攻撃誘導 [編集]
クリーチャーが攻撃する時、攻撃先を特定の対象にしか向けることができないようにする効果の俗称。逆の見方をすれば、攻撃先を限定的にしているとも言える。
主に火・自然文明のカードがこの能力を持っており、ブロッカーを持たない火・自然の防御手段としてデザインされたものと思われる。
定義 [編集]
- 攻撃強制とも違い、あちらは攻撃という行為そのものを強いるが、こちらは攻撃はしなくてもいいが攻撃対象は選べない。
- どちらも、「可能であれば攻撃する」というテキストが使われることが多いため、文脈でしっかりと見分ける必要がある。
テキストの表記 [編集]
- デュエル・マスターズ プレイスでは、攻撃しないことも許すタイプには今のところ「相手のクリーチャーが攻撃する『場合』」というテキストで統一されていて区別が容易になっている。また、タップ中のそのクリーチャーの枠に特有のエフェクトも表示される。
このクリーチャーが攻撃する時、可能であれば〇〇を攻撃する [編集]
The ジョギラゴン・アバレガン MAS 無色[ジョーカーズ] (6) |
GRクリーチャー:マスター・ドラゴン/ジョーカーズ/ワンダフォース 4000+ |
このクリーチャーが攻撃する時、自分のシールドを1つブレイクする。 |
このクリーチャーが攻撃する時、可能なら相手プレイヤーを攻撃する。 |
超天フィーバー:バトルゾーンまたはマナゾーンに自分のジョーカーズが合計8枚以上あれば、このクリーチャーのパワーを+10000し、「T・ブレイカー」を与える。 |
超超超天フィーバー:バトルゾーンまたはマナゾーンに自分のジョーカーズが合計20枚以上あれば、自分のジョーカーズすべてのパワーを+10000し、「ワールド・ブレイカー」を与える。(「ワールド・ブレイカー」を持つクリーチャーは、相手のシールドをすべてブレイクする) |
ドンジャングルS7 SR 自然文明[ジョーカーズ] (8) |
クリーチャー:ジョーカーズ 8000+ |
マッハファイター |
W・ブレイカー |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、パワー7000以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。 |
バトル中、このクリーチャーのパワーを+6000する。 |
相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。 |
上記の「このクリーチャーが攻撃する時、可能であれば〇〇を攻撃する」と全くの同義。
テキストが紛らわしく、攻撃強制と混同しがちなので注意。
開発がこれらの区別に試行錯誤しているのか、エピソード2頃からテキストが時折変更されており、登場時期によって表記がバラバラである。
戦いの化身(バトル・トーテム) R 自然文明 (5) |
クリーチャー:ミステリー・トーテム 4000 |
このクリーチャーがバトルゾーンにある間、相手の攻撃クリーチャーは、可能であればミステリー・トーテムを攻撃する。 |
獣軍隊X ゲリラフガン VR 自然文明 (7) |
クリーチャー:ゲリラ・コマンド/イニシャルズ 7000 |
W・ブレイカー |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、このクリーチャーをタップしてもよい。 |
相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。 |
自分のマナゾーンにカードが6枚以上あれば、自分のシールドゾーンにあるこのクリーチャーに「S・トリガー」を与える。 |
このクリーチャーが破壊された時、自然のコスト6以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。 |
攻撃強制能力とのテキストの見分け方 [編集]
「攻撃クリーチャーは、可能であれば◯◯を攻撃する」、「クリーチャーが攻撃する時、可能であれば◯◯を攻撃する」は、攻撃誘導系の能力である。
「クリーチャーは、可能であれば攻撃する」等と書いてあれば攻撃強制系の能力である。
ルール [編集]
- 攻撃する/しないはプレイヤーが選ぶことができるが、攻撃する場合は指定された対象を攻撃しなければならない。
- 誘導された攻撃先を攻撃できない場合、それ以外の攻撃先を選ぶことができる。
- 複数の攻撃誘導効果が適用されている場合、攻撃するプレイヤーが指定された攻撃先の中から1つ選んで攻撃する。
参考 [編集]
公式Q&A
Q.相手のターン中、自分は「S・トリガー」で《下町のナポレたん》をバトルゾーンに出しました。「出た時」の能力で相手のクリーチャーは自分のクリーチャーに攻撃しなければいけなくなりますが、そのターン中、バトルゾーンに自分のクリーチャーが1体もいなくなった場合はどうなりますか?
