切札(きりふだ) 勝太(かった) [編集]

漫画・アニメ「デュエル・マスターズ」シリーズの二代目主人公
漫画「ビクトリー」、続編の「VS(バーサス)」、
アニメ「ビクトリー」シリーズ、設定が大きく変更されたアニメ「VS(バーサス)」「VSR(バーサスレボリューション)」「VSRF(バーサスレボリューションファイナル)」シリーズの主人公である。
切札 勝舞の弟であり、切札 ジョーの父。名前の読みは「きりふだ かった」。
アニメでの声は兄と同じく小林由美子氏が担当。

漫画では「SX」終盤の回想シーンで初登場。
原因不明の病により、生まれた直後から仮死状態で眠っていたが、「SX」最終回で勝舞のデュエルマスターの力で目を覚ます。
アニメでは「ビクトリー」で初登場。「VS」で、幼い頃病院に入院していた事が明らかになった。

兄・勝舞と同じく明るく元気な少年だが、より無邪気かつ自信過剰で、イタズラ好きな面を持つ。
アニメ「ビクトリー」ではことあるたびに「天才で最強」と自称。

「とどめでい!」など、語尾が「〜でい!」となる事が度々あり、設定が大きく変更された「VS」の一部の回や「VSR」第32話でも言っているが、「VSRF」以降は言わなくなった。
勝利時の決め台詞は「決着!(VS)」→「完全決着!(VSR)」→「最終決着!(VSRF⦅ドギラゴールデン入手前⦆)」→ 「ファイナル最終決着!(VSRF⦅ドギラゴールデン入手後⦆)」。

勝舞への呼び方は主に「兄ちゃん」、一部「兄貴」。
アニメ「VS」以降で自身が中学生以上の時は一貫して「兄貴」。

カレーパンが大好物で、アニメ「ビクトリー」当初はそれを報酬に何でも屋をやっていた。
漫画では「ビクトリー」初回で、アニメでは「ビクトリーV3」で明かされたが、アンパンやあんドーナツ等、餡子入りの食べ物は大嫌い。

漫画当初はデュエルをした事がなく、デュエルが大嫌いと言っていた。
アニメ「ビクトリー」では幼少時に勝舞とデュエルしていた事があるが、ルールを忘れていた。
大嫌いと言い張る理由は、周りから兄・勝舞と比べられるからであるが、本当は大好きである節が序盤から度々見られる。
漫画ではヨーデルにカレーパンで釣られる形でデュエルを続けるが、じきに嫌がらずにデュエルを続けるようになる。
アニメでは大会で惨敗したドラゴン龍に刺激を受け、彼を倒すべくデュエルにのめり込んでいく。

「ビクトリーV」以降は個性的な他のキャラクターに引っかき回される面も強調される。

デッキ [編集]

漫画とアニメで設定など違いはあるものの、使用デッキ・切り札ともにほぼ共通。

当初は自然【速攻】(ほぼDMD-01)を使用。
漫画では切札家に置かれてた勝舞のデッキであり、アニメではぶっちゃけ製作のデッキとなっている。
その後はサイキッククリーチャーを主軸とした火文明単色と思われるデッキで、ヴォルグ・ティーガー入手後は基本的に火・闇のデッキを使用。
「ビクトリーV」期も文明は火・闇中心のガチンコジャッジギミック主軸のデッキを使用。

「ビクトリーV3」では、放送時に発売された火のアウトレイジ構築済みデッキに準拠したものを常に使用している。
序盤はDMD-09およびDMD-11をベースにした火・水デッキ、後半はDMD-13をベースとした火・水・自然デッキとなっている。

「VS」序盤はDMD-15およびDMD-18をベースとした火単色デッキ、後半はDMD-20をベースとした【準赤単】デッキを使用している。

「VSR」ではDMD-21に、《燃える革命 ドギラゴン》などといった革命軍のカードを混ぜたデッキを使用。DMD-27カードは殆ど使用しなかった。

「VSRF」では革命チェンジの入っていないDMD-29を持っていたが第1話途中に《風の1号 ハムカツマン》《漢の2号 ボスカツ》を投入し、第2話で《DXブリキング》を手に入れた。「VSR」時代に使用していた革命軍カードも引き続き使用している模様。

《終焉の禁断 ドルマゲドンX》との最終決戦後、るるとの対戦では、《キャプテン・ドラッケン》軸のデッキを使用。ドギラゴンやハムカツがいなくなったことによるCGの都合だろう。

