《フェアリー・
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フェアリー・Re:ライフ C 自然文明 (2) |
呪文 |
G・ストライク(この呪文を自分のシールドゾーンから手札に加える時、表向きにし、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない) |
自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。 |
《フェアリー・ライフ》のS・トリガーがG・ストライクになったもの。
これまでは自然単色のコスト2のマナ加速で、相手ターンに干渉できる能力も持つカードは《フェアリー・ライフ》しかなかった[1]。
このカードの登場は、自然単色では2種類目となる「相手ターンに干渉もできる初動」が使えるようになったことを意味する。
G・ストライクにより直接的な防御札となるため、5枚目以降の《フェアリー・ライフ》どころかむしろ《ライフ》を5枚目に追いやるようなスペックであったため、5枚目以降の《ライフ》として使われることの多かった《霞み妖精ジャスミン》などは《ライフ》に押し出されて環境から一線を引いた。
後に登場した《地龍神の魔陣》と合わせ、マナブーストだけでG・ストライクを8枚確保出来る《魔陣》《Re:ライフ》構成が2コストマナブーストの定番となり、《ライフ》ですら9枚目以降の枠となった。
しかし、G・ストライクもそこまで強力な能力であるわけではなく、過剰打点を並べてワンショットするデッキには1体しか止められないG・ストライク1枚では焼け石に水なところがある。
例えば、元々防御札の少ない【青黒緑デッドダムド】に入れても、速度的に不利対面である【赤単ブランド】に対して有利になることはない。そのため、《青銅のバンビシカット/「我が力、しかと見よ!」》を優先することも多い。
そのため、何も考えずに他の類似カードより優先的に入れていいようなスペックでもない。他の類似カードも、状況によってはG・ストライクより役に立つ場面はいくらでも想定できるため、デッキや環境をしっかり読んで、適したものを使っていきたい。
実際、2コストマナブーストの充実もあり、G・ストライクの充実後は徐々に採用率を落としている。
大量展開がアドバンスより難しいオリジナルではG・ストライクの有効性が相対的に高くなる。
能力判明時点で予想されていた通り、登場早々類似カードと総入れ替えになった。【青黒緑デッドダムド】ではコスト踏み倒しからの攻撃をこれで止めてからカウンターで《ZEROの侵略 ブラックアウト》を出すというゲーム運びが、このカードの登場によって加わった。
このカードの登場を機に《フェアリー・ライフ》が5枚目以降の2コスト初動マナブースト枠に降格したと聞けばその影響の程が分かるだろう。DMRP-18期からの【我我我ブランド】の成立によりG・ストライクが他の防御札より重視されるようになったのも拍車をかけているだろう。
《地龍神の魔陣》登場後は青の入るデッキでは基本そちらが優先となったが、5枚目以降としての採用は勿論のこと、単色マナを確保したい場合や色事故が起こりやすい場合採用枚数が入れ替わることもある。
徐々にG・ストライクのラインナップは充実し、アビス・レボリューション環境辺りになると採用率に陰りが見え始めた。採用されるにしても、【黒緑アビスロイヤル】のような2→4の動きを重視し、2コスト初動マナブーストを9枚以上採用するデッキ、【青黒緑キリコチェイングラスパー】のように極力リソース系にクリーチャーを採用したくないデッキが中心となった。
大概の【ビッグマナ】にねじ込まれるカードパワーを持つ《ヨビニオン・マルル》登場後はヨビニオンを邪魔しない2コストマナブーストという事で地位が回復し、以前のように《地龍神の魔陣》と一緒に8投された。
【青黒緑マルル】の洗練と共に色事故を嫌って多色の《魔陣》が単色の《フェアリー・ライフ》に押し除けられるようになったが、《Re:ライフ》はそもそも単色なので地位は不動である。
DMRP-17で収録されたコモンG・ストライク呪文サイクル。