【アーテルマトリクスループ】 [編集]《アーテル・ゴルギーニ》のcipにより《終斗の閃き マトリクス》をリアニメイトし、そこからcipを消化して自分の手札または墓地からコスト3以下の呪文を好きな回数唱えることを目的としたデッキ。 短く【アーテルループ】や【マトリクスループ】と呼ばれることも多い。 挙動から連想して【サガループリペア】と呼ばれることもあり、実際に殿堂入りで1枚積みとなった《絶望神サガ》が投入されていることもあるが、《サガ》による高速墓地肥やしと手札交換は必須要件ではないため、立ち回りの関係性は薄い。ネットスラングの【(カード名を含むアーキタイプ)】→【(カード名)抜き(アーキタイプ名)】に近い。 主要カード [編集]
候補カード [編集]
ループの手順 [編集]《緊急再誕》と《叡智の聖騎士 スクアーロ》を使う基本的なパターン
《蝕王の晩餐》と《叡智の聖騎士 スクアーロ》を用いたパターン 2024年3月13日の公式HPのよくある質問の更新によって《アーテル・ゴルギーニ》の除去置換効果に関する裁定が明示され、《蝕王の晩餐》を用いたループが可能になった。手順は以下。
長所 [編集]【クリーチャーコントロール】系統に対してはメインループが刺さる上に、サブの過剰打点による雑殴りワンショットプランも相手が頭数を捌けず通ることがままある。 相手がコスト2以下の対策札を引けていない手札事故が起こったら、こちらへの有効札が使われる前に決着をつけることができる場合もある。 短所 [編集]呪文メタ、墓地利用メタ、コスト踏み倒しメタが一通り刺さる。メタビートに対しては明確に不利が付くと言える。 メタを抜きにしても準備ができる前に【速攻】に負けることもある。【青赤マジック】対面では2ターン目の《芸魔隠狐 カラクリバーシ》で《瞬閃と疾駆と双撃の決断》からウィニーを射出されて、そのまま雑にビートダウンされて負けるケースも。 環境において [編集]2024年1月末に《アーテル・ゴルギーニ》と《偽りの名 スネーク/アンノウン・プログラム》、《緊急再誕》、《フォース・アゲイン》、《蒼狼の大王 イザナギテラス》などを使い、《絶望神サガ》を上振れ枠に据えた【アーテルループ】がオリジナルで準優勝(ただし実測参加者41人規模のチャンピオンシップ)の実績を残して話題となった。当時《終斗の閃き マトリクス》登場前であったため、【アーテルマトリクスループ】の前身となるこのデッキは《イグゾースト・II・フォー》をループの核に使っていた。 DM23-EX3発売日のオリジナルでは、同じく【アーテルループ】が今度は66人規模のチャンピオンシップで優勝。同日のアドバンスでは、《戦攻のシダン アカダシ/「いいダシがとれそうだ」》と《堕呪 ウキドゥ》を採用した型が結果を残した。 程無くして《終斗の閃き マトリクス》を《緊急再誕》や《蝕王の晩餐》の発射台としたり、《水晶の祈り/クリスタル・ドゥーム》を純粋なリソース札兼ライブラリアウト手段とした【アーテルマトリクスループ】が結果を出した。一部のリストではDM23-EX3発売からそれ程経たずにメインループに関与しない《絶望神サガ》が既にカットされている。 《終斗の閃き マトリクス》登場前の初期型では《デビル・ドレーン》を盾落ちケアに採用していたが、《水晶の祈り/クリスタル・ドゥーム》型の開拓に伴い1枚積みのカードに依存しなくて済むようになったため、《デビル・ドレーン》の採用は下火になった。また、《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》プレミアム殿堂前はそちらと《堕呪 ウキドゥ》を使ったワンショット型もあった。 2024年3月11日付で【フィオナアカシック】の主要パーツであった《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》が殿堂入り。ライバルとなるループデッキの1つが落ちたのは良いが、今度は【キリコグラスパー】が上がってきてそちらが当デッキを運用する上でのライバルとなった。 DM24-RP1発売日には、《天体妖精エスメル/「お茶はいかがですか?」》、《天災 デドダム》、《Disジルコン》採用の青黒緑基盤型が80人参加のオリジナルのチャンピオンシップで準優勝。『全国大会2023』での【白緑巨大天門】における使用を機に流行した《Rev.タイマン》も採用されていた。 『DMGP2024-1st』終了後には、《百鬼の邪王門》でカウンターしたり、それに加えて《鬼ヶ大王 ジャオウガ》で鬼エンドを達成してから展開したり《R.S.F.K./オールイン・チャージャー》のクリーチャー側でウィニー系に対して雑殴りを狙ったりする青黒赤型が64人参加規模のオリジナルのチャンピオンシップでベスト4入賞。同時期に青黒緑基盤の《ラルド・ワースピーダ/H.D.2.》フィニッシュ型も結果を出している。《ブレイン・タッチ》や《魔王と天使のカナシミ》、《セブ・コアクマン/マインド・リセット》といったハンデスで妨害することでコンボ始動まで凌ぐ方も見られた。《邪魂転生》をドローソースとした型も確認された。なお、《邪魂転生》型自体はグランプリ時点で開拓されているまた、この型は『全国大会2023』終了前の2月の終わり頃に既に開発されたが、公開すると強すぎて全国大会で使用される恐れがあるということから、開発者がしばらくその存在を秘匿していたという証言もある。 2024年のゴールデンウィーク中には《ブータン転生》型も見られた。同時期には青黒緑基盤で組みつつ《百威と族絆の決断》で本格的に白マナを出せるようにした白青黒緑型も結果を出した。ゴールデンウィーク明けには《虹出づる繭 ミノガミ/帝の目覚め》1枚積み型も見られた。同時点では青黒緑基盤が主流。一部の型としては《巨進の超人》で《アーテル・ゴルギーニ》を増殖させてやりたい放題するというものもある。同年5月下旬には赤抜き4色の《雪溶の鎖/堕牛の一撃》採用型も見られた(オリジナル、49人参加、準優勝)。遅くとも6月頃には《奇天烈 シャッフ》2枚程度を足止め兼ワンショットプランにおけるフィニッシャーとして採用した型も見られるようになった。 DM24-RP2で《蒼神龍アナザー・ワールド》を獲得。それに伴い、そちらを使った【パクリオループ】型も一部で見られるようになった。 DM24-RP2発売2日目には、《蓄暗呪文「デスイキル・チャージャー」》4枚積み型のチャンピオンシップ優勝が確認された(オリジナル、62人参加)。 DM24-EX1発売前最終週末には、《黒神龍ブライゼナーガ》をスーパーサブに据えた型がオリジナルのチャンピオンシップで確認された(42人参加、優勝)。 DM24-EX1で《冥土人形ウォカンナ・ピエール》を獲得。《ラルド・ワースピーダ/H.D.2.》と異なり防御札や除去札にもなり、ループのフィニッシャーとなるカードしてはフィニッシュ以外で使う場合のバリューが高いのが利点。 『超CSⅦ in横浜』(オリジナルでの3人1チーム戦)では【マトリクスループ】括りで予選突破のベスト128の384人中2人が使用。 2024年8月17日、このデッキの核の一つである《緊急再誕》が殿堂入り。元々《緊急再誕》自体は強力なカードとして認知されていたものの、事実上このデッキがトドメを刺す形となった。 新殿堂開始後、一応《緊急再誕》1枚でもループ自体はできるため入賞報告はあるにはあったが、環境からは消えたと言える。 参考 [編集]タグ:
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