バサラ [編集]
漫画「VS」およびアニメ「VSR」、続編の「VSRF」に登場するキャラクターにして、同シリーズにおける切札 勝太最大の宿敵かつラスボス。
アニメ版の声優は福島潤氏。幼少時代はハラグロXのマリ役の若井友希氏。
本名は赤城山(あかぎやま) バサラ。オートレースチャンピオンの赤城山 ジゴロ(アニメでのテロップは「バサラの父」で、声優は内野孝聡氏)の一人息子。
メカニックのNo.2は父が死んだ頃に出会って以来、お互いに同じ目標を持つパートナーである。
設定上は漫画「VS」およびアニメ「VSR」時点で勝太と同じ中学生となっている参考。
好きなものはエナジードリンク、乗り物、赤いもの。嫌いなものは遅いものと赤信号。
愛車は《轟速 ザ・レッド》が乗っているものを彷彿とさせる、父ジゴロの形見の赤いバイク。このバイクは「VSR」22〜23話のルシファー戦(初戦)で敗北した際、社長に「罰ゲーム」として破壊されてしまったため、28話からは《伝説の禁断 ドキンダムX》がモチーフとなったものに搭乗。「VSRF」24話からは《黒速 The ZERO》のもののようなバイクに乗っているが、最終決戦から12年後では父の形見のものをベースに、新型バイクを製作している。
一時はデュエマーランドで幹部をつとめ、自分に敗北した相手をデュエマーランドの地下帝国に落とす「闇を駆ける紅蓮の彗星」として都市伝説となっていた。その後はNo.2と共にカード強盗集団レアキラーズの頭目として活動し、禁断の力で世界をゼロにして自分が理想とする「スピード制限がない世界」の創造を望んでいたが、その右腕が人のもので無くなるなど徐々に禁断の呪いに蝕まれていき、最終的に完全に禁断と同化してしまった。
クリーチャーと一体化した際はカードに触れることなく手札を展開し場に出すなど超能力を操ることが可能になっているが、代償として勝太のビクトリーモードを使わない限り言葉も失われている。
- 漫画「VS」及びアニメ「VSRF」では禁断爆発を発動した際にクリーチャーへと変貌し、右腕も左腕のように変化するのに加え、《終焉の禁断 ドルマゲドンX》によって完全に取り込まれ顔が青くなり、翼と角、尻尾を生やした悪魔のような悍ましい姿へとなった。
デッキはソニック・コマンドを中心に使用する。
初登場時は侵略によって高速のビートダウンを展開し、「3ターンキル」する【赤単レッドゾーン】だったが、後に《伝説の禁断 ドキンダムX》を手に入れ封印も使うようになった。
アニメ「VSRF」でもソニック・コマンド中心なのは変わらないが、その主戦力はD2フィールドやイニシャルズとなり闇も使うようになる。《伝説の禁断 ドキンダムX》を失ってからは侵略ZEROによるカウンター戦術、通称「ゼロチャージキル」を習得し、《終焉の禁断 ドルマゲドンX》を手に入れてからは禁断爆発に特化したデッキを使用した。改心後は侵略ZEROを採用しつつも禁断のカードが一切ない【赤黒レッドゾーン】を使用。
デュエマを始めたばかりの頃は赤単のアウトレイジを使用していた。
勝利時の決め台詞は「完全決着!(VSR)」→「禁断決着!(VSRF⦅ドキンダムX消失前⦆)[1]」→「2ターンキル!(VSRF⦅ブラックアウト入手後⦆)」→「最終決着!(VSRF⦅改心後⦆)」。
- ザキラと同じく主にシリアスなキャラクターだが、勝太がアニメ監督となった「VSRF」第20話において勝太の書いた脚本のセリフを(恐らく)読み上げたために本編のエンディングでクレジットされる。その役はへのへのもへじ顔でこれまで敗北続きだった勝太に敗北する滑稽な役であり、その際の演技は完全な棒読みになる。そして、レアキラーズのアジトで共に第20話を見ていたNo.2からは何とも言えない視線を向けられていた。
- ちなみに別冊コロコロコミック2016年10月号の付録ポスターでは裸マント姿を披露した。
History [編集]
アニメ [編集]
バイクレースチャンピオンの父、赤城山ジゴロと共に父子家庭で育ち、自らもバイク乗りになって父に挑む事を夢見ていたが、あるレースで周回遅れのバイクと接触事故を起こしたジゴロは重症を負い、病院への搬送中に死亡してしまう。周回遅れのバイクや、救急車のスピードを嘆いたバサラは、それがもとで「スピードが全て」という考えに至る。
それから間もなく、父の形見のバイクを見物していたメカニックマンのNo.2と出会い、お互いを同じ目標を持つパートナーとして共感する。
