【5色ガイアハザード退化】 [編集]

【禁断スター退化】の一種で、《禁断英雄 モモキングダムX》《自然の四君子 ガイアハザード》進化元として呼び出し、退化させて早期に《自然の四君子 ガイアハザード》を着地させてロックするデッキ。

自然の四君子 ガイアハザード SR 自然文明 (11)
クリーチャー:グランセクト/レクスターズ 12000+
マッハファイター
パワード・ブレイカー
相手のクリーチャーが出る時、自分のマナゾーンのカードが相手のより多ければ、相手はかわりにそのクリーチャーをマナゾーンに置く。
自分のマナゾーンにあるカード1枚につき、このクリーチャーのパワーを+1000する。
相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。
禁断英雄 モモキングダムX KGM 闇/火文明[ジョーカーズ] (2)
スター進化クリーチャー:ジョーカーズ/禁断/レクスターズ 99999
禁断スター進化:このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から進化ではないレクスターズが出るまで表向きにし、それをこのクリーチャーの下に置く。その後、山札をシャッフルする。
自分の他のレクスターズが出た時、自分の山札の上から1枚目を表向きにしてこのクリーチャーの下に置いてもよい。
このクリーチャーは、カードが6枚以上含まれていなければ、攻撃できず、相手に選ばれない。
このクリーチャーに含まれるカードが6枚になった時、このターン、相手のクリーチャーすべてのパワーを-99999する。
T・ブレイカー
《未来王龍 モモキングJO》とプレミアム殿堂コンビ

《自然の四君子 ガイアハザード》ロックを維持するためマナブーストが大量に積まれる。
5色デッキではあるがタッチ気味であり、場合によっては青黒赤緑の4色構築となる。

コンボデッキではあるものの、その動き方からある意味では【5色コントロール】と呼べなくもない。

主要カード [編集]

《禁断英雄 モモキングダムX》退化元
《自然の四君子 ガイアハザード》コンセプト
《生魂転霊》スター退化しながらマナブースト。コスト2で2マナブーストのため最優先で採用される

候補カード [編集]

《地龍神の魔陣》山札の上3枚から手札マナゾーンに1枚サーチでき、G・ストライクまで付いている。短所は多色なことぐらい
《竹馬の超人/テイクバック・チャージャー》5枚目以降の《生魂転霊》かつ除去にもなる
《シェル・アルカザール》
《天災 デドダム》マナブーストにより《ガイアハザード》の能力補助、サーチによりコンボパーツ回収
《Disジルコン》ブロッカー付き手札交換。呪文メタに引っ掛からないのが偉い。墓地召喚出すこともあり、マナ召喚も可能
《ベイB セガーレ》1コストコスト踏み倒しメタ
《次元の霊峰》山札圧縮
《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》アタックトリガーブーストマナ回収ができるマッハファイター/墓地利用メタ付きマナブースト
《生命と大地と轟破の決断》展開系スーパーサブ
《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》主に【JO退化】ミラーマッチへの対策となる軽量級ピーピングハンデス/主にリソース系呪文を再利用
《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》サーチ、除去革命チェンジ元と強い要素満載の【5色コントロール】系統御用達カード。スター退化手段としても
《王道の革命 ドギラゴン》マナと手札のリソースを補給するスピードアタッカー
革命2でS・トリガー獣
革命0でパワー15000未満の相手に無限ブロッカーになる
《戦武の無限皇 ジャッキー/「俺たちの夢は終わらねぇ!」》相手の呪文コストを無限大にする呪文封じ/S・トリガーで手札に居る自身や《カツキング》を踏み倒して強制バトル
《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》汎用カード指定除去マナ基盤にも
《絶望と反魂と滅殺の決断》除去ハンデスリアニメイトを1枚でこなす。リアニメイト札としてはほぼほぼ《天災 デドダム》専用機
《闘争と成長の決断》マナブースト除去が出来る
《S・S・S》《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》型なら採用する価値のある汎用除去
《無双恐皇ガラムタ》アタックトリガーS・トリガーカードタイプ問わず封殺
《超神龍バイラス・カースド》タップしていればS・トリガーを封殺
《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》このデッキはある意味【除去コントロール】なので相性抜群のフィニッシャー
《蒼き団長 ドギラゴン剣》《カツキング》が入るなら入れない理由のない展開系スーパーサブ
《百族の長 プチョヘンザ》繋ぎになるコントロール手段。【我我我ブランド】対策にも
《時の法皇 ミラダンテXII》ファイナル革命コスト7以下召喚ロック。通常cipでコスト5以下の光の呪文を詠唱する
《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》《ガイアハザード》と併用すれば、状況次第でクリーチャーと呪文を完全にロック
《新世界王の創造》《新世界王の破壊》/《新世界秩序》マナ基盤/《無双恐皇ガラムタ》《超神龍バイラス・カースド》を呼び出せるフィニッシャー呪文
《新世界王の権威》《新世界王の闘気》《新世界王の思想》/《Volzeos-Balamord》マナ基盤/キング・セル3種を手札とマナゾーンに揃えて降臨させる超大型フィニッシャー
《ハンプティ・ルピア》マナ基盤G・ストライク、1ターンお茶を濁したり情報アドバンテージを得たりするピーピングハンデスハンデスしたカードコストを参照して盤面除去
《聖霊超王 H・アルカディアス》リソース確保から呪文ロックまでがこれ1枚に 《自然の四君子 ガイアハザード》の攻撃誘導と合わせて
《ヨビニオン・マルル》《デドダム》《ハンプティ》《モモキングダムX》どれを引いても強い
《ボルザード・スーパーヒーロー/超帝王タイム》下面はドラゴン以外の3以下のエレメントを全破壊するS・トリガー
動物など小型が多い環境で

