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偽りの名 ドルーシ UC 光文明 (7) |
クリーチャー:メカ・デル・ソル/アンノウン 4000 |
S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい) |
水晶ソウル2(このクリーチャーを召喚する時、自分のマナゾーンにある裏向きのカードのマナの数字は2になる) |
このクリーチャーが出た時、カードを1枚引き、自分の手札を1枚シールド化する。 |
DM23-EX3で登場した光のメカ・デル・ソル/アンノウン。
cipで1ドローした後、手札からシールド追加するS・トリガー獣。水晶ソウル2も持つ。
単純な効果のみを見ても、ドローして手札からシールド化するカードを選ぶという性質上、《プロテクション・サークル》や《青音の精霊龍 リンガール》より大きなリターンが期待できる。
登場1ヶ月後より、【シールドプリズン】のキーカードとしてオリジナル・アドバンス両方で活躍。CS優勝などの成績を残した。
【シールドプリズン】で4枚積み未満に減らされることはほぼありえない。
【シールドプリズン】では《呪われし悪魔のミッシツ》と同等かそれ以上に重要視されるS・トリガー獣で、これと《偽衒学者の交渉》はそちらのデッキを公認グランプリで戦えるレベルまで押し上げた盾立役者と言っても過言ではない。
主な役割は手札に来てしまったS・トリガー獣を新たなシールドとして吐き出すこと。《ドルーシ》で《ドルーシ》を仕込めば簡単に連鎖し、最大4体のクリーチャーが並ぶ。《【今すぐ】うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?【クリック】》でデッキが一周する頃には《ドルーシ》4体と《ミッシツ》複数体が出ているはずなので、相手が無対策ならその時点で《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》を使ったワンショットに移行できる。
《アポカリプス・デイ》を仕込む場合もあり、全体除去の発動条件を緩和しつつ《ドルーシ》を墓地に送って再利用の布石にできる。それ以外にもあらゆるS・トリガーカードを「S・バック:《偽りの名 ドルーシ》」感覚で使えるようになるため、コンボの宝庫と言える。
【シールドプリズン】を握る際、初手に来たからと言ってこのカードをマナチャージするとデッキの出力が大きく落ちてしまうので注意したい。そのせいで序盤に動きづらくなる可能性もあるが、カウンターから仕掛けることを意識していれば問題なく回せるはずである。最悪7ターン目に手打ちしても打点兼手札交換にはなる。
名目コストの高さは天敵である《∞龍 ゲンムエンペラー》に対して《アポカリプス・デイ》を絡めてのワンチャンスを残せるという強みにもなる。《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》のプレミアム殿堂前は《呪われし悪魔のミッシツ》とコストが被らないことも大きな評価点だった。
他にも、ブロック構築の【白青ゴスペル】や稀に【白黒メカ】でも採用されている。
手札の有効札の枚数は段違いだが、先に《偽りの名 ドルーシ》を(コスト7なのでS・トリガーで早期に)出していた場合に限り、【白黒メカ】でマストの《ドラン・ゴル・ゲルス》により、『メカ』・デル・ソルの《ドルーシ》をチェンジ元に使いながら踏み倒し前の自己1ブレイクで暴発できる。
《「あれが水晶の頂天に君臨する者の玉座だ!」》採用デッキなどのカテゴリにおいては、水晶ソウルの能力を使える。
水晶マナを3枚と光マナ1枚の計4枚(疑似4マナ)で素召喚ができる。
水晶ソウルで軽量化できるということは、理論上はバウンスやサルベージとの相性が非常に良い。そうして帰ってきた《ドルーシ》を別の《ドルーシ》でシールド化することもできる。
しかし2色ですら色のバランスが繊細とされる水晶マナデッキでそのギミックを組み込むには、白青水晶マナ(バウンス再利用)あるいは白黒水晶マナ(サルベージ再利用)というアーキタイプが存在しない構成で戦わなければならないので、あくまで「理論上」の話にとどまる。
【シールドプリズン】以外のデッキだと、S・トリガー枠はそれ単体で足止めしたり状況を有利にするカードが優先されて採用されるため、S・トリガーで召喚したこれを経由して確実に目当てのS・トリガーを踏ませるというのは回りくどいし40枚の枠を圧迫する。
実質的な山札圧縮など八面六臂の活躍ができるのは、それこそ、S・トリガーを大量に入れたデッキやS・トリガーを発動させることが目的に含まれるデッキに限られる。
そもそも、上で提案した「1種のカードをバウンスやサルベージで使い回せば何度もS・トリガーを発動できる」という発想は、【シールドプリズン】が《「真実を見極めよ、ジョニー!」》で妨害しながらさらに耐久につなげるプレイングの流用であり、普通のデッキはクリティカルなS・トリガーを踏ませて1ターンの延命アドバンテージを得たら、残りのゲームはそのまま勝ちきってしまうのが基本。保険として2発目を仕込むのはまだしも、3発目・4発目……のS・トリガーでさらに粘るというのはジリ貧で押されてしまい負けて終わるか、勝ち確状態でのオーバーキルである。
種族のアンノウンは、DM23-EX3には《天頂と停滞と水晶の決断》や《「俺獅」の頂天 ライオネル》などで様々なデザイナーズコンボが潜んでいる。
一方、同サイクルの《偽りの名 プラット》がアンノウンとして色の合う【黒緑ゼニス・セレス】【緑零ゼニス・セレス】に投入されていないあたり、デッキとしてまとめ上げるのは難しいかもしれない。
DM23-EX3で登場した、コスト7でS・トリガーと水晶ソウル2を持つアンノウン(またはアンノウン・セレス)サイクル。
《アシッド》を除く5体は、名前が自らの持つ効果に関するアナグラムとなっていて、アンノウンと何かの複合種族である。