深淵(しんえん)逆転撃(ぎゃくてんげき) [編集]

深淵の逆転撃 VR 闇文明 (4)
呪文
逆転撃[闇(3)]:クリーチャーが自分を攻撃する時、その攻撃中にまだ「逆転撃」を使っていなければ、この呪文を自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。そうしたら、次の自分のターンのはじめに[闇(3)]を支払う。支払えなければ、自分はゲームに負ける。
相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-∞する。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される)

DM24-RP3で登場した呪文

逆転撃[闇(3)]で無限パワー低下を放ち、EXライフなどの有限回数の除去耐性を貫通する確定除去として使える。

攻撃に対するニンジャ・ストライクと同じタイミングで使えるので、攻撃クリーチャーを除去する事で攻撃中止させられる。このタイミングで発動出来る手札誘発でデメリットも制限もない確定除去なのは他には《バイナラドンデン》ぐらいであり、それよりも遥かに速いターンから使う事が出来る。
《CRYMAX ジャオウガ》などの即死打点や、《お目覚めメイ様》《雷炎翔鎧バルピアレスク》などの宣言タイミングの後の効果を防げるのも強力。《ジャオウガ》の場合アタックトリガーのハンデスで落とされる可能性はあるが。

それとは別に、コストを支払って唱えた場合は《セレスティアル・ハンド》《霊淵 ヒドアノッカ=ノアドッカ》などでも破れなかった「コスト5」の壁をついに破り、コスト4で相手獣1体を破壊できる呪文という側面がある。

青黒緑基盤のデッキでは、《流星のガイアッシュ・カイザー》の疑似侵略ZERO誘発するまで凌ぐという使い方ができる。

環境において [編集]

登場早々青黒緑基盤や青黒基盤、5色デッキを中心に色の合うデッキ全般で活躍。特にマナが伸びる【青黒緑マルル】での活躍が目覚ましいほか、【青黒COMPLEXコントロール】にも採用される。

単純なカウンター札という性質も然ることながら、《支配の精霊ペルフェクト》《DARK MATERIAL COMPLEX》などの原則不死のクリーチャー、EXライフエスケープなどへの対策としての性質が強い。

《秩序の意志》がこのカードに押しのけられる事例が多発したことからも、このカードが登場した影響のほどが分かる。

他のカード・デッキとの相性 [編集]

  • 相手が《終焉の禁断 ドルマゲドンX》を出している状態の攻撃で手札誘発し《ドルマゲドンX》を選んだら、置換効果を使っても肉体を維持できずこちらの勝利になる。
    次の自分のターンが来る前に相手が負けるのでコストを払う必要すらない。
    • ただし同じ禁断の《伝説の禁断 ドキンダムX》はこの呪文で選べないので、この点で《ドルマゲドンX》より強く出れるという強みが生まれた。
  • 攻撃してきた《DARK MATERIAL COMPLEX》に当てると、相手がそのターン中に下のカードが7枚以下を維持してもバトルに最弱状態となるためブロッカーで一方的に止めることができる。もし下に8枚目のカードを置いてアンタップ済みだったり、後からアンタップを試みようとしたのなら、パワー-∞で離れない状態だったのが離れるようになるため即座に溶けることになり、実質的に連続攻撃の立ち回りも遮断できる。

その他 [編集]

  • 通常版のイラストには、椅子に腰掛けるジャシンが描かれている。その背中には、今までは分かりづらかった昆虫のような翅[1]を広げているのが確認できる。ジャシンと昆虫風の翅と言うとどこか《クリス=タブラ=ラーサ》が想起されるが、現状関連は不明。
    • イラスト下方には砕けた背もたれが見える。背中と尻尾の都合で邪魔だったのだろうか。

サイクル [編集]

DM24-RP3逆転撃サイクル

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


[1] 既存カードの《深淵の支配者 ジャシン》《漆黒の深淵 ジャシン帝》のイラストで存在は確認できる。