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結婚してくれやぁ!! P 光文明 (5) |
幸せのフィールド |
すべてのプレイヤーが幸せに包まれる。 |
幸せスイッチ:自分のターンの終わりに、この幸せのフィールドをゲーム中で一度上下逆さまにしてもよい。そうしたら、相手にプロポーズする。相手がOKしたら、両プレイヤーは人生の勝者となる。 |
特筆すべき点は数多くあるが、まず説明しなければならないのがこのフィールドがバトルゾーンに展開された時点で、常在型能力としてすべてのプレイヤーを幸せに包むことができるという点。
「すべてのプレイヤーが幸せに包まれる」とあるが、幸せによってシールドやマナが増えたりはしない。公式Q&Aによると、「何もしなくてかまいません。このカードからなんとなく幸せオーラが出ているので感じ取ってください。」としている。
このフィールドはD2フィールドとは違いバトルゾーンに何枚でも展開できるので、その分何倍もの幸せを享受できるだろう。現実にデュエマする相手がいる、という時点でそれは十分以上に幸せなことだが、覚えておいてデメリットはない。勝ち負け関係なく相手をリスペクトするデュエルが約束されるだろう。
そしてもう一つの効果である幸せスイッチ。フィールドを何枚も展開できるので、これもまた一気に複数トリガーさせられる。即ち、一度プロポーズを断られても何度でも挑戦することができるということを意味する。
ちなみに、同性に対しても問題なくプロポーズを申し込むことができる。デュエマを愛する心さえ持っていれば性別の差など些細すぎる問題なので、これは全く気にすることはないだろう。
そして相手がプロポーズにOKしたら、両プレイヤーは人生の勝者となる。「人生の勝者」と定義がやや曖昧ではあるが、これに関しては自分たちなりの答えを持つ必要がある。ここで注意して欲しいのは、「人生の勝者」となるのであって「ゲームの勝者」とはならないため、人生の勝者となってもデュエマはそのまま進行する。ここから先は双方の愛を感じ、確かめ合うためそのまま続行するなり、既に人生の勝者となった今、互いにデュエマを棄権し披露宴を開くなり各々の自由である。
...とここまで長々と記したが、カード名からもお分かりの通り完全なジョークカードであるので、ガチデッキで見ることはないだろう。
フィールドには違いないので、《終断δ ドルハカバ》が常に墓地から展開可能になるものの、色が3色になってしまうのが難点。
偶然なのか、結婚は人生の墓場という言葉を体現しており、皮肉という名のシナジーを形成してしまっている。
また、D2フィールドではないので一度展開したらカード指定除去を貰わない限りバトルゾーンを離れることはない。
このように一応利点もあるにはあるが、コスト5という重さが足を引っ張ってしまう。
2024年9月現在「フィールド」参照のカードは闇または闇/火であり、最終禁断フィールドやD2フィールドの方が直接のシナジーを考えてデザインされている場合が多いため、基本的にそちらが優先される。
もしこのフィールドを使うなら、コマンドやイニシャルズ以外でも攻撃したい、あるいは禁断爆発はしたくないが火や闇のコマンドは使いたい、しかしフィールドは温存したいといったデッキに限られるだろう。
幸せスイッチは自分のターンの終わりに誘発できるので展開さえできれば簡単に求婚できるが、5マナと少々重いので《ゴースト・タッチ》や《解体人形ジェニー》などで展開する前にハンデスされる恐れがある。
幸せのフィールドを回収できるカードは存在しないので、カードタイプを問わずに回収できる《S級不死 デッドダラー》や《墓守の鐘ベルリン》を投入しておくと安心だろう。