バイク商のオーナーの後ろ盾もあり、No.2はジゴロの機体をバサラ専用に改造する事に成功するが、それは機体を目当てにしたオーナーの謀略であり、父の接触事故も最初からオーナーが仕組んだものだった。オーナーとその手下を撃退した事でバサラとNo.2は暴行のお尋ね者になってしまう。
そして、逃避行の中でバサラとNo.2は世界を憎み、共に今の世界をゼロにして新しい世界を作る事を誓ったのだった。
- アニメ『キング!』では第17話で再々登場。今回も「VSR」~「VSRF」の時系列に当たるので、《伝説の禁断 ドキンダムX》を使用している。
ジョーが未知のカードを使用していることをNo.2からの情報で聞きつけ、彼にデュエマを挑む。《アルカディアス・モモキング》の力に慢心するジョーを変わらぬ強さで圧倒。敗北寸前まで追い詰めるが、それが逆にジョーのハングリー精神に火を点け、新たに創造した《天聖王儀 アルカディア・グローリー》によって《ドキンダム》をシールド送りにされ敗北し、その後は去っていった。
- この時期のバサラは敗北すると《ドキンダム》の呪いによって死亡するはずだが、製作ミスなのか、特にそのようなことは起きなかった。また、《ドキンダムX》も、DMR-21版ではなく、DMR-19版になっている。
また、第27話では歴史を語られたイメージで『VSRF』の衣装で登場した。
漫画 [編集]
バサラとその仲間3人は暴力と盗みの毎日を送っていた。だがある日、とある工場のオーナーに雇われる。「バイクを完成させればその価値の半分である5000万円を支払う」とオーナーと約束した彼らはバイクを完成させるべく毎日を過ごしていた。
特にバサラは他の仲間よりもバイク造りに熱を注ぎ、休む間も惜しみバイクを造っていた。お金が入れば工場をでかくできる。もっと人を雇って、もっと工場を大きくできる。そうして自分たちだけで生きていくために。喧嘩を売りつけられて痛い目に合わされ、体がボロボロになろうとも、仕事を続けていくためにバサラは一切反撃しなかった。
そんな日々を過ごしていき、一ヶ月と数日が過ぎた頃、ようやくバイクが完成した。だが、そこに現れたオーナーに仲間の二人を撃たれ、オイルのような液体にされてしまう。オーナーは最初から報酬を支払う気など無く、ずっと彼らを騙し続けていた。
生き残った仲間のNo.2とともに彼はオーナーに追い込まれてしまい、バサラに銃弾が当たろうとしたその時突然バイクがバサラを庇い動き出し、クリーチャーになった。
何故バイクがクリーチャーになったのか、それは誰にも分からないが、バイクはバサラ達の思いに応え、クリーチャーである《轟く侵略 レッドゾーン》となりオーナーを轢き殺した(アニメ『VSRF』の第22話で描かれた回想シーンでは気絶させる程度に留まっている)。
だがその光景を警察に目撃されてしまい、No.2に手を引っ張られながら逃走する。
逃走の最中「何故オレたちが逃げなくなくちゃならないんだ、オレたちは悪くないだろ」や「狂ってやがる、どうやってもオレたちは這い上がれないのか、人並みに生きていくことさえ許されないのか」と世界に対して怒りと哀しみを露わにする。
そんなバサラに対しNo.2は「嫌いかい?バサラ」「なら壊そうか、こんな世界」と持ちかける。
そしてそれを実現するために、世界の息の根を止めるために二人は《轟く侵略 レッドゾーン》と共に禁断のカードである《伝説の禁断 ドキンダムX》を探す旅に出たのであった。
本編ではデュエマ甲子園本戦の対戦相手として登場。初登場で《レッドゾーン》の力で勝太に何もさせずに3ターンで勝利。デュエル(デュエマ)の後、仲間の一人に勝太のデッキを爆破させた。
その後は次々と甲子園出場者を撃破しつつ、自らの計画に邪魔な革命のカードを始末する為に他の仲間に指示を出す。ライフポイントは最初は207P、次に240P、最終的には355P。ランキングが移された場面では終始1位を貫いていた。
そしてついに《ドキンダムX》を入手、コジローとギョウを纏めて倒し、デュエわんこことルシファーも撃破し、以上のものを「Xの呪い」で瀕死に追い込み病院送りにした。
その後決勝にて世界を破壊して創り変えるという野望を暴露、切札 勝太と2回目の対決。激闘の末、《ドキンダムX》を《燃える革命 ドギラゴン》と《完全攻撃革命》のコンボで倒され、崩壊するデュエマーランドと共に消え去ったと思われた。
しかし、実際には生還しており、レアキラーズを手足に彼らの望みを叶えてくれる神を呼ぶべく暗躍。
部下達が次々と倒された事を受けて、仲間が変えられたオイルによって《レッドゾーン》を《ZEROの侵略 ブラックアウト》に変え、勝太とルシファーを撃破し、病院送りにする。しかし、《禁断機関 VV-8》の動力源爆発によってNo.2が瀕死の重症を負い、その耐え難き悲しみから破壊神を顕現させることに成功、世界をゼロにすべく宇宙に旅立つ。
