《フェアリー・ライフ》 [編集]
S・トリガーと、山札の上から1枚をマナゾーンに置くシンプルな能力を持つ。 自然の得意とするマナブーストの基本カード。自然及びデュエル・マスターズの代表的なカードと言え、汎用性、スペック共に良好で、登場以来長らく様々なデッキで愛用され続け、かつては「未来永劫使われる」とまで言われたカード。 この2→4のマナカーブはデュエル・マスターズの初動の1つとして確立しているほど強力かつ一般的。 おまけのようについているS・トリガーも意外に有用性が高く、相手ターン中のマナブーストにより通常では間に合わないような速い展開のゲームに全体火力やニンジャ・ストライクを間に合わせたり、自分が陥落するより先に切り札を叩きつけて逆転を可能したりするなど、想定内外で数多の恩恵をもたらしてくれる。 最序盤である2ターン目からのマナブーストを行う枠であると同時に、有効S・トリガーで使えたなら通常では不可能なマナカーブを描くことを可能にするため、小刻みな攻めを行うビートダウンに対して高い耐性を持つ。 しかし、S・トリガーでのマナブーストが役に立つのは、“次の自分のターンがあれば”という条件付きであり、環境のワンショットが一般的になるにつれ、S・トリガーの優位性がほとんどあるいは全く発揮されないようになっていった。 現在はG・ストライク持ちのほうが“次の自分のターンを迎える”ことに長けているため、《フェアリー・Re:ライフ》、《地龍神の魔陣》などが優先されることが多くなっている。 環境において [編集]登場したばかりの闘魂編環境当時はクリーチャーをいかに並べるかが重要であったためあまり人気はなかった。 一応転生編環境の場合、【除去ドラゴン】基盤の【除去ボルバル】のような重めのデッキには5枚目以降の《青銅の鎧》として採用されるケースがあった。 不死鳥編環境でも【速攻】系統が環境の2番手にあり、さらにニンジャ・ストライクもまだ未登場で《炎槍と水剣の裁》も殿堂入りしていたため、S・トリガーでマナを伸ばしても防御に生かし辛く、単体で防御の役に立たないこのカードの評価は当時比較的低かった。《母なる大地》が4枚投入可能であり、バトルゾーンにクリーチャーを残すことが重視されていた点も大きい。 徐々にS・トリガーでマナブーストする意味が増したが、DM-29でシノビが登場した事によりその意味がさらに大きくなっており、S・トリガーでニンジャ・ストライクに必要なマナを満たして突発的な防御を可能する。 2→4のマナカーブはエピソードシリーズ期以降でも、《解体人形ジェニー》や《パクリオ》といったピーピングハンデスに繋ぐことで序盤で相手の戦略を壊したり、《ドンドン吸い込むナウ》や《ライフプラン・チャージャー》などの手札補充に繋ぐことで後の展開を潤滑に運んだりするために利用された。 その後はマナブーストの類似カードのバリエーションも増えていったが、ドラゴン軸の《メンデルスゾーン》や【7軸ガチロボ】の《イチゴッチ・タンク/レッツ・ゴイチゴ》、【ゼロ・ルピアループ】でムゲンクライムに転用するために《天体妖精エスメル》や《桜風妖精ステップル》といったケースを除いて依然としてコスト2の初動の1〜4枚目は《フェアリー・ライフ》という状況は続いた。 ところが、王来篇で事態が急変。《フェアリー・Re:ライフ》、《地龍神の魔陣》が登場してからは、それらに居場所を奪われるようになった。ワンショットが環境において当たり前となり、小刻みなビートダウンが主体の動きとなるデッキが絶滅危惧種となったため、増えたマナを使う前にゲームに負けてしまうという意味でS・トリガーでマナブーストすることができる点があまり機能しなくなってしまった。 王来MAXに入ると使われるデッキは9枚目以降の《地龍神の魔陣》が必要で、尚且つ軽量級クリーチャーが濁りになると困る【キリコチェイングラスパー】ぐらいなものとなった。 性質について [編集]
メディアでの活躍 [編集]
バージョン [編集]再録回数はデュエル・マスターズカードの中では最も多く 、登場以来毎年1回以上のペースで再録が続いている。基本的なカードであるため、初心者でも4枚手に入りやすいのは嬉しい。自然を使う構築済みデッキには4枚入っていることも多く、フレーバーテキストも非常に多彩。そのカードイラストの豊富さは、イマムー軍曹が「開発陣が思う最強カードを教えてください」と言う質問に対しこのカードを挙げ、「唯一無二」「どんだけ種類があっても喜ばれるっていうカードはなかなかない」と答えるほど。参考
その他 [編集]
関連カード [編集]類似カード [編集]
主な発展系カード [編集]
フレーバーテキスト [編集]
収録セット [編集]デュエル・マスターズ [編集]
デュエル・マスターズ プレイス [編集]
参考 [編集]タグ:
|