A.その場合、相手のクリーチャーはプレイヤーを攻撃できるようになります。
引用元
Q.バトルゾーンに相手のタップしている《ロールモデルタイガー》がいる状況で、自分の《轟速 S》はどこに攻撃できますか?
A.相手プレイヤーにのみ攻撃できます。《轟速 S》は自身の能力でクリーチャーに攻撃できないので、《ロールモデルタイガー》がタップしていたとしてもクリーチャーには攻撃できません。
引用元
Q.《スターダム・オウ禍武斗》が「シンカパワー」を発動し、進化後のクリーチャーはタップ状態です。次のターンに、相手は自身のクリーチャーでどこにも攻撃をしないでターンを終了できますか?
A.はい、ターンを終了できます。「相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。」という能力ですので、攻撃をするならば可能なかぎり《スターダム・オウ禍武斗》から進化したクリーチャーを攻撃しなければなりませんが、攻撃自体をしないことは選べます。
引用元
Q.前のターンに相手の《スターダム・オウ禍武斗》が「シンカパワー」を発動し、進化後のクリーチャーはタップ状態です。
次の自分のターンにバトルゾーンに出た自分のクリーチャーは、攻撃する場合、《スターダム・オウ禍武斗》から進化したクリーチャーを攻撃しなければいけませんか?
A.いいえ、攻撃する必要はありません。《スターダム・オウ禍武斗》の「シンカパワー」は解決した時点でバトルゾーンにいるクリーチャーにしか影響を及ぼしません。その後で出したクリーチャーは、相手プレイヤーや他のクリーチャーを攻撃できます。
引用元
Q.相手の、リンク状態の《極限龍神ヘヴィ》《極限龍神メタル》がタップしてバトルゾーンにいます。自分の攻撃可能なクリーチャーは「EXライフ」シールドのある《紫天連結 ネバーシデンド》だけです。
《紫天連結 ネバーシデンド》で一度《極限龍神ヘヴィ》《極限龍神メタル》を攻撃した後、アンタップした《紫天連結 ネバーシデンド》はもう一度《極限龍神ヘヴィ》《極限龍神メタル》に攻撃しなければいけませんか?
類似例:《龍神ヘヴィ》
A.いいえ、攻撃しなくても構いません。リンク状態の《極限龍神ヘヴィ》がいる限り、攻撃可能な相手クリーチャーはすべて、一度ずつ《極限龍神ヘヴィ》に対して攻撃する必要があります。ただし、一度攻撃してバトルゾーンに残ったクリーチャーは再度攻撃する必要はありません。今回の場合、アンタップした《紫天連結 ネバーシデンド》は、プレイヤーや《極限龍神ヘヴィ》以外のクリーチャーにも攻撃できますし、攻撃しなくても問題ありません。
引用元(2022.7.28)
Q.相手の、リンク状態の《極限龍神ヘヴィ》《極限龍神メタル》がタップしてバトルゾーンにいます。自分の攻撃可能なクリーチャーは2体いるのですが、そのうち1体で攻撃すれば、もう1体は《極限龍神ヘヴィ》《極限龍神メタル》に攻撃しなくても良いですか?
類似例:《龍神ヘヴィ》
A.いいえ、2体とも《極限龍神ヘヴィ》《極限龍神メタル》に攻撃する必要があります。
引用元(2022.7.28)
Q.相手のタップしている《ドンジャングルS7》がバトルゾーンにいる状況です。
このターンに「アビスラッシュ」で召喚した自分の《ベル=ゲルエール》はどこに攻撃できますか?
A.相手プレイヤーのみ攻撃できます。「アビスラッシュ」で召喚したクリーチャーは相手クリーチャーには攻撃できないので、《ドンジャングルS7》を攻撃する必要はありません。
引用元(2023.5.19)