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手札以外(てふだいがい)メタ [編集]

相手が手札以外からクリーチャーなどのエレメントを出す際、出すことそのものに作用する形で妨害できる能力のこと。あるいはそのような能力を持ったカードの総称。

初出はDMR-18《超九極 チュートピア》

多くのデッキが手札以外からクリーチャーなどのエレメントを出す動きを取り入れているため、環境において刺さる場面が多い。言い換えると、手札からしかクリーチャーを出さないデッキは手札以外メタが刺さりにくいという意味で評価される。

手札以外メタは基本的に自分のターン中にも有効なため、カウンター封じにも使える。

対策 [編集]

手札メタへの対策は、何と言っても除去することである。というのは、ロクな除去耐性を持たない《とこしえの超人》《検問の守り 輝羅》は当然の事、エスケープを持つ《ポッピ・冠・ラッキー》(厳密には、手札・山札以外メタ)ですら除去しようと思えばどうということはないためである。前者2に枚はコスト火力が刺さり、後者1枚には破壊以外の除去で対処可能。
ただし、《超九極 チュートピア》など(厳密には手札以外メタと呼べるほど軽量ではないが)のような大型で除去耐性まであるものも存在するため、過信は禁物。

また、手札以外からの展開・呼び出しを主体とするデッキの場合、手札以外メタを立てられるとゲームにならない場合がある。そこで、手札から出す動きだけで完結するウフィニッシャーでの勝ち筋を狙うプランを用意したり、軽量級ビートダウン要員を使ったりすると良い。

手札以外メタの多くはクリーチャーを出すことに反応するため、出すクリーチャーの数を絞りつつ呪文で強化するのも良い。

環境において [編集]

DMR-18で史上初の手札以外メタである《超九極 チュートピア》が登場。但し、このカードはメタカードとは言えないほど重い上に構築を縛るため、本領を発揮するのに時間が掛かった。

永らく手札以外メタの追加は無かったが、十王篇《U・S・A・BRELLA》《ワナビーワラビー》《ドラグ変怪》が登場。登場からしばらくの環境では種族的恩恵が高く性能も申し分なかった《U・S・A・BRELLA》以外は、まだまだ発展途上のスペックであまり活躍できなかった。

ところが王来篇《とこしえの超人》が登場すると立場は一変。至る所で《とこしえの超人》が流行する事態となり、《とこしえの超人》で雑にカウンター封じするデッキも多々見られるようになった。《とこしえの超人》ほどではないが、そちらの同期である《検問の守り 輝羅》もそこそこ活躍。

その後も、《清浄のカルマ インカ/オキヨメ・水晶チャージャー》《反逆龍 5000typeR/無法頂上会談》《ポッピ・冠・ラッキー》(手札・山札以外メタ)など、有望なカードが増えている。

その他 [編集]

手札以外からエレメントを出す動きは基本的にコスト踏み倒しとして行われるため、コスト踏み倒しメタとみなされることも多い。
ただし、最メジャーなコスト踏み倒しであるS・トリガーや類似するS・バックニンジャ・ストライク革命0トリガー(ただし、進化クリーチャータイプは進化元が出ないためメタれる)、鬼エンドなどはメタれず、《ドラゴンズ・サイン》などの手札からのコスト踏み倒しにも対応していない。
コスト踏み倒しメタとして採用する場合は上記の欠点に留意したい。

参考 [編集]