コジロー [編集]
漫画「VS」およびアニメ「VS」シリーズに登場するキャラクター。
勝太のライバル。勝太と同じ中学2年生で、本名は佐々木コジロー。
声はジョージのライバルである赤ちゃんデュエリストであるユーキ等を演じていた檜山修之氏、幼少時代はハラグロXのエリカ役の優希知冴氏。
以下、主にアニメについて解説。
ボクシングとデュエマでトップに立つ事を目指している。
『ハングリー精神』を信条としており、勝太に対して「遊びでデュエマをしているお前とは飢え方が違う」とデュエマに対する己の決意を語る程。
ファンキー・ナイトメアとデーモン・コマンド・ドラゴンを軸にした闇単色デッキを扱う。
窮地に追い込まれる等デュエルに熱を帯びてくると、眼光が鋭くなり言動が荒々しくなる「野獣モード」となる。その様子はぶっちゃけ曰く「血に飢えた狼のよう」。
大ジロー、中ジロー、小ジロー(声はそれぞれ優希知冴氏、水沢史絵氏、奈波果林氏)と言う3人の弟がいるが、牛丼屋から漂う匂いをおかずに白米を食べるなど、彼らの生活は裕福ではない。
大の弟思いであり、彼らを養う為に日々アルバイトに励んでいる勤労学生で、アルバイトを優先してデュエマ大会に出場しない事もある。
ルシファーの家が彼の家を見下ろす位置にあり、また彼の家が大金持ちということもあってか、ほとんど逆恨みで「奴には借りがある」と敵視している。
「VSR」以降は血というより金に飢える描写がことさら増えており、資本主義の犬ならぬ資本主義の狼に成り下がっている。
社会の仕組みに関してあまりに世間知らずで、弟達のサポート無しでは騙されたり損したりしてばかり。
しかも本人には自覚がなく、弟達も指摘を行わないため、彼の貧乏暮らしが改善する見込みは、今後何があろうと極めて薄いと言わざるを得ない。
「VSR」で50億円も稼いだのにすぐに全額騙し取られ、弟達はショックを受けているが…。
- アニメ「VS」第9話にて近づかれると気絶するほど女の子が苦手な弱点が発覚する。ただし、るるの事はただのデコと認識しているため気絶しない。
- 第16話ではルシファーに「奏でるデュエマはまるで荒れ狂う海原。吹きすさぶ風。鳴り響く雷鳴。激しく力強く、時に眩しい」と評された。しかし「少し聞き飽きた」とも言われた。
- 一人称は「俺」だが、弟達の前では「兄ちゃん」とも言う。また闇文明使いの黒城 凶死郎を連想させる風貌だが、普通に笑い、相手の健闘を素直に讃え、年長者に敬語を使うなど、そのワイルドな見た目に反して中身は普通の人間である。
- むしろ、女子が苦手な弱点を勝太達にからかわれ、気絶した状態から牛丼の匂いで復帰、勝太とカレーパンを取り合う等、シリアスな見た目に反してコミカルな描写が多い。
- さらに「VS」第12話ではルシファー別荘にて今まで食べた事のないフレンチや地中海料理に物怖じしたり、味見しようとして大・中・小ジロー達と大騒ぎするシーンに「佐々木家バカ四兄弟」とテロップを出される始末。
- 第12話ではデュエマ界四天王の闇文明使いとして名が知れている。会場で彼を応援する女子に向かってサソリは手を払う動作をしていた。
- 第16話にてルシファーとの因縁が語られた。それによると、
- 5歳:初めてルシファーの豪邸の正門でキャビア、トリュフ、フォアグラの世界三大珍味の匂いを嗅いでしまいトラウマになる。その時から世界一の男になるべくデュエマに手を出す。
- 小学6年生(約12歳):国内の大会で連勝を飾る。そんな中、海外留学していて国内の大会には一度も出場していないルシファーと初デュエマするが、完敗を喫する。
- 中学1年生(約13歳):屋外で昼食をとっていたルシファーと偶然遭遇。その時、3兄弟と共にあのトラウマの匂いを思い出し、5歳の時に近づいてしまった豪邸はルシファーのものだと確信。家族の分の何か(詳細は不明)を賭けてデュエマするも完敗した。
- 同じく第16話のルシファーワールドカップ決勝戦でコジローとルシファーの因縁の対決が実現。彼の超絶音感「シンフォニーデュエル」を破るべく、腕に巻いてるテーピング下のおもりを外す。これにより音より早く手を動かすことでルシファーの超絶音感を封じるという彼の秘策だった。技名は狼牙龍星拳(元ネタは漫画「ドラゴンボール」のキャラクターであるヤムチャの技「狼牙風風拳」と漫画「聖闘士星矢」の主人公星矢の技「ペガサス流星拳」)しかし、音速を超える動きに人間の肉体は耐えきれず、負担がかかるため連続使用はできない奥の手である。
- 今引き演出は飢えた野獣を髣髴させるそのものズバリの「ハングリードロー」。「飢え」を自らのモチベーションとするコジローに相応しい演出であるが、その為時折滝川るるに保健所やら猟友会やら、果ては珍獣ハンターに連絡されそうになっている。なお、勝太の「ドロドロドロー」以外に本編で実際に使用された珍しいネーミングである。
