防御札 [編集]
ホーリー・スパーク R 光文明 (6) |
呪文 |
S・トリガー(この呪文を自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい) |
バトルゾーンにある相手のクリーチャーをすべてタップする。 |
終末の時計 ザ・クロック R 水文明 (3) |
クリーチャー:アウトレイジMAX 3000 |
S・トリガー(このカードをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ実行してもよい) |
このクリーチャーが出た時、ターンの残りをとばす。 |
防御の役割を持つカード群(=札)の俗称。受け札とも。
広義ではブロッカーなど、延命に貢献できるものなら何でも防御札である。
狭義ではS・トリガー、S・バック、ニンジャ・ストライク、G・ストライク、《一王二命三眼槍》など、非公開ゾーンから相手の攻撃を防げるカードのこと。
相手のターン中に除去を撃ったり、ブロッカーを出して攻撃を食い止めたり、敗北回避したりできるものが該当する。
特にスパークに代表されるオールタップや、ターンの残りをとばす《終末の時計 ザ・クロック》は、ほぼ確実に1ターン凌げるため重宝される。
防御札を採用することで時間を稼ぐことができ、自分のターンでの反撃に繋げやすくなるが、採用しすぎると主軸となるカードが引きにくくなり事故の可能性が高まるという本末転倒な事態を招く。
デッキの内容と相談しながら必要な分だけを無理なく採用するようにしたい。
また、一時的に試合を長引かせることができても、試合に勝つことができなければ意味がないため、防御札とデッキタイプには相性がある。
延命性能や安定性のみを切り取ればオールタップや《スローリー・チェーン》の劣化気味な《チャケの応援》《Rev.タイマン》が特定のデッキでは率先して採用されるといった事例も、デッキとの相性が関係している。
ワンショットの際は相手の防御札を無効化する工夫が重要である。
大量展開系のコンボデッキには防御札の使用を封じるカードがフィニッシャーとして確定レベルで採用される他、ビートダウンでも《奇天烈 シャッフ》や《ファイナル・ストップ》などのロックを組み込んだデッキが定期的に結果を残している。
しかし、S・トリガーをはじめとする防御札による逆転はデュエル・マスターズの醍醐味とも言えるものであるため、手軽な封殺手段が環境であまりにも横行した場合、殿堂入りする可能性が高い。
防御札の候補が複数ある場合、枚数を散らして採用することで墳墓避けや《奇天烈 シャッフ》の宣言避けに役立てるテクニックもある。
【パロミラフォーミュラ】では自分の《パーロックのミラクルフィーバー》で宣言するための1枚積みが見られた。
極端な例ではあえてカードパワーの低いカードやマイナーなカードを採用しておき、マナチャージなどで公開ゾーンに置かれるのを利用して自分のデッキを誤認させる(ブラフ)作戦も使われることがあった。
防御札を多数採用してアドバンテージを稼ぐ戦術はカウンターと呼ばれる。
防御札の例 [編集]
など
など
防御札として扱われることが少ない例 [編集]
受け/防御 [編集]
相手ターン中に、相手クリーチャーの攻撃を防ぐこと。
または、それを行うカードや能力。
相手ターン中に使える能力の中でも、除去やタップ、プリン効果といった「相手の攻撃を防ぐ効果」を持つものを指す。
相手のダイレクトアタックによる勝利を妨害する行為を指すため、相手ターン中に使えるが攻撃を防ぐ効果を持たないものはこれに当てはまらない。
その他 [編集]
- プレイヤー間で自然発生した用語であり、出典は不明。なお、防御戦術を指す「受け」という言葉は、将棋をはじめとする多くの対戦型ゲームで使われている。
- 受けの量を示す形容詞は「厚い/薄い」である。受けを多く採用したデッキは「受けが厚い」、受けが少ないデッキは「受けが薄い」と形容される。
- 相手に殴りきられる前にこちらが殴りきることも防御と呼べるかも知れない。そういう意味では速攻デッキは「攻撃は最大の防御」を体現したデッキと言える。
参考 [編集]