《自然の四君子 ガイアハザード》の登場によって成立した型。

退化しつつマナブースト系のカードを繰り返し使ってロックを維持し、最終的に《新世界秩序》で受けをケアできるドラゴン軍団を呼び出してフィニッシュする。
《ガイアハザード》でのロックを目的としながらも、最終的に《新世界秩序》を撃つことで自軍の《ガイアハザード》が吹き飛んでしまうという点を歪に感じるプレイヤーは一定数おり、《Volzeos-Balamord》をフィニッシャーに据える構築も存在している。

長所 [編集]

常にマナゾーンの枚数を上回れるデッキ相手には滅法強い。
登場時の環境には【JO退化】【白青黒退化】【我我我ブランド】などのマナが伸びづらいデッキが多く存在し、それらに対しては十分に《ガイアハザード》の能力を活かすことができる。

《モモキングダムX》《生魂転霊》を撃つ事で退化しつつ2マナブーストが可能。最速3ターン目に退化した場合も最大5マナ確保でき、序盤のロックとしては十分に重いものとなる。

防御札の少ないデッキ相手ならば《ガイアハザード》で殴り切って勝つ事も可能。クリーチャーの防御札に関しては自身の能力で封殺でき、攻撃した後もパワー12000+自軍マナ数×1000の攻撃誘導持ちとして相手のビートダウンを防ぐ壁となるため、相手によっては積極的に攻撃しても良い。

《ガイアハザード》が刺さらない相手に対しても《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》を主体とした革命チェンジ戦法で戦える。《蒼き団長 ドギラゴン剣》から《無双恐皇ガラムタ》に繋ぐ事で相手のS・トリガーを完全に封殺可能。

《ガイアハザード》を初め、呪文のコストを無限大にする《戦武の無限皇 ジャッキー》やカード指定除去としても機能する《闘争と成長の決断》のおかげで、メタの効きにくい【青魔導具】にも強い。

短所 [編集]

