配球の超人(ワーナー・ジャイアント)記録的剛球(ロングラン・ヒット) [編集]

配球の超人 C 自然文明 (8)
クリーチャー:ジャイアント 14000
T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3つブレイクする)
このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。
記録的剛球 C 自然文明 (2)
呪文:ジャイアント・スキル
自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。

DM23-RP1で登場した自然ジャイアント自然ジャイアント・スキル呪文ツインパクト

《イチゴッチ・タンク/レッツ・ゴイチゴ》と同じく、初動マナブースト呪文が2枚分の特性により腐りにくいということに最大の価値があるカード。

呪文側は見ての通り2→4のマナカーブに使える。呪文側だけを切り出して考えると《フェアリー・Re:ライフ》などの下位互換だが、総合的な性質でそれを上回る活躍が見込める。

まずは【チアスカーレット アカネ】適性の高さ。デッキに非ジャイアントを入れると不都合になる《雲の超人》《巨打設計図》濁りにならない。
《電脳鎧冑アナリス》と比較すると、単色になったことで多色事故を気にする必要がなくなり、初動としての利便性が向上した。同弾では《アシスター・サイネリア》《楽球の妖精》も登場したため、ジャイアントの種族デッキは一気に構築しやすくなったと言える。
種族統一で力を発揮する《雲の超人》マナカーブが繋がるのもポイント。

クリーチャー側はおまけとして考えても、《イチゴッチ・タンク》よりコストが大きいカードという時点ですでに上回っている。
カードそのもののコストは【ハチ公ガチンコ・ジャッジ】【カイザー「刃鬼」】などガチンコ・ジャッジで参照されうる。また、【キャベッジ・セッションズ】のようなパワー12000以上基盤デッキでも《イチゴッチ・タンク》同様《ジャンボ・ラパダイス》で回収できる強みも据え置き。無論、《イチゴッチ・タンク》と併せて初動マナブースト8枚積みにするのもいい。

もしクリーチャーとして召喚した場合は、cipで1体でマナ送り(強制)のパワー14000T・ブレイカー

とはいえ先ほど述べた種族デッキにおいては《雲の超人》による2→4→8の流れで4ターン目に召喚することはできる。実際に召喚するかはともかく、中盤以降に初動を引いても使い道があるというのは評価できる。

また、《チアスカーレット アカネ》メクレイド8、《輝跡の大地》からの足止めにも使えるため、本質が2ターン目の初動カードとは思えないほど活用方法が多い。前者は山札に入っている時点で、後者はマナゾーンに置いている時点で参照できるため、このカードを手札に抱えておく必要がないのも相性が良い。

他のカード・デッキとの相性 [編集]

環境において [編集]

登場からこれを初動にした【チアスカーレット アカネ】が各地のCSで結果を残している。

【5色ザーディクリカ】にも数枚採用される場合がある。

【ハチ公ガチンコ・ジャッジ】では自然単色という点を重視される形で《ネオ・ボルシャック・ドラゴン/ボルシャックゾーン》より優先され、クリーチャー面のコストの大きさを買われる形で同じ性質の《イチゴッチ・タンク/レッツ・ゴイチゴ》を5枚目以降の枠に追いやっている。

【メクレイド刃鬼】が成立すると、その中で稀に見られるパワー12000以上基盤型で使われるように。

ただ、DM23-BD4DM23-BD5DM23-BD6DM23-BD7期辺りになると既に採用デッキが悉く環境から死滅しており、ほとんど見かけないカードとなった。

DM24-RP1《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》が登場すると攻撃時に出すクリーチャーの選択肢として【黒緑アビス】《フェアリー・ライフ》の代わりに入るようになった。ミラーマッチの場合は横展開の返しに1体出しておくだけで見切り発車を牽制することができる上に、次のターンのリーサルも組みやすくなる。

2024年8月17日殿堂レギュレーション改訂を機に【黒緑アビス】が大幅弱体化するとあまり見かけなくなり、その後使われるとすれば精々【緑単イミッシュ・イツァヤナ】【青黒緑マルル】に9枚目以降のコスト2初動として稀に入るぐらいか。

2024年12月中旬には、3枚積みのこちらを4枚積みの《ブレイン・スラッシュ》墓地リソース化する型の【青黒緑マルル】が、オリジナルの46人参加のチャンピオンシップで3位入賞。

その他 [編集]

  • クリーチャー側の名前の配球とは、野球において投手がどのコースへどの順番で投げるかという戦略のこと。ルビは配給会社の「ワーナー・ブラザース」と、《罠の超人》をもじっている。
  • 呪文側の名前の漢字部分は「記録的豪雨」と野球用語の「剛球」を合わせたもの。また、ルビは演劇や映画の「ロングランヒット」と野球の「ロングヒット(長打)」をかけていると思われる。
  • 両側とも、いくつものダブルミーニングが仕掛けられた秀逸なカード名である。
  • 上述の通り元ネタの1つはワーナー・ブラザーズなのだが、雪山が描かれている呪文側のイラストはどちらかといえば同じく配給会社の「パラマウント」のロゴマークを彷彿とさせる。
  • 余談ではあるが、どちらも「ビッグ5」として認知されるメジャー映画スタジオである。
  • このカードが初登場した公式動画には《コッコ・ルピア GS》の召喚時スライドにこのカードのスライドが誤って重ねられる編集ミスがあり、そのことと「剛流振(ゴルフ)」を掛けて「コッコ・ルピア GS(ゴルフスタイル)」と揶揄された。

サイクル [編集]

DM23-RP1コモンツインパクトサイクル

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

  • プロモ(P58/Y22)
    マイハマ学園で、ウィンの新たなデュエマ生活が幕を開ける!

収録セット [編集]

参考 [編集]