《ボルカニック・アロー》 [編集]

ボルカニック・アロー C 火文明 (2)
呪文
S・トリガー
パワー6000以下のクリーチャーを1体破壊する。
自分のシールドをひとつ選び、墓地に置く。

DM-03で登場した呪文

自分のシールド1つを犠牲にして、6000火力を放つS・トリガー

シールドを犠牲にするデメリットこそあるものの、たった2コストで6000以下のクリーチャー破壊できる。
自分のシールドが1つもないときでも問題なく唱えることができ、クリーチャー1体を破壊することができる。

S・トリガーも付いているが、唱えると自分のシールドが減ってしまうため防御札としてはイマイチ。シングル・ブレイカーを除去しても自分のシールドが1つ焼却されることから除去の意義が薄れ、W・ブレイカー以上の打点を持つクリーチャーを狙おうにも、そういったクリーチャーにはパワー6000超えが多い。
しかし、シールドが1つもない状態なら守りを減らすことなく相手からの攻撃を食い止めることができる。

相性が良いのは速攻デッキ
守りを気にせず序盤からガンガン攻める【赤単速攻】のようなデッキでは、序盤に出てくるほぼすべての相手クリーチャー除去することができ、デッキの特性上シールドの減少もあまり気にならない。
そのため、そのようなデッキにはよく採用されるカードである。

比較対象となるのは《火炎流星弾》。あちらがブロッカー破壊できるのに対し、こちらは殴り返し用のクリーチャーや、《予言者マリエル》《ラブ・エルフィン》《ブルーレイザー・ビートル》などの速攻にとって厄介なクリーチャー除去することができる。また相手も速攻であった場合、シールドを失う事が痛手ともなり得るが、逆にコントロール相手なら前述のメリットがあるので、どちらを入れるかはデッキ次第である。

現在は高スペックS・トリガーが増えたため必須カードではなくなったが、の入る速攻では《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》などの、ブロッカーでない強力なクリーチャーの対策になりえる。環境により、デメリットの違う《火焔特攻弾》《支配からの開放》などと使い分けると良い。

革命鬼タイムといったシールドが少ない時のみ有効になる能力と組み合わせも視野に入る。
相手のメタクリーチャーシステムクリーチャー除去しつつシールド枚数を減らせる。
ただし、上記の能力と組み合わせる事の多い《逆転のオーロラ》とはアンチシナジー

ルール [編集]

  • 特に注釈がないため、自分のパワー6000以下のクリーチャー破壊できる。その為、相手に破壊できるクリーチャーがいない状態で撃つと自分のクリーチャーを破壊することになるので何も考えずに撃たないこと。特に、意図的にシールドを減らしたい場合には注意。

環境において [編集]

現代よりシールド焼却デメリットとして重視する風潮が遥かに強かった登場当時としても、わずか2コストビートダウン要員を粗方処理できるスペックは貴重であった。

【除去コントロール】《機神装甲ヴァルボーグ》《大勇者「大地の猛攻」》《パシフィック・チャンピオン》などの「序盤に数体出たら止めきれないクリーチャー」に対する対策として採用されていた事もある。後に一時期殿堂入りとなった《パシフィック・チャンピオン》の入った【パシフィック青単】の全盛期は、シールドが減ることも構わず、対策のために渋々採用するプレイヤーもいたとか。

後にサイキックが登場すると少ないコストで対策できる札として脚光を浴びた。

長年【赤単速攻】【赤緑速攻】【赤黒速攻】などの前のめりな【速攻】に利用された。

後に革命編環境以降の高速化に飲まれ、寧ろシールド焼却のデメリットが重くなった。一時期《ベイB ジャック》対策として候補に挙がり、革命ファイナル環境ではその用途などで【ジョバンニスコール】を中心に活躍。

そして上位互換《アーチャー・チュリス/ボルカニック・アロー》の登場により世代交代となった。あちらは墓地肥やしという面によりフォーカスしたスペックとなっており、このカードの系譜は【墓地ソース】系統の基盤として受け継がれるに至った。

その他 [編集]

デュエル・マスターズ プレイスでは [編集]

  • DMPP-01版のフレーバーテキストは特撮番組「仮面ライダー龍騎」のキャッチコピー「戦わなければ生き残れない!」のパロディ。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

収録セット [編集]

デュエル・マスターズ [編集]

デュエル・マスターズ プレイス [編集]

参考 [編集]