《生魂転霊》によるマナブースト力こそあるものの、《ガイアハザード》のロック能力は相手のマナゾーンの数を上回らなければ発動しないためビッグマナ系統のデッキは苦手。特に序盤から凄まじいマナ数を確保してくる【連ドラ】系統や【赤緑ボルシャック】【獅子王ヴォルゼオス】相手の場合は最悪《ガイアハザード》によるロックは諦めざるを得ない。
またそれ以外が相手の場合でも、《ガイアハザード》の能力を受けたクリーチャーはマナゾーン送りとなるデメリットが存在する。油断していると小型獣の乱発でマナ数を上回られるので注意。

革命チェンジ戦法こそ強力であるものの、《百族の長 プチョヘンザ》に関しては取り扱いに注意が必要。ファイナル革命での除去方法がマナ送りであるため、大量に除去しすぎた結果《ガイアハザード》のロックが機能しなくなるといった本末転倒な事態に陥る事もある。

昨今のロックデッキにしては珍しく呪文を恒常的に封殺する手段が《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》位しか無く、フィニッシュの《新世界秩序》発動まで隙が生じやすい。この隙を狙って《ガイアハザード》を除去されてしまうと立て直しに手間取る事となる。
最速3ターン目の退化を成功させた場合は特にこのデメリットが顕著に表れ、《スパイラル・ゲート》《魂と記憶の盾》等の軽量除去呪文で最悪出オチにされかねないので要注意。

《ガイアハザード》のコストが11と重く、《ヴィオラの黒像》を食らうとフィニッシャー格を蘇生されてしまうため要注意。先述した自身のデメリットにより手撃ちされる危険性も非常に高くなってしまっている。

環境において [編集]

DMRP-22期からオリジナルで入賞報告が為されている。

しばらくすると青黒赤緑構築の入賞も見られるようになった。

超CSIV 静岡』(オリジナル)では《Volzeos-Balamord》《新世界秩序》を両採用した型が4位入賞している。

DMBD-21DMBD-22期には《穿神兵ジェットドリル》で相手のマナブーストによるマナ枚数の挽回を牽制する型が4位入賞した。徐々にドラゴン基盤のデッキの中にも非ドラゴンをある程度混ぜる型が環境に目立つようになり、《メンデルスゾーン》で挽回される場面が減った。

DMGP2022』Day2(オリジナル)ではベスト128に【ガイアハザード退化】括りで3人残った。

実態はビッグマナと呼んでも差し支えが無いものなので、《悪魔の契約》+《水上第九院 シャコガイル》型も一定数結果を残している。

2023年の1月上旬のアドバンスでは、アウトレイジ軸で《熱血武闘 カツキング》に寄せた光抜き4色型がチャンピオンシップ3位入賞を果たした。

DM23-SD1DM23-SD2発売約1週間前のオリジナルでは、《とこしえの超人》《U・S・A・BRELLA》【絶望神サガループ】対策をした光抜き4色型がチャンピオンシップ4位入賞を果たしている。

DM23-RP1期最終週末のオリジナルチャンピオンシップでは、【絶望神サガループ】折衷型が3位入賞。

【絶望神サガループ】消滅直後のチャンピオンシップでは環境に復帰し、またポツポツと入賞するように。【絶望神サガループ】の環境進出から消滅までの間に《「必然」の頂 リュウセイ/「オレの勝利だオフコース!」》《竹馬の超人/テイクバック・チャージャー》を獲得している。【絶望神サガループ】の現役時代は必須であった《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》をカットした型も目立つようになり、《Disジルコン》を1枚積みした型もよく見かけられるようになった。フィニッシャー《Volzeos-Balamord》単採用が主流化。

DM23-SD3発売直前のオリジナルでは、マッハファイターの的がない時やマッハファイターが切れた後に《自然の四君子 ガイアハザード》を安全にタップするために《ドンドン打つべしナウ》を3枚投入した型がチャンピオンシップ4位入賞した。

DM23-EX2《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》とそのGP覚醒リンク前を獲得。リソースに窮乏しやすいこのデッキにとって、無からポンとクリーチャーを立てることができるGP覚醒リンク前の頂上サイクルは非常にありがたい。