それを阻止しようとする勝太とのデュエルにてついに《ドルマゲドンX》に完全に乗っ取られ、アニメ『VSRF』以上に悪魔のような痛々しい姿に変貌したが、最終的に勝太が《ドルマゲドンX》を倒したことで元に戻り、カツドンがバリアを張ったことで地球に戻ることになった。その後は回復したNo.2と共にシルエットで登場した。
「キング」の超獣歴程編ではルシファー戦中にジェンドルに乱入され、《ドキンダムX》を《時の革命 ミラダンテ》と混成させられる。奪還すべくルシファーと組んでデュエルに臨み、《レッドゾーン》の速攻で攻めるも、《アポカリプス・デイ》でルシファーや彼等のクリーチャー共々破壊、殺害される。
その後、ジョーとジェンドルの最終決戦にて魂の状態で現れ、ジェンドルを撃破後は元の時代に戻り復活した。
- 漫画「VS」のコロコロコミック掲載分では、突如乱入してきたじーさんにバズーカで吹き飛ばされてしまっている見開きが存在する。
右側のページはバサラが《ZEROの侵略 ブラックアウト》とともに颯爽と走り出そうとするラストシーンだが、左側のページが「でんぢゃらすじーさん邪」の扉絵となっており、それがあろうことかじーさんがバサラに向かってバズーカをぶっ放す内容だったのである[2]。
ギャグ漫画とはいえ、仮にも主人公の宿敵に対して酷い仕打ちである。
なお、勝舞編の大ボスであるザキラも番外編でケシカスくんに酷い目に遭わされており、宿敵格のキャラクターですら他作品キャラの前にはいじられ役にされてしまうのはデュエマの伝統と化しているようだ。
- これに対して松本しげのぶ氏はじーさん20周年のお祝いイラストでじーさんの作者である曽山一寿氏に向かってバズーカをぶっ放すイラストを提供しようとしたがボツになった…と思いきや、「デュエル・マスターズ WIN」の連載前に曽山一寿氏に寄せられたコメントへの返事として、そのイラストをtwitterに投稿した[3]。
戦績 [編集]
アニメ「デュエル・マスターズVSR」 [編集]
アニメ「デュエル・マスターズVSRF」 [編集]
デュエル・マスターズ!! [編集]
- 通算成績:1戦0勝0敗1中断
話数 | 対戦相手 | 勝敗 | デッキ名 |
15話 | 切札 ジョー | 中断 | 戦慄のレッドゾーン |
デュエル・マスターズ キング! [編集]
関連カード [編集]
マナゾーンや墓地に置かれていたカード [編集]
火単マシンイーター [編集]
- 2024年4月8日~4月15日開催の期間限定イベント「最速の男達 第3話」中の「VS赤城山バサラ【初級】」で使用。
火自然ガトリング [編集]
- 2024年4月8日~4月15日開催の期間限定イベント「最速の男達 第3話」中の「VS赤城山バサラ【中級】」で使用。
火闇レッドゾーン [編集]
- 2024年4月8日~4月15日開催の期間限定イベント「最速の男達 第3話」中の「VS赤城山バサラ【上級】」で使用。
侵略開始 [編集]
- 2024年4月8日~4月15日開催の期間限定イベント「最速の男達 第3話」中の「VS赤城山バサラ【伝説級】」で使用。
相手レジェンドスキル「イグニッション…!」:バサラの3ターン目の開始時、バサラはゲーム外から《轟速 ザ・レッド》を召喚する。
自分レジェンドスキル「ドギラゴン・ファイアー」:プレイヤーのシールドが初めて1つもなくなった時、相手のパワー14000以下のクリーチャーをすべて破壊する。次の自分のターン開始時まで、自分はゲームに負けない。
バサラ |
キャラクター:SP10 |
バサラが現れた時、あなたのクリーチャーをすべて破壊する。その後、《敵》クリーチャーを1体呼び出す。 |
《敵》クリーチャーが攻撃する時、あなたは手札を2枚捨てる。 |
全破壊は《ドキンダムX》、ハンデスは《ワイルド・マックス》が近い。それらのイメージだろうか。
参考 [編集]
ハカセとランボーとの二面打ちでもこのカットインが入ったが、台詞は無し。
雑誌掲載の形式を利用したネタなため、単行本では爆破される対象が「男中男」というゲストキャラに差し替えられた。
Twitter
バサラのダイレクトアタック直前で中断
敗北寸前まで追い詰められたため社長が中断
敗北直前に中断された
デュエマ描写は省略された
実際はデュエわんことして生存しているが。
しかし、実際は体内にある禁断の星にいただけで生存していた。