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堕呪 ルアグリ UC 水文明 (3) |
呪文:魔導具 |
このターン、自分のクリーチャー1体はブロックされず、相手がクリーチャーを選ぶ時、そのクリーチャーを選べない。 |
自分のクリーチャー1体にアンブロッカブルとアンタッチャブルを付与する。
種族こそ魔導具ではあるが、【青魔導具】との相性は決して良くはない。無月の門99でターンの終わりに《凶鬼卍号 メラヴォルガル》を複数体着地させてシールドを割り切るコンセプトのため、この呪文を唱えるタイミングは全くないか、あったとしても相手のシールドが残りわずかであまりカウンター封じとして機能しない。
そもそも「1体を相手のS・トリガーから守る」と「1体余計にクリーチャーを展開する」はゲームプランとしてほぼ等価値なので、この呪文を抜いて空いたスペースにドルスザクを増量すればそれで解決することも多い。《卍 ギ・ルーギリン 卍/卍獄ブレイン》なら全体アンブロッカブル付与でこのカードの効果を部分的に超えており、虚無月の門や呪文側の存在によって汎用性も高い。
よって、このカードは種族シナジーを重視しないコンボデッキで採用されることが多い。
《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》で《蝕王の晩餐》を唱えて《伝説の決闘者》を踏み倒すデッキでは、《カリヤドネ》の余っているcipで唱えることで《伝説の決闘者》を相手の防御札を受け付けずに3回攻撃する強力なフィニッシャーにできる。
王来篇で成立した【ガリィングマール】でも《飢動混成 ガリィングマール》に耐性を与えながらそちらをアンタップさせる呪文として使われる。この頃には新たな仮想敵としてG・ストライクやタマシードが登場しており、そういった意味でアンタッチャブルというギミックは永続的な強化が見込める。
弱点は序盤に引いたら確実に腐ってしまうこと。これが入りうるデッキは大抵手札交換を多めに採用しているため、採用枚数をギリギリまで絞って手札で邪魔にならないようにしたい。
文明的には《龍素記号Ea パーレンチャン》や《シンカイガンガン》とも相性が良い。