《デーモン・ハンド》 [編集]
S・トリガーと相手のクリーチャー1体を破壊する確定除去能力を持つ。 変遷 [編集]シンプルながら、長年デュエマで活躍し続けるほどのカードパワーを持つカード。 後にS・トリガーでなくなった《チェイン・スラッシュ》が登場したものの、この種の除去カードは概してS・トリガー付きの方が便利なため、使用率はこちらが圧倒的に高く、S・トリガーの有用性の高さを示した1枚でもある。 ただ、【除去ボルバル】の場合は《母なる大地》で呼び出せる諸々の単体除去クリーチャーの方が取り回しが良く、そちらのデッキ自体呪文墓地回収を得意としていなかったため、1枚か2枚程度に抑えるか、もしくは不採用の場合も珍しくなかった。 極神編環境に進出した【ボルメテウスコントロール】は当時としても1枚積みが20種類近くある構築が普通であったが、除去性能が優秀という事で4枚積みされることがザラであった。 《地獄門デス・ゲート》の登場で立場が危ぶまれたが、あちらはスピードアタッカーや進化クリーチャーを多用するデッキに対して効果が薄いという弱点があるため、こちらにも採用の余地は十分にあった。 その後も墓地肥やしが付いた上位種の《デビル・ハンド》が登場するが、墓地肥やしを必要としなければ手打ちがしやすいこちらの方が使用感は勝った。 デュエマ黎明期より13年ほど経過したDMR-17で、ついにクリーチャー版の《デーモン・ハンド》である《凶殺皇 デス・ハンズ》が登場。《デーモン・ハンド》はコストが1軽い、《邪眼皇ロマノフI世》、《龍素記号Sr スペルサイクリカ》、《龍素知新》、《目的不明の作戦》で唱えられる、《暴走龍 5000GT》、《龍世界 ドラゴ大王》、《単騎連射 マグナム》、《時の法皇 ミラダンテXII》などに引っかからないという点があるものの、あちらのクリーチャーが残るという点が響き、採用率を落とした。 【オールデリート】では、そのデッキ自体マナが伸びるので6コストで手打ちする機会がある点、デッキコンセプト上打点を残す必要が無い点、《時の秘術師 ミラクルスター》の能力によってついでのように回収できる点などから、《凶殺皇 デス・ハンズ》の登場後も優先して採用されていた。 その後1コスト上にスーパー・S・トリガーを持つ《冥王の牙》が登場。手打ちだとこのカードと同じ効果しかないが、スーパー・S・トリガーで闇の非進化1体をリアニメイトできる。除去と展開を同時にこなすハイスペックなS・トリガー呪文に後塵を拝することになった。 それでも《邪眼皇ロマノフI世》の圏内であるなどコスト6のS・トリガー呪文としては長らくアイデンティティを保ち続けていたが、DMRP-06ではついにこのカードと全く同じコスト・効果・名前を呪文面として持つツインパクトである《マッド・デーモン閣下/デーモン・ハンド》が登場。《斬隠オロチ》などのクリーチャーであることがデメリットになりうるカードを使わない限りはほぼ差し替えられることに。 今や使われなくなってしまったカードだが、今引きやS・トリガーによって助けられたプレイヤーは数知れず、デュエマの歴史を築いた1枚と言える。2003年から2018年で全国大会優勝者に使われた枚数が多いカードランキングでは、《エナジー・ライト》と同立2位を飾っている。 その他 [編集]
サイクル [編集]DM-01に収録された6コストのS・トリガー呪文。
デュエル・マスターズ プレイスのDMPP-01でのベリーレア、コスト6、S・トリガーサイクルとして登場した。
関連カード [編集]
フレーバーテキスト [編集]
収録セット [編集]デュエル・マスターズ [編集]
デュエル・マスターズ プレイス [編集]
参考 [編集]タグ:
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