DM23-RP4《DARK MATERIAL COMPLEX》を獲得。一部の型で《自然の四君子 ガイアハザード》の疑似復帰やカウンター封じフィニッシャーの呼び出し、打点増強に使われるようになった。

DM23-BD4DM23-BD5DM23-BD6DM23-BD7期には【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】に必要最低限のコンボパーツを出張させた型がオリジナルのチャンピオンシップで準優勝。

DM24-RP1《百威と族絆の決断》《イカリノアブラニ火ヲツケロ》を獲得。《百威と族絆の決断》は運が良ければ一気にスター退化元の《禁断英雄 モモキングダムX》と適当なスター退化手段をそちらで展開でき、コンボが成立する。《イカリノアブラニ火ヲツケロ》もスター退化までは余程特殊なシチュエーションを除けばほぼ無理だが、単純に《禁断英雄 モモキングダムX》着地と事実上の確定除去を実現できる上に、相性の良いコスト6以下の高パワーのクリーチャーは《DARK MATERIAL COMPLEX》《デスマッチ・ビートル》など他にも色々と存在する。

DMGP2024-1st』終了後のアドバンスでは革命チェンジ超次元リクルート4枚積み《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》で対策し、メクレイドを3枚採用の《とこしえの超人》で見た型が結果を出した。いざという時にメタカードはリソース系ウィニーと共に《復活の祈祷師ザビ・ミラ》で砕いてしまえる。

DM24-RP2《聖霊超王 H・アルカディアス》を獲得。不得意としていた呪文による除去を牽制しながらリソース回復が見込めるとして、2枚程度採用した型が目立つように。

DM24-EX1《ハンプティ・ルピア》を獲得。妨害手段としても《生魂転霊》で砕くコストとしても優秀である。退化してすぐに勝ちが確定するデッキではなく、その後のコントロールがどうしても必要なため、こうした妨害手段は願ったり叶ったりである。それ以外には《王道の革命 ドギラゴン》を獲得しており、《生魂転霊》との相性は言わずもがな、リソースを稼ぎながら《百族の長 プチョヘンザ》への革命チェンジでコントロールを盤石に出来る。

超CSⅦ in広島』(オリジナル個人戦)ではベスト8の実績を残した。
この辺りからチャンピオンシップでもまたよく見かけるデッキとなった。マナブーストを一切しない上に《自然の四君子 ガイアハザード》に有効な除去を一切持たない(精々が軽量級クリーチャーを自爆させ続けて強引にロックを解くぐらいのもの)【白黒赤ファイアー・バード】【青黒COMPLEXコントロール】との対面に覿面に刺さる他、【ヘブンズ・ゲート】系統も余程こちらが下振れしてあちらが上振れしない限り安定して制圧できるのも大きい。【我我我ブランド】のようなこちらをコンボを始動する前に轢き殺しに掛かる前のめりな速攻も死滅しており、【青赤マジック】も2024年8月17日殿堂レギュレーション改訂を機に3ターンキルが以前より安定しなくなっている(そもそも4ターンキルを基準にした後ろ寄せ構築に変わっていつつある)のも追い風。

DM24-RP3《邪心臓の魔法陣》《ヨビニオン・マルル》《深淵の逆転撃》《伝説の逆転撃》《鬼火と魍魎の決断》を獲得。《邪心臓の魔法陣》キング・セル感覚で、《ヨビニオン・マルル》は窮乏しやすい自然単色マナ山札圧縮目的で採用される。《鬼火と魍魎の決断》は細部は異なるが概ね《絶望と反魂と滅殺の決断》墳墓避け感覚で使える。逆転撃系は除去を受け付けずにダイレクトアタックを狙う今引きスピードアタッカーへの対処として優秀で、逆転撃コストも元々マナの伸びるデッキなので困りにくい。

参考 [編集]