ハカセ [編集]

漫画「VS」およびアニメ「VSR」、続編の「VSRF」に登場するキャラクター。
本名、御茶ノ水 博士(ひろし)。一人称は「私」または「僕」で、語尾に「〜っちゃ」を付けて話す。

  • アニメではよく一人称が変わる。基本は「私」、第24話,第42話では「俺」、第26話では「僕」など。

アニメ版の担当声優は杉山紀彰氏。

バサラ一派の1人で、痩せぎすのオタクのような男性。ギャンブルが大好きであり、わざと確率が低い方に賭けてスリルを楽しむ変人。文明らしかぬハイリスクハイリターンな戦法を好む。
好きなものは当たり付きのアイスとロボで、嫌いなものはフグと結果が決まっているもの。

アニメ版 [編集]

バサラランボー同様デュエマーランドの三幹部の一人。人類を全てロボット化するという野望を抱いている。
頭脳明晰で、昔はその頭脳を駆使しながらデュエマで連勝し過ぎていた為、心からデュエマを楽しめていなかった。しかし、ある日あえて低い勝率のデッキで相手に挑み、その困難を乗り越えて勝利した際初めてゾクゾクしたことから現在の性格になった。また、「絶対」という言葉が非常に嫌いで、その言葉を聞くと激怒する程である。

  • 「絶対」という言葉が嫌いという設定のはずだが、第29話ではデュエマウスに対して「絶対にきぐるみを脱ぐなっちゃ」と警告していた。
    おそらく、その回がハロウィンがテーマなので、「着ぐるみを脱ぐ=コスプレを放棄する」と思ったのであろう。すなわち、さすがのハカセも規則は守る方である。勝率の低いデッキでデュエマするくせに…。
    また、第31話のダンボールフォーマーZの映画版の原作クラッシャーっぷり、第42話のゾンさんの腐り度合いに対しても「絶対に許さないっちゃ」と言っているが、後者では彼の悲しい過去が大きく関わっているので、仕方ないとしか言いようがない。

普段はデュエマーランドの警備室でデュエマーランドの監視等をしているためデュエマは自分が製作したロボット達にまかせているが、ハカセ本人の実力も相当高い。また、ギャンブル運も高い。

手始めに滝川 るるロボ勝太をけしかける。ちなみに、この作戦の成功確率はたったの5%である(残り95%は失敗であるが、だからこそゾクゾクしてたまらないらしい)。
次に地下帝国のボス、ガチロボを差し向ける。勝太の救出に来たホカベン達を人質にしてデュエマを挑むも勝太の新たな革命カードの前に敗北、地下帝国からの脱出を許してしまう。
第11話でついに自ら出向き、勝太と対決する。ハカセ本人の実力と持ち前のギャンブル運の高さで、相手のデッキに左右されやすいマジック・コマンド達の能力をフル活用して勝太を敗北寸前まで追い詰めるも、真の能力を発揮した《燃える革命 ドギラゴン》の前に敗北する(ちなみに、勝太にデュエマを挑む前に自分のデッキをロボットに診断してもらったところ勝率80%だったが、それではゾクゾクしないため、勝率10%になるように自らデッキを改造していた)。

  • 第11話のBパートアイキャッチでは顔芸を披露し、後の「VSRF」第51話(最終話)のBパートアイキャッチでも登場し、視聴者にインパクトを残した。

第24話では電力供給の労働者のストライキでデュエマーランドが停電となり、責任者として社長に責任を問われた。ストライキはランボーが原因であり完全にとばっちりであった。

第31話では第11話以来久々のデュエマを披露した。大ファンである架空のアニメ「超時空戦士ダンボールフォーマーZ」(元ネタはデュエマと同じくタカラトミーの「トランスフォーマー」)がハリウッドで実写化が決定されたが、主人公やロボットが原作と全然似てないことに怒り、わざわざハリウッドまで出向いて主演のコジロー(厳密にいえば主演ではないが)とデュエマに挑み、《超奇天烈 マスターG》の能力を三度も成功させ追い詰めるが、《魔の革命 デス・ザ・ロスト》の革命0能力によって一気に逆転され、敗北した。

  • ダンボールフォーマーZファンはパロディ元のトランスフォーマーシリーズの一つのアニメシリーズ「超ロボット生命体 トランスフォーマープライム」でハカセ役の杉山紀彰氏がクリフジャンパーを演じていることから来ており、マイケル・ベイベー(実写版トランスフォーマーシリーズの監督で有名なマイケル・ベイ氏が元ネタ)役の故・藤原啓治氏(2020年4月12日に55歳という若さで死去)も同作でメガトロン役を演じたことから由来している。この回に登場したコジロー役の檜山修之氏も同じトランスフォーマーシリーズの「ビーストウォーズメタルス」にてランページを演じていた。なお、「プライム」のクリフジャンパーはテラーコンという名のゾンビにされており、ハカセが後にゾンビ化する展開もここから来ているのかもしれない。
    • なお、当該話に登場した映画ポスターも、全てマイケル・ベイ氏が監督を務めた映画のパロディである(パール・バーバー→「パール・ハーバー」、15日の給料日→「13日の金曜日」、もう1つはタイトル不詳(キャッチコピーから「アロマゲドン」か?)だが「アルマゲドン」が元ネタである)。

