《パンドラの
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パンドラの記憶 C 水文明 (3) |
呪文 |
カードを3枚引き、その後、自分の手札を1枚、超次元ゾーンに置く。 |
手札交換の一種で、カードの移動は《ブレイン・タイフーン》に近く、唱えるコストは《エナジー・ライト》などと同じ。
得られるハンドアドバンテージは《エナジー・ライト》などと同じだが、見れる枚数が1枚多く、その分手札の質を上げられる。G・ストライクのある《「合体」の頂 アクア・TITAAANS/「必殺!ジェット・カスケード・アタック!!」》、相手の墓地利用の妨害や自分の墓地のカードの再利用を狙える《♪なぜ離れ どこへ行くのか 君は今》などがライバルとなる。
メインデッキのカードを超次元送りにすることにメリットがある場合は強力な付加価値を得られる。
《超次元の王家》、《ロイヤル・エイリアン 〜熱奏のファーザー〜》、《ロイヤル・エイリアン 〜激演のマザー〜》はパンドラ・シフトでマナを支払う行動を取らず「自分の超次元ゾーンに置かれた時」の能力をトリガーできる。
同じ弾で他には《頂上接続 ムザルミ=ブーゴ1st》と相性が良く、手札補充して【ヘブンズ・ゲート】の下準備をしながら、オリジナルでもウルトラシールド・プラスを再現した効果が使えるようになる。
《スリヴァーの女王》と組み合わせれば、クリーチャーを超次元送りしても実質的に手札ロスにはならない。
しかし、根本的にコスト5獣が超次元召喚可能状態にする動きは、(ターン1だが)《トング=ゴング》で墓地召喚可能状態にする動きと大差ないので微妙。
《超次元の王家》を入れることができ、手札の多さが手数の多さになるデッキなら大体相性が良い。
発売初日は、3ターン目の詠唱でコンボカードをかき集めるために【白青赤退化】での採用が確認された。
そのデッキでは《超次元の王家》もフル投入されており、それを超次元送りすることができれば結果的に手札を2枚増やせる。手札の増加枚数は《王立アカデミー・ホウエイル》と同じで、山札掘削は《スクランブル・タイフーン》と同じ5枚抽出と、4ターン目の《瞬閃と疾駆と双撃の決断》→《ブレードグレンオー・マックス》&《白騎士の精霊HEAVEN・キッド》の成功率を高めることができる。
2日目の2023/10/22には《超次元の王家》が入っていないタイプの【白青赤退化】でも採用されていた。
今となっては《超次元の王家》不採用は珍しいが、《蒼狼の大王 イザナギテラス》が3枚と《T・T・T》も4枚入っていて《T・T・T》の5枚目以降の採用だったと思われる。
《イザナギテラス》とのシナジーでなら、他には《超次元の王家》を自然と採用する【ライオネル.Star】にも入っている。《蒼狼の大王 イザナギテラス》でノーコスト詠唱でき、《T・T・T》と共存して投入することで撃つ対象がない事故防止に貢献もしている。
以降も、「3ターン目に手札補充・手札交換を使ってもキルターンの遅れに繋がらない」のは前提条件として、加えて「《超次元の王家》を採用している」青赤ベースのデッキでの採用が散見される。
例えば【青赤アポロヌス】が3ターン目に《パンドラの記憶》《超次元の王家》パッケージで手札を揃えて、4ターン目に《瞬閃と疾駆と双撃の決断》から《ネ申・マニフェスト》&《カチコミ入道 <バトライ.鬼>》の2体出し→《ネ申》のcipでさらにキーカードを集めながらシンカパワーの乗った《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》でメテオバーンといった具合。
登場7日目には【白青赤天門】での採用が見られた。手札補充能力、山札掘削力を活かし、安定して4ターン目の《聖霊龍騎サンブレード・NEX》召喚からの《未来の法皇 ミラダンテSF》への革命チェンジを行い、そこから《ヘブンズ・ゲート》で《光の兄妹 るる&ルシファー》を呼び出し、一気に《聖魔連結王 ドルファディロム》を射出する型となっている。
もちろん《パンドラの記憶》の超次元送りをメリット化させる《超次元の王家》も4枚投入されている。
登場2週間近くが経過したころには、《超次元の王家》とのセットは当然のこと、《龍素記号wD サイクルペディア》での呪文増幅を活かした【白青赤(タッチ黒)スコーラー】が60人規模のオリジナルのチャンピオンシップで準優勝。
ただ、【青黒赤バイク】では《偽りの希望 鬼丸「終斗」》が登場した辺りから枠の都合でそちらを追われることが増えた。