最終回の切札 ジョーとの対戦では、歴代の切り札に加え、《勝利のレジェンド ガイアール》を投入したデッキを使用した。

「デュエル・マスターズ」(2017)では「ビクトリー」~「ビクトリーV3」時代のデッキを合わせたような火文明メインに他の文明をタッチで入れた5色デッキを使用。

「キングMAX」では歴代の切り札と新ドラゴンを大量に投入した豪華なデッキ【青赤緑モルトNEXT】を使用。

ビクトリーモード [編集]

対戦中、窮地に追い込まれるなどすると、額に「V」の文字が光る「ビクトリーモード」が発動する事がある。
勝太自身は発動をコントロールできないが、発動中はカードの声を聞く事ができ、コンボがうまく繋がるようになる。
アニメでは当初、ぶっちゃけ達に「ブツブツモード」と呼ばれており、その呼び方を本人は気に入っていなかったが、後に「ビクトリーモード」として認知された。
「ビクトリーV3」第47話ではイズモとの最終決戦でのみ発動。
「VS」では最終回である第49話のルシファー戦で発動し、巨大な炎となって建物の天井を破壊している。

アニメではビクトリーモードを発動せずとも、カードになった《流星のフォーエバー・カイザー》(もといドラゴン龍)と会話している。
「VS」ではこの能力は発揮されていないものの「カードに愛されている」(滝川 るるの弁)事に変わりはない。

漫画「VS」ではドラゴン龍の言い付けにより使われなくなった事が明らかになった。
しかしハカセ戦にて、「べんちゃんをバカにされた」という怒りから、《燃える革命 ドギラゴン》の能力を知るために発動した。

漫画・アニメと共に、《終焉の禁断 ドルマゲドンX》との最終決戦後はその力を失い、クリーチャーの言葉も分からなくなっている。

その他 [編集]