第39話後半にて、デュエマウスランボーと共にデュエマーランドをクビにされる。第40話にてその理由は「ドギラゴンの革命への覚醒を防げなかった上に、なおかつ(しょーもない理由で挑んだ)コジローとのデュエマにも負けた為」と社長から語られた。三幹部の一人であるにもかかわらず、彼だけ勝率ゼロなので、一応筋の通った理由ではある。
漫画版とは異なりレアキラーズとは無関係であり、「VSR」終了後はバサラとは別行動をしていたが「VSRF」第40話で仲間意識があることが判明した。

  • ギャンブルが好きなだけあって、《超奇天烈 マスターG》などの成功率は非常に高いものの、第42話のゾンさん戦ではその強運が仇となった。また、敢えて勝率の低いデッキに改造している為か、運がいい割りにS・トリガーには恵まれない。
  • 第1話から第39話のOP映像ではガチロボを操作し、ルシファーと戦うシーンがあった。また、第40話から第50話までのOP映像ではランボーと一緒に「エボレボ!」を踊っていた。
  • 続編の「VSRF」ではランボーと行動することが多くなる。
    第15話で「デュエマVS感謝祭」の最初のチェックポイントである電流爆破デスマッチでランボー勝太とプロレス対決を繰り広げる最中に秘密兵器・ガチロボバズーカを渡し、勝太を一度は倒す。しかし、その後彼によってランボーや他のキャラ共々大岩に潰されてしまった。
    第32話ではドキンダム・ガチャによってランボーと合体してハカセンボーになってしまい、勝太とデュエマをするが、敗北する。
    第40話では禁断の力によって暴走するバサラを止めるためランボーと共にデュエマに挑んだものの敗北するが、《終焉の禁断 ドルマゲドンX》に捕食される直前、隙をついて倒そうとしたものの爆撃を吸収してしまい捕食されてしまう。
    第43話でドルマゲドンXが倒された後は元の世界に戻れた。最終決戦から12年後はバサラや仲間と共にレースチーム「レアキラーズ」を結成し、助手を務めている。
    • ちなみに第28話から第42話、第44話のOP映像では勝太たちに紛れてランボーと共にジャンプした。

漫画版 [編集]

禁断のカードを狙う集団レアキラーズの一人で、デュエマ甲子園の会場のコンピューターをハッキングしたり革命カードの在処を調査するのが彼の役目。

大分のデュエマ図書館に潜伏中にべんちゃんと遭遇しデュエマを挑む。4マナ以下の軽量クリーチャーを多く搭載した水単のデッキを使うべんちゃんに対して《超奇天烈 ベガスダラー》の能力でべんちゃんのクリーチャーを全バウンスし、一斉攻撃をして勝利する。
その後図書館内に革命カードがあることを察知。館内のコンピューターをハッキングして図書館を占領し、中に居たデュエリストを次々と倒していった。
そこで《燃える革命 ドギラゴン》を入手した勝太とデュエマする。
《超奇天烈 マスターG》《エメラル》からの《終末の時計 ザ・クロック》の仕込みで勝太を追い詰めるが、ドギラゴンの革命能力と《不敗のダイハード・リュウセイ》シールド焼却能力によって敗北する。

その後、《ボルシャック・ドギラゴン》を調べているところで登場して以降、ランボーと共に出番が無くなった。ライフポイントは最初は68Pで8位、最終的には114Pで4位であった。

最終話の扉絵では、バサラNo.2ランボーと共に登場している。

その他 [編集]

  • 名前の由来は手塚治虫の漫画「鉄腕アトム」に登場するアトムの育ての親である科学者「お茶の水博士」だろう。

戦績 [編集]

  • 通算成績:4戦0勝3敗1中断

アニメ「デュエル・マスターズVSR」 [編集]

  • 通算成績:3戦0勝2敗1中断
    話数対戦相手勝敗デッキ名
    11話切札 勝太敗北ハカセの奇天烈ギャンブル!
    31話コジローハカセの奇天烈ギャンブルG!
    42話ゾンさん中断[1]

アニメ「デュエル・マスターズVSRF」 [編集]

  • 通算成績:1戦0勝1敗
    話数対戦相手勝敗デッキ名
    40話バサラ[2]敗北最後の戦場

関連カード [編集]

参考 [編集]


[1] 時間切れによってゾンビ化したことにより強制終了。
[2] ランボーと共に挑み、デュエマ描写はカットされた