーエナジーで大幅に軽減できる5コストメカタイタントリガーで友軍に離れない付与
《アーテル・ゴルギーニ》汎用性の塊だが、《ドラン・ゴル・ゲルス》の「コスト3以下のメカ」対象外なので工夫は必要
《機深天 クロフェシー》疑似ランデス
《忍蛇の聖沌 c0br4》闇単色のマナ基盤S・トリガーメカ
《蜂紙の聖沌 h4ch1》生きた《邪魂転生》。ドローと妨害を両立。
《セラフ・テンペストℵ》ドローソースと、次の革命チェンジニンジャ・チェンジの踏み台
《富轟皇 ゴルギーニ・エン・ゲルス》終極宣言によるダメ押し用。採用枚数は好みによる
《千羽忍革 ボジソワカ》展開役。やや重いので採用枚数は好みによる
《光喜神官 ジョナス》メタ破壊とハイパー化での展開役
《奇天烈 シャッフ》反撃阻止 水をタッチする場合に

その他 [編集]

構築論など [編集]

ひと口に【白黒メカ】と言っても様々なデッキタイプがあり、あまりテンプレートは固まっていない。全体的にカスタマイズ性が高く、プレイヤーによって構築にかなり差がある。
単純にカードパワーが高い《ドラン・ゴル・ゲルス/豪龍の記憶》《獲銀月 ペトローバ》、防御の要である《聖カオスマントラ》はほぼ確定で3~4投される。そこからに寄せるかに寄せるかで大別されるが、中間型も存在する。

光寄せは《忍式の聖沌 y4kk0》《鎧機天 シロフェシー》の存在からビートダウン気味に構築されることが多い。《ドラン・ゴルギーニ》シビルカウント達成を重視したコントロール型にも組めるが、《ドラン・ゴル・ゲルス》との相性の悪さからあまりメジャーではない。
《ペトローバ》登場後は《忍鎖の聖沌 94nm4》シールド追加シナジーを活かしたタイプも登場した。

闇寄せはコスト軽減役の《タンクリオ-L8》《アシステスト・アルデッド》を何度もリアニメイトして使い倒す動きが強力。《アーテル・ゴルギーニ》の存在からコントロール気味に組まれることが多い。フィニッシャーとして《DARK MATERIAL COMPLEX》を採用できるのも利点の1つ。

全体的には光メインで光/闇の多色を投入し、《忍蛇の聖沌 c0br4》《アーテル・ゴルギーニ》などの闇単色のパワーカードを少数タッチした型がやや多め。

長所 [編集]

《ドラン・ゴル・ゲルス/豪龍の記憶》から3以下→5と5→7の2通りの革命チェンジルートを構築できることが最大の魅力。
5側では非常に強力なビートダウン要員である《鎧機天 シロフェシー》や《ドラン・ゴル・ゲルス》の再展開を狙え、5→7では多大なリソース差を押し付けられる《富轟皇 ゴルギーニ・エン・ゲルス》やオールタップの《聖カオスマントラ》を構えられる。

《ドラン・ゴル・ゲルス》が着地する2~3ターン目では《ゴル・ゲルス》と展開した3コスト以下のメカを同時に片付けるのは難しく、相手に厄介な二者択一を迫ることができる。

《豪龍の記憶》や《獲銀月 ペトローバ》シールド追加《聖カオスマントラ》等により地上戦では無類の強さを誇る。

また、上述のように構築が千差万別であるため、デッキタイプが割れても何をするのか暴露しにくいのも魅力の1つ。
他の種族デッキに比べ、耐性持ち、耐性付与が多いため、多少のメタなら無理矢理突破することも出来る。

《ドラン・ゴル・ゲルス》、《警鐘の聖沌 n4rc0》、《セラフ・テンペストℵ》等を何度も出し直せるため手札が枯渇しない。自分に対する暴発のぶん手札が増える。

DM24-RP1でハイパー化軸型が組めるようになると、ハイパー化プランという素出しプランでコスト踏み倒しメタにある程度強く出られるようになった。

短所 [編集]

「これをすれば勝ちに直結する」というムーブがあまり無いため、デッキ構築からプレイングまでプレイヤーの練度が要求される。
特に優勢の際のダメ押しや拮抗状態からの押し込みは得意だが、劣勢からの切り返しは比較的苦手なのでリソース管理は慎重に行う必要がある。
また、低コストクリーチャーを主軸にするデッキ共通の弱点だが《飛翔龍 5000VT》《∞龍 ゲンムエンペラー》が非常に重い。
基本的に《聖カオスマントラ》ニンジャ・チェンジを構えられないと物量系デッキに対しては凌げる保証が無いため、一刻も早く横展開して手札を整えるのが至上命題となる。

環境において [編集]

DM23-RP4で大幅強化されてそこそこ結果を出したが新弾ブーストで流行したデッキに過ぎず、DM23-BD4DM23-BD5DM23-BD6DM23-BD7期には既に旬が過ぎていた。それでも『超CSⅥ in群馬』ベスト128進出者の中にも1人残っていたのは流石と言うべきか。