  • 漫画でオサムライ・ヴァン・オサムとの2戦目の最中の回想、アニメは「VS」第5話の回想によると、入院中に目覚めた時に初めて口にしたのがカレーパン。アニメで本人曰く、一口食べた瞬間に彼の中の熱き血潮が煮えたぎり、生きる気力を与えたとの事で、彼にとってカレーパンは恋人であり、命も賭けられる存在である。
  • 上記の通りカレーパンがトレードマークの一種となっており、2014年7月21日からのミスター・ドーナツとのコラボキャンペーンでは、『勝太のカレーパン』が発売された。
  • アニメ「VSRF」第29話では、カレーパンを作るのに必要不可欠な「太陽の」なる技能を身につけている事も判明している。
    元ネタはかつて週刊少年サンデーに連載されていた「焼きたて!ジャぱん」の「太陽の手」。勝太役の小林由美子氏が彼方の主人公「東和馬」を演じていた事が縁の声優ネタである。
    カレーパン好きで他所の作品の主人公の力まで手に入れた、まさにカレーパンの申し子。
  • アニメ「VS」での今引き演出は「ドロドロドロー」。また中盤以降の今引き演出では背景やカードの有り場所にマグマが使用されているため「マグマドロー」と言う場合もある。
  • アニメ「VS」第14話のコジローとのデュエマでは、勝利フラグであるドロドロドロー(厳密にはトリガーチェック)に失敗して右手人差し指と中指がペッキリ折れてしまう、カードゲームアニメ史上類を見ない災難に見舞われ、多くの視聴者に衝撃を与えた。
    • 「VSR」第33話のバサラとのデュエマでは、指どころか右腕まで折れてしまっている(続く第34話で完治した)。
    • 「VSRF」第14話のコジロー戦で、またまた指を骨折したが、痛みを堪えながら《漢の2号 ボスカツ剣》を引き当てた。上記の2戦は敗北だが、こちらは勝利である。
  • カードゲームでイカサマをよしとせず、行った相手を咎めるが、普段の生活ではいたずらやせこい事を平気でするなど、主人公らしからぬ性格をしている。特に漫画では勝三やドラゴン龍など多くの人物を殴り、言いがかりをつけるなど口も悪く、(誇大表現ではなく本当に)暴力的な面が目立つ。さらに、ドラゴン龍を倒すため落とし穴を町中に作っており、ドラゴン龍の他にも被害者は多数。
  • アニメ「VS」第15話ではバカになったべんちゃんに「切札バ勝太くん」と呼ばれ、そのバカっぷりはルシファーも認めていた(バカべんちゃんの行動を「勝太と良く似た音階」と表現していた)。
    • 「切札バ勝太くん」の呼び方は、後の第42話にてギョウに嫌味で言われている。
  • 「VS」シリーズ視聴者にはコジローやルシファーの方が主人公らしいと言う人もいるほど。だがその「等身大のお馬鹿な中学生」が彼の魅力と言えよう。また、漫画・アニメともに友情に厚く、最終決戦など、ここぞというところでしっかり決めているのは、さすが主人公である。
  • 漫画「VS」でデュエマ甲子園に出場した際は、ライフポイントは最初は88Pで6位、次に113Pで6位、最終的には248Pで3位であった。
  • アニメ「VSRF」第43話におけるバサラとの最終決戦後に失ってしまったビクトリーモードの代わりに、クリーチャー語を学ぶために地球を離れカツドンプリンの暮らすカツドン星にるると共に語学留学し、中学校を実質的に中退する。続く第44話では作中時間が約7年経過し、大人となった勝太はるると結婚し、既に3歳となる息子の切札 ジョーの登場によって彼は主人公としての役割を終え、その座を息子にバトンタッチした。ジョー編開始時には宇宙生物学専攻の学者となった。
    • 但し5年後にジョーと「負けたほうが勝ったほうの言うことを1つだけ聞く」ことを条件にデュエマした際は自分が主人公と公言し、そのデュエマの勝利後にジョーに「負けたほうが勝ったほうの言うことを1つだけ聞く」ことに則り、これからはジョーが主人公をやるようにと告げ、まだ見ぬカレーパンを求めカレーパン座に旅立っていった。
      • 勝太が宇宙に行っていることは漫画「デュエル・マスターズ(2017)」の世界では一般人に信じられないことであり、第3巻で父親についてジョーが話すとシャチョー達はジョーを法螺吹き扱いして笑っていた。
  • 彼の年齢は「ビクトリー」開始時の小学生4年生から数えて、「ビクトリーV3」までの小学生時代で10〜11歳、中学生となった「VS」シリーズは14〜15歳、「VSRF」作中で約7年の経過で21〜22歳、さらに約5年が経過したことで12年後になり、最終的に26〜27歳と思われる。
  • 「VSRF」最終話(第51話)では、切札 ジョーが彼をモチーフをしたカードを作成していた事が判明。デュエマには未登場だが、その後のシーンでテキストが確認できる。このカードは他の自作カードとともに、旅立つ際にジョーからプレゼントされた。
    きりふだかった 火/自然文明 (8)
    クリーチャー:(種族なし) 8000
    このクリーチャーを出した時、やまふだから好きなクリーチャーを1たい出し、そのクリーチャーに「スピードアタッカー」をあたえる。
  • 長らくカツドンと共に宇宙を旅していたが、アニメ『キングMAX』では、ジョーの小学校生活の最後の年を見届けるため地球に帰還した。前述を踏まえて年齢を計算すると、恐らく30〜31歳だが、声優は小林女史がジョーと兼任で続投している。
    宇宙を旅する中で、クリーチャーワールドにが現れたことやジョーカーズ星が破壊されたことをクリーチャー達から聞いていたようだ。
  • その後、アバクの居場所/デッキーの鍵を賭けてハイドとデュエマするが、強者の魂を感じ取った槍によって妨害を受け、ハイドに敗れ、槍に魂を取り込まれてしまった。その後は昏睡状態になっていたが、鬼の槍が破壊されたことで、無事目を覚ました。
  • 「VS」シリーズで自宅や通う学校のある町の名は「八尾町(やおまち)」。同名の大阪府八尾市や富山県富山市八尾町(やつおちょう)とは無関係である。
    彼の自宅は漫画版では勝舞の住んでいた家と同じ町中の一軒家だが、アニメ版では周辺を林で囲まれたログハウス風の家になっている。
  • ビクトリー時代は勝舞と歳やキャラ性があまり変わらない為、演じる小林由美子氏も勝舞の頃と同じ声の高さで演じていたが「VS」で中学生になった事もあり低めの声の演技に変化した。「デュエル・マスターズ(2017)」以降の小学生時代の再登場では、勝舞の声をVS編勝太のような低めの声で演じて差別化している。
  • デュエプレ人気投票2023では9位を記録した。
    • デュエプレオリジナルの女性キャラクターが他のTOP10を占める中、唯一の男性かつ原作漫画キャラクターとなっている。

戦績 [編集]

主な切り札 [編集]

+  折りたたみ

関連デッキ [編集]

デュエル・マスターズ プレイスでの使用デッキ [編集]

+  一覧

熱血の激元帥 [編集]

  • DMPP-25リリース後のシティバトル「勝太、決戦の日 前編」で使用。

無敵の火文明 [編集]

  • DMPP-25リリース後のシティバトル「勝太、決戦の日 中編」で使用。

燃えろ!ドギラゴン [編集]

  • DMPP-25リリース後のシティバトル「勝太、決戦の日 後編」で使用。

参考 [編集]

関連カード [編集]

タグ [編集]


[1] アニメ「VSRF」第16話のコミカライズ版。