滝川一族の生まれ。幼少時代に妹である滝川 るるの元を去り、兄妹生き別れの状態で療養生活を送る事になる。
そんな中、テレビで見た「日本一ビクトリーなヤツだ〜れだ選手権」の決勝戦にて、勝太がそのターンで引いた《永遠のリュウセイ・カイザー》でオンセンに勝利した事で元気づけられ、自らもデュエマを始める。この頃から光単色のデッキを使っていたようだ。
最初は弱かったが、少年時代のコジローとの対戦時はすでに天才と呼ばれる程の実力を持つ。
そして時は過ぎ中学生になった頃、第7話で町内デュエマ大会決勝で念願の勝太とのデュエマを実現させる。《聖霊龍王 バラディオス》の能力で優位に立ち、《天命王 エバーラスト》を龍解させるが、ダイレクトアタック直前で持病によるタイムリミットが来てしまい、勝利を逃す。
この時すでにるるを認知していたが、お互いの立場の関係からか、自らが兄だということは伝えていない。
第12話で再び勝太と戦うため、自らも出場する「ルシファーワールドカップ」を開催。
第15話の準決勝では《聖霊龍王 アルカディアスD》の能力で、仕込まれたS・トリガー呪文を封じてべんちゃんを破るが、第14話で行なわれた別ブロックの準決勝で勝太はコジローに敗北してしまう。
第16話の決勝では、コジローの「狼牙龍星拳」に対し「究極音感Requiem Duel」を展開し、《悪魔龍王 ドルバロムD》に対して《救護の翼 フィルミエ》のセイバーと《獅子頂龍 ライオネル》の能力を使い見事優勝。
大会の記者会見で、勝太に自らの高みに登ってくるようにと《勝利天帝 Gメビウス》を手渡す。
第27話で勝太たちが京都へ修学旅行に行った際は、るるの3Dカードを奪ったギョウから自らの持つ3Dカードを狙われ京都タワーで襲撃を受ける。
ギョウから逃れた後、るるを守れず落ち込む勝太に、サイファーとジャスティスを通して《爆熱DX バトライ武神》を渡す。
続くデュエマ甲子園ではエリア代表を勝ち取り、持病による時間制限を克服した状態でべんちゃんと再戦。
そのデュエマで未来の音を聞く予知能力を会得し、S・トリガーで出た《グローリー・スノー》の能力で《不敗英雄 ヴァルハラ・グランデ》のマナ武装条件を達成し勝利した。
第40話では準決勝を前にヘレンらを人質にとられ、毒々植物園ドーム内でギョウに場外デュエマを挑まれる。
牛次郎が仕掛けたドーム内を超高温にする罠で消耗し、レクイエム・デュエルを封じられピンチに陥るが、ヘレンらが呼んだ勝太たちの応援と、べんちゃんによる植物園へのハッキングで室温が元に戻り、予知能力が復活。
ギョウが使った《黒神龍デヴォリューション》の能力で《提督の精霊龍 ボンソワール》のマッドネス能力を発動し《天命讃華 ネバーラスト》の龍解条件を達成、《純潔の翼 メダロス》のマナ武装で《五邪王 ニガ=ヴェルムート》のマナ送りを、《天命讃華 ネバーラスト》の効果でS・トリガーで出た《古龍遺跡エウル=ブッカ》を封殺して《龍覇 セイントローズ》のダイレクトアタックで勝利する。
第41話で行われた準決勝のコジローとの再戦では、ギョウによって体内に仕込まれた毒の効果で、レクイエム・デュエルを使うたびに体を蝕まれ、カードの音を聞けなくなってしまう。
周囲の制止を振り切り、何も聞こえなくなった状態でコジローをあと一歩まで追い詰めるが、《爆弾団 ボンバク・タイガ》と2体の《凶英雄 ツミトバツ》によるパワー低下でクリーチャーが全滅し敗北。デュエマ終了と同時に倒れてしまう。
第42話ではその後はサイファー記念病院に意識不明で入院していたが、デュエマ甲子園準決勝の勝太とギョウの対戦中に霊体となって現れ、勝太を勝利に導いた後、デュエマ終了と同時に復活を遂げる。
第47話でデュエマ甲子園終了後、額の輝きでるるを導き、遂にるると妹として再会した。
そして、自らの予知能力で死期を悟った彼は、第48話で勝太のたちのクラスに突如転校する。
クラスメイトやコジローらのライバル達ともすぐに打ち解け、デュエマ甲子園で優勝して時の人となっていた勝太を差し置いて一躍人気者になるが、その後、勝太に予知能力により死期を悟ったこと、さらに勝太とのデュエマに勝利した瞬間に自らの命が尽きる事を告白し、人生最後のデュエマを彼に挑む。
第49話(最終話)の勝太との最終決戦では、予知でS・トリガーを引き当て、《頂天聖 レオザワルド》と《天命讃華 ネバーラスト》を龍解。
相手の行動はおろか、自らのドローまでも見通し達観してしまっていたが、未来を変えようとする勝太やライバル達を見て、自分がこの状況を楽しんでいる事に気付く。
《無敵王剣 ギガハート》で破壊されなくなった《二刀龍覇 グレンモルト「王」》によって、《熱血星龍 ガイギンガ》と《最強熱血 オウギンガ》のW龍解を許した彼は、《天命讃華 ネバーラスト》のすべてのバトルに勝つブロックで《最強熱血 オウギンガ》を破壊するものの、アタックトリガーで《熱血龍 GENJI「天」》を出され、《天命讃華 ネバーラスト》を破壊されてしまう。
《頂天聖 レオザワルド》の置換効果で敗北を免れた後、返しのターンで《真聖教会 エンドレス・ヘブン》を出し、殴り返しで《熱血龍 GENJI「天」》を破壊するが、すでに予知能力はおろか、レクイエム・デュエルによるカードの音を聞く力も失われていた。死を忘れて楽しむ事が、『幼い頃から常に病弱で、限られた時間の中でこの世界の事を知りたいという願望』から生まれた能力を打ち消していた。
すべての能力を失った中、《蒼華の精霊龍 ラ・ローゼ・ブルエ》のアタックトリガーと《真聖教会 エンドレス・ヘブン》の能力でシールドを4枚に増やし、《真・天命王 ネバーエンド》を天命龍解させる。この時、ルシファーの心臓は限界に達し、ルシファー自身も死を完全に受け入れていた。
除去耐性を失った《頂天聖 レオザワルド》を《爆竜 GENJI・XX》のアタックトリガーで失うが、《蒼華の精霊龍 ラ・ローゼ・ブルエ》による殴り返しで破壊。《真・天命王 ネバーエンド》で勝太の残りシールドを全てブレイクした。
《蒼華の精霊龍 ラ・ローゼ・ブルエ》と手打ちした《龍秘陣 ヘブン・アンセム》の効果でシールドは初期の5枚にまで回復、対する勝太はバトルゾーン、シールドともにゼロという圧倒的勝勢のなか、復活した予知能力によって自らの敗北を予知してしまう。
そして、勝太がドロドロドローで引いた《超戦龍覇 モルトNEXT》の龍マナ武装で《超戦覇龍 ガイNEXT》が龍解。《超戦龍覇 モルトNEXT》のダイレクトアタックで1ショットキルを達成され敗北した。
予知通りデュエマ終了と同時に心臓が停止してしまったが、デュエマによる勝太の熱血エネルギーが心臓マッサージとなり奇跡的に蘇生する。その後、皆に礼を言うと勝太たちのクラスを転校し、治療の為にアメリカにいる海外の名医のもとへ旅立っていった。
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