- アニメ「VSRF」ではバサラ率いるレアキラーズの一員として登場。弟達を裕福にするため、渋々ながらもNo.2の命令に従いレアカード狩りに協力。デーモン・コマンドを中心としたイニシャルズのデッキを使用。
- 第13話では、べんちゃんとテックが自分より先に大ジローたちを大金持ちにしたと知り、逆恨みでべんちゃんにデュエマを挑む。途中、正論に動揺するもデュエマは勝利する。
- 続く第14話ではるるを人質にとって勝太を誘き出し、《蒼き団長 ドギラゴン剣》を賭けて勝負を挑む。そこでコジローがレアキラーズに入ったもう1つの理由が、あえて敵に回ることで勝太と再び真剣勝負を挑むことだと判明したが、密かに様子を窺っていたルシファーには憐れまれている。
- なお、この回ではコジローのVSR時代後期のデッキレシピが判明した。アニメ本編で登場人物の使用するデッキの内容が全て公開されるのは非常に珍しい。(他の例には「デュエルマスターズ(2017)」第46話の切札 ジョーのデッキ。《はずれポンの助》39枚と《あたりポンの助》1枚ということが作中でナレーターの助によって語られた)ちなみにデッキのカードが1枚足りなかったのはコジローがその1枚を手にしていた為(カードの種類は不明になっている)。
- 革命ファイナルではプロフィールにも「家族を捨て、より強くなる道を選んだ最強の刺客」と紹介されているが、アニメの劇中では弟達を一度も見捨てていない。
- 最終決戦から約7年後及び12年後ではハリウッドで映画俳優として活躍している。おそらく「VSR」第31話の時に「超時空戦士ダンボールフォーマーZ」の主役を演じた縁と思われる。だが「コメディアンのような扱い」や「微妙な映画の微妙な役」等、百獣 レオのようなトップスターとは程遠い立場にある。しかし本人は至って真剣であり、弟達も進学・就職できている。
- 「VSRF」最終話(第51話)では切札 ジョーが彼をモチーフとしたカードを作成。4マナという軽さでありながら、cipで相手クリーチャー全てをパワー-10000するという《凶英雄 ツミトバツ》を上回る除去ができるスペックとなっている。「VS」でも使っていた狼牙龍星拳を使い、勝太のクリーチャー4体全て破壊する活躍を見せたが、勝太の最後のシールドから出た《イフリート・ハンド》によって破壊されてしまった。
コジロー 闇文明 (4) |
クリーチャー:(種族なし) 4000 |
このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーすべてのパワーを-10000する。 |
ちなみにこれの再現カードがDMEX-08で登場した。→《コジロー》
漫画「VS」ではアニメと比べると出番が少なく、デュエマ甲子園地区予選にて勝太に接触し、デュエルしたが敗北した。
ここでは性格が若干異なり、ぶっちゃけを容赦なく罵倒したり勝太のデッキをパンチ一発で穴を開けるなど、性格はMagic:The Gathering時代の黒城 凶死郎のように残忍である。また、弟達が存在するのかは不明になっている。デュエマ甲子園本戦のランキングではライフポイントは110Pで4位、次に138Pで4位となっているが、バサラのドキンダムXの前にギョウと共に敗れ、Xの裁きを受けルシファーと共に入院したシーンでそれ以降は出番が無くなったが(勝太がドキンダムXを倒した後は描写は無いものの、ルシファーと共に退院した模様である)、最終話の扉絵では登場している。また、アニメとは異なり優しい一面やコミカルな一面は見られなかった。
- 元ネタはキャプテン翼の登場人物である日向小次郎か。余談だが、日向役をコジロー役である檜山修之が演じていた時期もある。また、キャラクター的に何となく似ている黒城 凶死郎の名前の一部(「コ」ク「ジ」ョウキョウシ「ロー」)を取ってもコジローとなる他、江戸時代に実在した剣客「佐々木小次郎」もネタ元と考えられる。
- 『デュエルマスターズ 超全集 革命ファイナル』でもCM出演詐欺に遭ったことをネタにされている。
戦績 [編集]
通算成績:21戦12勝8敗1不明
アニメ「デュエル・マスターズVS」 [編集]
アニメ「デュエル・マスターズVSR」 [編集]
アニメ「デュエル・マスターズVSRF」 [編集]
関連カード [編集]
マナゾーンや墓地に置かれていたカード [編集]
オレは飢えている…! [編集]
- にじさんじコラボ「騎士と社畜とお嬢様!?」後(DMPP-22期後半)のシティバトル「意外なライバル 前編」で使用。
漆黒の悪魔龍 [編集]
- にじさんじコラボ「騎士と社畜とお嬢様!?」後(DMPP-22期後半)のシティバトル「意外なライバル 中編」で使用。
滅びの魔壊王 [編集]
- にじさんじコラボ「騎士と社畜とお嬢様!?」後(DMPP-22期後半)のシティバトル「意外なライバル 後編」で使用。
参考 [編集]