DM24-RP1《獲銀月 ペトローバ》《ウィリデ・ゴル・ゲルス》《光喜神官 ジョナス》《瞑カオスマントラ》《ヴェネラック-F5》《超化秘伝アビスアサルト》を獲得。DM24-RP1発売日当日から早速ハイパー化軸の型が結果を出した。『DMGP2024-1st』Day2の3人1チーム戦(オリジナル)では、本戦進出の64チーム192人中2人が使用し、デザイナーズコンボデッキの意地を見せたと言える。

DM24-EX1期にはそれほど高くないフィニッシュ力の増強として《魔天降臨》《天使と悪魔の墳墓》投入される場合が稀にある。

2025年の1月上旬には《死神覇王 ブラックXENARCH》を打開用の大量破壊兵器として1枚タッチした型が44人参加のオリジナルのチャンピオンシップで3位入賞。

DM23-RP3ごろから成立した敵対色2色の文明シャッフル種族デッキ [編集]

【白赤メカ】 [編集]

積極的な革命チェンジアタックトリガーで盤面を増やしていく【白黒メカ】に、全軍にスピードアタッカー付与する《ボルシャックの古代神殿》を採用することで攻撃力を底上げした構築。
ビートダウンと盤面の制圧に特化しており、革命チェンジ札以外に一切採用しない。

主要カード [編集]

《ボルシャックの古代神殿》コンセプト。敵味方問わず全クリーチャースピードアタッカーブロッカー付与
《鎧機天 シロフェシー》コンセプトその2。革命チェンジ呪文ロック。これの早出しが本デッキの目標
《忍式の聖沌 y4kk0》コスト1のメカ・チェンジ元。この型では確定枠
《忍鎖の聖沌 94nm4》アタックトリガーシールド追加&シールド追加でメカメクレイド5。この型では確定枠

候補カード [編集]

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ここに記載されていない、及びの候補カードは【白黒メカ】を参照。

《アストマープル-T3》頭数の量増し、《古代神殿》や《マグナム》の射出等
《聖なる混沌 クノイチマントラ》ニンジャ・チェンジ3。このデッキでは《聖カオスマントラ》より使いやすい
《星雷の求道者ア・リガテ》シールドを介した疑似キャントリップ、破壊時に自身をシールド化。《94nm4》とコンボ

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このデッキの回し方 [編集]

可能な限り早く《ボルシャックの古代神殿》を用意する。以降は《アストマープル-T3》《94nm4》などを使って頭数を増やしていき、《シロフェシー》を早期に射出してロック。可能ならばそのままワンショットを狙う。

試合が長引く場合は、《94nm4》とシールド追加のコンボで頭数を確保。相手に付与されたスピードアタッカーをこちらに付与されたブロッカーで抑え込みつつ、相手に付与されたブロッカーを逆手にとって《メガ・ブレード・ドラゴン》などのブロッカー指定除去で盤面的有利を得る。

1ターン目に《y4kk0》、2ターン目に《古代神殿》を出しつつ《y4kk0》から《ドラン・ゴル・ゲルス》革命チェンジし、《アストマープル-T3》《94nm4》を展開。即座に攻撃して《シロフェシー》革命チェンジしつつメクレイドで更なる展開を行う…というのが、このデッキの最も理想的な動きである。

長所 [編集]

【白黒メカ】の問題点であった「革命チェンジアタックトリガーを多用して攻撃しながら頭数をどんどん増やしていくデッキであるにもかかわらず、白黒である都合上速攻戦術が取れない」点を、全軍スピードアタッカー付与によって解決している。

要求値は極めて高いが、2ターンキルルートが存在する。
そこまでいかずとも、最速で《シロフェシー》をぶつけに行くことをコンセプトとしており、適切に回すことができれば相手を早期に無力化することができる。

敵味方問わず全クリーチャーにブロッカーを付与する《ボルシャックの古代神殿》と敵のブロッカーをすべて破壊する《メガ・ブレード・ドラゴン》のコンボにより、地上戦での制圧力が高い。

速攻寄りの戦法を使うが、各種ブロッカー除去カードの存在により対【ヘブンズ・ゲート】系デッキで不利となりにくい。

短所 [編集]

小型を並べるデッキであるため、どうしても《飛翔龍 5000VT》が刺さりやすい。

《ボルシャックの古代神殿》に深く依存しているにもかかわらず、これはメカではないことから《警鐘の聖沌 n4rc0》サーチにも《忍鎖の聖沌 94nm4》メクレイドにも引っかからないため下準備が難しい。

S・トリガーをほとんど採用しておらず防御はブロッカー付与ニンジャ・チェンジに頼っているため、全体除去の後に一斉攻撃を受けると打つ手がほとんどない。
幸い、《メガ・ブレード・ドラゴン》があるため《ボルシャックの古代神殿》さえ残っていれば全体除去を行うことはできる。

コスト6以上の呪文に対しては、対策手段が存在しない。

環境において [編集]

2024年5月、64人規模のCSで4位入賞。ただし、こちらは《イカリノアブラニ火ヲツケロ》《シェケダン・ドメチアーレ》で防御しつつリソースを稼ぐというものであった。
その2か月後には現在一般的となっているこの型が【バカメカ】の名称で100人規模のCSを優勝した。

以降、環境の一角に躍り出るほどの活躍はないものの、1~2ヵ月に1回程度の頻度で実績を残している。

参考 [編集]