《ア:ニーオ:マクア》 [編集]

※正式な表記は《ア:ニーオ:マクア》だが、ページ名はこのWikiの仕様上《ア:ニーオ:マクア》と表記する。

ア:ニーオ:マクア SR 自然文明 (8)
クリーチャー:ヴェールアビス 12000
T・ブレイカー
各ターンに一度、相手の「このクリーチャーが出た時」で始まる能力を持つクリーチャーが出る時、かわりに、そのクリーチャーを持ち主のマナゾーンに置かせてもよい。
このクリーチャーが離れた時、相手のアンタップしているクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置いてもよい。

DM23-RP4で登場した自然ヴェールアビス

任意で相手の「このクリーチャーが出た時」で始まる能力の登場をマナ送りにする着地置換効果ターン1で使える。
使用は任意なので、通しても問題無いと判断したクリーチャーはそのまま通し、能力を温存することもできる。ただ、このクリーチャーを出せるほどマナが貯まっている状況ならば、このカードに止められること前提でクリーチャーを出した後に本命を通すという選択肢も取られる可能性があり、封殺能力には不安が残る。

同様のロック能力を持つクリーチャーには《地封龍 ギャイア》がいるが、あちらは強制効果の代わりに回数制限が無い。
こちらにはマナ送りを逆用されてマナブーストに使われることがない、コスト8以下リアニメイトの範囲内に位置するメリットがある一方、フィニッシュのサポートとして相手の展開に蓋をする、という観点では明確に劣り一長一短。

クリーチャーコントロール系のデッキだと、除去をマッハファイターやクリーチャーのcipに一任している場合は《地封龍 ギャイア》を一生超えられないという「詰み」は頻繁に起こるが、《ア:ニーオ:マクア》はターン1《聖鎧亜キング・アルカディアスP'S》と同じく手数さえ準備できれば突破できてしまう。
具体例を出せば、《ヘブンズ・ゲート》《闘門の精霊ウェルキウス》を2体出す場合、《ニーオ》はどちらかは着地を許してしまうが《ギャイア》はどちらも着地できずデッキを機能不全にする。

離れた時効果で、任意でアンタップの相手獣1体をマナ送りにできる能力も持つ。
除去への牽制として考えるのもありだが、革命チェンジで能動的に発動させるのも手か。そのままでは即時攻撃できないのでラグがあるが、《アビスベル=覇=ロード》マッハファイター化できる。

全体的に単独で相手の展開に蓋をするフィニッシャーというよりかは、他のカードとの連携を意識したカードと言えるだろう。
ただコスト8と重量級なので、《アビスベル=覇=ロード》には対応しておらず、《邪幽 ジャガイスト》での展開もしづらいなど、組み合わせるカードがかなり限定される。
専用デッキに寄せ、序盤~中盤は墓地マナゾーンに置きつつ、終盤必要な時に《シス=魔=シャル》終極宣言で一気に複数体吊り上げる等の使い方が良いか。

裁定不明 [編集]

着地置換効果を使おうとして、結果として何も起こらなかった場合、「各ターンに一度」は消費するのかしないのか。

環境において [編集]

やはり重いためアビス系統では食指が伸びづらいが、登場から【5色ザーディクリカ】カウンター封じに使われている。《地封龍 ギャイア》の9コストとこのクリーチャーの8コストでは受けられるサポートが段違いである。《「本日のラッキーナンバー!」》でのロックと合わせれば大体カウンター封じは事足りる。《CRYMAX ジャオウガ》のシールド焼却をと組み合わせた場合も同様である。

DMGP2024-1st』終了後、オリジナルでこれを《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》で呼び出す前提で2枚積みした型が確認された。

アニメにおいて [編集]

その他 [編集]

  • 一度だけという点を除けばアビス初のcipメタクリーチャー。特にニンジャ・チェンジ革命チェンジカードはcipをほぼ確実に持っているので、これらにとっては天敵と言える。
  • モチーフは言うまでもなく鬼だが、妖怪としての鬼をここまで忠実に再現したイラストのクリーチャーはこれが初。
    • そのため、同じモチーフであるデモニオを種族に持つクリーチャー達と似ている部分がある。
    • 通常版とアドレナリン版を見比べてみると、背景や体から生える角、血管のようなものに差異が見られる。
  • シークレットレア版のモチーフは菱川師宣作「見返り美人図」。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

  • DM23-RP4
    最凶のヴェールアビス、ア:ニーオ:マクアは、邪闘シスになぞらえて邪鬼ニーオと呼ばれることもある。
  • DM23-RP4(シークレットA)
    ヴェールアビスは、恐れを具現化させる。恐れれば恐れるほど、彼らは強大な力を得るのだ。
  • DM23-RP4(シークレットB)
    ジャシンは人の怒りや怖れをそのまま具現化させた。

収録セット [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

Q.自分の《ア:ニーオ:マクア》がバトルゾーンにいる状況です。
自分のターン中、相手のシールドを2つブレイクした時、相手は「S・トリガー・プラス」で《水雲の聖沌 5u170n》を召喚しました。
《水雲の聖沌 5u170n》は通常は「このクリーチャーが出た時」の能力は持ちませんが、「S・トリガー・プラス」で「このクリーチャーが出た時」の能力を持ちます。
この時、《ア:ニーオ:マクア》の「相手の「このクリーチャーが出た時」で始まる能力を持つクリーチャーが出る時」の置換効果を適用し、《水雲の聖沌 5u170n》をマナゾーンに置かせることはできますか?
類似例:《地封龍 ギャイア》《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》
類似能力:「スーパー・S・トリガー」
A.はい、できます。
「S・トリガー・プラス」の条件を満たしている状況で《水雲の聖沌 5u170n》が出ようとしている場合、それは「このクリーチャーが出た時」の能力を持つクリーチャーとして扱われます。
引用元(2023.12.15)